The Lion in Love(恋をしたライオン)の挿絵
Level 2 Elementaryイソップ物語

The Lion in Love

恋をしたライオン

  • 📖 380 words
  • ⏱ 約5分
  • 🔊 2:14
  • YL 1.0–1.4
  • 英検3級目安
  • 📝 全訳つき

あらすじ木こりの娘に恋をしたライオンが「娘をお嫁にください」と言ってきました。断るのもこわい父親は、ある条件を出します。

イソップ寓話(タウンゼンド英訳 1867年)をもとに再話

キーワード(7語)本文の点線の語はタップで意味が出ます
  • woodcutter木こり
  • marry結婚する
  • claws(動物の)つめ
  • refuse断る
  • condition条件
  • stick棒
  • fierceどう猛な
音声に合わせて文が光ります0:00 / 2:14

Google Cloud TTS(Chirp 3 HD・アメリカ英語・Leda)

Deep in the forest, there lived a big, fierce lion. All the animals were afraid of him. But one day, something strange happened to him. He saw the daughter of a woodcutter picking flowers near her little house. She was singing a song, and her hair was shining in the sun.

森の奥深くに、大きくてどうもうなライオンが住んでいました。動物たちはみんな、ライオンを恐れていました。ところがある日、ライオンに不思議なことが起こりました。木こりの娘が、小さな家の近くで花をつんでいるのを見かけたのです。娘は歌を歌っていて、その髪は日の光に輝いていました。

The lion stopped and stared. His heart began to beat fast. "She is the most beautiful thing in the world," he thought. "I am going to marry her."

ライオンは立ち止まって、じっと見つめました。胸がドキドキと速く打ちはじめました。「あの子は世界でいちばん美しい」と、ライオンは思いました。「あの子と結婚しよう」

The next morning, the lion walked up to the woodcutter's house and knocked on the door with his paw. The woodcutter opened it, and his face went white.

次の朝、ライオンは木こりの家まで歩いていき、前足で戸をたたきました。戸を開けた木こりの顔は、真っ青になりました。

"Good morning," said the lion, with a big smile. "I love your daughter. I want to marry her. Please say yes."

「おはよう」と、ライオンはにっこり笑って言いました。「わたしは、あなたの娘さんを愛している。娘さんと結婚したい。どうか、うんと言ってくれ」

The woodcutter was shaking. He did not want his daughter to marry a lion. But he was also afraid to say no. "If I refuse, he will be angry," he thought. "Then he may eat us all." So he thought very hard for a moment.

木こりは震えていました。娘をライオンと結婚させたくはありませんでした。でも、断るのも怖かったのです。「断ったら、こいつは怒るだろう」と、木こりは考えました。「そうしたら、わたしたちをみんな食べてしまうかもしれない」そこで木こりは、少しの間必死に考えました。

"Mr. Lion," he said slowly, "you are a fine animal. But my daughter is very gentle, and she is afraid of your long teeth and your sharp claws. If you really want to marry her, you must take out your teeth and cut off your claws. That is my only condition."

「ライオンさん」と、木こりはゆっくり言いました。「あなたはりっぱな動物です。でも、うちの娘はとても気がやさしくて、あなたの長いきばと鋭い爪を怖がっているのです。ほんとうに娘と結婚したいのなら、きばを抜いて、つめを切り落としてください。それが、わたしのただ一つの条件です」

The lion was so much in love that he did not stop to think. "Is that all?" he said. "Then I will do it today!" He went away, and he did what the woodcutter asked. It hurt, but he was happy, because he was dreaming of his wedding.

ライオンはすっかり恋に夢中だったので、立ち止まって考えることもしませんでした。「それだけか?」と、ライオンは言いました。「それなら、今日のうちにやってこよう!」ライオンは帰っていき、木こりに言われたとおりにしました。痛かったけれど、ライオンは幸せでした。結婚式のことを夢見ていたからです。

A few days later, he came back to the house. He had no teeth and no claws now. "Here I am," he said. "Now can I marry your daughter?"

数日後、ライオンはまたその家にやって来ました。今では、きばもつめもありません。「来たぞ」と、ライオンは言いました。「さあ、これで娘さんと結婚できるかな?」

The woodcutter looked at him carefully. The lion's mouth was soft and empty. His paws were round and harmless. The woodcutter was not afraid anymore. He picked up a big stick, and he ran at the lion.

