The Thieves and the Rooster(どろぼうとおんどり)の挿絵
Level 2 Elementaryイソップ物語

The Thieves and the Rooster

どろぼうとおんどり

  • 📖 409 words
  • ⏱ 約5分
  • 🔊 2:18
  • YL 1.0–1.4
  • 英検3級目安
  • 📝 全訳つき

あらすじある家にしのびこんだどろぼうたち。ところが、ぬすめる物はおんどり1羽だけでした。おんどりは必死に命ごいをしますが……。

イソップ寓話(タウンゼンド英訳 1867年)をもとに再話

キーワード(7語)本文の点線の語はタップで意味が出ます
  • thievesどろぼうたち(thief の複数形)
  • roosterおんどり
  • crow(おんどりが)鳴く
  • useful役に立つ
  • frightenedおびえた
  • flappedばたばたさせた
  • business商売、仕事
音声に合わせて文が光ります0:00 / 2:18

Google Cloud TTS(Chirp 3 HD・アメリカ英語・Fenrir)

Late one night, three thieves broke into a small house at the edge of a village. They were hoping to find gold, silver, or at least some food. They searched every room very carefully. But the family was poor, and there was nothing to steal. There was no gold, no silver, and only a little old bread.

ある夜遅く、三人の泥棒が、村はずれの小さな家に忍び込みました。金や銀や、せめて食べ物くらいは見つかるだろうと思っていたのです。泥棒たちは、どの部屋もとても念入りに探しました。でも、その家族は貧しく、盗むものは何もありませんでした。金も銀もなく、古いパンが少しあるだけでした。

"This is a waste of time," said the first thief.

「時間の無駄だな」と、一人目の泥棒が言いました。

"Wait," said the second thief. "Listen." They heard a small sound from the back of the house. They opened the door and found a rooster sleeping in a basket.

「待て」と、二人目の泥棒が言いました。「聞いてみろ」家の奥から、小さな音が聞こえました。戸を開けると、かごの中でオンドリが眠っていました。

"Well, it is better than nothing," said the third thief. He picked up the rooster and put him in a bag. Then they ran out of the house and back to their secret cave in the forest.

「まあ、何もないよりはましだ」と、三人目の泥棒が言いました。そしてオンドリをつかみ上げて、袋に入れました。それから三人は家から走り出て、森の中の秘密のほら穴へ戻りました。

At the cave, they made a fire. "Now we are going to eat this rooster for dinner," said the first thief. He took the rooster out of the bag.

ほら穴で、泥棒たちは火をたきました。「さて、このオンドリを夕めしに食うとしよう」と、一人目の泥棒が言いました。そして、袋からオンドリを取り出しました。

The rooster was very frightened, but he was also clever. He stood up as tall as he could. "Please wait!" he cried. "Please do not eat me! I am a very useful bird. I am important to the people in the village."

オンドリはとても怖かったのですが、賢い鳥でもありました。できるだけ背伸びをして、すっくと立ちました。「どうか待ってください!」と、オンドリは叫びました。「どうか、わたしを食べないで! わたしは、とても役に立つ鳥なんです。村の人たちにとって、大切な鳥なんですよ」

The thieves laughed. "Important? You? What do you do?"

泥棒たちは笑いました。「大切だと? おまえがか? おまえは何をしているんだ?」

"Every morning, before the sun comes up, I crow," said the rooster proudly. "Cock-a-doodle-doo! When people hear me, they wake up. They know it is time to start work. The farmers go to their fields, and the bakers make bread. Without me, everyone will sleep too long. Please let me go. I help so many people!"

「毎朝、日がのぼる前に、わたしは鳴くのです」と、オンドリは誇らしげに言いました。「コケコッコー! わたしの声を聞くと、人々は目を覚まします。仕事を始める時間だとわかるのです。農夫たちは畑へ行き、パン屋さんはパンを焼きます。わたしがいなかったら、みんな寝坊してしまいます。どうか、逃がしてください。わたしは、とてもたくさんの人の役に立っているんです!」

The thieves looked at each other. Then the first thief smiled, and it was not a nice smile.

泥棒たちは顔を見合わせました。それから一人目の泥棒がにやりと笑いましたが、それはいやな笑い方でした。

"Thank you for telling us," he said. "Now we are sure that we must eat you."

「教えてくれてありがとうよ」と、その泥棒は言いました。「これで、おまえを食わなきゃならないってことがはっきりした」

"But why?" cried the rooster.

「でも、どうして?」と、オンドリは叫びました。

"Because you wake people up," said the thief. "We do our work at night, in the dark. We need people to sleep deeply. When you wake them up early, they see us and catch us. You are very good for the village. But you are very bad for our business."

