The Fox and the Cat(キツネと猫)の挿絵

The Fox and the Cat

キツネと猫

  • 📖 288 words
  • ⏱ 約3分
  • YL 5.0+
  • 英検1級・ネイティブ目安
  • 📝 全訳つき

あらすじ森で出会ったキツネに、猫はていねいにあいさつしました。ところが、うぬぼれ屋のキツネは「わざなら百も知っている」と自慢して、猫をばかにします。

グリム兄弟『子どもと家庭のメルヒェン集(グリム童話)』マーガレット・ハント英訳(1884年)原文。底本: Project Gutenberg eBook #5314

キーワード(9語)本文の点線の語はタップで意味が出ます
  • esteemed尊敬されている
  • arroganceうぬぼれ
  • piebaldまだらの
  • modestlyつつましく
  • hounds猟犬
  • cunning悪知恵
  • nimblyすばやく
  • foliage木の葉
  • left in the lurch見捨てられて・窮地に置き去りにされて

🔊 音声は準備中です。もうしばらくお待ちください。

It happened that the cat met the fox in a forest, and as she thought to herself, "He is clever and full of experience, and much esteemed in the world," she spoke to him in a friendly way. "Good-day, dear Mr. Fox, how are you? How is all with you? How are you getting through this dear season?" The fox, full of all kinds of arrogance, looked at the cat from head to foot, and for a long time did not know whether he would give any answer or not. At last he said, "Oh, thou wretched beard-cleaner, thou piebald fool, thou hungry mouse-hunter, what canst thou be thinking of? Dost thou venture to ask how I am getting on? What hast thou learnt? How many arts dost thou understand?" "I understand but one," replied the cat, modestly. "What art is that?" asked the fox. "When the hounds are following me, I can spring into a tree and save myself."

ある日、猫が森でキツネに出会いました。猫は心の中で思いました。「キツネさんは賢くて、経験も豊かで、世間でとても尊敬されている方だわ」そこで猫は、愛想よく話しかけました。「こんにちは、キツネさん。ごきげんいかが?お変わりありませんか?物の値段の高いこのごろを、どうやってしのいでいらっしゃるの?」キツネはうぬぼれでいっぱいでした。猫を頭のてっぺんから足の先までじろじろ眺め、返事をしてやったものかどうか、しばらく決めかねていました。とうとうキツネは言いました。「なんだと、このみじめなひげ掃除屋め、まだらのまぬけめ、腹ぺこのネズミとりめ、何を考えているんだ。このおれさまに、ごきげんいかがだと?おまえが何を習ったっていうんだ。わざをいくつ知っているんだい」「一つしか知りません」と、猫はつつましく答えました。「どんなわざだい」とキツネは尋ねました。「犬に追いかけられたら、木に飛びのって、身を守ることができるんです」

"Is that all?" said the fox. "I am master of a hundred arts, and have into the bargain a sackful of cunning. Thou makest me sorry for thee; come with me, I will teach thee how people get away from the hounds." Just then came a hunter with four dogs. The cat sprang nimbly up a tree, and sat down on top of it, where the branches and foliage quite concealed her. "Open your sack, Mr. Fox, open your sack," cried the cat to him, but the dogs had already seized him, and were holding him fast. "Ah, Mr. Fox," cried the cat. "You with your hundred arts are left in the lurch! Had you been able to climb like me, you would not have lost your life."

「それだけか?」とキツネは言いました。「おれさまは百ものわざの名人で、おまけに悪知恵を袋にいっぱい持っているんだぞ。おまえがかわいそうになってきた。一緒に来い。犬から逃げる方法を教えてやろう」ちょうどそのとき、狩人が四匹の犬を連れてやって来ました。猫はひらりと木に飛びのって、てっぺんに座りました。そこなら枝や葉が、猫の姿をすっかり隠してくれました。「キツネさん、袋を開けて!袋を開けて!」と猫はキツネに呼びかけました。けれども犬たちはもうキツネに飛びかかって、しっかり押さえつけていました。「ああ、キツネさん」と猫は叫びました。「百ものわざがあっても、どうにもならなかったわね!わたしみたいに木に登れたら、命を落とさずにすんだのに」

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ある日、猫が森でキツネに出会いました。猫は心の中で思いました。「キツネさんは賢くて、経験も豊かで、世間でとても尊敬されている方だわ」そこで猫は、愛想よく話しかけました。「こんにちは、キツネさん。ごきげんいかが?お変わりありませんか?物の値段の高いこのごろを、どうやってしのいでいらっしゃるの?」キツネはうぬぼれでいっぱいでした。猫を頭のてっぺんから足の先までじろじろ眺め、返事をしてやったものかどうか、しばらく決めかねていました。とうとうキツネは言いました。「なんだと、このみじめなひげ掃除屋め、まだらのまぬけめ、腹ぺこのネズミとりめ、何を考えているんだ。このおれさまに、ごきげんいかがだと?おまえが何を習ったっていうんだ。わざをいくつ知っているんだい」「一つしか知りません」と、猫はつつましく答えました。「どんなわざだい」とキツネは尋ねました。「犬に追いかけられたら、木に飛びのって、身を守ることができるんです」

「それだけか?」とキツネは言いました。「おれさまは百ものわざの名人で、おまけに悪知恵を袋にいっぱい持っているんだぞ。おまえがかわいそうになってきた。一緒に来い。犬から逃げる方法を教えてやろう」ちょうどそのとき、狩人が四匹の犬を連れてやって来ました。猫はひらりと木に飛びのって、てっぺんに座りました。そこなら枝や葉が、猫の姿をすっかり隠してくれました。「キツネさん、袋を開けて!袋を開けて!」と猫はキツネに呼びかけました。けれども犬たちはもうキツネに飛びかかって、しっかり押さえつけていました。「ああ、キツネさん」と猫は叫びました。「百ものわざがあっても、どうにもならなかったわね!わたしみたいに木に登れたら、命を落とさずにすんだのに」

日本語訳:多読ベスト

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理解度チェック Quick Quiz

読み終わったら、3問だけ。間違えても大丈夫。多読は「だいたいわかる」で十分です。

Q1. How many arts did the cat say she understood?

Q2. Where did the cat go when the hunter came?

Q3. What happened to the fox?

この読み物の使い方 3ステップ

  1. 聞きながら読む 音声に合わせて光る文を目で追う(聞き読み)。わからない語は飛ばしてOK。
  2. 音声なしで読む ⏱計測ボタンで読む速さ(WPM)を測ってみる。
  3. 耳だけで聞く 🎧聞くだけモードで、文字を見ずに内容がわかるか試す。🔁1文リピートで音読・シャドーイングも。

聞き読みの効果とやり方/多読三原則

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