The Shepherd and the Sea(羊飼いと海)の挿絵
Level 2 Elementaryイソップ物語

The Shepherd and the Sea

羊飼いと海

  • 📖 385 words
  • ⏱ 約5分
  • 🔊 2:29
  • YL 1.0–1.4
  • 英検3級目安
  • 📝 全訳つき

あらすじおだやかな海を見て「船で商売をすれば、お金持ちになれる」と考えた羊飼い。羊を全部売って、ナツメヤシの実を船に積んで出発しますが……。

イソップ寓話(タウンゼンド英訳 1867年)をもとに再話

キーワード(7語)本文の点線の語はタップで意味が出ます
  • shepherd羊飼い
  • calmおだやかな
  • datesナツメヤシの実(デーツ)
  • storm嵐
  • waves波
  • trader商人
  • sink沈む
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Google Cloud TTS(Chirp 3 HD・アメリカ英語・Kore)

Jon was a shepherd who lived near the sea. Every day, he sat on a green hill with his sheep. From there, he could see the blue water and the white ships. On calm days, the sea was so smooth that it looked like glass.

ジョンは、海の近くに住む羊飼いでした。毎日、ヒツジたちと一緒に緑の丘の上に座っていました。そこからは、青い海と白い船が見えました。穏やかな日には、海はとても滑らかで、まるでガラスのように見えました。

"Look at those ships," he said to himself. "The traders on them carry things to faraway cities. They sell them and come home rich. Sheep are hard work, and they make me very little money. I want to be a trader too."

「あの船を見てごらん」と、ジョンはひとりごとを言いました。「あの船に乗っている商人たちは、遠くの町へ品物を運んでいく。それを売って、お金持ちになって帰ってくるんだ。ヒツジの世話は大変なのに、もうけはほんのわずかだ。ぼくも商人になりたいな」

One day, the sea was very calm again, and Jon made a big decision. He went to the market and sold all his sheep. With the money, he bought a ship full of dates. Dates were sweet fruit, and people in the next country loved them. "I am going to sell these for three times the price," he thought happily.

ある日、海はまたとても穏やかでした。そこでジョンは、大きな決心をしました。市場へ行って、ヒツジを全部売り払ったのです。そのお金で、ナツメヤシの実をいっぱいに積んだ船を買いました。ナツメヤシの実は甘い果物で、隣の国の人々の大好物でした。「これを三倍の値段で売ってやるぞ」と、ジョンはうきうきして考えました。

He sailed away on a bright, sunny morning. The wind was soft, and the water was quiet. Jon was smiling and dreaming about his new, rich life.

ジョンは、明るく晴れた朝に船出しました。風は穏やかで、海は静かでした。ジョンはにこにこしながら、お金持ちになってからの新しい暮らしを夢見ていました。

But on the second day, the sky turned dark. The wind began to blow harder and harder. Then a terrible storm came. Huge waves were crashing over the ship, and water was coming in everywhere. "The ship is too heavy!" shouted the captain. "If we do not throw things out, we will sink!"

ところが二日目、空が暗くなりました。風がどんどん強く吹きはじめました。そして、恐ろしい嵐がやって来ました。巨大な波が船の上にくだけ、そこらじゅうから水が入ってきます。「船が重すぎる!」と、船長が叫びました。「荷物を投げ捨てなければ、沈んでしまうぞ!」

Jon did not want to lose his dates. But he wanted to lose his life even less. So he picked up the baskets one by one and threw them into the sea. Soon, all his dates were gone. The ship was light now, and it did not sink. After a long, cold night, it came back to the shore.

ジョンはナツメヤシの実を失いたくありませんでした。でも、命を失うのはもっといやでした。そこで、かごを一つずつ持ち上げては、海に投げ込みました。まもなく、ナツメヤシの実は全部なくなってしまいました。これで船は軽くなり、沈まずにすみました。長く寒い夜が明けて、船は岸に戻ってきました。

Jon was alive, but he had nothing. No sheep, no dates, and no money. So he went back to his old hill and started working for another shepherd.

ジョンは生きのびましたが、何もかもなくしてしまいました。ヒツジも、ナツメヤシの実も、お金もありません。そこでジョンはもとの丘に戻って、ほかの羊飼いのもとで働きはじめました。

Many days later, Jon was sitting on the hill again. The sea was very calm and beautiful. A young man came and sat next to him. "What a lovely sea!" said the young man. "It looks so friendly and quiet today. Maybe I should become a trader."

