The Wasps, the Birds, and the Farmer(ハチとヤマウズラと農夫)の挿絵
Level 2 Elementaryイソップ物語

The Wasps, the Birds, and the Farmer

ハチとヤマウズラと農夫

  • 📖 412 words
  • ⏱ 約5分
  • 🔊 2:21
  • YL 1.0–1.4
  • 英検3級目安
  • 📝 全訳つき

あらすじのどがかわいたハチとヤマウズラが、農夫に水をもらいにきました。「水をくれたら、たくさんお礼をします!」と、すごい約束をしますが……。

イソップ寓話(タウンゼンド英訳 1867年)をもとに再話

キーワード(7語)本文の点線の語はタップで意味が出ます
  • waspsスズメバチ
  • partridgesヤマウズラ(鳥の一種)
  • thirstyのどがかわいた
  • promise約束する
  • grapesブドウ
  • oxen雄牛たち(ox の複数形)
  • sting(虫が)さす
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Google Cloud TTS(Chirp 3 HD・アメリカ英語・Orus)

It was the hottest summer that anyone could remember. There was no rain for weeks, and all the rivers and ponds were dry. The animals were very thirsty.

だれも覚えがないほど、暑い夏でした。何週間も雨が降らず、川も池もみんな干上がっていました。動物たちは、ひどくのどが渇いていました。

One afternoon, a group of wasps and a family of partridges came to a farm. The farmer was standing next to his well, pulling up a bucket of cool, fresh water. The wasps and partridges looked at the water with hungry eyes.

ある日の午後、スズメバチの群れとヤマウズラの一家が、ある農場にやって来ました。農夫が井戸のそばに立って、冷たくてきれいな水の入ったバケツを引き上げていました。スズメバチたちとヤマウズラたちは、ものほしそうな目で、その水を見つめました。

"Good farmer," said the oldest partridge politely. "We are dying of thirst. Please give us some of your water. If you do, we will pay you back. We promise!"

「お百姓さん」と、いちばん年上のヤマウズラがていねいに言いました。「わたしたちは、のどが渇いて死にそうなんです。どうか、水を少し分けてください。分けてくだされば、お返しをします。約束します!」

"Oh?" said the farmer. "How will you pay me?"

「ほう?」と、農夫は言いました。「どうやって、お返しをしてくれるんだい?」

"We will dig around your grapevines," said the partridge. "We will make the soil soft and loose. Then your vines will grow strong, and you will have the biggest, sweetest grapes in the country!"

「あなたのブドウの木のまわりを、掘ります」と、ヤマウズラは言いました。「土を、柔らかくふかふかにします。そうすれば、ブドウの木は丈夫に育って、国でいちばん大きくて甘いブドウがとれますよ!」

"And we will help you too!" buzzed the wasps. "We will guard your farm every day and every night. If any thieves come, we will chase them away with our stings. Nobody will ever steal from you again! Please give us water first!"

「それに、ぼくたちも手伝うよ!」と、スズメバチたちがブンブン言いました。「毎日、毎晩、あなたの農場を見張ってあげる。泥棒が来たら、針で刺して追い払ってあげる。もう二度と、だれにも物を盗まれなくなるよ! だから、先に水をちょうだい!」

The farmer listened carefully. He nodded slowly. Then he smiled.

農夫は、注意深く聞いていました。ゆっくりとうなずきました。それから、にっこりしました。

"Those are very nice promises," he said. "But do you see those two animals over there?" He pointed to two big oxen who were standing in the shade of a tree.

「それは、とてもいい約束だね」と、農夫は言いました。「でも、向こうにいる二頭の動物が見えるかい?」農夫は、木陰に立っている二頭の大きな雄牛を指さしました。

"Those two oxen pull the plow through my fields every day," said the farmer. "They make my soil soft, and that is why my grapes grow so well. And when they are around, no thief dares to come near my farm. They are big, and they have sharp horns."

「あの二頭の雄牛は、毎日すきを引いて、わしの畑を耕してくれる」と、農夫は言いました。「あいつらが土を柔らかくしてくれるから、わしのブドウはあんなによく育つんだ。それに、あいつらがいれば、泥棒は怖がって農場に近寄りもしない。体が大きくて、鋭い角を持っているからね」

"But..." said the partridge.

「でも……」と、ヤマウズラが言いかけました。

"And the best thing is," said the farmer, "they never made a single promise to me. They never said, 'We will do this, we will do that.' They just do the work, quietly, every day. So who should I give my water to? To you, who only make promises? Or to them, who have already done the work?"

「それに、いちばんいいのはね」と、農夫は言いました。「あいつらは、わしにただのひとつも約束をしたことがないってことさ。『これをします、あれをします』なんて、一度も言ったことがない。ただ毎日、だまって仕事をしてくれるんだ。さて、わしは水をだれにやるべきだろう? 約束をするだけのおまえたちか? それとも、もう仕事をしてくれたあいつらか?」

The wasps and the partridges did not know what to say.

