Pooh Goes Visiting(クマのプーさん(2)プー、穴につまる)の挿絵
Level 2 Elementary名作文学

クマのプーさん 全2章の 2番目 目次 ↓

Pooh Goes Visiting

クマのプーさん(2)プー、穴につまる

  • 611 words
  • 約8分
  • 3:43
  • YL 1.0–1.4
  • 英検3級目安
  • 全訳つき

あらすじある朝、プーはウサギの家をたずねて、ハチミツとミルクをごちそうになります。おなかいっぱいになって帰ろうとすると、あれ、体が穴から出ない……!

A・A・ミルン『クマのプーさん』(1926年)第2章をもとに再話

ORIGINAL TEXT

まずは原文をチェック

この話は原文でも読めます。原文は省略なし・一字一句そのまま、全訳つき。やさしい版で筋をつかんでから原文へ進むと、作者の言葉をじっくり味わえます。

In Which Pooh Goes Visiting and Gets into a Tight Place第2章 ウサギの家でつっかえたプー・原文 1,446語・全訳つき
キーワード(8語)本文の点線の語はタップで意味が出ます
  • humming鼻歌を歌う・口ずさむ
  • bank土手
  • Companyお客さん(として人の家に行くこと)
  • greedy食いしんぼうな
  • paws(動物の)足・手
  • stuckつまって動けない
  • relations親せき
  • corkコルク(びんのせん)
音声に合わせて文が光ります0:00 / 3:43

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日本語訳の一部には生成AIを使っており、AIによる3重のチェックと人の目で確かめています。まだ人の目を通っていない訳もあるため、ニュアンスがずれている所があるかもしれません。日本語訳について

One morning, Winnie-the-Pooh was walking through the forest, humming a little song. Soon he came to a big hole in a sandy bank.

ある朝、ウィニー・ザ・プーは、小さな歌を口ずさみながら森の中を歩いていました。まもなく、砂の土手にあいた大きな穴のところへやってきました。

"Aha!" said Pooh. "If I know anything about anything, that hole means Rabbit. And Rabbit means Company. And Company means Food and Listening-to-Me-Humming and such like."

「おや!」とプーは言いました。「ぼくの考えがまちがっていなければ、この穴はウサギってことだ。ウサギってことは、お客さんになれるってことだ。お客さんってことは、ごちそうと、ぼくの歌を聞いてもらうことと、まあ、そんなことだね」

So he put his head into the hole and called out, "Is anybody at home?"

そこでプーは穴に頭をつっこんで、大きな声で呼びました。「どなたか、おうちにいますか?」

There was a sudden noise from inside the hole, and then it was quiet. "I said, is anybody at home?" Pooh called out again, very loudly. "No!" said a voice. "You needn't shout so loudly. I heard you quite well the first time."

穴の中で急にがさごそと音がして、それから静かになりました。「どなたか、おうちにいますかって、言ってるんですけど!」とプーは、とても大きな声でもう一度呼びました。「いないよ!」と声が言いました。「そんなに大声を出さなくてもいいよ。一回めで、ちゃんと聞こえたから」

"Bother!" said Pooh. "Isn't there anybody here at all?" "Nobody." Pooh took his head out of the hole and thought for a while. "There must be somebody there," he thought, "because somebody must have said 'Nobody.'" So he put his head back in. "Hello, Rabbit, isn't that you?" "No," said Rabbit, in a different sort of voice this time.

「こまったなあ」とプーは言いました。「ほんとうに誰もいないの?」「誰も」プーは穴から頭を出して、しばらく考えました。「誰かいるはずだぞ」とプーは思いました。「だって、誰かが『誰も』って言ったんだもの」そこでプーは、また頭をつっこみました。「やあ、ウサギくん、きみじゃないの?」「ちがうよ」とウサギは言いました。今度は、さっきとはちがう声でした。

But in the end, Rabbit let Pooh come in, because it was Pooh. "Would you like something to eat?" Rabbit asked. Pooh always liked a little something at eleven o'clock in the morning. "Honey or milk with your bread?" asked Rabbit. "Both," said Pooh happily. Then, so that he wouldn't seem greedy, he added, "But don't bother about the bread, please."

