The Old Woman and Her Pig(おばあさんと子ぶた)の挿絵

The Old Woman and Her Pig

おばあさんと子ぶた

  • 📖 687 words
  • ⏱ 約6分
  • YL 5.0+
  • 英検1級・ネイティブ目安
  • 📝 全訳つき

あらすじそうじの最中に六ペンス銀貨を見つけたおばあさんは、市場で子ぶたを買いました。ところが帰り道、子ぶたは柵の踏み越し段をどうしても越えてくれません。困ったおばあさんは、出会うものに次々と助けを頼みます。

ジョーゼフ・ジェイコブズ編『イギリス昔話集(English Fairy Tales)』(1890年)原文。底本: Project Gutenberg eBook #7439

キーワード(13語)本文の点線の語はタップで意味が出ます
  • crooked曲がった
  • sixpence六ペンス銀貨
  • stile(柵の)踏み越し段
  • shan'tshall not の短縮形
  • to-night今夜
  • quench(火を)消す
  • ox雄牛
  • butcher肉屋
  • gnawかじる
  • yonderあそこの
  • saucer小皿・受け皿
  • hay-stack干し草の山
  • lapped upぺろぺろなめつくした

🔊 音声は準備中です。もうしばらくお待ちください。

An old woman was sweeping her house, and she found a little crooked sixpence. "What," said she, "shall I do with this little sixpence? I will go to market, and buy a little pig." As she was coming home, she came to a stile: but the piggy wouldn't go over the stile.

おばあさんが家の掃除をしていると、小さな曲がった六ペンス銀貨が一枚見つかりました。「この小さな六ペンスで、何をしようかね」と、おばあさんは言いました。「そうだ、市場へ行って、子ぶたを一匹買おう」帰り道、おばあさんは柵の踏み越し段のところまで来ました。ところが、子ぶたはどうしても踏み越し段を越えようとしませんでした。

She went a little further, and she met a dog. So she said to the dog: "Dog! bite pig; piggy won't go over the stile; and I shan't get home to-night." But the dog wouldn't. She went a little further, and she met a stick. So she said: "Stick! stick! beat dog! dog won't bite pig; piggy won't get over the stile; and I shan't get home to-night." But the stick wouldn't.

おばあさんが少し先へ行くと、犬に出会いました。そこで、おばあさんは犬に言いました。「犬や!ぶたをかんでおくれ。子ぶたは踏み越し段を越えないし、これじゃ今夜は家に帰れないよ」けれども、犬はかもうとしませんでした。おばあさんがまた少し先へ行くと、棒に出会いました。そこで、おばあさんは言いました。「棒や!棒や!犬をぶっておくれ!犬はぶたをかまないし、子ぶたは踏み越し段を越えないし、これじゃ今夜は家に帰れないよ」けれども、棒はぶとうとしませんでした。

She went a little further, and she met a fire. So she said: "Fire! fire! burn stick; stick won't beat dog; dog won't bite pig; piggy won't get over the stile; and I shan't get home to-night." But the fire wouldn't.

おばあさんがまた少し先へ行くと、火に出会いました。そこで、おばあさんは言いました。「火や!火や!棒を燃やしておくれ。棒は犬をぶたないし、犬はぶたをかまないし、子ぶたは踏み越し段を越えないし、これじゃ今夜は家に帰れないよ」けれども、火は燃やそうとしませんでした。

She went a little further, and she met some water. So she said: "Water, water! quench fire; fire won't burn stick; stick won't beat dog; dog won't bite pig; piggy won't get over the stile; and I shan't get home to-night." But the water wouldn't.

おばあさんがまた少し先へ行くと、水に出会いました。そこで、おばあさんは言いました。「水や、水や!火を消しておくれ。火は棒を燃やさないし、棒は犬をぶたないし、犬はぶたをかまないし、子ぶたは踏み越し段を越えないし、これじゃ今夜は家に帰れないよ」けれども、水は消そうとしませんでした。

She went a little further, and she met an ox. So she said: "Ox! ox! drink water; water won't quench fire; fire won't burn stick; stick won't beat dog; dog won't bite pig; piggy won't get over the stile; and I shan't get home to-night." But the ox wouldn't.

