Sweet Porridge(おいしいおかゆ)の挿絵

Sweet Porridge

おいしいおかゆ

  • 📖 245 words
  • ⏱ 約2分
  • 🔊 1:10
  • YL 5.0+
  • 英検1級・ネイティブ目安
  • 📝 全訳つき

あらすじ食べるものがなくなった貧しい母と娘。森で出会ったおばあさんが、娘に不思議な小さな鍋をくれます。「煮えろ、小鍋、煮えろ」と言えば、甘いおかゆがいくらでも出てくるのです。

グリム兄弟『子どもと家庭のメルヒェン集(グリム童話)』マーガレット・ハント英訳(1884年)原文。底本: Project Gutenberg eBook #5314

キーワード(8語)本文の点線の語はタップで意味が出ます
  • porridgeおかゆ
  • aged年老いた
  • sorrow悲しみ
  • ceasedやんだ
  • poverty貧しさ
  • satisfied満足した
  • whosoeverだれでも
  • hunger飢え
音声に合わせて文が光ります0:00 / 1:10

Google Cloud TTS(Chirp 3 HD・イギリス英語・Puck)

There was a poor but good little girl who lived alone with her mother, and they no longer had anything to eat. So the child went into the forest, and there an aged woman met her who was aware of her sorrow, and presented her with a little pot, which when she said, "Cook, little pot, cook," would cook good, sweet porridge, and when she said, "Stop, little pot," it ceased to cook. The girl took the pot home to her mother, and now they were freed from their poverty and hunger, and ate sweet porridge as often as they chose. Once on a time when the girl had gone out, her mother said, "Cook, little pot, cook." And it did cook and she ate till she was satisfied, and then she wanted the pot to stop cooking, but did not know the word. So it went on cooking and the porridge rose over the edge, and still it cooked on until the kitchen and whole house were full, and then the next house, and then the whole street, just as if it wanted to satisfy the hunger of the whole world, and there was the greatest distress, but no one knew how to stop it. At last when only one single house remained, the child came home and just said, "Stop, little pot," and it stopped and gave up cooking, and whosoever wished to return to the town had to eat his way back.

貧しいけれど心のやさしい小さな女の子が、お母さんとふたりきりで暮らしていました。ところが、とうとう食べるものが何もなくなってしまいました。そこで女の子が森へ行くと、ひとりのおばあさんに出会いました。おばあさんは女の子が困っていることを知っていて、小さなおなべをひとつくれました。そのおなべは、「おなべさん、煮ておくれ」と言うと、おいしい甘いおかゆを煮てくれます。そして「おなべさん、おやめ」と言うと、煮るのをやめるのです。女の子がおなべをお母さんのところへ持って帰ると、ふたりは貧しさとひもじさから救われ、好きなときにいつでも甘いおかゆを食べられるようになりました。あるとき、女の子が出かけているあいだに、お母さんが「おなべさん、煮ておくれ」と言いました。おなべはおかゆを煮はじめ、お母さんはおなかいっぱい食べました。それからおなべを止めようとしましたが、止めるための言葉を知りません。おなべは煮つづけ、おかゆはふちからあふれだしました。それでもおなべは煮つづけて、とうとう台所も家じゅうもおかゆでいっぱいになりました。それからとなりの家も、さらに通りじゅうもいっぱいになりました。まるで世界じゅうのひもじさを満たそうとしているかのようでした。みんなはたいそう困りましたが、誰もおなべを止める方法を知りません。とうとう、おかゆにのまれていない家があと一軒だけになったとき、女の子が帰ってきて、ただ「おなべさん、おやめ」と言いました。するとおなべは止まって、煮るのをやめました。町へ戻りたい人はみんな、おかゆを食べて道をあけながら帰るしかありませんでした。

📖 全訳をまとめて読む 読み終わってからの答え合わせに

貧しいけれど心のやさしい小さな女の子が、お母さんとふたりきりで暮らしていました。ところが、とうとう食べるものが何もなくなってしまいました。そこで女の子が森へ行くと、ひとりのおばあさんに出会いました。おばあさんは女の子が困っていることを知っていて、小さなおなべをひとつくれました。そのおなべは、「おなべさん、煮ておくれ」と言うと、おいしい甘いおかゆを煮てくれます。そして「おなべさん、おやめ」と言うと、煮るのをやめるのです。女の子がおなべをお母さんのところへ持って帰ると、ふたりは貧しさとひもじさから救われ、好きなときにいつでも甘いおかゆを食べられるようになりました。あるとき、女の子が出かけているあいだに、お母さんが「おなべさん、煮ておくれ」と言いました。おなべはおかゆを煮はじめ、お母さんはおなかいっぱい食べました。それからおなべを止めようとしましたが、止めるための言葉を知りません。おなべは煮つづけ、おかゆはふちからあふれだしました。それでもおなべは煮つづけて、とうとう台所も家じゅうもおかゆでいっぱいになりました。それからとなりの家も、さらに通りじゅうもいっぱいになりました。まるで世界じゅうのひもじさを満たそうとしているかのようでした。みんなはたいそう困りましたが、誰もおなべを止める方法を知りません。とうとう、おかゆにのまれていない家があと一軒だけになったとき、女の子が帰ってきて、ただ「おなべさん、おやめ」と言いました。するとおなべは止まって、煮るのをやめました。町へ戻りたい人はみんな、おかゆを食べて道をあけながら帰るしかありませんでした。

日本語訳:多読ベスト

押すと、この端末の読書記録(100万語メーター)に語数が加わります。

理解度チェック Quick Quiz

読み終わったら、3問だけ。間違えても大丈夫。多読は「だいたいわかる」で十分です。

Q1. What did the old woman give the girl?

Q2. Why could the mother not stop the pot?

Q3. What did people have to do to get back into the town?

この読み物の使い方 3ステップ

  1. 聞きながら読む 音声に合わせて光る文を目で追う(聞き読み)。わからない語は飛ばしてOK。
  2. 音声なしで読む ⏱計測ボタンで読む速さ(WPM)を測ってみる。
  3. 耳だけで聞く 🎧聞くだけモードで、文字を見ずに内容がわかるか試す。🔁1文リピートで音読・シャドーイングも。

聞き読みの効果とやり方/多読三原則

次に読む

Level 6 の読み物をもっと見る →