The Fir Tree and the Thornbush(モミの木とイバラ)の挿絵
Level 1 Beginnerイソップ物語

The Fir Tree and the Thornbush

モミの木とイバラ

  • 📖 211 words
  • ⏱ 約3分
  • 🔊 1:24
  • YL 0.5–0.9
  • 英検5〜4級目安
  • 📝 全訳つき

あらすじ背が高くてりっぱなモミの木は、小さなイバラを「何の役にも立たない」とばかにします。するとイバラは……。

イソップ寓話(タウンゼンド英訳 1867年)をもとに再話

キーワード(9語)本文の点線の語はタップで意味が出ます
  • fir treeモミの木
  • thornbushイバラのしげみ
  • proudいばった
  • trunkみき
  • thornsとげ
  • roofs屋根
  • axesおの
  • sawsのこぎり
  • peace平和
音声に合わせて文が光ります0:00 / 1:24

Google Cloud TTS(Chirp 3 HD・アメリカ英語・Aoede)

On a hill, a tall fir tree stood next to a small thornbush. The fir tree was very proud. Its trunk was straight and strong, and it went high into the sky.

丘の上に、背の高いモミの木が立っていました。となりには、小さなイバラのやぶがありました。モミの木は、とてもいばっていました。幹はまっすぐで力強く、空高く伸びていたのです。

One day, the fir tree looked down at the thornbush. "Look at you," it said. "You are small, and you have ugly thorns. Nobody wants you. You are good for nothing."

ある日、モミの木はイバラを見下ろしました。「おまえを見てみろ」と、モミの木は言いました。「ちっぽけで、みにくいとげだらけだ。だれもおまえなんかほしがらない。何の役にも立たないやつだな」

The thornbush did not answer.

イバラは答えませんでした。

"But look at me," said the fir tree. "I am tall and beautiful. People love me. They use my wood for their houses. They use it for roofs, for ships, and for big halls. I am very important."

「だが、わたしを見ろ」と、モミの木は言いました。「わたしは背が高くて美しい。人間たちはわたしが大好きだ。わたしの木で家を建てる。屋根にも、船にも、大きな広間にも使う。わたしはとても大事な木なのだ」

The thornbush was quiet for a moment. Then it spoke. "Yes, you are tall," it said. "But do you see those men?"

イバラはしばらくだまっていましたが、やがて口を開きました。「ええ、あなたは背が高いですね」と、イバラは言いました。「でも、あの男たちが見えますか?」

The fir tree looked down the hill. Some men were on the path. They had big axes and long saws on their backs.

モミの木は丘の下を見ました。道には何人かの男たちがいました。男たちは、大きなおのと長いのこぎりを背負っていました。

"People want your wood," said the thornbush. "So those men will cut you down soon. But nobody wants me. Nobody cuts me down. I can live here in peace for a long, long time."

「人間たちは、あなたを材木にしたがっています」と、イバラは言いました。「だから、もうすぐあの男たちが、あなたを切り倒すでしょう。でも、わたしをほしがる人はいません。わたしを切り倒す人もいません。わたしはここで、長い、長い間、静かに生きていけるのです」

The fir tree looked at the axes. Its branches began to shake. For the first time in its life, it wanted to be a small thornbush.

モミの木はおのを見ました。枝が震えはじめました。生まれてはじめて、モミの木は小さなイバラになりたいと思いました。

📖 全訳をまとめて読む 読み終わってからの答え合わせに

丘の上に、背の高いモミの木が立っていました。となりには、小さなイバラのやぶがありました。モミの木は、とてもいばっていました。幹はまっすぐで力強く、空高く伸びていたのです。

ある日、モミの木はイバラを見下ろしました。「おまえを見てみろ」と、モミの木は言いました。「ちっぽけで、みにくいとげだらけだ。だれもおまえなんかほしがらない。何の役にも立たないやつだな」

イバラは答えませんでした。

「だが、わたしを見ろ」と、モミの木は言いました。「わたしは背が高くて美しい。人間たちはわたしが大好きだ。わたしの木で家を建てる。屋根にも、船にも、大きな広間にも使う。わたしはとても大事な木なのだ」

イバラはしばらくだまっていましたが、やがて口を開きました。「ええ、あなたは背が高いですね」と、イバラは言いました。「でも、あの男たちが見えますか?」

モミの木は丘の下を見ました。道には何人かの男たちがいました。男たちは、大きなおのと長いのこぎりを背負っていました。

「人間たちは、あなたを材木にしたがっています」と、イバラは言いました。「だから、もうすぐあの男たちが、あなたを切り倒すでしょう。でも、わたしをほしがる人はいません。わたしを切り倒す人もいません。わたしはここで、長い、長い間、静かに生きていけるのです」

モミの木はおのを見ました。枝が震えはじめました。生まれてはじめて、モミの木は小さなイバラになりたいと思いました。

日本語訳:多読ベスト

押すと、この端末の読書記録(100万語メーター)に語数が加わります。

このお話の教訓 Moral

タップして見る

A simple life with no worries is better than a rich life with many worries.

心配ごとのある豊かさより、心配のないまずしさのほうがよい。

理解度チェック Quick Quiz

読み終わったら、3問だけ。間違えても大丈夫。多読は「だいたいわかる」で十分です。

Q1. What did the fir tree say about the thornbush?

Q2. What did the men have?

Q3. Why was the thornbush safe?

この読み物の使い方 3ステップ

  1. 聞きながら読む 音声に合わせて光る文を目で追う(聞き読み)。わからない語は飛ばしてOK。
  2. 音声なしで読む ⏱計測ボタンで読む速さ(WPM)を測ってみる。
  3. 耳だけで聞く 🎧聞くだけモードで、文字を見ずに内容がわかるか試す。🔁1文リピートで音読・シャドーイングも。

聞き読みの効果とやり方/多読三原則

次に読む

Level 1 の読み物をもっと見る →