The Adventures of Tom Sawyer(トム・ソーヤーの冒険)の挿絵
Level 3 Pre-Intermediate名作文学

The Adventures of Tom Sawyer

トム・ソーヤーの冒険

  • 📖 987 words
  • ⏱ 約9分
  • 🔊 5:32
  • YL 1.5–2.4
  • 英検準2級目安
  • 📝 全訳つき

あらすじいたずら好きのトムは、罰として土曜日に長い板べいのペンキぬりを言いつけられます。ところがトムは、ある名案を思いつきました。有名な「ペンキぬり」の場面と、「海賊になって島へ家出」の場面を再話。

マーク・トウェイン『トム・ソーヤーの冒険』(1876年)をもとに再話

キーワード(10語)本文の点線の語はタップで意味が出ます
  • whitewash白い塗料(しっくい)
  • fence板べい
  • punishment罰
  • steamboat蒸気船
  • particular(やり方に)うるさい
  • marblesビー玉
  • raftいかだ
  • drownedおぼれ死んだ
  • funeralお葬式
  • minister牧師
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Google Cloud TTS(Chirp 3 HD・アメリカ英語・Aoede)

It was a bright Saturday morning in summer. The whole world was happy and full of life. But Tom Sawyer was not happy at all. He stood on the sidewalk with a bucket of whitewash and a long brush, looking at the fence in front of Aunt Polly's house. It was thirty yards long and nine feet high. Tom had been naughty again, so his punishment was to whitewash the whole fence.

夏の、よく晴れた土曜日の朝でした。世界じゅうが幸せで、生き生きとしていました。ところがトム・ソーヤーは、ちっとも幸せではありませんでした。トムは、しっくいの入ったバケツと長いはけを持って歩道に立ち、ポリーおばさんの家の前の塀を眺めていました。塀は長さが三十ヤード(約二十七メートル)、高さが九フィート(約二・七メートル)もあります。トムはまたいたずらをしたので、罰として、この塀を全部しっくいで白く塗らなければならなかったのです。

Soon the other boys would come by on their way to have fun, and they would laugh at him. He looked in his pockets, but he did not have enough toys to pay another boy to do the work.

もうすぐほかの男の子たちが、遊びに行く途中でここを通りかかって、トムを笑うでしょう。トムはポケットの中を探ってみましたが、ほかの子にお礼をして仕事を代わってもらえるほどのおもちゃは、持っていませんでした。

Then, at that dark moment, a great idea came to him.

ところが、すっかりしょげかえっていたそのとき、すばらしい考えが浮かんだのです。

He picked up his brush and went quietly to work. Soon Ben Rogers came down the street, eating an apple. He was pretending to be a big steamboat, and he was making loud steamboat noises.

トムははけを取り上げ、黙って仕事に取りかかりました。まもなく、ベン・ロジャーズがリンゴをかじりながら通りをやって来ました。ベンは大きな蒸気船になったつもりで、蒸気船の音を大きな声でまねしていました。

"Ding-dong-dong! Ting-a-ling-ling! Chow! Ch-chow-wow!"

「ディン・ドン・ドン! チリンチリン! シュッ! シュッシュッポー!」

Tom went on painting. He didn't even look at Ben.

トムは塗り続けました。ベンのほうを見ようともしません。

"Hello, old fellow," said Ben. "You have to work, don't you?"

「よう、きみ」とベンは言いました。「仕事をしなきゃいけないんだね?」

Tom turned around suddenly. "Why, it's you, Ben! I didn't notice you."

トムはさっと振り向きました。「なんだ、きみか、ベン! 気がつかなかったよ」

"I'm going swimming," said Ben. "Don't you wish you could? But of course you would rather work, wouldn't you?"

「ぼくは泳ぎに行くんだ」とベンは言いました。「きみも行けたらいいのにって思うだろ? でも、もちろんきみは、仕事のほうがいいんだよね?」

Tom looked at him. "What do you call work?"

トムはベンを見ました。「仕事って、何のことだい?」

"Why, isn't that work?"

「何って、それは仕事じゃないの?」

Tom went back to his painting. "Well, maybe it is, and maybe it isn't. All I know is, it suits Tom Sawyer."

