The Wolf and the Crane(オオカミとツル)の挿絵
Level 1 Beginnerイソップ物語

The Wolf and the Crane

オオカミとツル

  • 📖 235 words
  • ⏱ 約3分
  • 🔊 1:33
  • YL 0.5–0.9
  • 英検5〜4級目安
  • 📝 全訳つき

あらすじのどに骨がささって苦しむオオカミ。「助けてくれたらほうびをやる」と言われて、ツルが手を貸しますが……。

イソップ寓話(タウンゼンド英訳 1867年)をもとに再話

キーワード(9語)本文の点線の語はタップで意味が出ます
  • chewかむ
  • bone骨
  • stuckささった
  • throatのど
  • coughedせきをした
  • prizeほうび
  • craneツル
  • beakくちばし
  • alive生きている
音声に合わせて文が光ります0:00 / 1:33

Google Cloud TTS(Chirp 3 HD・アメリカ英語・Charon)

A wolf was eating his dinner very fast. He did not chew his food. Suddenly, a sharp bone got stuck in his throat. "Ugh! Ugh!" He coughed and coughed, but the bone did not come out.

オオカミが、ものすごい速さで夕ごはんを食べていました。よくかまずに飲みこんでいたのです。突然、鋭い骨がのどに引っかかりました。「ゲホッ! ゲホッ!」オオカミは何度も何度もせきをしましたが、骨は出てきませんでした。

It hurt very much. He could not eat, and he could not drink. He ran around the forest. "Please help me!" he cried to every animal. "Take out this bone, and I can give you a big prize!"

とても痛くて、オオカミは食べることも飲むこともできませんでした。オオカミは森の中を走りまわりました。「どうか助けてくれ!」と、オオカミは出会う動物に片っ端から頼みました。「この骨を取ってくれたら、たっぷり褒美をやるぞ!」

The animals were afraid of the wolf, so they ran away. But a crane stopped. She had long legs and a very long neck. "I can help you," she said. "My neck is long, and my beak is thin."

動物たちはオオカミが怖かったので、逃げていきました。でも、ツルが一羽、立ち止まりました。ツルは長い足と、とても長い首をしていました。「わたしなら助けてあげられるわ」と、ツルは言いました。「わたしの首は長いし、くちばしは細いから」

"Good, good! Hurry!" said the wolf. He opened his mouth very wide. The crane looked at his big sharp teeth. She was a little scared, but she put her long neck and head deep into his mouth. Carefully, she pulled out the bone.

「よし、よし! 早くしてくれ!」と言って、オオカミは口を大きく開けました。ツルはオオカミの大きくて鋭い歯を見て、少し怖くなりました。それでも、長い首を伸ばして、頭をオオカミの口の奥深くまで差し入れました。そして注意深く、骨を引き抜いたのです。

"Ahh," said the wolf. "That feels much better."

「ああ」と、オオカミは言いました。「ずっと楽になった」

The crane smiled. "Now, Mr. Wolf, where is my prize?"

ツルはにっこりしました。「さあ、オオカミさん、わたしのご褒美はどこ?」

The wolf laughed and showed his teeth. "Your prize? Your head was in my mouth, and I did not bite it off. You are still alive! That is your prize. Now go away, or I may get hungry again!"

オオカミは笑って、歯をむき出しました。「ご褒美だと? おまえの頭はおれの口の中にあったのに、おれはかみ切らなかった。おまえはまだ生きている! それがご褒美さ。さっさと行っちまえ。でないと、また腹が減ってくるかもしれないぞ!」

The crane flew away quickly. "I helped a bad animal," she thought. "I got nothing. But I am lucky to be alive."

ツルは急いで飛んでいきました。「悪い動物を助けてしまったのね」と、ツルは思いました。「何ももらえなかった。でも、生きているだけ運がよかったわ」

📖 全訳をまとめて読む 読み終わってからの答え合わせに

オオカミが、ものすごい速さで夕ごはんを食べていました。よくかまずに飲みこんでいたのです。突然、鋭い骨がのどに引っかかりました。「ゲホッ! ゲホッ!」オオカミは何度も何度もせきをしましたが、骨は出てきませんでした。

とても痛くて、オオカミは食べることも飲むこともできませんでした。オオカミは森の中を走りまわりました。「どうか助けてくれ!」と、オオカミは出会う動物に片っ端から頼みました。「この骨を取ってくれたら、たっぷり褒美をやるぞ!」

動物たちはオオカミが怖かったので、逃げていきました。でも、ツルが一羽、立ち止まりました。ツルは長い足と、とても長い首をしていました。「わたしなら助けてあげられるわ」と、ツルは言いました。「わたしの首は長いし、くちばしは細いから」

「よし、よし! 早くしてくれ!」と言って、オオカミは口を大きく開けました。ツルはオオカミの大きくて鋭い歯を見て、少し怖くなりました。それでも、長い首を伸ばして、頭をオオカミの口の奥深くまで差し入れました。そして注意深く、骨を引き抜いたのです。

「ああ」と、オオカミは言いました。「ずっと楽になった」

ツルはにっこりしました。「さあ、オオカミさん、わたしのご褒美はどこ?」

オオカミは笑って、歯をむき出しました。「ご褒美だと? おまえの頭はおれの口の中にあったのに、おれはかみ切らなかった。おまえはまだ生きている! それがご褒美さ。さっさと行っちまえ。でないと、また腹が減ってくるかもしれないぞ!」

ツルは急いで飛んでいきました。「悪い動物を助けてしまったのね」と、ツルは思いました。「何ももらえなかった。でも、生きているだけ運がよかったわ」

日本語訳:多読ベスト

押すと、この端末の読書記録(100万語メーター)に語数が加わります。

このお話の教訓 Moral

タップして見る

Don't expect thanks from bad people.

悪い者に親切にしても、お礼は期待できない。

理解度チェック Quick Quiz

読み終わったら、3問だけ。間違えても大丈夫。多読は「だいたいわかる」で十分です。

Q1. What was stuck in the wolf's throat?

Q2. Why could the crane help?

Q3. What did the crane get at the end?

この読み物の使い方 3ステップ

  1. 聞きながら読む 音声に合わせて光る文を目で追う(聞き読み)。わからない語は飛ばしてOK。
  2. 音声なしで読む ⏱計測ボタンで読む速さ(WPM)を測ってみる。
  3. 耳だけで聞く 🎧聞くだけモードで、文字を見ずに内容がわかるか試す。🔁1文リピートで音読・シャドーイングも。

聞き読みの効果とやり方/多読三原則

次に読む

Level 1 の読み物をもっと見る →