木こりは、ライオンをじっくりと見ました。ライオンの口はやわらかく、からっぽでした。前足も丸くなって、もう少しも危なくありませんでした。木こりは、もう怖くありませんでした。大きな棒を拾い上げると、ライオンに向かっていきました。

"Go away!" he shouted. "Get out of here and never come back!"

「あっちへ行け!」と、木こりはどなりました。「ここから出ていけ、二度と来るな!」

The poor lion could not bite, and he could not fight. So he turned and ran back into the forest as fast as he could. He was never fierce again.

かわいそうなライオンは、かみつくことも、戦うこともできませんでした。そこで向きを変えて、全速力で森の中へ逃げ帰りました。それからというもの、ライオンが二度とどうもうになることはありませんでした。

📖 全訳をまとめて読む 読み終わってからの答え合わせに

森の奥深くに、大きくてどうもうなライオンが住んでいました。動物たちはみんな、ライオンを恐れていました。ところがある日、ライオンに不思議なことが起こりました。木こりの娘が、小さな家の近くで花をつんでいるのを見かけたのです。娘は歌を歌っていて、その髪は日の光に輝いていました。

ライオンは立ち止まって、じっと見つめました。胸がドキドキと速く打ちはじめました。「あの子は世界でいちばん美しい」と、ライオンは思いました。「あの子と結婚しよう」

次の朝、ライオンは木こりの家まで歩いていき、前足で戸をたたきました。戸を開けた木こりの顔は、真っ青になりました。

「おはよう」と、ライオンはにっこり笑って言いました。「わたしは、あなたの娘さんを愛している。娘さんと結婚したい。どうか、うんと言ってくれ」

木こりは震えていました。娘をライオンと結婚させたくはありませんでした。でも、断るのも怖かったのです。「断ったら、こいつは怒るだろう」と、木こりは考えました。「そうしたら、わたしたちをみんな食べてしまうかもしれない」そこで木こりは、少しの間必死に考えました。

「ライオンさん」と、木こりはゆっくり言いました。「あなたはりっぱな動物です。でも、うちの娘はとても気がやさしくて、あなたの長いきばと鋭い爪を怖がっているのです。ほんとうに娘と結婚したいのなら、きばを抜いて、つめを切り落としてください。それが、わたしのただ一つの条件です」

ライオンはすっかり恋に夢中だったので、立ち止まって考えることもしませんでした。「それだけか?」と、ライオンは言いました。「それなら、今日のうちにやってこよう!」ライオンは帰っていき、木こりに言われたとおりにしました。痛かったけれど、ライオンは幸せでした。結婚式のことを夢見ていたからです。

数日後、ライオンはまたその家にやって来ました。今では、きばもつめもありません。「来たぞ」と、ライオンは言いました。「さあ、これで娘さんと結婚できるかな?」

木こりは、ライオンをじっくりと見ました。ライオンの口はやわらかく、からっぽでした。前足も丸くなって、もう少しも危なくありませんでした。木こりは、もう怖くありませんでした。大きな棒を拾い上げると、ライオンに向かっていきました。

「あっちへ行け!」と、木こりはどなりました。「ここから出ていけ、二度と来るな!」

かわいそうなライオンは、かみつくことも、戦うこともできませんでした。そこで向きを変えて、全速力で森の中へ逃げ帰りました。それからというもの、ライオンが二度とどうもうになることはありませんでした。

日本語訳:多読ベスト

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このお話の教訓 Moral

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Do not give up your strength for someone who does not love you.

恋に目がくらんで、自分を守る力まで手放してはいけない。

理解度チェック Quick Quiz

読み終わったら、3問だけ。間違えても大丈夫。多読は「だいたいわかる」で十分です。

Q1. Who did the lion want to marry?

Q2. What did the father ask the lion to do?

Q3. Why did the lion run away at the end?

この読み物の使い方 3ステップ

  1. 聞きながら読む 音声に合わせて光る文を目で追う(聞き読み)。わからない語は飛ばしてOK。
  2. 音声なしで読む ⏱計測ボタンで読む速さ(WPM)を測ってみる。
  3. 耳だけで聞く 🎧聞くだけモードで、文字を見ずに内容がわかるか試す。🔁1文リピートで音読・シャドーイングも。

聞き読みの効果とやり方/多読三原則

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