トムはまた塗り始めました。「まあ、そうかもしれないし、そうじゃないかもしれない。ぼくにわかっているのは、これがトム・ソーヤーにぴったりだってことだけさ」

"Oh, come on. You don't mean that you like it?"

「おいおい、まさかそれが好きだって言うんじゃないだろうね?」

"Like it? Well, I don't see why I shouldn't like it. Does a boy get a chance to whitewash a fence every day?"

「好きかって? うーん、好きになっちゃいけない理由なんてないだろう? 男の子が塀を塗らせてもらえるチャンスなんて、毎日あるかい?」

That put things in a new light. Ben stopped eating his apple. Tom moved his brush carefully back and forth, then stepped back to look at the result, then added a touch here and there. Ben watched every move, more and more interested.

そう言われると、話はまったく違って見えてきました。ベンはリンゴをかじるのをやめました。トムははけを注意深く左右に動かし、一歩下がって出来ばえを眺め、またあちこちにひと塗りずつ加えました。ベンはトムの動きをひとつ残らず見つめ、ますます興味をそそられていきました。

"Say, Tom, let me whitewash a little."

「ねえ、トム、ちょっとだけ塗らせてよ」

Tom thought about it. "No, no, I'm sorry, Ben. Aunt Polly is very particular about this fence. It's right here on the street, you know. It has to be done very carefully. I don't think there's one boy in a thousand who could do it the right way."

トムは考えこみました。「だめだめ、悪いけどね、ベン。ポリーおばさんは、この塀にはとってもうるさいんだ。ほら、通りに面しているだろう。すごく丁寧に塗らなきゃいけないんだよ。ちゃんと塗れる子なんて、千人に一人もいないと思うな」

"Oh, please. I'll give you the core of my apple."

「ねえ、お願い。リンゴの芯をあげるからさ」

"Well, no, Ben, I'm afraid..."

「うーん、だめだよ、ベン。悪いけど……」

"I'll give you all of it!"

「リンゴを全部あげるよ!」

Tom gave up the brush with sadness on his face, but joy in his heart. While Ben worked hard in the sun, Tom sat in the shade, eating the apple and planning his next move.

トムは、顔には悲しそうな表情を浮かべながら、心の中では大喜びで、はけを渡しました。ベンが日なたで一生懸命働いているあいだ、トムは日陰に座ってリンゴを食べながら、次の作戦を練りました。

More boys came by all day long. They came to laugh, but they stayed to whitewash. By the middle of the afternoon, Tom was rich.

一日じゅう、男の子たちが次から次へと通りかかりました。みんな笑いに来たのに、そのまま残って塀を塗っていきました。午後の半ばには、トムは大金持ちになっていました。

Billy Fisher had given him a kite as payment. Johnny Miller had given him a dead rat and a string to swing it with. Tom also had twelve marbles, a piece of blue glass, a key that couldn't unlock anything, a kitten with only one eye, an old window frame, and many other treasures. And the fence had three coats of whitewash on it!

ビリー・フィッシャーは、お礼にたこをくれました。ジョニー・ミラーは、死んだネズミと、それを振り回すためのひもをくれました。ほかにもトムは、ビー玉十二個、青いガラスのかけら、何も開けられない鍵、片目しかない子ネコ、古い窓枠、そのほかたくさんの宝物を手に入れました。しかも塀には、しっくいが三回も重ね塗りされていたのです!

Tom had discovered a great law of human action without knowing it. To make someone want a thing, you only need to make that thing hard to get. Work is what you have to do. Play is what you don't have to do.

トムは知らないうちに、人間の行動についての大きな法則を発見していました。人に何かをほしがらせるには、それを手に入れにくくすればいいだけなのです。仕事とは、しなければならないこと。遊びとは、しなくてもいいことなのです。

When Tom told Aunt Polly that the fence was finished, she couldn't believe it. She went out to see for herself, and she was amazed. She was so pleased that she gave him a fine apple.

トムが塀を塗り終えたと伝えても、ポリーおばさんは信じられませんでした。自分の目で確かめに出てみて、おばさんはびっくりしました。そしてとてもうれしくなって、トムに立派なリンゴをひとつくれました。

A few weeks later, Tom was feeling sad. He thought nobody loved him. So he decided to run away and become a pirate. His friends Joe Harper and Huckleberry Finn decided to come too. One night the three boys took a raft and floated down the great Mississippi River to Jackson's Island. Tom called himself the Black Avenger of the Spanish Main.

