The Old Hound

年老いた猟犬

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  • タウンゼンド英訳(1867年)
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若いころはどんな獣にも負けなかった猟犬が、年を取ってからイノシシ狩りで耳にかみつきましたが、歯が弱っていたので離してしまい、イノシシは逃げました。駆けつけた主人がひどく叱ると、猟犬は「気力は昔のままでも、体の衰えはどうしようもありません。今の私を責めるより、かつての私をほめてください」と言いました。

💡 やさしい英語版もあります:L1 The Old Hound
キーワード(7語)本文の点線の語はタップで意味が出ます
  • Hound猟犬
  • yielded to〜に屈した
  • encountered出会った
  • retain his holdくわえたままでいる
  • decay衰え
  • abusedののしった
  • infirmities衰え、病弱
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Google Cloud TTS(Chirp 3 HD・イギリス英語・Puck)

A HOUND, who in the days of his youth and strength had never yielded to any beast of the forest, encountered in his old age a boar in the chase. He seized him boldly by the ear, but could not retain his hold because of the decay of his teeth, so that the boar escaped. His master, quickly coming up, was very much disappointed, and fiercely abused the dog. The Hound looked up and said, “It was not my fault master: my spirit was as good as ever, but I could not help my infirmities. I rather deserve to be praised for what I have been, than to be blamed for what I am.”

若くて力があったころには、森のどんなけものにも負けたことのなかった猟犬が、年をとってから、狩りでイノシシに出くわした。猟犬は勇ましくイノシシの耳にかみついたが、歯が弱っていたので、くわえていることができず、イノシシは逃げてしまった。急いでやって来た主人はひどくがっかりして、猟犬をはげしくののしった。猟犬は主人を見上げて言った。「わたしのせいではありません、ご主人さま。気力は昔と少しも変わりませんでしたが、体の衰えはどうしようもなかったのです。今のわたしのことで責められるより、むしろ昔のわたしのことでほめられてもいいはずです」

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若くて力があったころには、森のどんなけものにも負けたことのなかった猟犬が、年をとってから、狩りでイノシシに出くわした。猟犬は勇ましくイノシシの耳にかみついたが、歯が弱っていたので、くわえていることができず、イノシシは逃げてしまった。急いでやって来た主人はひどくがっかりして、猟犬をはげしくののしった。猟犬は主人を見上げて言った。「わたしのせいではありません、ご主人さま。気力は昔と少しも変わりませんでしたが、体の衰えはどうしようもなかったのです。今のわたしのことで責められるより、むしろ昔のわたしのことでほめられてもいいはずです」

日本語訳:多読ベスト

教訓

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老いた者は、今の衰えではなく、これまでの働きで評価されるべきだ。

底本:Project Gutenberg eBook #21 Three Hundred Æsop’s Fables(George Fyler Townsend 訳, 1867)。パブリックドメイン。