けれども、けっきょくウサギはプーを中に入れてやりました。だって、プーなのですから。「何か食べるかい?」とウサギはたずねました。プーは、朝の十一時になると、いつもちょっと何か食べたくなるのでした。「パンには、ハチミツとミルクのどっちがいい?」とウサギがたずねました。「両方」とプーはうれしそうに言いました。それから、食いしんぼうだと思われないように、こうつけくわえました。「でも、パンは気にしないでいいからね」

Pooh ate and ate for a long time. At last, he stood up, shook Rabbit's hand, and said that he must be going. Then he began to climb out of the hole. He pulled with his front paws and pushed with his back paws. In a little while, his nose was out in the open again. Then his ears, then his front paws, then his shoulders. And then...

プーは長いあいだ、食べて食べて食べつづけました。とうとうプーは立ちあがり、ウサギと握手をして、もう帰らなくちゃと言いました。そして、穴からはい出しはじめました。前足で引っぱり、後ろ足でおしました。しばらくすると、鼻が外に出ました。それから耳、それから前足、それから肩。そして……。

"Oh, help!" said Pooh. "I'd better go back." "Oh, bother!" said Pooh. "I shall have to go on." "I can't do either! Oh, help and bother!"

「ああ、たすけて!」とプーは言いました。「もどったほうがいいかな」「ああ、こまった!」とプーは言いました。「先に進むしかないや」「どっちもできないよ!ああ、たすけて、こまった!」

Pooh was stuck. Half of him was outside the hole, and half of him was inside. Rabbit went out of his back door and came around to look at him. "Are you stuck?" he asked. "N-no," said Pooh. "Just resting and thinking and humming to myself." "Here, give me a paw." Rabbit pulled and pulled, but Pooh did not move.

プーは穴につまってしまったのです。体の半分は穴の外、半分は穴の中でした。ウサギは裏口から外に出て、ぐるりと回ってプーを見にきました。「つまっちゃったの?」とウサギはたずねました。「つ、つまってないよ」とプーは言いました。「ちょっと休んで、考えごとをして、歌を口ずさんでるだけさ」「ほら、手を出して」ウサギは一生懸命引っぱりましたが、プーはびくとも動きませんでした。

"It all comes," said Rabbit, "of eating too much." Then Rabbit went to get Christopher Robin.

「ぜんぶ、食べすぎたせいだよ」とウサギは言いました。それからウサギは、クリストファー・ロビンを呼びにいきました。

Christopher Robin came and looked at Pooh's front end. "Silly old Bear," he said, in such a loving voice that everybody felt hopeful again. "We'll have to wait until you get thin again." "How long does getting thin take?" asked Pooh, worried. "About a week, I should think." "But I can't stay here for a week!"

やってきたクリストファー・ロビンは、穴の外に出ているプーの上半身を眺めました。「おばかさんなクマだなあ」とクリストファー・ロビンは言いました。とてもやさしい声だったので、みんなはまた希望がわいてきました。「きみがまたやせるまで、待たなくちゃね」「やせるのって、どのくらいかかるの?」とプーは心配そうにたずねました。「一週間くらいだと思うよ」「でも、ここに一週間もいられないよ!」

But he did. For a whole week, Christopher Robin read to Pooh's top end to cheer him up. And Rabbit hung his washing on Pooh's back legs, because they were inside his house anyway.

ところが、プーはほんとうに一週間そこにいることになったのです。まる一週間、クリストファー・ロビンはプーを元気づけようと、穴の外に出ている頭のほうに本を読んでやりました。ウサギは、プーの後ろ足に洗たくものをかけてほしました。どうせ、自分の家の中にあるのですから。

At the end of the week, Christopher Robin said, "Now!" He took hold of Pooh's front paws. Rabbit held onto Christopher Robin. All of Rabbit's friends and relations held onto Rabbit. And they all pulled together.

