The Princess and the Pea(えんどう豆の上に寝たお姫さま)の挿絵

The Princess and the Pea

えんどう豆の上に寝たお姫さま

  • 📖 379 words
  • ⏱ 約3分
  • 🔊 1:51
  • YL 5.0+
  • 英検1級・ネイティブ目安
  • 📝 全訳つき

あらすじ「本物のお姫さま」と結婚したい王子。ある嵐の晩、ずぶぬれの娘がお城の門をたたき、自分はお姫さまだと言います。年とった女王は、それを確かめるある方法を思いつきました。

アンデルセン「えんどう豆の上に寝たお姫さま」(1835年)の19世紀の英訳(この版には訳者名の記載なし)。底本: Project Gutenberg eBook #27200

キーワード(8語)本文の点線の語はタップで意味が出ます
  • travelled旅をした
  • torrents激しい流れ、どしゃ降り
  • bedstead寝台(の枠)
  • mattressesマットレス
  • eider-downケワタガモの羽毛(の布団)
  • scarcelyほとんど~ない
  • sensitive敏感な
  • museum博物館
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Once upon a time there was a prince who wanted to marry a princess; but she would have to be a real princess. He travelled all over the world to find one, but nowhere could he get what he wanted. There were princesses enough, but it was difficult to find out whether they were real ones. There was always something about them that was not as it should be. So he came home again and was sad, for he would have liked very much to have a real princess.

むかしむかし、お姫さまと結婚したいと思っている王子がいました。ただし、そのお姫さまは本物のお姫さまでなければなりません。王子は本物のお姫さまを探して、世界中を旅してまわりました。けれども、どこへ行っても、思うような人は見つかりませんでした。お姫さまならいくらでもいましたが、本物かどうかを見きわめるのが難しかったのです。どのお姫さまにも、どこかしら、こうであってほしくないというところがあるのでした。そこで王子は国へ帰ってきて、しょんぼりしていました。本物のお姫さまをお嫁さんにしたいと、心から願っていたからです。

One evening a terrible storm came on; there was thunder and lightning, and the rain poured down in torrents. Suddenly a knocking was heard at the city gate, and the old king went to open it.

ある晩、恐ろしい嵐になりました。雷が鳴り、稲妻が光り、雨がざあざあとたたきつけるように降っていました。ふいに、町の門をたたく音が聞こえたので、年とった王さまが開けに行きました。

It was a princess standing out there in front of the gate. But, good gracious! what a sight the rain and the wind had made her look. The water ran down from her hair and clothes; it ran down into the toes of her shoes and out again at the heels. And yet she said that she was a real princess.

門の前に立っていたのは、ひとりのお姫さまでした。けれども、まあ、なんということでしょう! 雨と風のせいで、ひどいありさまでした。髪からも服からも水がしたたり落ち、その水は靴のつま先へ流れこんで、かかとからまた流れ出ていました。それなのに、そのお姫さまは、わたしは本物のお姫さまです、と言うのでした。

"Well, we'll soon find that out," thought the old queen. But she said nothing, went into the bed-room, took all the bedding off the bedstead, and laid a pea on the bottom; then she took twenty mattresses and laid them on the pea, and then twenty eider-down beds on top of the mattresses.

「まあ、それはすぐにわかることですよ」と、年とったお妃さまは思いました。けれども何も言わずに寝室へ行き、寝台から寝具をすっかり取りのけて、いちばん下にエンドウ豆をひとつぶ置きました。それから、そのエンドウ豆の上に敷きぶとんを二十枚重ね、さらにその上に、ケワタガモの羽毛ぶとんを二十枚重ねました。

On this the princess had to lie all night. In the morning she was asked how she had slept.

お姫さまは、その上でひと晩休むことになりました。朝になると、よくおやすみになれましたか、とたずねられました。

"Oh, very badly!" said she. "I have scarcely closed my eyes all night. Heaven only knows what was in the bed, but I was lying on something hard, so that I am black and blue all over my body. It's horrible!"

「まあ、それがひどかったのです!」と、お姫さまは答えました。「ひと晩中、ほとんど目をつぶれませんでした。寝床の中に何があったのか、神さまにしかわかりませんけれど、何か硬いものの上に寝ていたものですから、体中あざだらけになってしまいました。本当にひどいめにあいましたわ!」

Now they knew that she was a real princess because she had felt the pea right through the twenty mattresses and the twenty eider-down beds.