数週間後、トムは悲しい気持ちになっていました。誰も自分のことを愛してくれていないと思ったのです。そこでトムは、家出をして海賊になろうと決めました。友だちのジョー・ハーパーとハックルベリー・フィンも、一緒に行くことになりました。ある夜、三人はいかだに乗って大きなミシシッピ川を下り、ジャクソン島へ向かいました。トムは自分のことを「カリブ海の黒い復讐者」と名のりました。

The island was wonderful. The boys swam, fished, and slept under the stars. There was no school and no washing!

島はすばらしいところでした。男の子たちは泳いだり、魚をとったり、星空の下で眠ったりしました。学校もないし、体を洗わなくてもいいのです!

Then one afternoon they heard a deep "boom" across the water. A boat full of people was moving slowly up and down the river, firing a cannon over the water.

ところがある日の午後、水の向こうから、低い「ドーン」という音が聞こえてきました。人をいっぱい乗せた船が、川をゆっくり行ったり来たりしながら、水の上に大砲を撃っていたのです。

"What are they doing?" asked Joe.

「あの人たち、何をしているんだろう?」とジョーがたずねました。

"I know," said Tom. "Somebody has drowned. They're firing the cannon so the body will come up to the top of the water."

「わかったぞ」とトムは言いました。「誰かがおぼれ死んだんだ。死体が水面に浮かんでくるように、大砲を撃っているんだよ」

The boys watched. Suddenly Tom shouted, "Boys, I know who's drowned! It's us!"

三人はじっと眺めていました。突然、トムが叫びました。「みんな、おぼれたのが誰かわかったぞ! ぼくたちだ!」

They felt like heroes. The whole town was missing them and crying for them! That night Tom swam and crept back to town in the dark.

三人は、英雄になったような気分でした。町じゅうの人が、ぼくたちがいなくなったと心配して、ぼくたちのために泣いているんだ! その夜、トムは泳いで川を渡り、暗闇にまぎれてこっそり町へ戻りました。

He hid under the bed in Aunt Polly's house and heard her crying for him. "He was the best-hearted boy that ever was," she said. Tom almost came out to comfort her. But he had a better plan.

トムはポリーおばさんの家のベッドの下に隠れて、おばさんが自分を思って泣いているのを聞きました。「あんなに心のやさしい子はいなかったよ」とおばさんは言いました。トムはもう少しで飛び出して、おばさんをなぐさめるところでした。でもトムには、もっといい計画があったのです。

On Sunday morning the church bell rang slowly. It was the boys' funeral. The whole town was there, dressed in black. The minister told everyone how good and kind and brave the lost boys had been. Everyone in the church began to cry, and even the minister cried.

日曜日の朝、教会の鐘がゆっくりと鳴りました。男の子たちのお葬式です。町じゅうの人が、黒い服を着て集まっていました。牧師さんは、いなくなった男の子たちがどんなに善良で、やさしく、勇敢だったかを、みんなに語りました。教会にいた人はみんな泣き出し、牧師さんまで泣いてしまいました。

Then the church door creaked. The minister looked up and stood still. Everybody turned around. There, walking up the middle of the church, came the three dead boys! Tom was in front, Joe was next, and Huck came last, in his old rags. They had been hiding upstairs in the church, listening to their own funeral!

そのとき、教会の扉がぎいっときしみました。牧師さんは顔を上げ、その場に立ちつくしました。みんなが振り返りました。するとそこに、死んだはずの三人の男の子が、教会の真ん中を歩いてくるではありませんか! 先頭はトム、次がジョー、最後はぼろぼろの服を着たハックでした。三人は教会の二階に隠れて、自分たちのお葬式を聞いていたのです!

Aunt Polly and Joe's family threw themselves on the boys and kissed them again and again. Then the minister shouted, "Praise God! Sing, and put your hearts in it!" And the whole church sang with joy until the walls shook.

