Five Peas in a Pod(一つのさやから出た五つのえんどう豆)の挿絵

Five Peas in a Pod

一つのさやから出た五つのえんどう豆

  • 📖 350 words
  • ⏱ 約4分
  • YL 0.5–0.9
  • 英検5〜4級目安
  • 📝 全訳つき

あらすじ同じさやで育った五つのえんどう豆が、豆鉄砲で広い世界へ飛び出していきます。それぞれの豆は、どこへたどり着くのでしょう。

アンデルセン「一つのさやから出た五つのえんどう豆」(1853年)をもとに再話

キーワード(8語)本文の点線の語はタップで意味が出ます
  • peaえんどう豆
  • pod(豆の)さや
  • pea-shooter豆鉄砲
  • crackすきま、割れ目
  • earth土
  • plant植物、草
  • pigeonsハト
  • gutter(屋根の)雨どい

🔊 音声は準備中です。もうしばらくお待ちください。

Five little peas lived in a pod. The pod was green, and the peas were green. So they thought the whole world was green!

一つのさやの中に、五つの小さなえんどう豆が住んでいました。さやは緑色で、豆も緑色でした。だから豆たちは、世界じゅうが緑色なのだと思っていました!

The sun was warm, and the rain was soft. The peas grew bigger and bigger. "We can't sit here forever," they said. "Something is waiting for us outside."

お日さまはあたたかく、雨はやさしく降りました。豆たちは、どんどん大きくなりました。「いつまでもここに座ってはいられないよ」と、豆たちは言いました。「外で、何かがぼくたちを待っているんだ」

Weeks went by. The pod turned yellow, and the peas turned yellow. "Now the whole world is yellow," they said.

何週間かたちました。さやは黄色くなり、豆も黄色くなりました。「今度は世界じゅうが黄色になったぞ」と、豆たちは言いました。

One day, a boy picked the pod. He opened it and put the peas into his pea-shooter. "Now I'm going out into the wide world!" said the first pea. "Catch me if you can!" And off it flew.

ある日、男の子がそのさやをもぎ取りました。男の子はさやを開けて、豆を豆鉄砲につめました。「さあ、ぼくは広い世界へ出ていくぞ!」と、一つめの豆が言いました。「つかまえられるものなら、つかまえてごらん!」そして、ぴゅーんと飛んでいきました。

"I'm going to fly to the sun," said the second pea. And off it flew.

「ぼくはお日さままで飛んでいくんだ」と、二つめの豆が言いました。そして、ぴゅーんと飛んでいきました。

"We will sleep wherever we land," said the third and fourth peas. And off they flew.

「ぼくたちは、落ちたところで寝ることにするよ」と、三つめと四つめの豆が言いました。そして二つとも、ぴゅーんと飛んでいきました。

"What will happen, will happen," said the last pea. It flew up to an old window. It fell into a little crack with some soft earth in it, and there it stayed.

「なるようになるさ」と、最後の豆が言いました。最後の豆は、古い窓のところまで飛んでいきました。そして、やわらかい土の入った小さな割れ目に落ちて、そのままそこにとどまりました。

Behind the window lived a poor woman and her little daughter. The girl was sick. She lay in bed all day, and her mother went out to work.

その窓の向こうには、貧しいお母さんと小さな娘が住んでいました。娘は病気でした。一日じゅうベッドに寝ていて、お母さんは外へ働きに出ていました。

In spring, the girl saw something green at the window. "Mother, what is that?" It was a little pea plant! Every day the girl watched it grow. "I feel better, Mother," she said. "I'm getting well, just like my little plant."

春になると、娘は窓のところに何か緑色のものを見つけました。「お母さん、あれはなあに?」それは、小さなえんどう豆の芽でした! 娘は毎日、その芽が育つのを見守りました。「お母さん、わたし、元気になってきたみたい」と娘は言いました。「この小さな芽と同じように、わたしもよくなっていくのよ」

Soon the girl could sit up. Then she could walk to the window. One morning, a pretty pink and white flower opened on the plant. The girl touched its soft leaves and thanked God for it.

やがて娘は、ベッドの上で起きあがれるようになりました。それから、窓のところまで歩けるようになりました。ある朝、えんどう豆に、ピンクと白のかわいい花が咲きました。娘はそのやわらかい葉にそっとふれて、神さまに感謝しました。

And the other peas? Pigeons ate the first pea and the two sleepy peas. The pea that wanted to fly to the sun fell into a dirty roof gutter. It lay in the water and got fatter and fatter. "I am the most wonderful pea of all!" it said proudly.

