The Monkey and the Crocodile(サルとワニ)の挿絵
Level 1 Beginner世界の民話

The Monkey and the Crocodile

サルとワニ

  • 📖 364 words
  • ⏱ 約5分
  • 🔊 2:18
  • YL 0.5–0.9
  • 英検5〜4級目安
  • 📝 全訳つき

あらすじ川のそばの木に住むサルは、ワニと仲よしになりました。でもワニの奥さんは「サルの心臓が食べたい」と言いだします。ワニはサルを背中に乗せて、川の真ん中へ……。

インドの寓話(『パンチャタントラ』)

キーワード(6語)本文の点線の語はタップで意味が出ます
  • crocodileワニ
  • monkeyサル
  • heart心臓
  • wife妻
  • back背中
  • sweetあまい
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Google Cloud TTS(Chirp 3 HD・アメリカ英語・Aoede)

A monkey lived in a big tree by a river. The tree had many sweet fruits. The monkey ate them every day. He was happy.

一匹のサルが、川のそばの大きな木に住んでいました。木には甘い実がたくさんなっていました。サルは毎日その実を食べて、幸せに暮らしていました。

One day, a crocodile came out of the river. He sat under the tree. He looked hungry.

ある日、一ぴきのワニが川から出てきました。ワニは木の下にすわりました。おなかがすいているようでした。

"Hello," said the monkey. "Do you want some fruit?" He gave the crocodile some fruit.

「こんにちは」と、サルは言いました。「木の実はいるかい?」 サルはワニに木の実をあげました。

The crocodile ate it. "This is very sweet!" he said. "Thank you!"

ワニはそれを食べました。「これはとても甘いね!」と、ワニは言いました。「ありがとう!」

After that, the crocodile came every day. The monkey gave him fruit, and they talked and laughed.

それから、ワニは毎日やって来ました。サルはワニに木の実をあげて、二匹はおしゃべりをして笑い合いました。

One day, the crocodile took some fruit home to his wife. She ate it and said, "This is so sweet! The monkey eats this fruit every day. So his heart must be very sweet, too. I want to eat his heart!"

ある日、ワニは木の実をいくつか家に持って帰って、おくさんにあげました。おくさんはそれを食べて言いました。「なんて甘いんでしょう! サルは毎日この実を食べているのね。それなら、サルの心臓もきっととても甘いはずよ。サルの心臓が食べたいわ!」

"No!" said the crocodile. "He is my friend."

「だめだよ!」と、ワニは言いました。「サルはぼくの友だちなんだ」

"Bring me his heart," said his wife, "or I will be very sad!" She cried and cried.

「サルの心臓を持ってきて」と、おくさんは言いました。「そうしてくれないと、わたし、とても悲しいわ!」 おくさんは泣いて泣いて、泣きつづけました。

The crocodile did not want to be bad. But he loved his wife. So he went back to the tree.

ワニは悪いことはしたくありませんでした。でも、おくさんのことが大好きでした。それで、木のところへもどっていきました。

"Friend," he said to the monkey, "my wife wants to meet you. Please come to my house for dinner."

「友だちよ」と、ワニはサルに言いました。「おくさんがきみに会いたいって。ぼくの家に夕ごはんを食べにおいでよ」

"But I can't swim," said the monkey.

「でも、ぼくは泳げないよ」と、サルは言いました。

"You can sit on my back," said the crocodile.

「ぼくの背中に乗ればいいよ」と、ワニは言いました。

So the monkey jumped onto the crocodile's back. They went into the river. In the middle of the river, the crocodile stopped.

そこでサルは、ワニの背中にぴょんと飛び乗りました。二匹は川に入っていきました。川のまん中で、ワニは止まりました。

"I am sorry, my friend," he said. "My wife wants to eat your heart."

「ごめんよ、友だち」と、ワニは言いました。「おくさんが、きみの心臓を食べたいんだ」

The monkey was very afraid. But he thought fast.

サルはとてもこわくなりました。でも、すぐに頭を働かせました。

"Oh, my friend!" he said. "Why didn't you tell me before? I don't have my heart with me. I keep it in the tree. Take me back, and I will get it for your wife."

「なんだ、友だち!」と、サルは言いました。「どうして先に言ってくれなかったの? ぼくは心臓を持ってきていないんだ。木の上にしまってあるのさ。もどってくれたら、おくさんのために取ってきてあげるよ」

"Really?" said the crocodile. He was not very clever. He swam back to the tree.

