The Princess and the Pea(えんどう豆の上に寝たお姫さま)の挿絵

The Princess and the Pea

えんどう豆の上に寝たお姫さま

  • 📖 271 words
  • ⏱ 約3分
  • YL 0.5–0.9
  • 英検5〜4級目安
  • 📝 全訳つき

あらすじ「本物のお姫さま」と結婚したい王子さま。ある嵐の夜、ずぶぬれの女の子が「わたしはお姫さまです」とやって来ます。

アンデルセン童話(1835年)をもとに再話

キーワード(8語)本文の点線の語はタップで意味が出ます
  • real本物の
  • storm嵐
  • thunder雷
  • peaエンドウ豆
  • mattressesマットレス
  • feather beds羽ぶとん
  • black and blueあざだらけ
  • museum博物館

🔊 音声は準備中です。もうしばらくお待ちください。

There once was a prince who wanted to marry a princess. But she had to be a real princess. He traveled all over the world to find one. He met many princesses, but something was always wrong. He could never be sure they were real. So he came home again, very sad.

むかし、お姫さまと結婚したいと思っている王子さまがいました。けれども、相手は本物のお姫さまでなければなりませんでした。王子さまは本物のお姫さまをさがして、世界じゅうを旅しました。たくさんのお姫さまに会いましたが、いつもどこかがおかしいのです。本物かどうか、どうしても確かめられませんでした。それで王子さまは、すっかりしょんぼりして国に帰ってきました。

One evening there was a terrible storm. The rain came down, and the thunder roared. Suddenly someone knocked at the city gate, and the old king went to open it.

ある晩、ひどい嵐になりました。雨がざあざあ降り、雷がゴロゴロと鳴りひびきました。とつぜん、だれかが町の門をたたいたので、年とった王さまが門を開けに行きました。

A princess was standing outside. But what a sight! Water ran down from her hair and her clothes, into her shoes and out again. Still, she said that she was a real princess.

外には、お姫さまがひとり立っていました。でも、なんというありさまでしょう! 髪の毛からも服からも水がしたたり落ち、くつの中に流れこんでは、また外にあふれ出ていました。それでも、そのお姫さまは、自分は本物のお姫さまだと言うのでした。

"Well, we'll soon find out," thought the old queen. She said nothing, but she went into the bedroom. She took everything off the bed and put one little pea on the bottom of the bed. Then she put twenty mattresses on top of the pea, and twenty soft feather beds on top of the mattresses. The princess had to sleep on top of it all.

「まあ、すぐにわかることですよ」と、年とったお妃さまは思いました。お妃さまは何も言わずに寝室へ行きました。そしてベッドから何もかも取り払い、いちばん下に小さなえんどう豆を一粒置きました。それから、その豆の上に敷きぶとんを二十枚重ね、さらにその上に、やわらかい羽ぶとんを二十枚重ねました。お姫さまは、そのいちばん上で寝ることになりました。

In the morning, they asked her, "How did you sleep?"

朝になると、みんなはお姫さまにたずねました。「よくおやすみになれましたか?」

"Oh, terribly!" she said. "I could not close my eyes all night. There was something hard in the bed. Now I'm black and blue all over!"

「ああ、ひどいものでしたわ!」と、お姫さまは答えました。「ひと晩じゅう、少しも目を閉じられませんでした。ベッドの中に何かかたいものがあったのです。おかげで、体じゅうあざだらけですわ!」

Then they knew she was a real princess. She felt the pea through twenty mattresses and twenty feather beds! Only a real princess could feel that.

それで、みんなはこの人が本物のお姫さまだとわかりました。二十枚の敷きぶとんと二十枚の羽ぶとんごしに、えんどう豆を感じたのですから! そんなことを感じられるのは、本物のお姫さまだけです。

So the prince married her. And the pea went into a museum. You can still see it there, if no one has taken it. This is a true story!

こうして王子さまは、このお姫さまと結婚しました。そして、えんどう豆は博物館に納められました。だれかが持っていってしまっていなければ、今でもそこで見られますよ。これは本当にあったお話なのです!

📖 全訳をまとめて読む 読み終わってからの答え合わせに

むかし、お姫さまと結婚したいと思っている王子さまがいました。けれども、相手は本物のお姫さまでなければなりませんでした。王子さまは本物のお姫さまをさがして、世界じゅうを旅しました。たくさんのお姫さまに会いましたが、いつもどこかがおかしいのです。本物かどうか、どうしても確かめられませんでした。それで王子さまは、すっかりしょんぼりして国に帰ってきました。

ある晩、ひどい嵐になりました。雨がざあざあ降り、雷がゴロゴロと鳴りひびきました。とつぜん、だれかが町の門をたたいたので、年とった王さまが門を開けに行きました。

外には、お姫さまがひとり立っていました。でも、なんというありさまでしょう! 髪の毛からも服からも水がしたたり落ち、くつの中に流れこんでは、また外にあふれ出ていました。それでも、そのお姫さまは、自分は本物のお姫さまだと言うのでした。

「まあ、すぐにわかることですよ」と、年とったお妃さまは思いました。お妃さまは何も言わずに寝室へ行きました。そしてベッドから何もかも取り払い、いちばん下に小さなえんどう豆を一粒置きました。それから、その豆の上に敷きぶとんを二十枚重ね、さらにその上に、やわらかい羽ぶとんを二十枚重ねました。お姫さまは、そのいちばん上で寝ることになりました。

朝になると、みんなはお姫さまにたずねました。「よくおやすみになれましたか?」

「ああ、ひどいものでしたわ!」と、お姫さまは答えました。「ひと晩じゅう、少しも目を閉じられませんでした。ベッドの中に何かかたいものがあったのです。おかげで、体じゅうあざだらけですわ!」

それで、みんなはこの人が本物のお姫さまだとわかりました。二十枚の敷きぶとんと二十枚の羽ぶとんごしに、えんどう豆を感じたのですから! そんなことを感じられるのは、本物のお姫さまだけです。

こうして王子さまは、このお姫さまと結婚しました。そして、えんどう豆は博物館に納められました。だれかが持っていってしまっていなければ、今でもそこで見られますよ。これは本当にあったお話なのです!

日本語訳:多読ベスト

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理解度チェック Quick Quiz

読み終わったら、3問だけ。間違えても大丈夫。多読は「だいたいわかる」で十分です。

Q1. Why did the prince come home sad?

Q2. What did the queen put at the bottom of the bed?

Q3. Where did the pea go?

この読み物の使い方 3ステップ

  1. 聞きながら読む 音声に合わせて光る文を目で追う(聞き読み)。わからない語は飛ばしてOK。
  2. 音声なしで読む ⏱計測ボタンで読む速さ(WPM)を測ってみる。
  3. 耳だけで聞く 🎧聞くだけモードで、文字を見ずに内容がわかるか試す。🔁1文リピートで音読・シャドーイングも。

聞き読みの効果とやり方/多読三原則

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