The Peacock and the Crane(クジャクとツル)の挿絵
Level 2 Elementaryイソップ物語

The Peacock and the Crane

クジャクとツル

  • 📖 381 words
  • ⏱ 約5分
  • 🔊 2:09
  • YL 1.0–1.4
  • 英検3級目安
  • 📝 全訳つき

あらすじ美しい羽を広げて、地味な色のツルをばかにしたクジャク。「わたしの羽は王さまの服のようだ。君の羽には色がない」と笑いますが……。

イソップ寓話(タウンゼンド英訳 1867年)をもとに再話

キーワード(7語)本文の点線の語はタップで意味が出ます
  • peacockクジャク
  • craneツル
  • feathers羽
  • gray灰色の
  • rainbowにじ
  • tailしっぽ
  • clouds雲
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Google Cloud TTS(Chirp 3 HD・アメリカ英語・Fenrir)

In a big garden near a king's palace, there lived a peacock. He was very proud of his tail. When he opened it, it was like a huge fan of blue, green, and gold. Every feather had a shining circle on it, like an eye. People came from far away to see him.

王さまの宮殿の近くにある大きな庭に、一羽のクジャクが住んでいました。クジャクは、自分の尾がとても自慢でした。尾を広げると、青と緑と金色の、巨大な扇のようになりました。羽の一枚一枚に、目のような輝く丸い模様がついていました。人々は、クジャクを見るために遠くからやって来ました。

One morning, a crane came down to the garden pond to drink some water. She was tall and thin, with long legs and a long neck. Her feathers were plain and gray.

ある朝、一羽のツルが水を飲みに、庭の池に舞い降りてきました。ツルは背が高くてやせていて、長い脚と長い首をしていました。羽は、地味な灰色でした。

The peacock saw her and walked over. He opened his tail as wide as he could, and he turned around slowly so that she could see every color.

クジャクはツルを見つけると、そばへ歩いていきました。そして尾をできるだけ大きく広げ、ツルにすべての色が見えるように、ゆっくりとくるりと回ってみせました。

"Good morning," he said. "Look at me. Aren't I beautiful? My feathers are like the clothes of a king. I have blue and green and gold and all the colors of the rainbow. And you?" He laughed. "Your feathers are so gray and boring. You don't have one bit of color anywhere. I feel sorry for you."

「おはよう」と、クジャクは言いました。「ぼくを見てごらん。きれいだろう? ぼくの羽は、王さまの着物みたいだ。青も緑も金色も、虹のすべての色がそろっている。それにひきかえ、きみは?」クジャクは笑いました。「きみの羽は、なんとも灰色で退屈だね。どこを見ても、色ひとつありゃしない。気の毒に思うよ」

The crane drank her water. Then she looked up at the peacock calmly.

ツルは水を飲みました。それから落ち着いたようすで、クジャクを見上げました。

"You are right," she said. "Your feathers are very beautiful. Mine are only gray. But tell me, can you fly with those beautiful feathers?"

「そのとおりね」と、ツルは言いました。「あなたの羽はとても美しいわ。わたしの羽はただの灰色。でも教えてちょうだい。その美しい羽で、あなたは空を飛べるの?」

The peacock stopped smiling. "Well, a little bit," he said. "I can fly up to the garden wall."

クジャクの顔から、笑みが消えました。「まあ、少しはね」と、クジャクは言いました。「庭の塀の上までなら飛べるよ」

"I see," said the crane. "With my plain gray feathers, I fly above the mountains. I fly up through the clouds, and I sing to the stars. I travel to faraway countries, and I see the whole world below me. But you stay down here on the ground, walking around the garden like a chicken."

「そうなの」と、ツルは言いました。「わたしはこの地味な灰色の羽で、山々の上を飛ぶの。雲を突き抜けて飛び、星に向かって歌うのよ。遠い国々へ旅をして、下に広がる世界じゅうを見渡すの。でもあなたは、この地面の上にとどまって、ニワトリみたいに庭を歩き回っているだけ」

The peacock did not know what to say. His tail slowly closed.

クジャクは、何と言えばいいかわかりませんでした。広げた尾が、ゆっくりと閉じていきました。

"Goodbye," said the crane. She opened her wide gray wings and ran a few steps. Then she rose up into the air. Higher and higher she went, over the palace, over the trees, and up into the golden morning sky.

