The Old Hound(年老いた猟犬)の挿絵
Level 1 Beginnerイソップ物語

The Old Hound

年老いた猟犬

  • 📖 255 words
  • ⏱ 約3分
  • 🔊 1:35
  • YL 0.5–0.9
  • 英検5〜4級目安
  • 📝 全訳つき

あらすじ若いころはどんなえものにも負けなかった猟犬も、今ではすっかり年をとりました。ある日、大きなイノシシがあらわれて……。

イソップ寓話(タウンゼンド英訳 1867年)をもとに再話

キーワード(8語)本文の点線の語はタップで意味が出ます
  • hunterかりゅうど
  • wild boarイノシシ
  • slippedすべった
  • useless役立たずの
  • faultせい
  • brave勇かんな
  • thankful感謝して
  • kneltひざをついた
音声に合わせて文が光ります0:00 / 1:35

Google Cloud TTS(Chirp 3 HD・アメリカ英語・Zephyr)

A hunter had a great dog. In his young days, the dog was the best hunting dog in the land. He was fast and strong. No animal in the forest could get away from him.

ある狩人が、素晴らしい犬を飼っていました。若いころ、その犬は国中でいちばんの猟犬でした。足が速く、力も強く、森のどんな動物もこの犬からは逃げられませんでした。

But years went by, and the dog got old. His legs got slow. His teeth got weak. Some of them fell out.

けれども年月がたち、犬は年を取りました。足は遅くなり、歯は弱くなりました。何本かは、抜け落ちてしまいました。

One day, the hunter took the old dog to the forest. Suddenly, a big wild boar ran out of the trees. "Get him!" shouted the hunter.

ある日、狩人はその年老いた犬を連れて森へ行きました。突然、大きなイノシシが木々のあいだから飛び出してきました。「捕まえろ!」と、狩人は叫びました。

The old dog ran as fast as he could. He jumped at the boar and caught its ear in his mouth. He held on tight. But his old teeth were not strong anymore. The ear slipped out of his mouth, and the boar ran away into the forest.

年老いた犬は、できるかぎりの速さで走りました。イノシシに飛びかかって、その耳にしっかりと食らいつきました。でも、年老いた歯には、もう力がありませんでした。耳は犬の口からすり抜けて、イノシシは森の中へ逃げていってしまいました。

The hunter ran up. He was very angry. "You bad dog!" he shouted. "You useless old thing! Why did you let it go?"

狩人が駆け寄ってきました。かんかんに怒っていました。「この悪い犬め!」と、狩人はどなりました。「この役立たずの老いぼれ! どうして逃がしたんだ?」

The old dog looked up at his master with sad eyes. "Master," he said, "it was not my fault. My heart is as brave as ever. But my body is old now. I can't help that."

年老いた犬は、悲しそうな目で主人を見上げました。「ご主人さま」と、犬は言いました。「わたしのせいではありません。わたしの心は、今も変わらず勇敢です。でも、体はもう年を取ってしまいました。それはどうしようもないのです」

"Remember me," he went on. "Remember the young dog. For many years, I caught so many animals for you. Don't be angry with me for what I am now. Be thankful for what I was."

「思い出してください」と、犬は続けました。「若いころのわたしを。何年ものあいだ、わたしはあなたのために、たくさんの動物を捕まえてきました。今のわたしを責めないでください。昔のわたしに感謝してください」

The hunter looked at the dog for a long time. Then he knelt down and gently touched his gray head. "I am sorry, old friend," he said. "You are right."

狩人は長いこと、犬を見つめていました。それからひざまずいて、白くなった犬の頭をそっとなでました。「すまなかった、長年の友よ」と、狩人は言いました。「おまえの言う通りだ」

📖 全訳をまとめて読む 読み終わってからの答え合わせに

ある狩人が、素晴らしい犬を飼っていました。若いころ、その犬は国中でいちばんの猟犬でした。足が速く、力も強く、森のどんな動物もこの犬からは逃げられませんでした。

けれども年月がたち、犬は年を取りました。足は遅くなり、歯は弱くなりました。何本かは、抜け落ちてしまいました。

ある日、狩人はその年老いた犬を連れて森へ行きました。突然、大きなイノシシが木々のあいだから飛び出してきました。「捕まえろ!」と、狩人は叫びました。

年老いた犬は、できるかぎりの速さで走りました。イノシシに飛びかかって、その耳にしっかりと食らいつきました。でも、年老いた歯には、もう力がありませんでした。耳は犬の口からすり抜けて、イノシシは森の中へ逃げていってしまいました。

狩人が駆け寄ってきました。かんかんに怒っていました。「この悪い犬め!」と、狩人はどなりました。「この役立たずの老いぼれ! どうして逃がしたんだ?」

年老いた犬は、悲しそうな目で主人を見上げました。「ご主人さま」と、犬は言いました。「わたしのせいではありません。わたしの心は、今も変わらず勇敢です。でも、体はもう年を取ってしまいました。それはどうしようもないのです」

「思い出してください」と、犬は続けました。「若いころのわたしを。何年ものあいだ、わたしはあなたのために、たくさんの動物を捕まえてきました。今のわたしを責めないでください。昔のわたしに感謝してください」

狩人は長いこと、犬を見つめていました。それからひざまずいて、白くなった犬の頭をそっとなでました。「すまなかった、長年の友よ」と、狩人は言いました。「おまえの言う通りだ」

日本語訳:多読ベスト

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このお話の教訓 Moral

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Thank old people for all their past work.

お年よりは、今のすがたではなく、これまでの働きでたたえよう。

理解度チェック Quick Quiz

読み終わったら、3問だけ。間違えても大丈夫。多読は「だいたいわかる」で十分です。

Q1. What was the dog like in his young days?

Q2. Why did the boar get away?

Q3. What did the dog ask?

この読み物の使い方 3ステップ

  1. 聞きながら読む 音声に合わせて光る文を目で追う(聞き読み)。わからない語は飛ばしてOK。
  2. 音声なしで読む ⏱計測ボタンで読む速さ(WPM)を測ってみる。
  3. 耳だけで聞く 🎧聞くだけモードで、文字を見ずに内容がわかるか試す。🔁1文リピートで音読・シャドーイングも。

聞き読みの効果とやり方/多読三原則

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