The Lion and the Fox(ライオンとキツネ)の挿絵
Level 2 Elementaryイソップ物語

The Lion and the Fox

ライオンとキツネ

  • 📖 435 words
  • ⏱ 約5分
  • 🔊 2:35
  • YL 1.0–1.4
  • 英検3級目安
  • 📝 全訳つき

あらすじキツネとライオンは、いっしょに狩りをする仲間になりました。キツネが獲物を見つけ、ライオンがつかまえます。でも、キツネはだんだん不満になって……。

イソップ寓話(タウンゼンド英訳 1867年)をもとに再話

キーワード(7語)本文の点線の語はタップで意味が出ます
  • partner仲間、相棒
  • hunt狩りをする
  • share分け前
  • jealousやきもちを焼いた
  • lamb子羊
  • fenceさく
  • farmer農夫
音声に合わせて文が光ります0:00 / 2:35

Google Cloud TTS(Chirp 3 HD・アメリカ英語・Aoede)

A fox and a lion decided to work together. "You are very strong," said the fox to the lion, "and I am very clever. Let's be partners. I will be your helper."

キツネとライオンが、一緒に働くことにしました。「あんたは、とても強い」と、キツネはライオンに言いました。「そして、おれはとても賢い。組もうじゃないか。おれが、あんたの手助けをするよ」

The lion thought it was a good idea. So they made a plan. Each of them would do the job that he was best at.

ライオンは、いい考えだと思いました。そこで二匹は、計画を立てました。それぞれが、自分のいちばん得意な仕事をすることにしたのです。

The fox had a wonderful nose and sharp eyes. Every morning, he went out and looked for animals. When he found a deer or a wild pig, he ran back to the lion. "There is a fat deer by the river!" he said. Then the lion went there and caught it with his great strength.

キツネは、素晴らしい鼻と鋭い目を持っていました。毎朝、キツネは出かけていって、動物を探しました。シカやイノシシを見つけると、ライオンのところへ走って戻りました。「川のそばに、太ったシカがいるぞ!」するとライオンがそこへ行って、その強い力で獲物をしとめました。

They did this every day, and they had plenty of food. But the lion always ate first, and he always ate the biggest share. The fox got only what was left.

二匹は毎日これを続け、食べ物はたっぷりありました。けれども、いつもライオンが先に食べ、いつもいちばん大きな分け前を取りました。キツネがもらえるのは、残り物だけでした。

After a while, the fox started to feel jealous. "Why does the lion get the most food?" he thought. "I am the one who finds the animals. Without me, he would be hungry. I do half of the work. No, I do more than half! I am going to stop helping him. From now on, I will hunt for myself. Then I will have all the food."

しばらくすると、キツネはねたましくなってきました。「どうしてライオンが、いちばんたくさん食べるんだ?」と、キツネは考えました。「獲物を見つけているのは、おれじゃないか。おれがいなかったら、あいつは腹をすかせているはずだ。おれは、仕事の半分をやっている。いや、半分以上だ! あいつを手伝うのは、もうやめよう。これからは、自分で狩りをするんだ。そうすれば、食べ物は全部おれのものだ」

He told the lion about his decision. The lion only looked at him and said, "Good luck."

キツネは、ライオンに自分の決心を伝えました。ライオンはただキツネを見て、「がんばれよ」と言っただけでした。

The next morning, the fox went out to hunt alone. He walked to a farm near the forest. In a field behind a fence, there were many fat white lambs. "Perfect," said the fox. "These lambs are small. I don't need a lion to catch them. I can do it myself."

次の朝、キツネはひとりで狩りに出かけました。森の近くにある農場へ歩いていくと、さくの向こうの野原に、太った白い子ヒツジがたくさんいました。「ちょうどいい」と、キツネは言いました。「この子ヒツジたちは小さい。捕まえるのに、ライオンなんかいらない。自分でできるさ」

He crept toward the fence very quietly. He jumped over it and ran toward the nearest lamb. But the lamb started crying loudly. "Baa! Baa!" Then all the lambs were crying.

キツネはとても静かに、さくのほうへ忍び寄りました。さくを飛び越えて、いちばん近くにいた子ヒツジに向かって走りました。ところが、その子ヒツジが大きな声で鳴きだしました。「メエー! メエー!」すると、子ヒツジたちがみんな鳴きだしました。

Suddenly, the farmhouse door opened. Three big dogs came running out, barking. Behind them came the farmer with a big stick. "A fox! Catch him!" he shouted.