「さようなら」と、ツルは言いました。大きな灰色の翼を広げ、数歩走りました。そして、空中へ舞い上がりました。宮殿を越え、木々を越え、金色に輝く朝の空へと、ツルはどんどん高くのぼっていきました。

The peacock stood in the garden and watched her. He watched until she was only a tiny dot among the clouds. For the first time in his life, he wanted something that he could not have. That night, for once, the peacock did not show his tail to anyone.

クジャクは庭に立って、ツルを見送りました。ツルが雲の間の小さな点になるまで、見つめていました。生まれて初めて、クジャクは手に入らないものをほしいと思ったのです。その夜ばかりは、クジャクはだれにも尾を見せませんでした。

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王さまの宮殿の近くにある大きな庭に、一羽のクジャクが住んでいました。クジャクは、自分の尾がとても自慢でした。尾を広げると、青と緑と金色の、巨大な扇のようになりました。羽の一枚一枚に、目のような輝く丸い模様がついていました。人々は、クジャクを見るために遠くからやって来ました。

ある朝、一羽のツルが水を飲みに、庭の池に舞い降りてきました。ツルは背が高くてやせていて、長い脚と長い首をしていました。羽は、地味な灰色でした。

クジャクはツルを見つけると、そばへ歩いていきました。そして尾をできるだけ大きく広げ、ツルにすべての色が見えるように、ゆっくりとくるりと回ってみせました。

「おはよう」と、クジャクは言いました。「ぼくを見てごらん。きれいだろう? ぼくの羽は、王さまの着物みたいだ。青も緑も金色も、虹のすべての色がそろっている。それにひきかえ、きみは?」クジャクは笑いました。「きみの羽は、なんとも灰色で退屈だね。どこを見ても、色ひとつありゃしない。気の毒に思うよ」

ツルは水を飲みました。それから落ち着いたようすで、クジャクを見上げました。

「そのとおりね」と、ツルは言いました。「あなたの羽はとても美しいわ。わたしの羽はただの灰色。でも教えてちょうだい。その美しい羽で、あなたは空を飛べるの?」

クジャクの顔から、笑みが消えました。「まあ、少しはね」と、クジャクは言いました。「庭の塀の上までなら飛べるよ」

「そうなの」と、ツルは言いました。「わたしはこの地味な灰色の羽で、山々の上を飛ぶの。雲を突き抜けて飛び、星に向かって歌うのよ。遠い国々へ旅をして、下に広がる世界じゅうを見渡すの。でもあなたは、この地面の上にとどまって、ニワトリみたいに庭を歩き回っているだけ」

クジャクは、何と言えばいいかわかりませんでした。広げた尾が、ゆっくりと閉じていきました。

「さようなら」と、ツルは言いました。大きな灰色の翼を広げ、数歩走りました。そして、空中へ舞い上がりました。宮殿を越え、木々を越え、金色に輝く朝の空へと、ツルはどんどん高くのぼっていきました。

クジャクは庭に立って、ツルを見送りました。ツルが雲の間の小さな点になるまで、見つめていました。生まれて初めて、クジャクは手に入らないものをほしいと思ったのです。その夜ばかりは、クジャクはだれにも尾を見せませんでした。

日本語訳:多読ベスト

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このお話の教訓 Moral

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Fine feathers do not make fine birds.

見た目の美しさだけが、値打ちではない。

理解度チェック Quick Quiz

読み終わったら、3問だけ。間違えても大丈夫。多読は「だいたいわかる」で十分です。

Q1. What did the peacock say about the crane's feathers?

Q2. What can the crane do that the peacock cannot?

Q3. How did the peacock feel at the end?

この読み物の使い方 3ステップ

  1. 聞きながら読む 音声に合わせて光る文を目で追う(聞き読み)。わからない語は飛ばしてOK。
  2. 音声なしで読む ⏱計測ボタンで読む速さ(WPM)を測ってみる。
  3. 耳だけで聞く 🎧聞くだけモードで、文字を見ずに内容がわかるか試す。🔁1文リピートで音読・シャドーイングも。

聞き読みの効果とやり方/多読三原則

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