おばあさんがまた少し先へ行くと、雄牛に出会いました。そこで、おばあさんは言いました。「牛や!牛や!水を飲んでおくれ。水は火を消さないし、火は棒を燃やさないし、棒は犬をぶたないし、犬はぶたをかまないし、子ぶたは踏み越し段を越えないし、これじゃ今夜は家に帰れないよ」けれども、牛は飲もうとしませんでした。

She went a little further, and she met a butcher. So she said: "Butcher! butcher! kill ox; ox won't drink water; water won't quench fire; fire won't burn stick; stick won't beat dog; dog won't bite pig; piggy won't get over the stile; and I shan't get home to-night." But the butcher wouldn't.

おばあさんがまた少し先へ行くと、肉屋に出会いました。そこで、おばあさんは言いました。「肉屋さん!肉屋さん!牛をつぶしておくれ。牛は水を飲まないし、水は火を消さないし、火は棒を燃やさないし、棒は犬をぶたないし、犬はぶたをかまないし、子ぶたは踏み越し段を越えないし、これじゃ今夜は家に帰れないよ」けれども、肉屋はつぶそうとしませんでした。

She went a little further, and she met a rope. So she said: "Rope! rope! hang butcher; butcher won't kill ox; ox won't drink water; water won't quench fire; fire won't burn stick; stick won't beat dog; dog won't bite pig; piggy won't get over the stile; and I shan't get home to-night." But the rope wouldn't.

おばあさんがまた少し先へ行くと、縄に出会いました。そこで、おばあさんは言いました。「縄や!縄や!肉屋をしばり首にしておくれ。肉屋は牛をつぶさないし、牛は水を飲まないし、水は火を消さないし、火は棒を燃やさないし、棒は犬をぶたないし、犬はぶたをかまないし、子ぶたは踏み越し段を越えないし、これじゃ今夜は家に帰れないよ」けれども、縄はしばり首にしようとしませんでした。

She went a little further, and she met a rat. So she said: "Rat! rat! gnaw rope; rope won't hang butcher; butcher won't kill ox; ox won't drink water; water won't quench fire; fire won't burn stick; stick won't beat dog; dog won't bite pig; piggy won't get over the stile; and I shan't get home to-night." But the rat wouldn't.

おばあさんがまた少し先へ行くと、ネズミに出会いました。そこで、おばあさんは言いました。「ネズミや!ネズミや!縄をかじっておくれ。縄は肉屋をしばり首にしないし、肉屋は牛をつぶさないし、牛は水を飲まないし、水は火を消さないし、火は棒を燃やさないし、棒は犬をぶたないし、犬はぶたをかまないし、子ぶたは踏み越し段を越えないし、これじゃ今夜は家に帰れないよ」けれども、ネズミはかじろうとしませんでした。

She went a little further, and she met a cat. So she said: "Cat! cat! kill rat; rat won't gnaw rope; rope won't hang butcher; butcher won't kill ox; ox won't drink water; water won't quench fire; fire won't burn stick; stick won't beat dog; dog won't bite pig; piggy won't get over the stile; and I shan't get home to-night." But the cat said to her, "If you will go to yonder cow, and fetch me a saucer of milk, I will kill the rat." So away went the old woman to the cow.