スズメバチたちもヤマウズラたちも、何と言えばいいかわかりませんでした。

The farmer carried his bucket to the oxen. They drank all the water, and they made happy noises. The wasps and partridges flew away to look for water somewhere else.

農夫は、バケツを雄牛たちのところへ運んでいきました。雄牛たちは水を全部飲み干して、うれしそうな声を上げました。スズメバチたちとヤマウズラたちは、どこかほかで水を探そうと、飛んでいきました。

But the farmer was not a cruel man. That evening, he put a small bowl of water at the edge of his field. In the morning, the bowl was empty, and the farmer smiled.

けれども、農夫は冷たい人ではありませんでした。その晩、農夫は畑の端に、水を入れた小さなおわんを置いておきました。朝になると、おわんは空っぽになっていました。農夫は、にっこりしました。

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だれも覚えがないほど、暑い夏でした。何週間も雨が降らず、川も池もみんな干上がっていました。動物たちは、ひどくのどが渇いていました。

ある日の午後、スズメバチの群れとヤマウズラの一家が、ある農場にやって来ました。農夫が井戸のそばに立って、冷たくてきれいな水の入ったバケツを引き上げていました。スズメバチたちとヤマウズラたちは、ものほしそうな目で、その水を見つめました。

「お百姓さん」と、いちばん年上のヤマウズラがていねいに言いました。「わたしたちは、のどが渇いて死にそうなんです。どうか、水を少し分けてください。分けてくだされば、お返しをします。約束します!」

「ほう?」と、農夫は言いました。「どうやって、お返しをしてくれるんだい?」

「あなたのブドウの木のまわりを、掘ります」と、ヤマウズラは言いました。「土を、柔らかくふかふかにします。そうすれば、ブドウの木は丈夫に育って、国でいちばん大きくて甘いブドウがとれますよ!」

「それに、ぼくたちも手伝うよ!」と、スズメバチたちがブンブン言いました。「毎日、毎晩、あなたの農場を見張ってあげる。泥棒が来たら、針で刺して追い払ってあげる。もう二度と、だれにも物を盗まれなくなるよ! だから、先に水をちょうだい!」

農夫は、注意深く聞いていました。ゆっくりとうなずきました。それから、にっこりしました。

「それは、とてもいい約束だね」と、農夫は言いました。「でも、向こうにいる二頭の動物が見えるかい?」農夫は、木陰に立っている二頭の大きな雄牛を指さしました。

「あの二頭の雄牛は、毎日すきを引いて、わしの畑を耕してくれる」と、農夫は言いました。「あいつらが土を柔らかくしてくれるから、わしのブドウはあんなによく育つんだ。それに、あいつらがいれば、泥棒は怖がって農場に近寄りもしない。体が大きくて、鋭い角を持っているからね」

「でも……」と、ヤマウズラが言いかけました。

「それに、いちばんいいのはね」と、農夫は言いました。「あいつらは、わしにただのひとつも約束をしたことがないってことさ。『これをします、あれをします』なんて、一度も言ったことがない。ただ毎日、だまって仕事をしてくれるんだ。さて、わしは水をだれにやるべきだろう? 約束をするだけのおまえたちか? それとも、もう仕事をしてくれたあいつらか?」

スズメバチたちもヤマウズラたちも、何と言えばいいかわかりませんでした。

農夫は、バケツを雄牛たちのところへ運んでいきました。雄牛たちは水を全部飲み干して、うれしそうな声を上げました。スズメバチたちとヤマウズラたちは、どこかほかで水を探そうと、飛んでいきました。

けれども、農夫は冷たい人ではありませんでした。その晩、農夫は畑の端に、水を入れた小さなおわんを置いておきました。朝になると、おわんは空っぽになっていました。農夫は、にっこりしました。

日本語訳:多読ベスト

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このお話の教訓 Moral

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Actions are better than promises.

口先だけの約束よりも、だまって働くほうが値打ちがある。

理解度チェック Quick Quiz

読み終わったら、3問だけ。間違えても大丈夫。多読は「だいたいわかる」で十分です。

Q1. What did the wasps and birds want?

Q2. What did the wasps promise to do?

Q3. Who did the farmer give the water to?

この読み物の使い方 3ステップ

  1. 聞きながら読む 音声に合わせて光る文を目で追う(聞き読み)。わからない語は飛ばしてOK。
  2. 音声なしで読む ⏱計測ボタンで読む速さ(WPM)を測ってみる。
  3. 耳だけで聞く 🎧聞くだけモードで、文字を見ずに内容がわかるか試す。🔁1文リピートで音読・シャドーイングも。

聞き読みの効果とやり方/多読三原則

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