Little Red Cap(赤ずきん)の挿絵

Little Red Cap

赤ずきん

  • 📖 540 words
  • ⏱ 約7分
  • 🔊 3:09
  • YL 1.0–1.4
  • 英検3級目安
  • 📝 全訳つき

あらすじ病気のおばあさんにお菓子とぶどう酒を届けに、森へ出かけた赤ずきん。「道からそれてはいけないよ」とお母さんに言われていましたが……。

グリム童話(1812年)をもとに再話

キーワード(8語)本文の点線の語はタップで意味が出ます
  • velvetビロード
  • path小道
  • wicked悪い
  • oakオーク(カシの木)
  • latch掛け金
  • swallowed丸のみにした
  • snoreいびきをかく
  • hunter猟師
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Google Cloud TTS(Chirp 3 HD・アメリカ英語・Leda)

Once upon a time there was a sweet little girl. Everyone loved her, but her grandmother loved her most of all. Grandmother once gave her a little cap of red velvet. The girl liked it so much that she wore it every day, so people called her Little Red Cap.

むかしむかし、かわいらしい小さな女の子がいました。だれもがその子をかわいがっていましたが、いちばんかわいがっていたのはおばあさんでした。あるとき、おばあさんは赤いビロードの小さなずきんをその子にあげました。女の子はそれがとても気に入って毎日かぶっていたので、みんなから「赤ずきん」と呼ばれるようになりました。

One day her mother said, "Little Red Cap, your grandmother is sick. Take her this cake and this bottle of wine. Go straight there, and don't leave the path."

ある日、お母さんが言いました。「赤ずきんや、おばあさんが病気なの。このお菓子とぶどう酒を一本、持っていってあげてちょうだい。まっすぐ行って、道からはずれてはいけませんよ」

Grandmother lived in the forest, half an hour from the village. When Little Red Cap entered the forest, she met a wolf. She didn't know he was a wicked animal, so she wasn't afraid.

おばあさんは、村から三十分ほど歩いた森の中に住んでいました。赤ずきんが森に入ると、オオカミに出会いました。赤ずきんはオオカミが悪い動物だとは知らなかったので、少しもこわいとは思いませんでした。

"Good morning, Little Red Cap," said the wolf. "Where are you going so early?" "To my grandmother's house. She is sick, and I'm taking her some cake and wine." "Where does she live?" "Under the three big oak trees."

「おはよう、赤ずきんちゃん」と、オオカミは言いました。「こんなに朝早く、どこへ行くんだい?」「おばあさんの家よ。おばあさんが病気だから、お菓子とぶどう酒を持っていくの」「おばあさんはどこに住んでいるの?」「三本の大きなカシの木の下よ」

The wolf thought, "The old woman will be a nice meal, and the girl will be even better." He walked beside her for a while. Then he said, "Look at all these beautiful flowers! Why don't you look around? You're walking so fast."

オオカミは考えました。「ばあさんはなかなかのごちそうになるだろうが、この娘はもっとうまいだろうな」オオカミはしばらく赤ずきんと並んで歩きました。それから言いました。「ごらんよ、こんなにきれいな花がいっぱい咲いている! まわりを見てごらんよ。きみはずいぶん急いで歩いているね」

Little Red Cap saw the sunlight dancing through the trees and flowers everywhere. "Grandmother will be happy if I bring her some flowers," she thought. So she left the path to pick them.

赤ずきんが見ると、日の光が木々のあいだで踊るようにゆれていて、あたり一面に花が咲いていました。「お花を持っていってあげたら、おばあさんは喜ぶわ」と、赤ずきんは思いました。そこで、花をつもうと道からはずれていきました。

Meanwhile, the wolf ran straight to Grandmother's house and knocked. "Who's there?" "Little Red Cap. I've brought you cake and wine."

そのあいだに、オオカミはまっすぐおばあさんの家へ走っていき、扉をたたきました。「どなた?」「赤ずきんよ。お菓子とぶどう酒を持ってきたの」

"Just lift the latch. I'm too weak to get up." The wolf went in and swallowed the old woman whole. Then he put on her nightcap, lay down in her bed and closed the curtains.

