Tear Down This Wall (excerpt)(レーガン「この壁を壊しなさい」ブランデンブルク門演説(抜粋))の挿絵

Tear Down This Wall (excerpt)

レーガン「この壁を壊しなさい」ブランデンブルク門演説(抜粋)

  • 📖 980 words
  • ⏱ 約9分
  • YL 5.0+
  • 英検1級・ネイティブ目安
  • 📝 全訳つき

あらすじケネディの「私はベルリン市民である」演説から24年、ベルリンの壁はまだ町を東西に分けていました。ソ連ではゴルバチョフ書記長が改革(ペレストロイカ)と情報公開(グラスノスチ)を進めていましたが、それが本物かどうか、西側は見きわめようとしていました。壁の前、ブランデンブルク門を背にしたレーガン大統領は、「ゴルバチョフさん、この門を開けなさい。この壁を壊しなさい」と直接呼びかけます。当時は大胆すぎると言われましたが、2年後の1989年11月、壁は本当に崩れました。

ロナルド・レーガン、西ベルリンのブランデンブルク門前での東西関係についての演説(1987年6月12日)より抜粋。底本: ロナルド・レーガン大統領図書館。米国政府著作物のためパブリックドメイン。

キーワード(15語)本文の点線の語はタップで意味が出ます
  • encircles取り囲む
  • barbed wire有刺鉄線
  • totalitarian全体主義の
  • imprinted刻みつけた
  • lament嘆く
  • unprecedented前例のない
  • comity友好、礼譲
  • token gestures形だけのそぶり
  • jammed(電波が)妨害された
  • unmistakableまちがえようのない
  • liberalization自由化
  • fortitude不屈の精神
  • disabused(思いちがいを)正された
  • affront侮辱
  • withstand持ちこたえる

🔊 音声は準備中です。もうしばらくお待ちください。

Thank you very much. Chancellor Kohl, Governing Mayor Diepgen, ladies and gentlemen: Twenty four years ago, President John F. Kennedy visited Berlin, speaking to the people of this city and the world at the city hall. Well, since then two other presidents have come, each in his turn, to Berlin. And today I, myself, make my second visit to your city.

ありがとうございます。コール首相、ディープゲン市長、そしてご列席のみなさん。二十四年前、ジョン・F・ケネディ大統領がベルリンを訪れ、市庁舎の前で、この町の人々と世界の人々に語りかけました。それ以来、二人の大統領が、それぞれベルリンを訪れています。そして今日、私自身も、二度目となるこの町の訪問を果たしました。

Behind me stands a wall that encircles the free sectors of this city, part of a vast system of barriers that divides the entire continent of Europe. From the Baltic, south, those barriers cut across Germany in a gash of barbed wire, concrete, dog runs, and guardtowers. Farther south, there may be no visible, no obvious wall. But there remain armed guards and checkpoints all the same—still a restriction on the right to travel, still an instrument to impose upon ordinary men and women the will of a totalitarian state. Yet it is here in Berlin where the wall emerges most clearly; here, cutting across your city, where the news photo and the television screen have imprinted this brutal division of a continent upon the mind of the world. Standing before the Brandenburg Gate, every man is a German, separated from his fellow men. Every man is a Berliner, forced to look upon a scar.

私の後ろには、壁が立っています。この町の自由な地区をぐるりと取り囲む壁です。そして、これはヨーロッパ大陸全体を分断する、巨大な障壁の一部でもあります。バルト海から南へ、その障壁はドイツを切りさく傷のように走っています。有刺鉄線、コンクリート、番犬の走る通路、そして監視塔。さらに南へ行けば、目に見える、はっきりした壁はないかもしれません。それでも、武装した兵士と検問所は同じようにあります。人が自由に行き来する権利は、いまも制限されています。全体主義の国家が、ふつうの人々に自分の意思を押しつけるための道具であることに、変わりはないのです。しかし、この壁が最もはっきりと姿を見せるのは、ここベルリンです。みなさんの町をまっぷたつに切りさいているこの場所でこそ、報道写真やテレビの画面を通して、一つの大陸を引きさく残酷な分断が、世界の人々の心に焼きつけられてきたのです。ブランデンブルク門の前に立てば、だれもが、仲間から引き離されたドイツ人になります。だれもが、この傷あとを見つめることを強いられたベルリン市民になるのです。

President von Weizsacker has said: "The German question is open as long as the Brandenburg Gate is closed." Today I say: As long as this gate is closed, as long as this scar of a wall is permitted to stand, it is not the German question alone that remains open, but the question of freedom for all mankind. Yet I do not come here to lament. For I find in Berlin a message of hope, even in the shadow of this wall, a message of triumph.