「ほんとう?」と、ワニは言いました。ワニはあまり頭がよくなかったのです。ワニは木のところまで泳いでもどりました。

The monkey jumped off his back and ran up the tree. He sat at the top and laughed.

サルはワニの背中から飛びおりて、木をかけ上がりました。そしててっぺんにすわって、笑いました。

"You silly crocodile!" he said. "My heart is not in the tree. It is in my body! You are not my friend now. Go home, and don't come back."

「おばかなワニさん!」と、サルは言いました。「ぼくの心臓は木の上なんかにないよ。ぼくの体の中にあるんだ! きみはもう友だちじゃない。家に帰って、二度と来ないでくれ」

The crocodile went home with nothing. And the monkey never sat on his back again.

ワニは何も持たずに家に帰りました。そしてサルは、二度とワニの背中に乗りませんでした。

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一匹のサルが、川のそばの大きな木に住んでいました。木には甘い実がたくさんなっていました。サルは毎日その実を食べて、幸せに暮らしていました。

ある日、一ぴきのワニが川から出てきました。ワニは木の下にすわりました。おなかがすいているようでした。

「こんにちは」と、サルは言いました。「木の実はいるかい?」 サルはワニに木の実をあげました。

ワニはそれを食べました。「これはとても甘いね!」と、ワニは言いました。「ありがとう!」

それから、ワニは毎日やって来ました。サルはワニに木の実をあげて、二匹はおしゃべりをして笑い合いました。

ある日、ワニは木の実をいくつか家に持って帰って、おくさんにあげました。おくさんはそれを食べて言いました。「なんて甘いんでしょう! サルは毎日この実を食べているのね。それなら、サルの心臓もきっととても甘いはずよ。サルの心臓が食べたいわ!」

「だめだよ!」と、ワニは言いました。「サルはぼくの友だちなんだ」

「サルの心臓を持ってきて」と、おくさんは言いました。「そうしてくれないと、わたし、とても悲しいわ!」 おくさんは泣いて泣いて、泣きつづけました。

ワニは悪いことはしたくありませんでした。でも、おくさんのことが大好きでした。それで、木のところへもどっていきました。

「友だちよ」と、ワニはサルに言いました。「おくさんがきみに会いたいって。ぼくの家に夕ごはんを食べにおいでよ」

「でも、ぼくは泳げないよ」と、サルは言いました。

「ぼくの背中に乗ればいいよ」と、ワニは言いました。

そこでサルは、ワニの背中にぴょんと飛び乗りました。二匹は川に入っていきました。川のまん中で、ワニは止まりました。

「ごめんよ、友だち」と、ワニは言いました。「おくさんが、きみの心臓を食べたいんだ」

サルはとてもこわくなりました。でも、すぐに頭を働かせました。

「なんだ、友だち!」と、サルは言いました。「どうして先に言ってくれなかったの? ぼくは心臓を持ってきていないんだ。木の上にしまってあるのさ。もどってくれたら、おくさんのために取ってきてあげるよ」

「ほんとう?」と、ワニは言いました。ワニはあまり頭がよくなかったのです。ワニは木のところまで泳いでもどりました。

サルはワニの背中から飛びおりて、木をかけ上がりました。そしててっぺんにすわって、笑いました。

「おばかなワニさん!」と、サルは言いました。「ぼくの心臓は木の上なんかにないよ。ぼくの体の中にあるんだ! きみはもう友だちじゃない。家に帰って、二度と来ないでくれ」

ワニは何も持たずに家に帰りました。そしてサルは、二度とワニの背中に乗りませんでした。

日本語訳:多読ベスト

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このお話の教訓 Moral

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Keep calm and think quickly when you are in danger.

あぶないときこそ、落ちついてすばやく考えよう。

理解度チェック Quick Quiz

読み終わったら、3問だけ。間違えても大丈夫。多読は「だいたいわかる」で十分です。

Q1. What did the monkey give the crocodile every day?

Q2. What did the crocodile's wife want to eat?

Q3. Where did the monkey say his heart was?

この読み物の使い方 3ステップ

  1. 聞きながら読む 音声に合わせて光る文を目で追う(聞き読み)。わからない語は飛ばしてOK。
  2. 音声なしで読む ⏱計測ボタンで読む速さ(WPM)を測ってみる。
  3. 耳だけで聞く 🎧聞くだけモードで、文字を見ずに内容がわかるか試す。🔁1文リピートで音読・シャドーイングも。

聞き読みの効果とやり方/多読三原則

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