おばあさんがまた少し先へ行くと、ネコに出会いました。そこで、おばあさんは言いました。「ネコや!ネコや!ネズミを殺しておくれ。ネズミは縄をかじらないし、縄は肉屋をしばり首にしないし、肉屋は牛をつぶさないし、牛は水を飲まないし、水は火を消さないし、火は棒を燃やさないし、棒は犬をぶたないし、犬はぶたをかまないし、子ぶたは踏み越し段を越えないし、これじゃ今夜は家に帰れないよ」すると、ネコはおばあさんに言いました。「あそこの雌牛のところへ行って、お皿に一杯ミルクをもらってきてくれたら、ネズミを殺してあげるよ」そこで、おばあさんは雌牛のところへ出かけていきました。

But the cow said to her: "If you will go to yonder hay-stack, and fetch me a handful of hay, I'll give you the milk." So away went the old woman to the haystack and she brought the hay to the cow. As soon as the cow had eaten the hay, she gave the old woman the milk; and away she went with it in a saucer to the cat.

ところが、雌牛はおばあさんに言いました。「あそこの干し草の山へ行って、干し草をひとつかみ持ってきてくれたら、ミルクをあげますよ」そこで、おばあさんは干し草の山へ出かけていって、干し草を雌牛のところへ持ってきました。雌牛は干し草を食べると、すぐにおばあさんにミルクをくれました。おばあさんはミルクをお皿に入れて、ネコのところへ持っていきました。

As soon as the cat had lapped up the milk, the cat began to kill the rat; the rat began to gnaw the rope; the rope began to hang the butcher; the butcher began to kill the ox; the ox began to drink the water; the water began to quench the fire; the fire began to burn the stick; the stick began to beat the dog; the dog began to bite the pig; the little pig in a fright jumped over the stile, and so the old woman got home that night.

ネコはミルクをぺろぺろなめてしまうと、すぐにネズミを殺しにかかりました。するとネズミは縄をかじりはじめ、縄は肉屋をしばり首にしはじめ、肉屋は牛をつぶしはじめ、牛は水を飲みはじめ、水は火を消しはじめ、火は棒を燃やしはじめ、棒は犬をぶちはじめ、犬はぶたをかみはじめました。子ぶたはびっくりして、踏み越し段をぴょんと飛び越えました。こうして、おばあさんはその夜のうちに家に帰ることができました。

📖 全訳をまとめて読む 読み終わってからの答え合わせに

おばあさんが家の掃除をしていると、小さな曲がった六ペンス銀貨が一枚見つかりました。「この小さな六ペンスで、何をしようかね」と、おばあさんは言いました。「そうだ、市場へ行って、子ぶたを一匹買おう」帰り道、おばあさんは柵の踏み越し段のところまで来ました。ところが、子ぶたはどうしても踏み越し段を越えようとしませんでした。

おばあさんが少し先へ行くと、犬に出会いました。そこで、おばあさんは犬に言いました。「犬や!ぶたをかんでおくれ。子ぶたは踏み越し段を越えないし、これじゃ今夜は家に帰れないよ」けれども、犬はかもうとしませんでした。おばあさんがまた少し先へ行くと、棒に出会いました。そこで、おばあさんは言いました。「棒や!棒や!犬をぶっておくれ!犬はぶたをかまないし、子ぶたは踏み越し段を越えないし、これじゃ今夜は家に帰れないよ」けれども、棒はぶとうとしませんでした。

おばあさんがまた少し先へ行くと、火に出会いました。そこで、おばあさんは言いました。「火や!火や!棒を燃やしておくれ。棒は犬をぶたないし、犬はぶたをかまないし、子ぶたは踏み越し段を越えないし、これじゃ今夜は家に帰れないよ」けれども、火は燃やそうとしませんでした。

おばあさんがまた少し先へ行くと、水に出会いました。そこで、おばあさんは言いました。「水や、水や!火を消しておくれ。火は棒を燃やさないし、棒は犬をぶたないし、犬はぶたをかまないし、子ぶたは踏み越し段を越えないし、これじゃ今夜は家に帰れないよ」けれども、水は消そうとしませんでした。

おばあさんがまた少し先へ行くと、雄牛に出会いました。そこで、おばあさんは言いました。「牛や!牛や!水を飲んでおくれ。水は火を消さないし、火は棒を燃やさないし、棒は犬をぶたないし、犬はぶたをかまないし、子ぶたは踏み越し段を越えないし、これじゃ今夜は家に帰れないよ」けれども、牛は飲もうとしませんでした。