一週間がたつと、クリストファー・ロビンは「さあ、いくよ!」と言いました。クリストファー・ロビンはプーの前足をつかみました。ウサギはクリストファー・ロビンにつかまりました。ウサギの友だちや親せきがみんな、ウサギにつかまりました。そして、みんなで一緒に引っぱりました。

For a long time, Pooh only said "Ow!" and "Oh!" Then, all of a sudden, he said "Pop!" just like a cork coming out of a bottle. Christopher Robin, Rabbit, and all of Rabbit's friends and relations fell over backwards, one on top of another. And on the top of them all was Winnie-the-Pooh, free at last!

長いあいだ、プーは「いたっ!」とか「あっ!」とか言っているだけでした。ところが、とつぜん、プーは「ポン!」と言いました。びんからコルクがぬけるときと、そっくりな音でした。クリストファー・ロビンも、ウサギも、ウサギの友だちや親せきもみんな、うしろにひっくりかえって、重なりあいました。そして、そのいちばん上に、とうとう自由になったウィニー・ザ・プーがいたのです!

Pooh said thank you to his friends, and he walked on through the forest, humming proudly to himself. Christopher Robin watched him go lovingly. "Silly old Bear!" he said to himself.

プーは友だちにお礼を言うと、得意げに歌を口ずさみながら、森の中を歩いていきました。クリストファー・ロビンは、そのうしろ姿をやさしく見送りました。「おばかさんなクマだなあ!」とクリストファー・ロビンはひとりごとを言いました。

全訳をまとめて読む 読み終わってからの答え合わせに

ある朝、ウィニー・ザ・プーは、小さな歌を口ずさみながら森の中を歩いていました。まもなく、砂の土手にあいた大きな穴のところへやってきました。

「おや!」とプーは言いました。「ぼくの考えがまちがっていなければ、この穴はウサギってことだ。ウサギってことは、お客さんになれるってことだ。お客さんってことは、ごちそうと、ぼくの歌を聞いてもらうことと、まあ、そんなことだね」

そこでプーは穴に頭をつっこんで、大きな声で呼びました。「どなたか、おうちにいますか?」

穴の中で急にがさごそと音がして、それから静かになりました。「どなたか、おうちにいますかって、言ってるんですけど!」とプーは、とても大きな声でもう一度呼びました。「いないよ!」と声が言いました。「そんなに大声を出さなくてもいいよ。一回めで、ちゃんと聞こえたから」

「こまったなあ」とプーは言いました。「ほんとうに誰もいないの?」「誰も」プーは穴から頭を出して、しばらく考えました。「誰かいるはずだぞ」とプーは思いました。「だって、誰かが『誰も』って言ったんだもの」そこでプーは、また頭をつっこみました。「やあ、ウサギくん、きみじゃないの?」「ちがうよ」とウサギは言いました。今度は、さっきとはちがう声でした。

けれども、けっきょくウサギはプーを中に入れてやりました。だって、プーなのですから。「何か食べるかい?」とウサギはたずねました。プーは、朝の十一時になると、いつもちょっと何か食べたくなるのでした。「パンには、ハチミツとミルクのどっちがいい?」とウサギがたずねました。「両方」とプーはうれしそうに言いました。それから、食いしんぼうだと思われないように、こうつけくわえました。「でも、パンは気にしないでいいからね」

プーは長いあいだ、食べて食べて食べつづけました。とうとうプーは立ちあがり、ウサギと握手をして、もう帰らなくちゃと言いました。そして、穴からはい出しはじめました。前足で引っぱり、後ろ足でおしました。しばらくすると、鼻が外に出ました。それから耳、それから前足、それから肩。そして……。

「ああ、たすけて!」とプーは言いました。「もどったほうがいいかな」「ああ、こまった!」とプーは言いました。「先に進むしかないや」「どっちもできないよ!ああ、たすけて、こまった!」