ヴァイツゼッカー大統領は、こう言いました。「ブランデンブルク門が閉じているかぎり、ドイツ問題は解決していない」。今日、私はこう言います。この門が閉じているかぎり、壁というこの傷あとが立ち続けることが許されているかぎり、解決していないのは、ドイツ問題だけではありません。全人類の自由という問題なのです。けれども、私は嘆くためにここに来たのではありません。私はこのベルリンに、希望のメッセージを見つけたからです。この壁の影の中にさえ、勝利のメッセージを見つけたからです。

In the 1950's, Khrushchev predicted: "We will bury you." But in the West today, we see a free world that has achieved a level of prosperity and well-being unprecedented in all human history. In the Communist world, we see failure, technological backwardness, declining standards of health, even want of the most basic kind—too little food. Even today, the Soviet Union still cannot feed itself. After these four decades, then, there stands before the entire world one great and inescapable conclusion: Freedom leads to prosperity. Freedom replaces the ancient hatreds among the nations with comity and peace. Freedom is the victor.

一九五〇年代、フルシチョフは「われわれはあなたがたを葬ってやる」と言い放ちました。しかし、今日の西側を見てください。自由な世界は、人類の歴史が始まって以来、例のないほどの繁栄と豊かさを手にしています。共産主義の世界はどうでしょう。そこにあるのは、失敗です。技術の遅れです。悪くなっていく国民の健康です。そして、最も基本的なものにさえ事欠いています。食べ物が足りないのです。今日でもなお、ソ連は自分の国の人々を食べさせることができません。ですから、この四十年を経て、全世界の前には、一つの大きな、だれも否定できない結論があるのです。自由は繁栄をもたらす。自由は、国と国との古い憎しみを、友好と平和に置きかえる。自由こそが勝者なのだ、と。

And now the Soviets themselves may, in a limited way, be coming to understand the importance of freedom. We hear much from Moscow about a new policy of reform and openness. Some political prisoners have been released. Certain foreign news broadcasts are no longer being jammed. Some economic enterprises have been permitted to operate with greater freedom from state control. Are these the beginnings of profound changes in the Soviet state? Or are they token gestures, intended to raise false hopes in the West, or to strengthen the Soviet system without changing it? We welcome change and openness; for we believe that freedom and security go together, that the advance of human liberty can only strengthen the cause of world peace.

そしていま、ソ連自身も、ある程度までは、自由の大切さを分かり始めているのかもしれません。モスクワからは、改革と情報公開という新しい政策について、さかんに聞こえてきます。政治犯が何人か釈放されました。外国のニュース放送の一部は、もう電波妨害を受けていません。一部の企業は、国の管理から離れて、前より自由に事業をすることを許されました。これは、ソ連という国が根本から変わる始まりなのでしょうか。それとも、西側にむなしい期待をいだかせるため、あるいは体制を変えないまま強くするための、形ばかりのそぶりなのでしょうか。私たちは、変化と情報公開を歓迎します。自由と安全は手を取り合うものだと信じているからです。人間の自由が広がれば、世界平和という目標は、ますます力を得るばかりだと信じているからです。

There is one sign the Soviets can make that would be unmistakable, that would advance dramatically the cause of freedom and peace. General Secretary Gorbachev, if you seek peace, if you seek prosperity for the Soviet Union and Eastern Europe, if you seek liberalization: Come here to this gate! Mr. Gorbachev, open this gate! Mr. Gorbachev, tear down this wall!

ソ連が示せるしるしが一つあります。だれの目にもまちがえようがなく、自由と平和を一気に前進させるしるしです。ゴルバチョフ書記長、あなたが平和を求めるなら、ソ連と東ヨーロッパの繁栄を求めるなら、自由化を求めるなら、この門まで来てください! ゴルバチョフさん、この門を開けなさい! ゴルバチョフさん、この壁を壊しなさい!