何日もたって、ジョンはまた丘の上に座っていました。海はとても穏やかで、美しく見えました。一人の若者がやって来て、ジョンの隣に座りました。「なんてすてきな海だろう!」と、若者は言いました。「今日はとてもやさしくて、静かに見える。ぼくも商人になろうかな」

Jon laughed a little. "Do not believe it, my friend," he said. "The sea is quiet because it is hungry. It wants more dates."

ジョンは少し笑いました。「信じちゃいけないよ、きみ」と、ジョンは言いました。「海が静かなのは、腹をすかせているからさ。もっとナツメヤシの実がほしいんだよ」

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ジョンは、海の近くに住む羊飼いでした。毎日、ヒツジたちと一緒に緑の丘の上に座っていました。そこからは、青い海と白い船が見えました。穏やかな日には、海はとても滑らかで、まるでガラスのように見えました。

「あの船を見てごらん」と、ジョンはひとりごとを言いました。「あの船に乗っている商人たちは、遠くの町へ品物を運んでいく。それを売って、お金持ちになって帰ってくるんだ。ヒツジの世話は大変なのに、もうけはほんのわずかだ。ぼくも商人になりたいな」

ある日、海はまたとても穏やかでした。そこでジョンは、大きな決心をしました。市場へ行って、ヒツジを全部売り払ったのです。そのお金で、ナツメヤシの実をいっぱいに積んだ船を買いました。ナツメヤシの実は甘い果物で、隣の国の人々の大好物でした。「これを三倍の値段で売ってやるぞ」と、ジョンはうきうきして考えました。

ジョンは、明るく晴れた朝に船出しました。風は穏やかで、海は静かでした。ジョンはにこにこしながら、お金持ちになってからの新しい暮らしを夢見ていました。

ところが二日目、空が暗くなりました。風がどんどん強く吹きはじめました。そして、恐ろしい嵐がやって来ました。巨大な波が船の上にくだけ、そこらじゅうから水が入ってきます。「船が重すぎる!」と、船長が叫びました。「荷物を投げ捨てなければ、沈んでしまうぞ!」

ジョンはナツメヤシの実を失いたくありませんでした。でも、命を失うのはもっといやでした。そこで、かごを一つずつ持ち上げては、海に投げ込みました。まもなく、ナツメヤシの実は全部なくなってしまいました。これで船は軽くなり、沈まずにすみました。長く寒い夜が明けて、船は岸に戻ってきました。

ジョンは生きのびましたが、何もかもなくしてしまいました。ヒツジも、ナツメヤシの実も、お金もありません。そこでジョンはもとの丘に戻って、ほかの羊飼いのもとで働きはじめました。

何日もたって、ジョンはまた丘の上に座っていました。海はとても穏やかで、美しく見えました。一人の若者がやって来て、ジョンの隣に座りました。「なんてすてきな海だろう!」と、若者は言いました。「今日はとてもやさしくて、静かに見える。ぼくも商人になろうかな」

ジョンは少し笑いました。「信じちゃいけないよ、きみ」と、ジョンは言いました。「海が静かなのは、腹をすかせているからさ。もっとナツメヤシの実がほしいんだよ」

日本語訳:多読ベスト

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このお話の教訓 Moral

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A calm sea can still be dangerous. Learn from your mistakes.

おだやかな海でも、危ないことがある。失敗から学ぼう。

理解度チェック Quick Quiz

読み終わったら、3問だけ。間違えても大丈夫。多読は「だいたいわかる」で十分です。

Q1. Why did the shepherd want to go to sea?

Q2. What did he do during the storm?

Q3. What did he say when he saw the calm sea again?

この読み物の使い方 3ステップ

  1. 聞きながら読む 音声に合わせて光る文を目で追う(聞き読み)。わからない語は飛ばしてOK。
  2. 音声なしで読む ⏱計測ボタンで読む速さ(WPM)を測ってみる。
  3. 耳だけで聞く 🎧聞くだけモードで、文字を見ずに内容がわかるか試す。🔁1文リピートで音読・シャドーイングも。

聞き読みの効果とやり方/多読三原則

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