10秒でいうと
1つの教材を翌週などにまたいで複数時間で扱う。「深める教材」は高学年8・中学年4が目安
道徳科の目標は今の書き方を保ち、「考え、議論する道徳」を授業で実際に行えるようにする方向です。今は1時間に1つの読み物教材を扱い、登場人物の気持ちを読み取るだけで終わる授業が課題とされました。そこで1つの教材を複数時間で扱い、じっくり考える授業を進めます。小学校では発達の段階に合わせ、低学年ではとくに慎重に考える方向です。
どこが変わる?現行⇔次期(小学校)
黄色のマーカー=次期で新しく入る・強調される言葉赤の取り消し線=現行から消える・変わる言葉
授業の進め方
現行
1授業で1つの読み物教材を扱うことが多い。学習指導要領には「一つの内容項目を複数の時間で扱う指導」も例として書かれている。
1授業で1つの読み物教材を扱うことが多い。学習指導要領には「一つの内容項目を複数の時間で扱う指導」も例として書かれている。
次期(審議まとめの案・告示前)
1つの教材を翌週にまたがるなど複数コマで扱い、2コマ目に「深める教材」や問題解決的・体験的な学習を組み合わせて「じっくりと深く学ぶ」。
1つの教材を翌週にまたがるなど複数コマで扱い、2コマ目に「深める教材」や問題解決的・体験的な学習を組み合わせて「じっくりと深く学ぶ」。
教科書の教材構成
現行
各学年の教科書に35コマ分のいわゆる「読み物教材」が載っているのが基本。
各学年の教科書に35コマ分のいわゆる「読み物教材」が載っているのが基本。
次期(審議まとめの案・告示前)
読み物教材を精選し、「深める教材」と合わせて35コマ分に。深める教材の目安は中学校13、小学校高学年8、中学年4、低学年0。
読み物教材を精選し、「深める教材」と合わせて35コマ分に。深める教材の目安は中学校13、小学校高学年8、中学年4、低学年0。
P312 ※資料編m4 P88では、教科書のイメージであり現場の実践を制限しない、「深める教材」も使わなければならないものではないと注記。示し方は教科書検定基準との関係も含め今後検討(P312注)。
問題解決的な学習で扱う「問題」の例
現行
平成28年の報告で4項目(価値が実現されていない問題、理解不足や誤解の問題、分かっているのにできない葛藤、複数の価値の対立)を例示。
平成28年の報告で4項目(価値が実現されていない問題、理解不足や誤解の問題、分かっているのにできない葛藤、複数の価値の対立)を例示。
次期(審議まとめの案・告示前)
「価値の実現をめぐる葛藤」「価値の対立をめぐる葛藤」の2項目に整理して解説で例示。価値の対立を扱う際は複数の内容項目を設定できると明確化。
「価値の実現をめぐる葛藤」「価値の対立をめぐる葛藤」の2項目に整理して解説で例示。価値の対立を扱う際は複数の内容項目を設定できると明確化。
現行の解説を読む(公式PDF)
いまの小学校の特別の教科 道徳の解説です(文部科学省のPDFが新しいタブで開きます)。
学習指導要領の本文
もっとくわしく
出典:中央教育審議会 初等中等教育分科会 教育課程部会「次期学習指導要領等に向けた審議まとめ」(2026年10月5日)。P○ は本体PDFのページ、資料P○ は資料編のページ(クリックで該当ページが開きます)。