In these four decades, as I have said, you Berliners have built a great city. You've done so in spite of threats—the Soviet attempts to impose the East-mark, the blockade. Today the city thrives in spite of the challenges implicit in the very presence of this wall. What keeps you here? Certainly there's a great deal to be said for your fortitude, for your defiant courage. But I believe there's something deeper, something that involves Berlin's whole look and feel and way of life—not mere sentiment. No one could live long in Berlin without being completely disabused of illusions. Something instead, that has seen the difficulties of life in Berlin but chose to accept them, that continues to build this good and proud city in contrast to a surrounding totalitarian presence that refuses to release human energies or aspirations. Something that speaks with a powerful voice of affirmation, that says yes to this city, yes to the future, yes to freedom. In a word, I would submit that what keeps you in Berlin is love—love both profound and abiding.

先ほども言ったとおり、この四十年のあいだに、ベルリンのみなさんは、すばらしい町を築き上げました。数々の脅しに負けず、それをなしとげたのです。ソ連は東ドイツのマルクを押しつけようとし、町を封鎖しました。今日、この壁が立っているだけで、さまざまな困難がつきまといます。それでもこの町は栄えています。いったい何が、みなさんをここに引きとめているのでしょうか。たしかに、みなさんの忍耐強さ、脅しに屈しない勇気は、いくらたたえてもたたえきれません。しかし私は、もっと深いものがあると信じています。それは、ベルリンの姿、ベルリンの空気、ベルリンの暮らし方のすべてにかかわるものです。ただの感傷ではありません。ベルリンに長く住んでいれば、甘い幻想など、きれいさっぱり消えてしまうはずですから。そうではなく、それは、ベルリンで生きることの苦労をよく知った上で、それを引き受けると決めたものです。まわりを取り囲む全体主義は、人間の力も願いも、解き放とうとはしません。それとは正反対に、このすばらしい、誇り高い町を築き続けているものです。力強く、肯定の声をあげるものです。この町に、未来に、自由に、イエスと言うものです。ひと言で言えば、みなさんをベルリンに引きとめているのは、愛だと私は思います。深く、変わることのない愛です。

Perhaps this gets to the root of the matter, to the most fundamental distinction of all between East and West. The totalitarian world produces backwardness because it does such violence to the spirit, thwarting the human impulse to create, to enjoy, to worship. The totalitarian world finds even symbols of love and of worship an affront. Years ago, before the East Germans began rebuilding their churches, they erected a secular structure: the television tower at Alexander Platz. Virtually ever since, the authorities have been working to correct what they view as the tower's one major flaw, treating the glass sphere at the top with paints and chemicals of every kind. Yet even today when the Sun strikes that sphere—that sphere that towers over all Berlin—the light makes the sign of the cross. There in Berlin, like the city itself, symbols of love, symbols of worship, cannot be suppressed.

もしかすると、これこそが問題の核心なのかもしれません。東と西を分ける、最も根本的なちがいなのかもしれません。全体主義の世界が遅れてしまうのは、人の心をひどく痛めつけるからです。ものをつくりたい、楽しみたい、神を敬いたいという、人間の自然な気持ちをくじいてしまうからです。全体主義の世界は、愛や信仰のしるしさえ、目ざわりだと感じます。何年も前、東ドイツは、教会を建て直し始める前に、宗教とは関係のない建物を建てました。アレクサンダー広場のテレビ塔です。それ以来ずっと、当局は、この塔のたった一つの大きな欠点だと考えているものを直そうとしてきました。てっぺんのガラスの球に、ありとあらゆる塗料や薬品をぬってきたのです。それなのに、今日でも、ベルリン中を見下ろすその球に太陽の光が当たると、光が十字架の形を描くのです。ここベルリンでは、この町そのものと同じように、愛のしるしも、信仰のしるしも、押さえつけることはできないのです。

As I looked out a moment ago from the Reichstag, that embodiment of German unity, I noticed words crudely spray-painted upon the wall, perhaps by a young Berliner, "This wall will fall. Beliefs become reality." Yes, across Europe, this wall will fall. For it cannot withstand faith; it cannot withstand truth. The wall cannot withstand freedom.

