The Tale of Jemima Puddle-Duck(あひるのジマイマのおはなし)の挿絵

The Tale of Jemima Puddle-Duck

あひるのジマイマのおはなし

  • 📖 358 words
  • ⏱ 約4分
  • YL 0.5–0.9
  • 英検5〜4級目安
  • 📝 全訳つき

あらすじ自分の卵を自分でかえしたいアヒルのジマイマは、巣を作る場所をさがしに森へ出かけます。そこで出会ったのは、とても親切な紳士でした。

ビアトリクス・ポター『あひるのジマイマのおはなし』(1908年)をもとに再話

キーワード(10語)本文の点線の語はタップで意味が出ます
  • hatched(卵が)かえった
  • nest巣
  • bonnetボンネット(あごでひもを結ぶ帽子)
  • shawlショール、肩かけ
  • tree stump切り株
  • foxキツネ
  • shed小屋
  • sageセージ(香りのよい草)
  • thymeタイム(香りのよい草)
  • ducklingsアヒルのひな

🔊 音声は準備中です。もうしばらくお待ちください。

Jemima Puddle-Duck lived on a farm. She wanted to sit on her own eggs until they hatched. But the farmer's wife always took her eggs away. "You can't sit still, Jemima," she said. Jemima was very unhappy.

アヒルのジマイマ・パドルダックは、農場で暮らしていました。ジマイマは、自分の卵を自分で温めて、ひなをかえしたいと思っていました。ところが、農家のおかみさんは、いつも卵を取り上げてしまいました。「あんたはじっと座っていられないからね、ジマイマ」と、おかみさんは言いました。ジマイマは悲しくてたまりませんでした。

So Jemima decided to make a nest far away from the farm. She put on her blue bonnet and her pretty shawl. Then she flew over the trees to a quiet wood.

そこでジマイマは、農場から遠くはなれたところに巣を作ることにしました。青いボンネットをかぶり、きれいなショールをはおると、木々の上を飛びこえて、静かな森へ向かいました。

In the wood, she met a gentleman in a smart coat. He had pointed black ears and a long bushy tail. He was reading a newspaper on a tree stump. He was a fox, but Jemima did not know that.

森の中で、ジマイマはしゃれた上着を着た紳士に出会いました。とがった黒い耳に、ふさふさした長いしっぽ。紳士は切り株に腰かけて、新聞を読んでいました。じつは、この紳士はキツネだったのですが、ジマイマはそれを知りませんでした。

"Are you lost, madam?" he asked kindly. Jemima told him about her eggs. "How sad!" said the gentleman. "I have a little shed full of feathers. You can make your nest there. Nobody will take your eggs."

「おや、道に迷われましたかな、奥さん?」と、紳士はやさしく尋ねました。ジマイマが卵のことを話すと、紳士は言いました。「それはお気の毒に! わたしは、羽根でいっぱいの小さな小屋を持っていましてね。そこに巣を作るといいですよ。誰にも卵を取られたりしませんから」

The shed was full of soft feathers. Jemima was a little surprised, but she made a lovely nest. Every day she came and laid an egg. Soon she had nine eggs.

小屋の中は、やわらかい羽根でいっぱいでした。ジマイマは少しおどろきましたが、すてきな巣を作りました。それから毎日小屋に通っては、卵を一つずつ産みました。やがて、卵は九つになりました。

"Let's have a dinner party when your eggs hatch," said the gentleman. "Please bring some sage, some thyme and two onions from the farm." Sage, thyme and onions! Cooks put those inside a roast duck! But silly Jemima did not understand.

「卵がかえったら、ディナーパーティーを開きましょう」と紳士は言いました。「農場から、セージとタイムを少しと、玉ねぎを二つ持ってきてください」セージにタイムに玉ねぎ! どれも、料理人がアヒルの丸焼きのおなかにつめるものです! けれども、おばかさんのジマイマは気がつきませんでした。

At the farm, she picked the herbs and the onions. Kep, the clever farm dog, saw her. "Where are you going with those onions, Jemima?" he asked. Jemima told him all about the kind gentleman.

農場に戻ったジマイマは、ハーブをつみ、玉ねぎを抜きました。それを見ていたのが、農場の賢い犬、ケップです。「玉ねぎなんか持って、どこへ行くんだい、ジマイマ?」ジマイマは、親切な紳士のことを何もかも話しました。

Kep listened carefully. He knew all about foxes. He ran to the village and came back with two young dogs. Then they all went to the wood.

ケップは、じっと耳をかたむけていました。キツネのことなら、よく知っていたのです。ケップは村へ走っていき、若い犬を二匹連れて戻ってきました。それから、みんなで森へ向かいました。

Jemima was in the shed with her eggs. Suddenly she heard barking, running and loud noises. The gentleman ran away, and he never came back.

