The Two Travelers and the Axe(二人の旅人と斧)の挿絵
Level 2 Elementaryイソップ物語

The Two Travelers and the Axe

二人の旅人と斧

  • 📖 408 words
  • ⏱ 約5分
  • 🔊 2:39
  • YL 1.0–1.4
  • 英検3級目安
  • 📝 全訳つき

あらすじ道で斧を拾った旅人は「ぼくが斧を見つけた!」と大喜び。友だちが「『ぼくたちが』と言いなよ」と言っても聞きません。ところがそのあと……。

イソップ寓話(タウンゼンド英訳 1867年)をもとに再話

キーワード(7語)本文の点線の語はタップで意味が出ます
  • traveler旅人
  • axe斧
  • lucky運がいい
  • share分け合う
  • stealぬすむ
  • owner持ち主
  • trouble困ったこと
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Google Cloud TTS(Chirp 3 HD・アメリカ英語・Kore)

Two young men named Ben and Max were traveling together to the city. It was a long way, so they walked and talked all morning. The sun was hot, and the road was dusty.

ベンとマックスという二人の若者が、一緒に町へ向かって旅をしていました。長い道のりだったので、二人は朝の間ずっと、歩きながらおしゃべりをしていました。日差しは強く、道はほこりだらけでした。

Suddenly, Ben stopped. Something was shining at the side of the road. He bent down and picked it up. It was a beautiful new axe with a strong wooden handle.

突然、ベンが立ち止まりました。道ばたで、何かが光っていたのです。ベンはかがんで、それを拾い上げました。丈夫な木の柄のついた、美しい新しいおのでした。

"Look at this!" Ben shouted. "I found an axe! I am so lucky! I can sell this in the city for a lot of money."

「これを見てよ!」と、ベンは叫びました。「おれ、おのを見つけたぞ! おれってついてるなあ! これを町で売れば、たくさんお金になるぞ」

Max smiled. "That is great," he said. "But you should not say 'I found an axe.' We are traveling together. We are friends. You should say 'We found an axe.'"

マックスはにっこりしました。「それはすごいね」と、マックスは言いました。「でも、『おれがおのを見つけた』って言うのはよくないよ。ぼくたちは一緒に旅をしているんだ。友だちじゃないか。『おれたちがおのを見つけた』って言うべきだよ」

Ben held the axe close to his body. "No, no," he said. "My eyes saw it first. My hands picked it up. So it is my axe. I found it, not you."

ベンは、おのをぎゅっと抱え込みました。「いや、いや」と、ベンは言いました。「最初にこれを見たのは、おれの目だ。拾い上げたのは、おれの手だ。だから、これはおれのおのだ。見つけたのはおれで、おまえじゃない」

Max did not say anything. He only shrugged, and they started walking again. Ben was very happy. He was carrying the axe on his shoulder and singing. He was already thinking about the money.

マックスは何も言いませんでした。ただ肩をすくめただけで、二人はまた歩きはじめました。ベンは上機嫌でした。おのを肩に担いで、歌を歌っていました。頭の中は、もうお金のことでいっぱいでした。

They walked only a short way. Then they heard a voice behind them. "Stop! Stop, you thieves!" They turned around. A big, angry farmer was running down the road toward them. "That is my axe!" he shouted. "I left it there for one minute, and you stole it!"

それほど行かないうちに、後ろから声が聞こえてきました。「止まれ! 止まれ、泥棒ども!」二人は振り返りました。大柄で、かんかんに怒った農夫が、二人に向かって道を駆けてくるところでした。「それは、おれのおのだ!」と、農夫は怒鳴りました。「ほんの一分そこに置いておいただけなのに、おまえたちが盗んだな!」

Ben's face turned white. He looked at Max with frightened eyes. "Oh no," he said. "We are in big trouble now! What are we going to do?"

ベンの顔は真っ青になりました。おびえた目でマックスを見ました。「どうしよう」と、ベンは言いました。「おれたち、大変なことになったぞ! おれたち、どうしたらいいんだ?」

Max folded his arms. "We?" he said calmly. "Why do you say 'we'? A few minutes ago, you said 'I found an axe.' So now you should say 'I am in big trouble.' Not 'we.'"

マックスは腕組みをしました。「おれたち?」と、マックスは落ち着いて言いました。「どうして『おれたち』なんて言うんだい? ほんの数分前、きみは『おれがおのを見つけた』って言ったじゃないか。だったら今は、『おれが大変なことになった』って言うべきだよ。『おれたち』じゃなくてね」

"But, but, you are my friend!" cried Ben.

「で、でも、きみはおれの友だちじゃないか!」と、ベンは叫びました。

"I was your friend when you found the axe too," said Max. "You did not want to share the good luck with me. So why should I share the bad luck with you?"

