The Lion, the Mouse, and the Fox(ライオンとネズミとキツネ)の挿絵
Level 2 Elementaryイソップ物語

The Lion, the Mouse, and the Fox

ライオンとネズミとキツネ

  • 📖 397 words
  • ⏱ 約5分
  • 🔊 2:17
  • YL 1.0–1.4
  • 英検3級目安
  • 📝 全訳つき

あらすじ昼寝中のライオンの顔の上を、小さなネズミが走りまわりました。かんかんに怒ったライオンを見て、キツネはからかいますが……。

イソップ寓話(タウンゼンド英訳 1867年)をもとに再話

キーワード(7語)本文の点線の語はタップで意味が出ます
  • den(動物の)すみか、ほら穴
  • maneたてがみ
  • whiskersひげ
  • rude失礼な
  • respect敬意
  • laugh at~を笑う、ばかにする
  • manners行儀、マナー
音声に合わせて文が光ります0:00 / 2:17

Google Cloud TTS(Chirp 3 HD・アメリカ英語・Zephyr)

It was a very hot summer day. The great lion was tired, so he went into his cool den and lay down. Soon he was sleeping deeply, and his loud snores were shaking the stones.

とても暑い夏の日でした。りっぱなライオンはつかれていたので、涼しいほら穴に入って横になりました。まもなくライオンはぐっすりと眠り、その大きないびきで石がゆれるほどでした。

A little mouse was looking for food that day. She ran into the den without thinking. When she saw the big lion, she was not afraid, because he was sleeping. "This is a fun mountain," she said. She ran up his leg and along his back. She played in his soft mane. Then she ran across his nose and pulled one of his long whiskers.

その日、小さなネズミが食べ物を探していました。ネズミは何も考えずに、ほら穴に駆け込みました。大きなライオンを見ても、ネズミは怖がりませんでした。ライオンは眠っていたからです。「これはおもしろい山だわ」と、ネズミは言いました。ライオンの足を駆けのぼり、背中にそって走りました。やわらかいたてがみの中で遊びました。それから鼻の上を走りぬけて、長いひげを一本引っぱりました。

"Achoo!" The lion woke up with a big sneeze. He jumped to his feet and shook his head. "Who did that?" he roared. "Who was running on my face?"

「ハクション!」ライオンは大きなくしゃみをして、目を覚ましました。さっと立ち上がって、首を振りました。「だれのしわざだ?」と、ライオンはほえました。「わしの顔の上を走ったのはだれだ?」

The mouse quickly ran into a small hole in the corner. The lion did not see her, but he knew that it was a mouse. He began to look everywhere. He looked behind the rocks. He looked under the leaves. He put his huge nose into every corner of the den. He was so angry that his tail was moving from side to side.

ネズミは急いで、すみっこの小さな穴に駆け込みました。ライオンにはネズミの姿は見えませんでしたが、ネズミのしわざだということはわかっていました。ライオンは、そこらじゅうを探しはじめました。岩の後ろを探しました。葉っぱの下を探しました。ほら穴のすみというすみに、大きな鼻をつっこみました。あまりに怒っていたので、しっぽが左右にゆれていました。

At that moment, a fox was walking past the den. She stopped and watched the lion. Then she began to laugh. "Oh, this is wonderful!" she said. "The King of the Animals is afraid of a tiny mouse! Wait until I tell everyone in the forest."

ちょうどそのとき、キツネがほら穴の前を通りかかりました。キツネは立ち止まって、ライオンのようすをながめました。それから笑いだしました。「まあ、これはすてき!」と、キツネは言いました。「百獣の王が、ちっぽけなネズミを怖がっているなんて! 森のみんなに話してやらなくちゃ」

The lion turned and looked at the fox with his golden eyes. The fox stopped laughing very quickly.

ライオンは振り返って、金色の目でキツネを見ました。キツネは、あっというまに笑うのをやめました。

"Afraid?" said the lion in a deep voice. "I am not afraid of that mouse. She is smaller than one of my teeth. I could stop her with one paw."

「怖がっているだと?」と、ライオンは低い声で言いました。「わしは、あんなネズミなど怖くはない。わしの歯一本より小さいのだぞ。前足一本で押さえつけられる」

"Then why are you so angry?" asked the fox.

「それなら、どうしてそんなに怒っているの?」と、キツネはたずねました。

"Because she ran over my face while I was sleeping," said the lion. "She pulled my whiskers. She did not ask. She did not say sorry. She showed no respect at all. A small thing can be very rude, my friend. And I will not let anyone be rude to me, small or big."

