The Two Frogs and the Well(2匹のカエル)の挿絵
Level 2 Elementaryイソップ物語

The Two Frogs and the Well

2匹のカエル

  • 📖 403 words
  • ⏱ 約5分
  • 🔊 2:21
  • YL 1.0–1.4
  • 英検3級目安
  • 📝 全訳つき

あらすじ夏の暑さで池が干上がり、2匹のカエルは新しい家を探しに出かけます。やがて、水がたっぷりある深い井戸を見つけますが……。

イソップ寓話(タウンゼンド英訳 1867年)をもとに再話

キーワード(7語)本文の点線の語はタップで意味が出ます
  • pond池
  • well井戸
  • dryかわいた
  • deep深い
  • careful注意深い
  • escape逃げ出す
  • climbのぼる
音声に合わせて文が光ります0:00 / 2:21

Google Cloud TTS(Chirp 3 HD・アメリカ英語・Charon)

Two frogs lived together in a small pond in the countryside. Their names were Pip and Pop. They swam all day, and they sang songs together all night. Life was happy and easy.

田舎の小さな池に、二匹のカエルが一緒に暮らしていました。名前は、ピップとポップといいました。二匹は一日中泳ぎ、一晩中一緒に歌を歌いました。暮らしは楽しく、のんきなものでした。

But one summer, there was no rain for a very long time. The sun was hot every day, and the pond was getting smaller and smaller. Soon there was only mud. Then even the mud became dry.

ところがある夏、とても長い間雨が降りませんでした。毎日日差しが照りつけ、池はどんどん小さくなっていきました。まもなく、泥しか残らなくなりました。そして、その泥さえ乾いてしまいました。

"We can't stay here," said Pip. "If we stay, we will die. We must find a new home."

「ここにはいられないよ」と、ピップは言いました。「ここにいたら死んでしまう。新しいすみかを探さなくちゃ」

So the two frogs left the pond and started hopping across the fields. The ground was hot under their feet. They were tired and thirsty. They hopped for hours, but they did not find any water.

そこで二匹のカエルは池を後にして、野原をぴょんぴょんと渡りはじめました。足の下の地面は熱く、二匹は疲れて、のどが渇いていました。何時間も跳ね続けましたが、水は見つかりませんでした。

At last, they came to an old stone well. Pip jumped up onto the edge and looked down. Far below, he could see cool, dark water. "Pop! Come and look!" he shouted. "Water! Lots of water! This is perfect!"

とうとう、二匹は古い石の井戸にたどり着きました。ピップは縁に飛び乗って、下をのぞき込みました。はるか下に、ひんやりとした暗い水が見えます。「ポップ! 来て見てごらんよ!」と、ピップは叫びました。「水だ! 水がたっぷりあるぞ! こいつは最高だ!」

Pop jumped up and looked down too. The well was very deep. The water was a long way down, and the walls were straight and smooth.

ポップも飛び乗って、下をのぞきました。井戸はとても深く、水ははるか下にありました。壁はまっすぐで、つるつるしていました。

"Let's jump in now," said Pip. "We can live down there. It is cool and quiet, and there is plenty of water. Nobody can catch us there. It will be our new home!"

「今すぐ飛び込もうよ」と、ピップは言いました。「あそこで暮らせるよ。ひんやりして静かだし、水もたっぷりある。だれにも捕まらない。あそこがぼくたちの新しいすみかになるんだ!」

Pip was getting ready to jump, but Pop put a hand on his arm. "Wait a minute," he said. "Think about it first."

ピップは飛び込もうと身構えましたが、ポップがピップの腕に手をかけました。「ちょっと待って」と、ポップは言いました。「まず、よく考えてみようよ」

"Think about what?" said Pip. "We are thirsty! There is water! What is there to think about?"

「何を考えるっていうんだい?」と、ピップは言いました。「ぼくたちはのどが渇いている! そこに水がある! 何を考えることがあるんだよ?」

"Our pond was full of water once too," said Pop. "And then it dried up. What will happen if this well dries up one day? The walls are high and smooth. We can't climb them. How are we going to get out?"

「ぼくたちの池だって、前は水でいっぱいだったよ」と、ポップは言いました。「それなのに、干上がってしまった。もしいつか、この井戸が干上がったらどうなる? 壁は高くて、つるつるしている。ぼくたちには登れない。どうやって外に出るんだい?」

Pip opened his mouth to answer, but then he closed it again. He looked down at the deep, dark water. Then he looked at the smooth walls. Suddenly, the well did not look so perfect.

