10秒でいうと
音楽は「歌唱」と「器楽」を「歌唱・器楽」に統合。図工は発想から表すまでを思考・判断・表現に
小学校の音楽と図画工作では、「思いをもつこと」と「体を使って表すこと」を一続きでとらえる方向です。音楽は、表現の区分を「歌唱・器楽」と「音楽づくり」の2つに整理する案です。図画工作は、発想から工夫して表すまでの全体を「思考・判断・表現」として示す方向です。評価は、題材ごとに全観点を記録しなくてよいことが示されています。
どこが変わる?現行⇔次期(小学校)
黄色のマーカー=次期で新しく入る・強調される言葉赤の取り消し線=現行から消える・変わる言葉
小学校音楽の表現の区分
現行
「歌唱」「器楽」「音楽づくり」の3つに分かれ、歌唱と器楽で別々に事項が示されている。
「歌唱」「器楽」「音楽づくり」の3つに分かれ、歌唱と器楽で別々に事項が示されている。
次期(審議まとめの案・告示前)
「歌唱・器楽」と「音楽づくり」の2つに整理し、歌唱と器楽に共通する事項はまとめて示す。
「歌唱・器楽」と「音楽づくり」の2つに整理し、歌唱と器楽に共通する事項はまとめて示す。
図画工作・美術・工芸の「思考・判断・表現」と「技能」の線引き
現行
発想や構想をする段階は「思考・判断・表現」、材料や用具を使い工夫して表す段階は「技能」と位置付けている。
発想や構想をする段階は「思考・判断・表現」、材料や用具を使い工夫して表す段階は「技能」と位置付けている。
次期(審議まとめの案・告示前)
発想や構想をし、工夫して表現するまでのつながり全体を「思考・判断・表現」として示す。
発想や構想をし、工夫して表現するまでのつながり全体を「思考・判断・表現」として示す。
小学校音楽の具体的な記述(調性など)
現行
第5・6学年の歌唱・器楽の技能に「ハ長調及びイ短調の楽譜を見たりして」歌う・演奏する、と具体的に示している。
第5・6学年の歌唱・器楽の技能に「ハ長調及びイ短調の楽譜を見たりして」歌う・演奏する、と具体的に示している。
次期(審議まとめの案・告示前)
「ハ長調・イ短調」のような具体性の高い記述は、内容の取扱いへの移行を検討する。
「ハ長調・イ短調」のような具体性の高い記述は、内容の取扱いへの移行を検討する。
書道の指導事項の示し方
現行
漢字仮名交じりの書・漢字の書・仮名の書と鑑賞のそれぞれの事項で、字形や全体の構成などを具体的に示している。
漢字仮名交じりの書・漢字の書・仮名の書と鑑賞のそれぞれの事項で、字形や全体の構成などを具体的に示している。
次期(審議まとめの案・告示前)
〔共通事項〕で「書を構成する要素などの働き・関係」として整理し、学校の実態に応じて柔軟に指導できるようにする。
〔共通事項〕で「書を構成する要素などの働き・関係」として整理し、学校の実態に応じて柔軟に指導できるようにする。
学習評価(総括のしかた)
現行
短い題材でも3観点すべてを評価しようとして記録に残す評価だけになったり、完成作品だけで技能や思考・判断・表現を評価したりする実態がある。
短い題材でも3観点すべてを評価しようとして記録に残す評価だけになったり、完成作品だけで技能や思考・判断・表現を評価したりする実態がある。
次期(審議まとめの案・告示前)
複数の題材・単元・区分でまとめて総括的評価をしてもよい。形成的評価を重視し、思考・判断・表現は学習の過程の中の姿でとらえる。
複数の題材・単元・区分でまとめて総括的評価をしてもよい。形成的評価を重視し、思考・判断・表現は学習の過程の中の姿でとらえる。
P221 ※現行側は本文の「現状の課題」として書かれている実態
現行の解説を読む(公式PDF)
いまの小学校の音楽・図画工作の解説です(文部科学省のPDFが新しいタブで開きます)。
学習指導要領の本文
もっとくわしく
出典:中央教育審議会 初等中等教育分科会 教育課程部会「次期学習指導要領等に向けた審議まとめ」(2026年10月5日)。P○ は本体PDFのページ、資料P○ は資料編のページ(クリックで該当ページが開きます)。