毎年生えかわるシカの角
シカのオスの角は、毎年春ごろに根もとから落ちて、新しく生えかわります。のびている間の角は「袋角(ふくろづの)」とよばれ、ビロードのような皮におおわれています。夏の終わりには固い角になり、秋の恋の季節にそなえます。北アメリカの人々は、角がのびるようすで季節を感じていたのでしょう。奈良公園のシカも、同じように毎年角が生えかわります。
七夕と月
7月7日の七夕は、もともとは旧暦の7月7日の行事でした。旧暦7日の月は上弦に近い半月で、真夜中ごろにしずむので、夜おそくには月明かりがなくなり、天の川が見やすくなります。国立天文台は、旧暦の決め方にもとづく「伝統的七夕」の日を毎年発表しています。今の7月7日は梅雨の時期で、月の形も年によってばらばらです。
夏の夜空の、低い満月
6月と同じく、7月の満月も空の低いところを通ります。夏の夜は湿気が多いので、月が黄色っぽく、ぼんやり見えることもあります。7月の満月のころは、海や川の潮の満ち引きが大きい大潮になり、潮干狩りや磯遊びの情報にもよく出てきます。
名前の由来と歴史
アメリカの農事暦『オールド・ファーマーズ・アルマナック』は、7月の満月の名前として「Buck Moon」を紹介しています。ほかにも、夏の雷雨が多いことから「Thunder Moon(雷の月)」、干し草をつくる季節の「Hay Moon(干し草の月)」などの呼び名がありました。
満月の英語の名前について ウルフムーン・ストロベリームーンなど、月ごとの満月の名前は、アメリカの農事暦(『オールド・ファーマーズ・アルマナック』など)で紹介されて広まった呼び名です。北アメリカの先住民やヨーロッパから来た人々の呼び名がもとになったといわれますが、実際の呼び名は部族や地域ごとにちがいます。天文学の正式な用語ではなく、月の色や大きさが特別になるわけでもありません。
英語では?
- buckオスのシカ
- antler(シカの)角
- Thunder Moonサンダームーン(雷の月)
A buck grows new antlers every year.オスのシカは毎年新しい角をのばします。
The Buck Moon is the full moon in July.バックムーンは7月の満月です。
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7月の満月(バックムーン)はいつ?(2026〜2035年)
| 年 | 満月の日時 | 地球からの距離 | できごと |
|---|---|---|---|
| 2026年 | 7月29日(水) 23:35 | 約399,564km | — |
| 2027年 | 7月19日(月) 0:44 | 約406,001km | その年いちばん小さい |
| 2028年 | 7月7日(金) 3:10 | 約393,959km | 部分月食 |
| 2029年 | 7月25日(水) 22:35 | 約383,768km | — |
| 2030年 | 7月15日(月) 11:11 | 約364,520km | — |
| 2031年 | 7月5日(土) 4:01 | 約357,234km | その年いちばん大きい |
| 2032年 | 7月23日(金) 3:51 | 約359,738km | スーパームーン |
| 2033年 | 7月12日(火) 18:28 | 約375,396km | — |
| 2034年 | 7月2日(日) 2:44 | 約395,984km | — |
| 7月31日(月) 14:54 | 約385,979km | ブルームーン | |
| 2035年 | 7月20日(金) 19:36 | 約403,235km | — |
時刻は日本時間で、このサイトが天文計算の式(Meeus『Astronomical Algorithms』)で求めた値です。数分ずれることがあります。正式な日時は国立天文台 暦計算室で確認できます。日付をおすと、その月の月カレンダーが開きます。
観察のコツ
- 夏休みの自由研究に、満月から次の満月までの月の形を毎日記録してみよう。
- 海辺に行く人は、満月のころの大潮で、潮が大きく引くようすを見てみよう(安全に気をつけて)。
よくある質問
次のバックムーンはいつですか?
2027年7月19日(月) 0時44分ごろです(日本時間)。
バックムーンの意味は?
buck はオスのシカのことで、シカの新しい角がのびる季節の満月という意味です。
7月の満月のほかの呼び名は?
雷の多い季節の「サンダームーン」、干し草の季節の「ヘイムーン」などがあります。
関連する用語
参考にしたページ
名前の由来に諸説あるものは「〜といわれています」と書いています。写真は NASA のパブリックドメインの画像です。