おばあさんがまた少し先へ行くと、肉屋に出会いました。そこで、おばあさんは言いました。「肉屋さん!肉屋さん!牛をつぶしておくれ。牛は水を飲まないし、水は火を消さないし、火は棒を燃やさないし、棒は犬をぶたないし、犬はぶたをかまないし、子ぶたは踏み越し段を越えないし、これじゃ今夜は家に帰れないよ」けれども、肉屋はつぶそうとしませんでした。

おばあさんがまた少し先へ行くと、縄に出会いました。そこで、おばあさんは言いました。「縄や!縄や!肉屋をしばり首にしておくれ。肉屋は牛をつぶさないし、牛は水を飲まないし、水は火を消さないし、火は棒を燃やさないし、棒は犬をぶたないし、犬はぶたをかまないし、子ぶたは踏み越し段を越えないし、これじゃ今夜は家に帰れないよ」けれども、縄はしばり首にしようとしませんでした。

おばあさんがまた少し先へ行くと、ネズミに出会いました。そこで、おばあさんは言いました。「ネズミや!ネズミや!縄をかじっておくれ。縄は肉屋をしばり首にしないし、肉屋は牛をつぶさないし、牛は水を飲まないし、水は火を消さないし、火は棒を燃やさないし、棒は犬をぶたないし、犬はぶたをかまないし、子ぶたは踏み越し段を越えないし、これじゃ今夜は家に帰れないよ」けれども、ネズミはかじろうとしませんでした。

おばあさんがまた少し先へ行くと、ネコに出会いました。そこで、おばあさんは言いました。「ネコや!ネコや!ネズミを殺しておくれ。ネズミは縄をかじらないし、縄は肉屋をしばり首にしないし、肉屋は牛をつぶさないし、牛は水を飲まないし、水は火を消さないし、火は棒を燃やさないし、棒は犬をぶたないし、犬はぶたをかまないし、子ぶたは踏み越し段を越えないし、これじゃ今夜は家に帰れないよ」すると、ネコはおばあさんに言いました。「あそこの雌牛のところへ行って、お皿に一杯ミルクをもらってきてくれたら、ネズミを殺してあげるよ」そこで、おばあさんは雌牛のところへ出かけていきました。

ところが、雌牛はおばあさんに言いました。「あそこの干し草の山へ行って、干し草をひとつかみ持ってきてくれたら、ミルクをあげますよ」そこで、おばあさんは干し草の山へ出かけていって、干し草を雌牛のところへ持ってきました。雌牛は干し草を食べると、すぐにおばあさんにミルクをくれました。おばあさんはミルクをお皿に入れて、ネコのところへ持っていきました。

ネコはミルクをぺろぺろなめてしまうと、すぐにネズミを殺しにかかりました。するとネズミは縄をかじりはじめ、縄は肉屋をしばり首にしはじめ、肉屋は牛をつぶしはじめ、牛は水を飲みはじめ、水は火を消しはじめ、火は棒を燃やしはじめ、棒は犬をぶちはじめ、犬はぶたをかみはじめました。子ぶたはびっくりして、踏み越し段をぴょんと飛び越えました。こうして、おばあさんはその夜のうちに家に帰ることができました。

日本語訳:多読ベスト

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理解度チェック Quick Quiz

読み終わったら、3問だけ。間違えても大丈夫。多読は「だいたいわかる」で十分です。

Q1. What did the old woman buy with her sixpence?

Q2. What did the cat want before it would kill the rat?

Q3. What did the cow want?

この読み物の使い方 3ステップ

  1. 聞きながら読む 音声に合わせて光る文を目で追う(聞き読み)。わからない語は飛ばしてOK。
  2. 音声なしで読む ⏱計測ボタンで読む速さ(WPM)を測ってみる。
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