The Crow and the Doves(カラスとハト(コクマルガラスとハト))の挿絵
Level 1 Beginnerイソップ物語

The Crow and the Doves

カラスとハト(コクマルガラスとハト)

  • 📖 246 words
  • ⏱ 約3分
  • 🔊 1:39
  • YL 0.5–0.9
  • 英検5〜4級目安
  • 📝 全訳つき

あらすじおいしいえさをたっぷりもらうハトたちがうらやましいカラス。体を白くぬって、ハトのなかまにまぎれこみますが……。

イソップ寓話(タウンゼンド英訳 1867年)をもとに再話

キーワード(8語)本文の点線の語はタップで意味が出ます
  • crowカラス
  • doveハト
  • feathers羽
  • paintペンキ
  • noddedうなずいた
  • cawカー(カラスの鳴き声)
  • peckedくちばしでつついた
  • chased追いはらった
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Google Cloud TTS(Chirp 3 HD・アメリカ英語・Zephyr)

A black crow lived in a big tree. He was often hungry. Near his tree, there was a dove house. Many white doves lived there, and the farmer gave them lots of food every day.

大きな木に、黒いカラスが住んでいました。カラスはしょっちゅうおなかをすかせていました。カラスの木の近くには、ハト小屋がありました。そこにはたくさんの白いハトが住んでいて、農夫が毎日たっぷりえさをやっていました。

"Those doves eat so well," said the crow. "I want that food too."

「あのハトたちは、いいものを食べているなあ」と、カラスは言いました。「ぼくもあのえさがほしいよ」

Then he had an idea. He found some white paint and painted his black feathers. Soon he was all white, just like a dove. He flew to the dove house.

そのとき、カラスはいいことを思いつきました。白いペンキを見つけてきて、自分の黒い羽に塗ったのです。まもなく、カラスはハトとそっくりの、真っ白な姿になりました。カラスはハト小屋へ飛んでいきました。

The doves looked at him. "Are you a dove?" they asked. The crow did not say a word. He only nodded. "Well, come in," they said. So the crow lived with the doves and ate their good food. He was very happy.

ハトたちはカラスを見ました。「あなたはハトなの?」と、ハトたちはたずねました。カラスはひと言もしゃべらずに、ただうなずきました。「じゃあ、お入りなさい」と、ハトたちは言いました。こうしてカラスはハトたちと一緒に暮らし、おいしいえさを食べました。カラスはとても幸せでした。

But one day, he forgot. He was so happy, and he started to talk. "Caw! Caw! This food is great!" he said in his loud crow voice.

ところがある日、カラスはうっかり忘れてしまいました。あまりに幸せだったので、しゃべりだしてしまったのです。「カア! カア! このえさは最高だ!」と、カラスは大きなカラスの声で言いました。

The doves stopped eating. "Doves don't say caw!" they cried. "You are not a dove! You are a crow!" They pecked him and chased him out of the dove house.

ハトたちは食べるのをやめました。「ハトはカアなんて鳴かないわ!」と、ハトたちは叫びました。「あなたはハトじゃない! カラスね!」ハトたちはカラスをつついて、ハト小屋から追い出してしまいました。

The crow flew back to his old tree. "Hello, friends!" he said to the other crows. "I am home!"

カラスは、もとの木へ飛んで戻りました。「やあ、みんな!」と、カラスはほかのカラスたちに言いました。「ただいま!」

But the crows looked at his white feathers. "Who are you?" they said. "You are not a crow. Crows are black. Go away!" And they chased him away too.

けれども、カラスたちはその白い羽を見て言いました。「おまえは誰だ? おまえはカラスじゃない。カラスは黒いんだ。あっちへ行け!」そして、カラスたちもそのカラスを追い払ってしまいました。

Now the poor crow had no home. "I wanted to be two things," he said sadly. "And now I am nothing."

かわいそうなカラスは、帰る家がなくなってしまいました。「ぼくは、カラスとハトの両方になろうとしたんだ」と、カラスは悲しそうに言いました。「そして今では、どちらでもなくなってしまった」

📖 全訳をまとめて読む 読み終わってからの答え合わせに

大きな木に、黒いカラスが住んでいました。カラスはしょっちゅうおなかをすかせていました。カラスの木の近くには、ハト小屋がありました。そこにはたくさんの白いハトが住んでいて、農夫が毎日たっぷりえさをやっていました。

「あのハトたちは、いいものを食べているなあ」と、カラスは言いました。「ぼくもあのえさがほしいよ」

そのとき、カラスはいいことを思いつきました。白いペンキを見つけてきて、自分の黒い羽に塗ったのです。まもなく、カラスはハトとそっくりの、真っ白な姿になりました。カラスはハト小屋へ飛んでいきました。

ハトたちはカラスを見ました。「あなたはハトなの?」と、ハトたちはたずねました。カラスはひと言もしゃべらずに、ただうなずきました。「じゃあ、お入りなさい」と、ハトたちは言いました。こうしてカラスはハトたちと一緒に暮らし、おいしいえさを食べました。カラスはとても幸せでした。

ところがある日、カラスはうっかり忘れてしまいました。あまりに幸せだったので、しゃべりだしてしまったのです。「カア! カア! このえさは最高だ!」と、カラスは大きなカラスの声で言いました。

ハトたちは食べるのをやめました。「ハトはカアなんて鳴かないわ!」と、ハトたちは叫びました。「あなたはハトじゃない! カラスね!」ハトたちはカラスをつついて、ハト小屋から追い出してしまいました。

カラスは、もとの木へ飛んで戻りました。「やあ、みんな!」と、カラスはほかのカラスたちに言いました。「ただいま!」

けれども、カラスたちはその白い羽を見て言いました。「おまえは誰だ? おまえはカラスじゃない。カラスは黒いんだ。あっちへ行け!」そして、カラスたちもそのカラスを追い払ってしまいました。

かわいそうなカラスは、帰る家がなくなってしまいました。「ぼくは、カラスとハトの両方になろうとしたんだ」と、カラスは悲しそうに言いました。「そして今では、どちらでもなくなってしまった」

日本語訳:多読ベスト

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このお話の教訓 Moral

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If you try to be two things, you can lose both.

二つとも手に入れようとすると、どちらも失う。

理解度チェック Quick Quiz

読み終わったら、3問だけ。間違えても大丈夫。多読は「だいたいわかる」で十分です。

Q1. Why did the crow paint himself white?

Q2. How did the doves find out?

Q3. What happened at the end?

この読み物の使い方 3ステップ

  1. 聞きながら読む 音声に合わせて光る文を目で追う(聞き読み)。わからない語は飛ばしてOK。
  2. 音声なしで読む ⏱計測ボタンで読む速さ(WPM)を測ってみる。
  3. 耳だけで聞く 🎧聞くだけモードで、文字を見ずに内容がわかるか試す。🔁1文リピートで音読・シャドーイングも。

聞き読みの効果とやり方/多読三原則

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