プーは穴につまってしまったのです。体の半分は穴の外、半分は穴の中でした。ウサギは裏口から外に出て、ぐるりと回ってプーを見にきました。「つまっちゃったの?」とウサギはたずねました。「つ、つまってないよ」とプーは言いました。「ちょっと休んで、考えごとをして、歌を口ずさんでるだけさ」「ほら、手を出して」ウサギは一生懸命引っぱりましたが、プーはびくとも動きませんでした。

「ぜんぶ、食べすぎたせいだよ」とウサギは言いました。それからウサギは、クリストファー・ロビンを呼びにいきました。

やってきたクリストファー・ロビンは、穴の外に出ているプーの上半身を眺めました。「おばかさんなクマだなあ」とクリストファー・ロビンは言いました。とてもやさしい声だったので、みんなはまた希望がわいてきました。「きみがまたやせるまで、待たなくちゃね」「やせるのって、どのくらいかかるの?」とプーは心配そうにたずねました。「一週間くらいだと思うよ」「でも、ここに一週間もいられないよ!」

ところが、プーはほんとうに一週間そこにいることになったのです。まる一週間、クリストファー・ロビンはプーを元気づけようと、穴の外に出ている頭のほうに本を読んでやりました。ウサギは、プーの後ろ足に洗たくものをかけてほしました。どうせ、自分の家の中にあるのですから。

一週間がたつと、クリストファー・ロビンは「さあ、いくよ!」と言いました。クリストファー・ロビンはプーの前足をつかみました。ウサギはクリストファー・ロビンにつかまりました。ウサギの友だちや親せきがみんな、ウサギにつかまりました。そして、みんなで一緒に引っぱりました。

長いあいだ、プーは「いたっ!」とか「あっ!」とか言っているだけでした。ところが、とつぜん、プーは「ポン!」と言いました。びんからコルクがぬけるときと、そっくりな音でした。クリストファー・ロビンも、ウサギも、ウサギの友だちや親せきもみんな、うしろにひっくりかえって、重なりあいました。そして、そのいちばん上に、とうとう自由になったウィニー・ザ・プーがいたのです!

プーは友だちにお礼を言うと、得意げに歌を口ずさみながら、森の中を歩いていきました。クリストファー・ロビンは、そのうしろ姿をやさしく見送りました。「おばかさんなクマだなあ!」とクリストファー・ロビンはひとりごとを言いました。

日本語訳の一部には生成AIを使っており、AIによる3重のチェックと人の目で確かめています。まだ人の目を通っていない訳もあるため、ニュアンスがずれている所があるかもしれません。日本語訳について

日本語訳:多読ベスト

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理解度チェック Quick Quiz

読み終わったら、3問だけ。間違えても大丈夫。多読は「だいたいわかる」で十分です。

Q1. Why did Pooh think somebody was in the hole?

Q2. Why did Pooh get stuck?

Q3. What did Rabbit do with Pooh's back legs?

この話の単語 CEFR-JA2・B1・B2の語 39語/タップで意味・単語帳へ
  • A1中学基礎 83.3%
  • A2高校入門 7.6%
  • B1受験コア 2%
  • B2難関大 2%
  • リストにない語 5.2%

本文の語の割合(人名などは数えていません)。「リストにない語」は固有名詞・古い言い方・やさしい複合語などです。

B2難関大の語 5語

B1受験コアの語 8語

A2高校入門の語 26語

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この読み物の使い方 3ステップ

  1. 聞きながら読む 音声に合わせて光る文を目で追う(聞き読み)。わからない語は飛ばしてOK。
  2. 音声なしで読む 計測ボタンで読む速さ(WPM)を測ってみる。
  3. 耳だけで聞く 聞くだけモードで、文字を見ずに内容がわかるか試す。1文リピートで音読・シャドーイングも。

聞き読みの効果とやり方/多読三原則

クマのプーさん Winnie-the-Pooh

全2章・1,119語。1章ずつ、音声と全訳つきで読めます。

目次(全2章)
  1. クマのプーさん(1)プーとミツバチ 508語
  2. クマのプーさん(2)プー、穴につまる 611語

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