ポリーおばさんとジョーの家族は男の子たちに飛びついて、何度も何度もキスをしました。それから牧師さんが叫びました。「神をたたえよ! さあ、心をこめて歌いましょう!」そして教会じゅうの人たちが、壁が揺れるほど喜びにあふれて歌いました。

Tom Sawyer the Pirate looked around at all the people, and he felt that this was the proudest moment of his life.

海賊トム・ソーヤーはまわりの人たちを見回して、今こそ人生でいちばん誇らしい瞬間だと感じたのでした。

📖 全訳をまとめて読む 読み終わってからの答え合わせに

夏の、よく晴れた土曜日の朝でした。世界じゅうが幸せで、生き生きとしていました。ところがトム・ソーヤーは、ちっとも幸せではありませんでした。トムは、しっくいの入ったバケツと長いはけを持って歩道に立ち、ポリーおばさんの家の前の塀を眺めていました。塀は長さが三十ヤード(約二十七メートル)、高さが九フィート(約二・七メートル)もあります。トムはまたいたずらをしたので、罰として、この塀を全部しっくいで白く塗らなければならなかったのです。

もうすぐほかの男の子たちが、遊びに行く途中でここを通りかかって、トムを笑うでしょう。トムはポケットの中を探ってみましたが、ほかの子にお礼をして仕事を代わってもらえるほどのおもちゃは、持っていませんでした。

ところが、すっかりしょげかえっていたそのとき、すばらしい考えが浮かんだのです。

トムははけを取り上げ、黙って仕事に取りかかりました。まもなく、ベン・ロジャーズがリンゴをかじりながら通りをやって来ました。ベンは大きな蒸気船になったつもりで、蒸気船の音を大きな声でまねしていました。

「ディン・ドン・ドン! チリンチリン! シュッ! シュッシュッポー!」

トムは塗り続けました。ベンのほうを見ようともしません。

「よう、きみ」とベンは言いました。「仕事をしなきゃいけないんだね?」

トムはさっと振り向きました。「なんだ、きみか、ベン! 気がつかなかったよ」

「ぼくは泳ぎに行くんだ」とベンは言いました。「きみも行けたらいいのにって思うだろ? でも、もちろんきみは、仕事のほうがいいんだよね?」

トムはベンを見ました。「仕事って、何のことだい?」

「何って、それは仕事じゃないの?」

トムはまた塗り始めました。「まあ、そうかもしれないし、そうじゃないかもしれない。ぼくにわかっているのは、これがトム・ソーヤーにぴったりだってことだけさ」

「おいおい、まさかそれが好きだって言うんじゃないだろうね?」

「好きかって? うーん、好きになっちゃいけない理由なんてないだろう? 男の子が塀を塗らせてもらえるチャンスなんて、毎日あるかい?」

そう言われると、話はまったく違って見えてきました。ベンはリンゴをかじるのをやめました。トムははけを注意深く左右に動かし、一歩下がって出来ばえを眺め、またあちこちにひと塗りずつ加えました。ベンはトムの動きをひとつ残らず見つめ、ますます興味をそそられていきました。

「ねえ、トム、ちょっとだけ塗らせてよ」

トムは考えこみました。「だめだめ、悪いけどね、ベン。ポリーおばさんは、この塀にはとってもうるさいんだ。ほら、通りに面しているだろう。すごく丁寧に塗らなきゃいけないんだよ。ちゃんと塗れる子なんて、千人に一人もいないと思うな」

「ねえ、お願い。リンゴの芯をあげるからさ」

「うーん、だめだよ、ベン。悪いけど……」

「リンゴを全部あげるよ!」

トムは、顔には悲しそうな表情を浮かべながら、心の中では大喜びで、はけを渡しました。ベンが日なたで一生懸命働いているあいだ、トムは日陰に座ってリンゴを食べながら、次の作戦を練りました。

一日じゅう、男の子たちが次から次へと通りかかりました。みんな笑いに来たのに、そのまま残って塀を塗っていきました。午後の半ばには、トムは大金持ちになっていました。

ビリー・フィッシャーは、お礼にたこをくれました。ジョニー・ミラーは、死んだネズミと、それを振り回すためのひもをくれました。ほかにもトムは、ビー玉十二個、青いガラスのかけら、何も開けられない鍵、片目しかない子ネコ、古い窓枠、そのほかたくさんの宝物を手に入れました。しかも塀には、しっくいが三回も重ね塗りされていたのです!