つい先ほど、ドイツの統一を体現する国会議事堂から外をながめていて、壁にスプレーで乱暴に書かれた言葉に気がつきました。たぶん、若いベルリン市民が書いたのでしょう。「この壁は崩れる。信じる心は現実になる」。そうです。ヨーロッパじゅうで、この壁は崩れていきます。壁は、信じる心に耐えられないからです。真実に耐えられないからです。壁は、自由に耐えることはできないのです。

Thank you and God bless you all.

ありがとうございました。みなさんに神の祝福がありますように。

📖 全訳をまとめて読む 読み終わってからの答え合わせに

ありがとうございます。コール首相、ディープゲン市長、そしてご列席のみなさん。二十四年前、ジョン・F・ケネディ大統領がベルリンを訪れ、市庁舎の前で、この町の人々と世界の人々に語りかけました。それ以来、二人の大統領が、それぞれベルリンを訪れています。そして今日、私自身も、二度目となるこの町の訪問を果たしました。

私の後ろには、壁が立っています。この町の自由な地区をぐるりと取り囲む壁です。そして、これはヨーロッパ大陸全体を分断する、巨大な障壁の一部でもあります。バルト海から南へ、その障壁はドイツを切りさく傷のように走っています。有刺鉄線、コンクリート、番犬の走る通路、そして監視塔。さらに南へ行けば、目に見える、はっきりした壁はないかもしれません。それでも、武装した兵士と検問所は同じようにあります。人が自由に行き来する権利は、いまも制限されています。全体主義の国家が、ふつうの人々に自分の意思を押しつけるための道具であることに、変わりはないのです。しかし、この壁が最もはっきりと姿を見せるのは、ここベルリンです。みなさんの町をまっぷたつに切りさいているこの場所でこそ、報道写真やテレビの画面を通して、一つの大陸を引きさく残酷な分断が、世界の人々の心に焼きつけられてきたのです。ブランデンブルク門の前に立てば、だれもが、仲間から引き離されたドイツ人になります。だれもが、この傷あとを見つめることを強いられたベルリン市民になるのです。

ヴァイツゼッカー大統領は、こう言いました。「ブランデンブルク門が閉じているかぎり、ドイツ問題は解決していない」。今日、私はこう言います。この門が閉じているかぎり、壁というこの傷あとが立ち続けることが許されているかぎり、解決していないのは、ドイツ問題だけではありません。全人類の自由という問題なのです。けれども、私は嘆くためにここに来たのではありません。私はこのベルリンに、希望のメッセージを見つけたからです。この壁の影の中にさえ、勝利のメッセージを見つけたからです。

一九五〇年代、フルシチョフは「われわれはあなたがたを葬ってやる」と言い放ちました。しかし、今日の西側を見てください。自由な世界は、人類の歴史が始まって以来、例のないほどの繁栄と豊かさを手にしています。共産主義の世界はどうでしょう。そこにあるのは、失敗です。技術の遅れです。悪くなっていく国民の健康です。そして、最も基本的なものにさえ事欠いています。食べ物が足りないのです。今日でもなお、ソ連は自分の国の人々を食べさせることができません。ですから、この四十年を経て、全世界の前には、一つの大きな、だれも否定できない結論があるのです。自由は繁栄をもたらす。自由は、国と国との古い憎しみを、友好と平和に置きかえる。自由こそが勝者なのだ、と。

そしていま、ソ連自身も、ある程度までは、自由の大切さを分かり始めているのかもしれません。モスクワからは、改革と情報公開という新しい政策について、さかんに聞こえてきます。政治犯が何人か釈放されました。外国のニュース放送の一部は、もう電波妨害を受けていません。一部の企業は、国の管理から離れて、前より自由に事業をすることを許されました。これは、ソ連という国が根本から変わる始まりなのでしょうか。それとも、西側にむなしい期待をいだかせるため、あるいは体制を変えないまま強くするための、形ばかりのそぶりなのでしょうか。私たちは、変化と情報公開を歓迎します。自由と安全は手を取り合うものだと信じているからです。人間の自由が広がれば、世界平和という目標は、ますます力を得るばかりだと信じているからです。

ソ連が示せるしるしが一つあります。だれの目にもまちがえようがなく、自由と平和を一気に前進させるしるしです。ゴルバチョフ書記長、あなたが平和を求めるなら、ソ連と東ヨーロッパの繁栄を求めるなら、自由化を求めるなら、この門まで来てください! ゴルバチョフさん、この門を開けなさい! ゴルバチョフさん、この壁を壊しなさい!