それでみんなは、この人は本物のお姫さまだとわかりました。二十枚の敷きぶとんと二十枚の羽毛ぶとんを通して、エンドウ豆を感じたからです。

Nobody but a real princess could be as sensitive as that.

本物のお姫さまでなければ、そこまで敏感なはずはありません。

So the prince took her for his wife, for now he knew that he had a real princess; and the pea was put in the museum, where it may still be seen, if no one has stolen it.

そこで王子は、そのお姫さまをお妃に迎えました。本物のお姫さまを見つけたことが、今こそわかったからです。エンドウ豆は博物館におさめられました。だれかが盗んでいなければ、今でもそこで見ることができますよ。

There, that is a true story.

さあ、これは本当にあったお話です。

📖 全訳をまとめて読む 読み終わってからの答え合わせに

むかしむかし、お姫さまと結婚したいと思っている王子がいました。ただし、そのお姫さまは本物のお姫さまでなければなりません。王子は本物のお姫さまを探して、世界中を旅してまわりました。けれども、どこへ行っても、思うような人は見つかりませんでした。お姫さまならいくらでもいましたが、本物かどうかを見きわめるのが難しかったのです。どのお姫さまにも、どこかしら、こうであってほしくないというところがあるのでした。そこで王子は国へ帰ってきて、しょんぼりしていました。本物のお姫さまをお嫁さんにしたいと、心から願っていたからです。

ある晩、恐ろしい嵐になりました。雷が鳴り、稲妻が光り、雨がざあざあとたたきつけるように降っていました。ふいに、町の門をたたく音が聞こえたので、年とった王さまが開けに行きました。

門の前に立っていたのは、ひとりのお姫さまでした。けれども、まあ、なんということでしょう! 雨と風のせいで、ひどいありさまでした。髪からも服からも水がしたたり落ち、その水は靴のつま先へ流れこんで、かかとからまた流れ出ていました。それなのに、そのお姫さまは、わたしは本物のお姫さまです、と言うのでした。

「まあ、それはすぐにわかることですよ」と、年とったお妃さまは思いました。けれども何も言わずに寝室へ行き、寝台から寝具をすっかり取りのけて、いちばん下にエンドウ豆をひとつぶ置きました。それから、そのエンドウ豆の上に敷きぶとんを二十枚重ね、さらにその上に、ケワタガモの羽毛ぶとんを二十枚重ねました。

お姫さまは、その上でひと晩休むことになりました。朝になると、よくおやすみになれましたか、とたずねられました。

「まあ、それがひどかったのです!」と、お姫さまは答えました。「ひと晩中、ほとんど目をつぶれませんでした。寝床の中に何があったのか、神さまにしかわかりませんけれど、何か硬いものの上に寝ていたものですから、体中あざだらけになってしまいました。本当にひどいめにあいましたわ!」

それでみんなは、この人は本物のお姫さまだとわかりました。二十枚の敷きぶとんと二十枚の羽毛ぶとんを通して、エンドウ豆を感じたからです。

本物のお姫さまでなければ、そこまで敏感なはずはありません。

そこで王子は、そのお姫さまをお妃に迎えました。本物のお姫さまを見つけたことが、今こそわかったからです。エンドウ豆は博物館におさめられました。だれかが盗んでいなければ、今でもそこで見ることができますよ。

さあ、これは本当にあったお話です。

日本語訳:多読ベスト

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理解度チェック Quick Quiz

読み終わったら、3問だけ。間違えても大丈夫。多読は「だいたいわかる」で十分です。

Q1. What was the weather like when the princess came to the gate?

Q2. What does the old queen put under the mattresses?

Q3. What happens to the pea at the end?

この読み物の使い方 3ステップ

  1. 聞きながら読む 音声に合わせて光る文を目で追う(聞き読み)。わからない語は飛ばしてOK。
  2. 音声なしで読む ⏱計測ボタンで読む速さ(WPM)を測ってみる。
  3. 耳だけで聞く 🎧聞くだけモードで、文字を見ずに内容がわかるか試す。🔁1文リピートで音読・シャドーイングも。

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