「わしが寝ている間に、あいつがわしの顔の上を走ったからだ」と、ライオンは答えました。「わしのひげを引っぱった。断りもしなかった。あやまりもしなかった。まったく敬意をはらわなかったのだ。小さなものでも、とても無礼なことがあるのだよ。そしてわしは、小さかろうが大きかろうが、だれにも無礼なまねはさせぬ」

The fox nodded and said nothing more. She walked away quietly, and she was very polite to the lion after that day. And the little mouse? She stayed in her hole until the lion went to sleep again, and then she ran home and never came back.

キツネはうなずいて、それ以上何も言いませんでした。静かに立ち去り、その日からは、ライオンにとてもていねいにふるまうようになりました。では、小さなネズミは? ネズミは、ライオンがまた眠るまで穴の中にじっとしていて、それから家に走って帰り、二度と戻ってきませんでした。

📖 全訳をまとめて読む 読み終わってからの答え合わせに

とても暑い夏の日でした。りっぱなライオンはつかれていたので、涼しいほら穴に入って横になりました。まもなくライオンはぐっすりと眠り、その大きないびきで石がゆれるほどでした。

その日、小さなネズミが食べ物を探していました。ネズミは何も考えずに、ほら穴に駆け込みました。大きなライオンを見ても、ネズミは怖がりませんでした。ライオンは眠っていたからです。「これはおもしろい山だわ」と、ネズミは言いました。ライオンの足を駆けのぼり、背中にそって走りました。やわらかいたてがみの中で遊びました。それから鼻の上を走りぬけて、長いひげを一本引っぱりました。

「ハクション!」ライオンは大きなくしゃみをして、目を覚ましました。さっと立ち上がって、首を振りました。「だれのしわざだ?」と、ライオンはほえました。「わしの顔の上を走ったのはだれだ?」

ネズミは急いで、すみっこの小さな穴に駆け込みました。ライオンにはネズミの姿は見えませんでしたが、ネズミのしわざだということはわかっていました。ライオンは、そこらじゅうを探しはじめました。岩の後ろを探しました。葉っぱの下を探しました。ほら穴のすみというすみに、大きな鼻をつっこみました。あまりに怒っていたので、しっぽが左右にゆれていました。

ちょうどそのとき、キツネがほら穴の前を通りかかりました。キツネは立ち止まって、ライオンのようすをながめました。それから笑いだしました。「まあ、これはすてき!」と、キツネは言いました。「百獣の王が、ちっぽけなネズミを怖がっているなんて! 森のみんなに話してやらなくちゃ」

ライオンは振り返って、金色の目でキツネを見ました。キツネは、あっというまに笑うのをやめました。

「怖がっているだと?」と、ライオンは低い声で言いました。「わしは、あんなネズミなど怖くはない。わしの歯一本より小さいのだぞ。前足一本で押さえつけられる」

「それなら、どうしてそんなに怒っているの?」と、キツネはたずねました。

「わしが寝ている間に、あいつがわしの顔の上を走ったからだ」と、ライオンは答えました。「わしのひげを引っぱった。断りもしなかった。あやまりもしなかった。まったく敬意をはらわなかったのだ。小さなものでも、とても無礼なことがあるのだよ。そしてわしは、小さかろうが大きかろうが、だれにも無礼なまねはさせぬ」

キツネはうなずいて、それ以上何も言いませんでした。静かに立ち去り、その日からは、ライオンにとてもていねいにふるまうようになりました。では、小さなネズミは? ネズミは、ライオンがまた眠るまで穴の中にじっとしていて、それから家に走って帰り、二度と戻ってきませんでした。

日本語訳:多読ベスト

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このお話の教訓 Moral

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Small rude acts can make people very angry.

小さな失礼でも、相手をひどくおこらせることがある。

理解度チェック Quick Quiz

読み終わったら、3問だけ。間違えても大丈夫。多読は「だいたいわかる」で十分です。

Q1. Where was the lion sleeping?

Q2. What did the fox think?

Q3. Why was the lion really angry?

この読み物の使い方 3ステップ

  1. 聞きながら読む 音声に合わせて光る文を目で追う(聞き読み)。わからない語は飛ばしてOK。
  2. 音声なしで読む ⏱計測ボタンで読む速さ(WPM)を測ってみる。
  3. 耳だけで聞く 🎧聞くだけモードで、文字を見ずに内容がわかるか試す。🔁1文リピートで音読・シャドーイングも。

聞き読みの効果とやり方/多読三原則

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