The Mouse, the Bird, and the Sausage(ネズミと小鳥と焼きソーセージ)の挿絵

The Mouse, the Bird, and the Sausage

ネズミと小鳥と焼きソーセージ

  • 📖 490 words
  • ⏱ 約6分
  • YL 1.0–1.4
  • 英検3級目安
  • 📝 全訳つき

あらすじネズミと小鳥とソーセージは、一つの家で仲よく楽しく暮らしていました。ところがある日、小鳥がよその鳥にそそのかされて……。

グリム童話集(1857年版)をもとに再話

キーワード(10語)本文の点線の語はタップで意味が出ます
  • sausageソーセージ
  • set the table食卓の用意をする
  • foolばか
  • tastyおいしい
  • servant召し使い
  • drew lotsくじを引いた
  • falseにせの
  • allowed許された
  • well井戸
  • bucketおけ・バケツ

🔊 音声は準備中です。もうしばらくお待ちください。

Once upon a time, a mouse, a bird, and a sausage lived together in one little house. They were good friends, and they were very happy. Each of them had a job.

むかしむかし、ネズミと小鳥とソーセージが、小さな家で一緒に暮らしていました。みんな仲よしで、とても幸せでした。それぞれに、自分の仕事がありました。

Every day the bird flew to the forest and brought back wood. The mouse carried water, made the fire, and set the table. The sausage cooked the dinner.

小鳥は毎日森へ飛んでいって、薪を運んできました。ネズミは水をくんで、火をおこし、食卓の用意をしました。ソーセージは、夕ごはんを作りました。

But when life is too easy, people often want something new. One day the bird met another bird on the way. He told the other bird about his happy life. But the other bird said, "You are a fool! You do all the hard work. Your friends have an easy life at home."

けれども、暮らしが楽すぎると、何か新しいことがしたくなるものです。ある日、小鳥は途中で、よその鳥に出会いました。小鳥はその鳥に、自分たちの幸せな暮らしの話をしました。ところが、よその鳥は言いました。「きみはばかだなあ! つらい仕事は、全部きみがやっているじゃないか。家にいるふたりは、楽をしているんだよ」

"The mouse makes the fire and gets the water, and then she goes to her room and rests. The sausage only stays by the pot. When dinner is almost ready, it rolls through the soup once or twice. That makes everything tasty, with butter and salt. And then you come home tired, with your heavy wood."

「ネズミは火をおこして水をくんだら、自分の部屋へ行って休んでいる。ソーセージは、鍋のそばにいるだけさ。夕ごはんができあがるころに、スープの中を一、二回ころがる。それだけで、バターと塩がきいて、何もかもおいしくなるんだ。そこへきみが、重い薪をかかえて、くたくたになって帰ってくるってわけさ」

The bird went home and thought about it. The next day he said, "I will not go to the forest anymore. I am not your servant. Let's change our jobs." The mouse and the sausage asked him not to, but the bird did not listen.

小鳥は家に帰って、そのことを考えました。次の日、小鳥は言いました。「もう森へは行かないよ。ぼくは、きみたちの召し使いじゃないんだ。仕事をとりかえよう」ネズミとソーセージは、そんなことはやめてと頼みましたが、小鳥は聞き入れませんでした。

So they drew lots. The sausage had to bring the wood. The mouse had to cook. And the bird had to bring the water.

そこで、みんなでくじを引きました。ソーセージは薪を運ぶ係、ネズミは料理の係、小鳥は水をくむ係になりました。

The sausage went to the forest. The bird made the fire, and the mouse waited by the pot. They waited and waited, but the sausage did not come home. So the bird flew out to look for it.

ソーセージは森へ出かけていきました。小鳥は火をおこし、ネズミは鍋のそばで待っていました。ふたりは待って待って待ちましたが、ソーセージは帰ってきません。そこで小鳥は、探しに飛んでいきました。

Not far away, he met a dog. The dog had found the sausage on the road and eaten it up. "You thief!" cried the bird. But the dog only said, "That sausage was carrying false letters, so I was allowed to eat it."

少し行ったところで、小鳥は一匹の犬に出会いました。犬は道でソーセージを見つけて、ぺろりと食べてしまったのです。「泥棒め!」と、小鳥は叫びました。けれども犬は、こう言うだけでした。「あのソーセージは、にせの手紙を持っていたんだ。だから、食べてもよかったのさ」

The bird sadly picked up the wood and flew home. He told the mouse what had happened. They were very sad, but they wanted to stay together and do their best.

小鳥は悲しい気持ちで薪を拾い、家へ飛んで帰りました。そして、何があったかをネズミに話しました。ふたりはとても悲しみましたが、これからも一緒に暮らして、力を合わせてがんばろうと思いました。

The bird set the table, and the mouse cooked. She wanted to roll through the soup, just like the sausage. So she jumped into the pot. But the soup was far too hot for a little mouse, and she never came out again.

小鳥は食卓の用意をし、ネズミは料理をしました。ネズミは、ソーセージと同じように、スープの中をころがろうと思いました。そこで、鍋の中に飛びこみました。けれども、スープは小さなネズミには熱すぎました。ネズミは、二度と出てきませんでした。

When the bird came to carry the dinner to the table, there was no cook. "Mouse! Where are you?" He threw the wood here and there, and he looked everywhere. But he could not find the mouse.