では、ほかの豆たちはどうなったのでしょう? 一つめの豆と、寝ぼすけの二つの豆は、ハトに食べられてしまいました。お日さままで飛んでいきたかった豆は、屋根のきたない雨どいに落ちました。そして水につかったまま、どんどん太っていきました。「ぼくこそ、いちばんすばらしい豆だ!」と、その豆は得意そうに言いました。

But at the window, the little girl smiled at her pea flower. Her eyes were bright, and her cheeks were pink again.

けれども窓辺では、小さな娘が、えんどう豆の花にほほえみかけていました。娘の目はきらきらと輝き、ほおはまたばら色になっていました。

📖 全訳をまとめて読む 読み終わってからの答え合わせに

一つのさやの中に、五つの小さなえんどう豆が住んでいました。さやは緑色で、豆も緑色でした。だから豆たちは、世界じゅうが緑色なのだと思っていました!

お日さまはあたたかく、雨はやさしく降りました。豆たちは、どんどん大きくなりました。「いつまでもここに座ってはいられないよ」と、豆たちは言いました。「外で、何かがぼくたちを待っているんだ」

何週間かたちました。さやは黄色くなり、豆も黄色くなりました。「今度は世界じゅうが黄色になったぞ」と、豆たちは言いました。

ある日、男の子がそのさやをもぎ取りました。男の子はさやを開けて、豆を豆鉄砲につめました。「さあ、ぼくは広い世界へ出ていくぞ!」と、一つめの豆が言いました。「つかまえられるものなら、つかまえてごらん!」そして、ぴゅーんと飛んでいきました。

「ぼくはお日さままで飛んでいくんだ」と、二つめの豆が言いました。そして、ぴゅーんと飛んでいきました。

「ぼくたちは、落ちたところで寝ることにするよ」と、三つめと四つめの豆が言いました。そして二つとも、ぴゅーんと飛んでいきました。

「なるようになるさ」と、最後の豆が言いました。最後の豆は、古い窓のところまで飛んでいきました。そして、やわらかい土の入った小さな割れ目に落ちて、そのままそこにとどまりました。

その窓の向こうには、貧しいお母さんと小さな娘が住んでいました。娘は病気でした。一日じゅうベッドに寝ていて、お母さんは外へ働きに出ていました。

春になると、娘は窓のところに何か緑色のものを見つけました。「お母さん、あれはなあに?」それは、小さなえんどう豆の芽でした! 娘は毎日、その芽が育つのを見守りました。「お母さん、わたし、元気になってきたみたい」と娘は言いました。「この小さな芽と同じように、わたしもよくなっていくのよ」

やがて娘は、ベッドの上で起きあがれるようになりました。それから、窓のところまで歩けるようになりました。ある朝、えんどう豆に、ピンクと白のかわいい花が咲きました。娘はそのやわらかい葉にそっとふれて、神さまに感謝しました。

では、ほかの豆たちはどうなったのでしょう? 一つめの豆と、寝ぼすけの二つの豆は、ハトに食べられてしまいました。お日さままで飛んでいきたかった豆は、屋根のきたない雨どいに落ちました。そして水につかったまま、どんどん太っていきました。「ぼくこそ、いちばんすばらしい豆だ!」と、その豆は得意そうに言いました。

けれども窓辺では、小さな娘が、えんどう豆の花にほほえみかけていました。娘の目はきらきらと輝き、ほおはまたばら色になっていました。

日本語訳:多読ベスト

押すと、この端末の読書記録(100万語メーター)に語数が加わります。

理解度チェック Quick Quiz

読み終わったら、3問だけ。間違えても大丈夫。多読は「だいたいわかる」で十分です。

Q1. What color was the pod at first?

Q2. Where did the last pea land?

Q3. How did the sick girl change?

この読み物の使い方 3ステップ

  1. 聞きながら読む 音声に合わせて光る文を目で追う(聞き読み)。わからない語は飛ばしてOK。
  2. 音声なしで読む ⏱計測ボタンで読む速さ(WPM)を測ってみる。
  3. 耳だけで聞く 🎧聞くだけモードで、文字を見ずに内容がわかるか試す。🔁1文リピートで音読・シャドーイングも。

聞き読みの効果とやり方/多読三原則

次に読む

Level 1 の読み物をもっと見る →