トムは知らないうちに、人間の行動についての大きな法則を発見していました。人に何かをほしがらせるには、それを手に入れにくくすればいいだけなのです。仕事とは、しなければならないこと。遊びとは、しなくてもいいことなのです。

トムが塀を塗り終えたと伝えても、ポリーおばさんは信じられませんでした。自分の目で確かめに出てみて、おばさんはびっくりしました。そしてとてもうれしくなって、トムに立派なリンゴをひとつくれました。

数週間後、トムは悲しい気持ちになっていました。誰も自分のことを愛してくれていないと思ったのです。そこでトムは、家出をして海賊になろうと決めました。友だちのジョー・ハーパーとハックルベリー・フィンも、一緒に行くことになりました。ある夜、三人はいかだに乗って大きなミシシッピ川を下り、ジャクソン島へ向かいました。トムは自分のことを「カリブ海の黒い復讐者」と名のりました。

島はすばらしいところでした。男の子たちは泳いだり、魚をとったり、星空の下で眠ったりしました。学校もないし、体を洗わなくてもいいのです!

ところがある日の午後、水の向こうから、低い「ドーン」という音が聞こえてきました。人をいっぱい乗せた船が、川をゆっくり行ったり来たりしながら、水の上に大砲を撃っていたのです。

「あの人たち、何をしているんだろう?」とジョーがたずねました。

「わかったぞ」とトムは言いました。「誰かがおぼれ死んだんだ。死体が水面に浮かんでくるように、大砲を撃っているんだよ」

三人はじっと眺めていました。突然、トムが叫びました。「みんな、おぼれたのが誰かわかったぞ! ぼくたちだ!」

三人は、英雄になったような気分でした。町じゅうの人が、ぼくたちがいなくなったと心配して、ぼくたちのために泣いているんだ! その夜、トムは泳いで川を渡り、暗闇にまぎれてこっそり町へ戻りました。

トムはポリーおばさんの家のベッドの下に隠れて、おばさんが自分を思って泣いているのを聞きました。「あんなに心のやさしい子はいなかったよ」とおばさんは言いました。トムはもう少しで飛び出して、おばさんをなぐさめるところでした。でもトムには、もっといい計画があったのです。

日曜日の朝、教会の鐘がゆっくりと鳴りました。男の子たちのお葬式です。町じゅうの人が、黒い服を着て集まっていました。牧師さんは、いなくなった男の子たちがどんなに善良で、やさしく、勇敢だったかを、みんなに語りました。教会にいた人はみんな泣き出し、牧師さんまで泣いてしまいました。

そのとき、教会の扉がぎいっときしみました。牧師さんは顔を上げ、その場に立ちつくしました。みんなが振り返りました。するとそこに、死んだはずの三人の男の子が、教会の真ん中を歩いてくるではありませんか! 先頭はトム、次がジョー、最後はぼろぼろの服を着たハックでした。三人は教会の二階に隠れて、自分たちのお葬式を聞いていたのです!

ポリーおばさんとジョーの家族は男の子たちに飛びついて、何度も何度もキスをしました。それから牧師さんが叫びました。「神をたたえよ! さあ、心をこめて歌いましょう!」そして教会じゅうの人たちが、壁が揺れるほど喜びにあふれて歌いました。

海賊トム・ソーヤーはまわりの人たちを見回して、今こそ人生でいちばん誇らしい瞬間だと感じたのでした。

日本語訳:多読ベスト

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理解度チェック Quick Quiz

読み終わったら、3問だけ。間違えても大丈夫。多読は「だいたいわかる」で十分です。

Q1. How did Tom get the other boys to paint the fence?

Q2. Why was a boat firing a cannon over the river?

Q3. Where were the boys during their own funeral?

この読み物の使い方 3ステップ

  1. 聞きながら読む 音声に合わせて光る文を目で追う(聞き読み)。わからない語は飛ばしてOK。
  2. 音声なしで読む ⏱計測ボタンで読む速さ(WPM)を測ってみる。
  3. 耳だけで聞く 🎧聞くだけモードで、文字を見ずに内容がわかるか試す。🔁1文リピートで音読・シャドーイングも。

聞き読みの効果とやり方/多読三原則

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