小鳥が夕ごはんを食卓へ運ぼうとすると、料理番がいません。「ネズミさん! どこにいるの?」小鳥は薪をあちこちにほうり投げて、そこらじゅうを探しました。けれども、ネズミは見つかりませんでした。

Then the wood fell into the fire and began to burn. The house was on fire! The bird flew quickly to the well to get water. But the bucket was too heavy for him. It fell into the well and pulled the bird down with it. He could not get out, and that was the end of the poor bird.

そのうちに、薪が火の中に落ちて、燃えはじめました。家が火事になってしまったのです! 小鳥は大急ぎで、井戸へ水をくみに飛んでいきました。けれども、おけは小鳥には重すぎました。おけは井戸の中に落ち、小鳥も一緒に引きずりこまれてしまいました。小鳥は上がってこられず、かわいそうに、それでおしまいになってしまいました。

📖 全訳をまとめて読む 読み終わってからの答え合わせに

むかしむかし、ネズミと小鳥とソーセージが、小さな家で一緒に暮らしていました。みんな仲よしで、とても幸せでした。それぞれに、自分の仕事がありました。

小鳥は毎日森へ飛んでいって、薪を運んできました。ネズミは水をくんで、火をおこし、食卓の用意をしました。ソーセージは、夕ごはんを作りました。

けれども、暮らしが楽すぎると、何か新しいことがしたくなるものです。ある日、小鳥は途中で、よその鳥に出会いました。小鳥はその鳥に、自分たちの幸せな暮らしの話をしました。ところが、よその鳥は言いました。「きみはばかだなあ! つらい仕事は、全部きみがやっているじゃないか。家にいるふたりは、楽をしているんだよ」

「ネズミは火をおこして水をくんだら、自分の部屋へ行って休んでいる。ソーセージは、鍋のそばにいるだけさ。夕ごはんができあがるころに、スープの中を一、二回ころがる。それだけで、バターと塩がきいて、何もかもおいしくなるんだ。そこへきみが、重い薪をかかえて、くたくたになって帰ってくるってわけさ」

小鳥は家に帰って、そのことを考えました。次の日、小鳥は言いました。「もう森へは行かないよ。ぼくは、きみたちの召し使いじゃないんだ。仕事をとりかえよう」ネズミとソーセージは、そんなことはやめてと頼みましたが、小鳥は聞き入れませんでした。

そこで、みんなでくじを引きました。ソーセージは薪を運ぶ係、ネズミは料理の係、小鳥は水をくむ係になりました。

ソーセージは森へ出かけていきました。小鳥は火をおこし、ネズミは鍋のそばで待っていました。ふたりは待って待って待ちましたが、ソーセージは帰ってきません。そこで小鳥は、探しに飛んでいきました。

少し行ったところで、小鳥は一匹の犬に出会いました。犬は道でソーセージを見つけて、ぺろりと食べてしまったのです。「泥棒め!」と、小鳥は叫びました。けれども犬は、こう言うだけでした。「あのソーセージは、にせの手紙を持っていたんだ。だから、食べてもよかったのさ」

小鳥は悲しい気持ちで薪を拾い、家へ飛んで帰りました。そして、何があったかをネズミに話しました。ふたりはとても悲しみましたが、これからも一緒に暮らして、力を合わせてがんばろうと思いました。

小鳥は食卓の用意をし、ネズミは料理をしました。ネズミは、ソーセージと同じように、スープの中をころがろうと思いました。そこで、鍋の中に飛びこみました。けれども、スープは小さなネズミには熱すぎました。ネズミは、二度と出てきませんでした。

小鳥が夕ごはんを食卓へ運ぼうとすると、料理番がいません。「ネズミさん! どこにいるの?」小鳥は薪をあちこちにほうり投げて、そこらじゅうを探しました。けれども、ネズミは見つかりませんでした。

そのうちに、薪が火の中に落ちて、燃えはじめました。家が火事になってしまったのです! 小鳥は大急ぎで、井戸へ水をくみに飛んでいきました。けれども、おけは小鳥には重すぎました。おけは井戸の中に落ち、小鳥も一緒に引きずりこまれてしまいました。小鳥は上がってこられず、かわいそうに、それでおしまいになってしまいました。

日本語訳:多読ベスト

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このお話の教訓 Moral

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When things are going well, do not change them.

うまくいっているときは、むやみに変えないこと。

理解度チェック Quick Quiz

読み終わったら、3問だけ。間違えても大丈夫。多読は「だいたいわかる」で十分です。

Q1. What was the sausage's first job?

Q2. Who told the bird that he was a fool?

Q3. What happened to the sausage in the forest?

この読み物の使い方 3ステップ

  1. 聞きながら読む 音声に合わせて光る文を目で追う(聞き読み)。わからない語は飛ばしてOK。
  2. 音声なしで読む ⏱計測ボタンで読む速さ(WPM)を測ってみる。
  3. 耳だけで聞く 🎧聞くだけモードで、文字を見ずに内容がわかるか試す。🔁1文リピートで音読・シャドーイングも。

聞き読みの効果とやり方/多読三原則

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