ジマイマは小屋の中で、卵と一緒にいました。突然、ほえる声や走りまわる音、大きな物音が聞こえてきました。紳士は逃げていき、二度と戻ってきませんでした。

Kep opened the shed door and let Jemima out. But before he could stop them, the young dogs ate all her eggs! Jemima cried all the way home.

ケップは小屋の戸を開けて、ジマイマを出してやりました。ところが、ケップが止める間もなく、若い犬たちがジマイマの卵を全部食べてしまったのです! ジマイマは、家に帰るまでずっと泣いていました。

Later, the farmer's wife let her keep some new eggs. Only four of them hatched. But Jemima was very happy with her four little ducklings.

その後、おかみさんは、ジマイマが新しく産んだ卵を取り上げずにおいてくれました。ひなにかえった卵は、たった四つだけでした。それでもジマイマは、四羽のかわいいひなたちと一緒で、とても幸せでした。

📖 全訳をまとめて読む 読み終わってからの答え合わせに

アヒルのジマイマ・パドルダックは、農場で暮らしていました。ジマイマは、自分の卵を自分で温めて、ひなをかえしたいと思っていました。ところが、農家のおかみさんは、いつも卵を取り上げてしまいました。「あんたはじっと座っていられないからね、ジマイマ」と、おかみさんは言いました。ジマイマは悲しくてたまりませんでした。

そこでジマイマは、農場から遠くはなれたところに巣を作ることにしました。青いボンネットをかぶり、きれいなショールをはおると、木々の上を飛びこえて、静かな森へ向かいました。

森の中で、ジマイマはしゃれた上着を着た紳士に出会いました。とがった黒い耳に、ふさふさした長いしっぽ。紳士は切り株に腰かけて、新聞を読んでいました。じつは、この紳士はキツネだったのですが、ジマイマはそれを知りませんでした。

「おや、道に迷われましたかな、奥さん?」と、紳士はやさしく尋ねました。ジマイマが卵のことを話すと、紳士は言いました。「それはお気の毒に! わたしは、羽根でいっぱいの小さな小屋を持っていましてね。そこに巣を作るといいですよ。誰にも卵を取られたりしませんから」

小屋の中は、やわらかい羽根でいっぱいでした。ジマイマは少しおどろきましたが、すてきな巣を作りました。それから毎日小屋に通っては、卵を一つずつ産みました。やがて、卵は九つになりました。

「卵がかえったら、ディナーパーティーを開きましょう」と紳士は言いました。「農場から、セージとタイムを少しと、玉ねぎを二つ持ってきてください」セージにタイムに玉ねぎ! どれも、料理人がアヒルの丸焼きのおなかにつめるものです! けれども、おばかさんのジマイマは気がつきませんでした。

農場に戻ったジマイマは、ハーブをつみ、玉ねぎを抜きました。それを見ていたのが、農場の賢い犬、ケップです。「玉ねぎなんか持って、どこへ行くんだい、ジマイマ?」ジマイマは、親切な紳士のことを何もかも話しました。

ケップは、じっと耳をかたむけていました。キツネのことなら、よく知っていたのです。ケップは村へ走っていき、若い犬を二匹連れて戻ってきました。それから、みんなで森へ向かいました。

ジマイマは小屋の中で、卵と一緒にいました。突然、ほえる声や走りまわる音、大きな物音が聞こえてきました。紳士は逃げていき、二度と戻ってきませんでした。

ケップは小屋の戸を開けて、ジマイマを出してやりました。ところが、ケップが止める間もなく、若い犬たちがジマイマの卵を全部食べてしまったのです! ジマイマは、家に帰るまでずっと泣いていました。

その後、おかみさんは、ジマイマが新しく産んだ卵を取り上げずにおいてくれました。ひなにかえった卵は、たった四つだけでした。それでもジマイマは、四羽のかわいいひなたちと一緒で、とても幸せでした。

日本語訳:多読ベスト

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理解度チェック Quick Quiz

読み終わったら、3問だけ。間違えても大丈夫。多読は「だいたいわかる」で十分です。

Q1. Why did Jemima go to the wood?

Q2. Who was the gentleman?

Q3. Who ate Jemima's eggs?

この読み物の使い方 3ステップ

  1. 聞きながら読む 音声に合わせて光る文を目で追う(聞き読み)。わからない語は飛ばしてOK。
  2. 音声なしで読む ⏱計測ボタンで読む速さ(WPM)を測ってみる。
  3. 耳だけで聞く 🎧聞くだけモードで、文字を見ずに内容がわかるか試す。🔁1文リピートで音読・シャドーイングも。

聞き読みの効果とやり方/多読三原則

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