「かけ金を上げるだけでいいよ。わたしは弱っていて起き上がれないんだ」オオカミは中に入り、おばあさんを丸のみにしてしまいました。それから、おばあさんのナイトキャップをかぶってベッドに横になり、カーテンを閉めました。

When Little Red Cap arrived, the door was open. She felt strange. She went to the bed and opened the curtains. There lay Grandmother with her cap pulled down over her face.

赤ずきんが着くと、扉が開いていました。赤ずきんは、なんだかへんな気がしました。ベッドのところへ行ってカーテンを開けると、そこにはおばあさんが、ずきんを顔の上まで深くかぶって横になっていました。

"Oh, Grandmother, what big ears you have!" "So I can hear you better, my dear." "Oh, Grandmother, what big eyes you have!" "So I can see you better."

「まあ、おばあさん、なんて大きな耳なの!」「おまえの声がよく聞こえるようにさ」「まあ、おばあさん、なんて大きな目なの!」「おまえがよく見えるようにさ」

"Oh, Grandmother, what big hands you have!" "So I can hold you better." "But Grandmother, what a terribly big mouth you have!" "So I can eat you better!" And the wolf jumped out of bed and swallowed Little Red Cap, too.

「まあ、おばあさん、なんて大きな手なの!」「おまえをしっかり抱きしめられるようにさ」「でも、おばあさん、なんておそろしく大きな口なの!」「おまえをうまく食べられるようにさ!」そう言うと、オオカミはベッドから飛び出して、赤ずきんも丸のみにしてしまいました。

Then the wolf lay down and began to snore loudly. A hunter was passing by. "How loudly the old woman is snoring," he thought. "I'd better see if she is all right." He went in and found the wolf.

それからオオカミは横になり、大きないびきをかきはじめました。そこへ、ひとりの猟師が通りかかりました。「おばあさん、ずいぶん大きないびきをかいているな」と、猟師は思いました。「大丈夫か見てみたほうがよさそうだ」猟師は中に入り、オオカミを見つけました。

"Maybe he swallowed the grandmother," he thought. "Maybe I can still save her." So he took a pair of scissors and carefully cut open the sleeping wolf's stomach. Out jumped Little Red Cap! "Oh, it was so dark in there!" Then out came Grandmother, alive.

「もしかすると、こいつはおばあさんをのみこんだのかもしれない」と、猟師は考えました。「まだ助けられるかもしれないぞ」そこで猟師ははさみを取り出して、眠っているオオカミのおなかを注意深く切り開きました。すると、赤ずきんが飛び出してきました!「ああ、中はとても暗かったわ!」それから、おばあさんも生きたまま出てきました。

Little Red Cap quickly brought big stones, and they filled the wolf's stomach with them. When the wolf woke up and tried to run away, the stones were so heavy that he fell down and never got up again.

赤ずきんは急いで大きな石を運んできて、みんなでオオカミのおなかにつめこみました。オオカミは目をさまして逃げようとしましたが、石があまりに重かったので倒れてしまい、二度と起き上がることはありませんでした。

Grandmother ate the cake, drank the wine and soon felt better. And Little Red Cap said to herself, "I will never leave the path again when my mother tells me not to."

おばあさんはお菓子を食べ、ぶどう酒を飲んで、まもなく元気になりました。そして赤ずきんは、心の中で思いました。「お母さんにだめだと言われたら、もう二度と道からはずれたりしないわ」

📖 全訳をまとめて読む 読み終わってからの答え合わせに

むかしむかし、かわいらしい小さな女の子がいました。だれもがその子をかわいがっていましたが、いちばんかわいがっていたのはおばあさんでした。あるとき、おばあさんは赤いビロードの小さなずきんをその子にあげました。女の子はそれがとても気に入って毎日かぶっていたので、みんなから「赤ずきん」と呼ばれるようになりました。

ある日、お母さんが言いました。「赤ずきんや、おばあさんが病気なの。このお菓子とぶどう酒を一本、持っていってあげてちょうだい。まっすぐ行って、道からはずれてはいけませんよ」

おばあさんは、村から三十分ほど歩いた森の中に住んでいました。赤ずきんが森に入ると、オオカミに出会いました。赤ずきんはオオカミが悪い動物だとは知らなかったので、少しもこわいとは思いませんでした。