「きみがおのを見つけたときだって、ぼくはきみの友だちだったよ」と、マックスは言いました。「きみは、幸運をぼくと分け合おうとしなかった。それなのに、どうしてぼくが、不運をきみと分け合わなくちゃいけないんだい?」

The farmer was getting closer. Ben did not know what to do. At last, he put the axe down in the middle of the road. "Sorry, sir!" he called. "I did not steal it! I found it! Here it is!"

農夫は、どんどん近づいてきました。ベンはどうしたらいいかわかりません。とうとう、おのを道の真ん中に置きました。「すみません、だんな!」と、ベンは呼びかけました。「盗んだんじゃないんです! 拾ったんです! ほら、ここにあります!」

The farmer picked up his axe, said some angry words, and walked away. Ben looked at Max with a red face. "I am sorry," he said. "Next time, I will say 'we.'"

農夫はおのを拾い上げると、二人を怒鳴りつけて、去っていきました。ベンは顔を赤くして、マックスを見ました。「ごめんよ」と、ベンは言いました。「今度からは『おれたち』って言うよ」

📖 全訳をまとめて読む 読み終わってからの答え合わせに

ベンとマックスという二人の若者が、一緒に町へ向かって旅をしていました。長い道のりだったので、二人は朝の間ずっと、歩きながらおしゃべりをしていました。日差しは強く、道はほこりだらけでした。

突然、ベンが立ち止まりました。道ばたで、何かが光っていたのです。ベンはかがんで、それを拾い上げました。丈夫な木の柄のついた、美しい新しいおのでした。

「これを見てよ!」と、ベンは叫びました。「おれ、おのを見つけたぞ! おれってついてるなあ! これを町で売れば、たくさんお金になるぞ」

マックスはにっこりしました。「それはすごいね」と、マックスは言いました。「でも、『おれがおのを見つけた』って言うのはよくないよ。ぼくたちは一緒に旅をしているんだ。友だちじゃないか。『おれたちがおのを見つけた』って言うべきだよ」

ベンは、おのをぎゅっと抱え込みました。「いや、いや」と、ベンは言いました。「最初にこれを見たのは、おれの目だ。拾い上げたのは、おれの手だ。だから、これはおれのおのだ。見つけたのはおれで、おまえじゃない」

マックスは何も言いませんでした。ただ肩をすくめただけで、二人はまた歩きはじめました。ベンは上機嫌でした。おのを肩に担いで、歌を歌っていました。頭の中は、もうお金のことでいっぱいでした。

それほど行かないうちに、後ろから声が聞こえてきました。「止まれ! 止まれ、泥棒ども!」二人は振り返りました。大柄で、かんかんに怒った農夫が、二人に向かって道を駆けてくるところでした。「それは、おれのおのだ!」と、農夫は怒鳴りました。「ほんの一分そこに置いておいただけなのに、おまえたちが盗んだな!」

ベンの顔は真っ青になりました。おびえた目でマックスを見ました。「どうしよう」と、ベンは言いました。「おれたち、大変なことになったぞ! おれたち、どうしたらいいんだ?」

マックスは腕組みをしました。「おれたち?」と、マックスは落ち着いて言いました。「どうして『おれたち』なんて言うんだい? ほんの数分前、きみは『おれがおのを見つけた』って言ったじゃないか。だったら今は、『おれが大変なことになった』って言うべきだよ。『おれたち』じゃなくてね」

「で、でも、きみはおれの友だちじゃないか!」と、ベンは叫びました。

「きみがおのを見つけたときだって、ぼくはきみの友だちだったよ」と、マックスは言いました。「きみは、幸運をぼくと分け合おうとしなかった。それなのに、どうしてぼくが、不運をきみと分け合わなくちゃいけないんだい?」

農夫は、どんどん近づいてきました。ベンはどうしたらいいかわかりません。とうとう、おのを道の真ん中に置きました。「すみません、だんな!」と、ベンは呼びかけました。「盗んだんじゃないんです! 拾ったんです! ほら、ここにあります!」

農夫はおのを拾い上げると、二人を怒鳴りつけて、去っていきました。ベンは顔を赤くして、マックスを見ました。「ごめんよ」と、ベンは言いました。「今度からは『おれたち』って言うよ」

日本語訳:多読ベスト

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このお話の教訓 Moral

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If you will not share the good things, do not ask others to share the bad things.

いいことを分け合わない人は、困ったときだけ助けを求めてはいけない。

理解度チェック Quick Quiz

読み終わったら、3問だけ。間違えても大丈夫。多読は「だいたいわかる」で十分です。

Q1. What did the traveler find on the road?

Q2. What did his friend want him to say?

Q3. Why did Max tell Ben to say "I am in big trouble"?

この読み物の使い方 3ステップ

  1. 聞きながら読む 音声に合わせて光る文を目で追う(聞き読み)。わからない語は飛ばしてOK。
  2. 音声なしで読む ⏱計測ボタンで読む速さ(WPM)を測ってみる。
  3. 耳だけで聞く 🎧聞くだけモードで、文字を見ずに内容がわかるか試す。🔁1文リピートで音読・シャドーイングも。

聞き読みの効果とやり方/多読三原則

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