ピップは答えようと口を開けましたが、また閉じてしまいました。深くて暗い水を見下ろしました。それから、つるつるの壁を見ました。突然、井戸はそれほど最高には見えなくなりました。

"You are right," he said slowly. "Down there, we could never escape."

「きみの言うとおりだ」と、ピップはゆっくり言いました。「あの底に入ったら、二度と逃げ出せないね」

The two frogs climbed down from the well. They drank some water from a bucket next to it, and they rested in the shade. Then they hopped on together. Two days later, they found a wide, slow river with soft grass on both sides. And they lived there happily for many years.

二匹のカエルは、井戸の縁から下りました。そばにあったバケツから水を少し飲み、木陰で一休みしました。それから、また一緒にぴょんぴょんと旅を続けました。二日後、二匹は、両岸に柔らかい草が生えた、広くてゆったりと流れる川を見つけました。そして、そこで何年も幸せに暮らしました。

📖 全訳をまとめて読む 読み終わってからの答え合わせに

田舎の小さな池に、二匹のカエルが一緒に暮らしていました。名前は、ピップとポップといいました。二匹は一日中泳ぎ、一晩中一緒に歌を歌いました。暮らしは楽しく、のんきなものでした。

ところがある夏、とても長い間雨が降りませんでした。毎日日差しが照りつけ、池はどんどん小さくなっていきました。まもなく、泥しか残らなくなりました。そして、その泥さえ乾いてしまいました。

「ここにはいられないよ」と、ピップは言いました。「ここにいたら死んでしまう。新しいすみかを探さなくちゃ」

そこで二匹のカエルは池を後にして、野原をぴょんぴょんと渡りはじめました。足の下の地面は熱く、二匹は疲れて、のどが渇いていました。何時間も跳ね続けましたが、水は見つかりませんでした。

とうとう、二匹は古い石の井戸にたどり着きました。ピップは縁に飛び乗って、下をのぞき込みました。はるか下に、ひんやりとした暗い水が見えます。「ポップ! 来て見てごらんよ!」と、ピップは叫びました。「水だ! 水がたっぷりあるぞ! こいつは最高だ!」

ポップも飛び乗って、下をのぞきました。井戸はとても深く、水ははるか下にありました。壁はまっすぐで、つるつるしていました。

「今すぐ飛び込もうよ」と、ピップは言いました。「あそこで暮らせるよ。ひんやりして静かだし、水もたっぷりある。だれにも捕まらない。あそこがぼくたちの新しいすみかになるんだ!」

ピップは飛び込もうと身構えましたが、ポップがピップの腕に手をかけました。「ちょっと待って」と、ポップは言いました。「まず、よく考えてみようよ」

「何を考えるっていうんだい?」と、ピップは言いました。「ぼくたちはのどが渇いている! そこに水がある! 何を考えることがあるんだよ?」

「ぼくたちの池だって、前は水でいっぱいだったよ」と、ポップは言いました。「それなのに、干上がってしまった。もしいつか、この井戸が干上がったらどうなる? 壁は高くて、つるつるしている。ぼくたちには登れない。どうやって外に出るんだい?」

ピップは答えようと口を開けましたが、また閉じてしまいました。深くて暗い水を見下ろしました。それから、つるつるの壁を見ました。突然、井戸はそれほど最高には見えなくなりました。

「きみの言うとおりだ」と、ピップはゆっくり言いました。「あの底に入ったら、二度と逃げ出せないね」

二匹のカエルは、井戸の縁から下りました。そばにあったバケツから水を少し飲み、木陰で一休みしました。それから、また一緒にぴょんぴょんと旅を続けました。二日後、二匹は、両岸に柔らかい草が生えた、広くてゆったりと流れる川を見つけました。そして、そこで何年も幸せに暮らしました。

日本語訳:多読ベスト

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このお話の教訓 Moral

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Think about the future before you jump.

行動する前に、その先どうなるかをよく考えよう。

理解度チェック Quick Quiz

読み終わったら、3問だけ。間違えても大丈夫。多読は「だいたいわかる」で十分です。

Q1. Why did the frogs leave their home?

Q2. What did the first frog want to do?

Q3. What was the second frog worried about?

この読み物の使い方 3ステップ

  1. 聞きながら読む 音声に合わせて光る文を目で追う(聞き読み)。わからない語は飛ばしてOK。
  2. 音声なしで読む ⏱計測ボタンで読む速さ(WPM)を測ってみる。
  3. 耳だけで聞く 🎧聞くだけモードで、文字を見ずに内容がわかるか試す。🔁1文リピートで音読・シャドーイングも。

聞き読みの効果とやり方/多読三原則

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