「おはよう、赤ずきんちゃん」と、オオカミは言いました。「こんなに朝早く、どこへ行くんだい?」「おばあさんの家よ。おばあさんが病気だから、お菓子とぶどう酒を持っていくの」「おばあさんはどこに住んでいるの?」「三本の大きなカシの木の下よ」

オオカミは考えました。「ばあさんはなかなかのごちそうになるだろうが、この娘はもっとうまいだろうな」オオカミはしばらく赤ずきんと並んで歩きました。それから言いました。「ごらんよ、こんなにきれいな花がいっぱい咲いている! まわりを見てごらんよ。きみはずいぶん急いで歩いているね」

赤ずきんが見ると、日の光が木々のあいだで踊るようにゆれていて、あたり一面に花が咲いていました。「お花を持っていってあげたら、おばあさんは喜ぶわ」と、赤ずきんは思いました。そこで、花をつもうと道からはずれていきました。

そのあいだに、オオカミはまっすぐおばあさんの家へ走っていき、扉をたたきました。「どなた?」「赤ずきんよ。お菓子とぶどう酒を持ってきたの」

「かけ金を上げるだけでいいよ。わたしは弱っていて起き上がれないんだ」オオカミは中に入り、おばあさんを丸のみにしてしまいました。それから、おばあさんのナイトキャップをかぶってベッドに横になり、カーテンを閉めました。

赤ずきんが着くと、扉が開いていました。赤ずきんは、なんだかへんな気がしました。ベッドのところへ行ってカーテンを開けると、そこにはおばあさんが、ずきんを顔の上まで深くかぶって横になっていました。

「まあ、おばあさん、なんて大きな耳なの!」「おまえの声がよく聞こえるようにさ」「まあ、おばあさん、なんて大きな目なの!」「おまえがよく見えるようにさ」

「まあ、おばあさん、なんて大きな手なの!」「おまえをしっかり抱きしめられるようにさ」「でも、おばあさん、なんておそろしく大きな口なの!」「おまえをうまく食べられるようにさ!」そう言うと、オオカミはベッドから飛び出して、赤ずきんも丸のみにしてしまいました。

それからオオカミは横になり、大きないびきをかきはじめました。そこへ、ひとりの猟師が通りかかりました。「おばあさん、ずいぶん大きないびきをかいているな」と、猟師は思いました。「大丈夫か見てみたほうがよさそうだ」猟師は中に入り、オオカミを見つけました。

「もしかすると、こいつはおばあさんをのみこんだのかもしれない」と、猟師は考えました。「まだ助けられるかもしれないぞ」そこで猟師ははさみを取り出して、眠っているオオカミのおなかを注意深く切り開きました。すると、赤ずきんが飛び出してきました!「ああ、中はとても暗かったわ!」それから、おばあさんも生きたまま出てきました。

赤ずきんは急いで大きな石を運んできて、みんなでオオカミのおなかにつめこみました。オオカミは目をさまして逃げようとしましたが、石があまりに重かったので倒れてしまい、二度と起き上がることはありませんでした。

おばあさんはお菓子を食べ、ぶどう酒を飲んで、まもなく元気になりました。そして赤ずきんは、心の中で思いました。「お母さんにだめだと言われたら、もう二度と道からはずれたりしないわ」

日本語訳:多読ベスト

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このお話の教訓 Moral

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Listen to good advice and stay on the right path.

大切な言いつけは守ろう。

理解度チェック Quick Quiz

読み終わったら、3問だけ。間違えても大丈夫。多読は「だいたいわかる」で十分です。

Q1. Why did Little Red Cap leave the path?

Q2. What did the wolf put on?

Q3. Who saved Little Red Cap and her grandmother?

🎥 本物を見る・聞く 公式の映像・音声

🎥 映像・British Council | LearnEnglish KidsLittle Red Riding Hood - Kids Stories - LearnEnglish Kids British Councilブリティッシュ・カウンシルの子ども向け英語教材。アニメと英語ナレーション、約2分

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この読み物の使い方 3ステップ

  1. 聞きながら読む 音声に合わせて光る文を目で追う(聞き読み)。わからない語は飛ばしてOK。
  2. 音声なしで読む ⏱計測ボタンで読む速さ(WPM)を測ってみる。
  3. 耳だけで聞く 🎧聞くだけモードで、文字を見ずに内容がわかるか試す。🔁1文リピートで音読・シャドーイングも。

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