「おまえが人を起こすからさ」と、泥棒は言いました。「おれたちは夜、暗やみの中で仕事をするんだ。人間たちには、ぐっすり眠っていてもらわなきゃならない。おまえが朝早くに人を起こすと、人間たちにおれたちが見つかって、捕まっちまう。おまえは、村にとってはありがたい鳥だろう。だが、おれたちの商売にとっては、とんだ邪魔者なんだよ」

The rooster understood that talking was not going to help. So he flapped his wings, jumped over the fire, and ran out of the cave. He ran all the way home through the dark forest. The next morning, he crowed louder than ever before, and the whole village woke up early.

オンドリは、話しても何の役にも立たないと悟りました。そこでつばさをバタバタさせて、火を飛び越え、ほら穴から走り出ました。暗い森を抜けて、家までずっと走って帰りました。次の朝、オンドリは今までになく大きな声で鳴き、村じゅうの人が早起きしました。

📖 全訳をまとめて読む 読み終わってからの答え合わせに

ある夜遅く、三人の泥棒が、村はずれの小さな家に忍び込みました。金や銀や、せめて食べ物くらいは見つかるだろうと思っていたのです。泥棒たちは、どの部屋もとても念入りに探しました。でも、その家族は貧しく、盗むものは何もありませんでした。金も銀もなく、古いパンが少しあるだけでした。

「時間の無駄だな」と、一人目の泥棒が言いました。

「待て」と、二人目の泥棒が言いました。「聞いてみろ」家の奥から、小さな音が聞こえました。戸を開けると、かごの中でオンドリが眠っていました。

「まあ、何もないよりはましだ」と、三人目の泥棒が言いました。そしてオンドリをつかみ上げて、袋に入れました。それから三人は家から走り出て、森の中の秘密のほら穴へ戻りました。

ほら穴で、泥棒たちは火をたきました。「さて、このオンドリを夕めしに食うとしよう」と、一人目の泥棒が言いました。そして、袋からオンドリを取り出しました。

オンドリはとても怖かったのですが、賢い鳥でもありました。できるだけ背伸びをして、すっくと立ちました。「どうか待ってください!」と、オンドリは叫びました。「どうか、わたしを食べないで! わたしは、とても役に立つ鳥なんです。村の人たちにとって、大切な鳥なんですよ」

泥棒たちは笑いました。「大切だと? おまえがか? おまえは何をしているんだ?」

「毎朝、日がのぼる前に、わたしは鳴くのです」と、オンドリは誇らしげに言いました。「コケコッコー! わたしの声を聞くと、人々は目を覚まします。仕事を始める時間だとわかるのです。農夫たちは畑へ行き、パン屋さんはパンを焼きます。わたしがいなかったら、みんな寝坊してしまいます。どうか、逃がしてください。わたしは、とてもたくさんの人の役に立っているんです!」

泥棒たちは顔を見合わせました。それから一人目の泥棒がにやりと笑いましたが、それはいやな笑い方でした。

「教えてくれてありがとうよ」と、その泥棒は言いました。「これで、おまえを食わなきゃならないってことがはっきりした」

「でも、どうして?」と、オンドリは叫びました。

「おまえが人を起こすからさ」と、泥棒は言いました。「おれたちは夜、暗やみの中で仕事をするんだ。人間たちには、ぐっすり眠っていてもらわなきゃならない。おまえが朝早くに人を起こすと、人間たちにおれたちが見つかって、捕まっちまう。おまえは、村にとってはありがたい鳥だろう。だが、おれたちの商売にとっては、とんだ邪魔者なんだよ」

オンドリは、話しても何の役にも立たないと悟りました。そこでつばさをバタバタさせて、火を飛び越え、ほら穴から走り出ました。暗い森を抜けて、家までずっと走って帰りました。次の朝、オンドリは今までになく大きな声で鳴き、村じゅうの人が早起きしました。

日本語訳:多読ベスト

押すと、この端末の読書記録(100万語メーター)に語数が加わります。

このお話の教訓 Moral

タップして見る

People who do bad things hate those who help others do good.

悪いことをする者は、人の役に立つ者をきらう。

理解度チェック Quick Quiz

読み終わったら、3問だけ。間違えても大丈夫。多読は「だいたいわかる」で十分です。

Q1. What did the thieves take from the house?

Q2. Why did the rooster say they should not eat him?

Q3. Why did the thieves dislike the rooster's work?

この読み物の使い方 3ステップ

  1. 聞きながら読む 音声に合わせて光る文を目で追う(聞き読み)。わからない語は飛ばしてOK。
  2. 音声なしで読む ⏱計測ボタンで読む速さ(WPM)を測ってみる。
  3. 耳だけで聞く 🎧聞くだけモードで、文字を見ずに内容がわかるか試す。🔁1文リピートで音読・シャドーイングも。

聞き読みの効果とやり方/多読三原則

次に読む

Level 2 の読み物をもっと見る →