先ほども言ったとおり、この四十年のあいだに、ベルリンのみなさんは、すばらしい町を築き上げました。数々の脅しに負けず、それをなしとげたのです。ソ連は東ドイツのマルクを押しつけようとし、町を封鎖しました。今日、この壁が立っているだけで、さまざまな困難がつきまといます。それでもこの町は栄えています。いったい何が、みなさんをここに引きとめているのでしょうか。たしかに、みなさんの忍耐強さ、脅しに屈しない勇気は、いくらたたえてもたたえきれません。しかし私は、もっと深いものがあると信じています。それは、ベルリンの姿、ベルリンの空気、ベルリンの暮らし方のすべてにかかわるものです。ただの感傷ではありません。ベルリンに長く住んでいれば、甘い幻想など、きれいさっぱり消えてしまうはずですから。そうではなく、それは、ベルリンで生きることの苦労をよく知った上で、それを引き受けると決めたものです。まわりを取り囲む全体主義は、人間の力も願いも、解き放とうとはしません。それとは正反対に、このすばらしい、誇り高い町を築き続けているものです。力強く、肯定の声をあげるものです。この町に、未来に、自由に、イエスと言うものです。ひと言で言えば、みなさんをベルリンに引きとめているのは、愛だと私は思います。深く、変わることのない愛です。

もしかすると、これこそが問題の核心なのかもしれません。東と西を分ける、最も根本的なちがいなのかもしれません。全体主義の世界が遅れてしまうのは、人の心をひどく痛めつけるからです。ものをつくりたい、楽しみたい、神を敬いたいという、人間の自然な気持ちをくじいてしまうからです。全体主義の世界は、愛や信仰のしるしさえ、目ざわりだと感じます。何年も前、東ドイツは、教会を建て直し始める前に、宗教とは関係のない建物を建てました。アレクサンダー広場のテレビ塔です。それ以来ずっと、当局は、この塔のたった一つの大きな欠点だと考えているものを直そうとしてきました。てっぺんのガラスの球に、ありとあらゆる塗料や薬品をぬってきたのです。それなのに、今日でも、ベルリン中を見下ろすその球に太陽の光が当たると、光が十字架の形を描くのです。ここベルリンでは、この町そのものと同じように、愛のしるしも、信仰のしるしも、押さえつけることはできないのです。

つい先ほど、ドイツの統一を体現する国会議事堂から外をながめていて、壁にスプレーで乱暴に書かれた言葉に気がつきました。たぶん、若いベルリン市民が書いたのでしょう。「この壁は崩れる。信じる心は現実になる」。そうです。ヨーロッパじゅうで、この壁は崩れていきます。壁は、信じる心に耐えられないからです。真実に耐えられないからです。壁は、自由に耐えることはできないのです。

ありがとうございました。みなさんに神の祝福がありますように。

日本語訳:多読ベスト

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このお話の教訓 Moral

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Mr. Gorbachev, open this gate! Mr. Gorbachev, tear down this wall!

ゴルバチョフさん、この門を開けなさい! ゴルバチョフさん、この壁を壊しなさい!

理解度チェック Quick Quiz

読み終わったら、3問だけ。間違えても大丈夫。多読は「だいたいわかる」で十分です。

Q1. What did Khrushchev predict in the 1950s?

Q2. What does Reagan ask Mr. Gorbachev to do?

Q3. What words had someone spray-painted on the wall?

🎥 本物を見る・聞く 実際のスピーチ

🎥 映像・Ronald Reagan Presidential Foundation & Institute"Tear Down this Wall" Berlin Wall Speech - President Reagan's Address at the Brandenburg Gateレーガン大統領財団・図書館の公式映像。ブランデンブルク門での演説の全体(約27分)。「壁を壊しなさい」は11分ごろ

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この読み物の使い方 3ステップ

  1. 聞きながら読む 音声に合わせて光る文を目で追う(聞き読み)。わからない語は飛ばしてOK。
  2. 音声なしで読む ⏱計測ボタンで読む速さ(WPM)を測ってみる。
  3. 耳だけで聞く 🎧聞くだけモードで、文字を見ずに内容がわかるか試す。🔁1文リピートで音読・シャドーイングも。

聞き読みの効果とやり方/多読三原則

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