突然、農家の戸が開きました。三匹の大きな犬が、ほえながら飛び出してきました。その後ろから、大きな棒を持った農夫が出てきました。「キツネだ! 捕まえろ!」と、農夫は叫びました。

The fox turned and ran. He jumped back over the fence, but one of the dogs caught his tail. The fox pulled free, leaving some of his fur behind. He ran into the forest as fast as he could, with the dogs right behind him. At last, he jumped into a deep hole and hid there until dark.

キツネはくるりと向きを変えて、逃げ出しました。さくを飛び越えて戻りましたが、犬の一匹に、しっぽをかみつかれてしまいました。キツネは毛を少しむしり取られながらも、なんとか振りほどきました。すぐ後ろに犬たちが迫る中、全速力で森の中へ逃げこみました。とうとう深い穴の中に飛び込んで、暗くなるまでそこに隠れていました。

That night, the fox came back to the lion's den. He was tired, hungry, and his tail was hurting. "Maybe," he said slowly, "I am better at finding food than catching it." The lion smiled and shared his dinner with him.

その夜、キツネはライオンのすみかに戻ってきました。疲れて、おなかがすいて、しっぽも痛みました。「もしかすると」と、キツネはゆっくり言いました。「おれは、獲物を捕まえるより、見つけるほうが得意なのかもしれないな」ライオンはにっこりして、自分の晩ごはんをキツネに分けてやりました。

📖 全訳をまとめて読む 読み終わってからの答え合わせに

キツネとライオンが、一緒に働くことにしました。「あんたは、とても強い」と、キツネはライオンに言いました。「そして、おれはとても賢い。組もうじゃないか。おれが、あんたの手助けをするよ」

ライオンは、いい考えだと思いました。そこで二匹は、計画を立てました。それぞれが、自分のいちばん得意な仕事をすることにしたのです。

キツネは、素晴らしい鼻と鋭い目を持っていました。毎朝、キツネは出かけていって、動物を探しました。シカやイノシシを見つけると、ライオンのところへ走って戻りました。「川のそばに、太ったシカがいるぞ!」するとライオンがそこへ行って、その強い力で獲物をしとめました。

二匹は毎日これを続け、食べ物はたっぷりありました。けれども、いつもライオンが先に食べ、いつもいちばん大きな分け前を取りました。キツネがもらえるのは、残り物だけでした。

しばらくすると、キツネはねたましくなってきました。「どうしてライオンが、いちばんたくさん食べるんだ?」と、キツネは考えました。「獲物を見つけているのは、おれじゃないか。おれがいなかったら、あいつは腹をすかせているはずだ。おれは、仕事の半分をやっている。いや、半分以上だ! あいつを手伝うのは、もうやめよう。これからは、自分で狩りをするんだ。そうすれば、食べ物は全部おれのものだ」

キツネは、ライオンに自分の決心を伝えました。ライオンはただキツネを見て、「がんばれよ」と言っただけでした。

次の朝、キツネはひとりで狩りに出かけました。森の近くにある農場へ歩いていくと、さくの向こうの野原に、太った白い子ヒツジがたくさんいました。「ちょうどいい」と、キツネは言いました。「この子ヒツジたちは小さい。捕まえるのに、ライオンなんかいらない。自分でできるさ」

キツネはとても静かに、さくのほうへ忍び寄りました。さくを飛び越えて、いちばん近くにいた子ヒツジに向かって走りました。ところが、その子ヒツジが大きな声で鳴きだしました。「メエー! メエー!」すると、子ヒツジたちがみんな鳴きだしました。

突然、農家の戸が開きました。三匹の大きな犬が、ほえながら飛び出してきました。その後ろから、大きな棒を持った農夫が出てきました。「キツネだ! 捕まえろ!」と、農夫は叫びました。

キツネはくるりと向きを変えて、逃げ出しました。さくを飛び越えて戻りましたが、犬の一匹に、しっぽをかみつかれてしまいました。キツネは毛を少しむしり取られながらも、なんとか振りほどきました。すぐ後ろに犬たちが迫る中、全速力で森の中へ逃げこみました。とうとう深い穴の中に飛び込んで、暗くなるまでそこに隠れていました。

その夜、キツネはライオンのすみかに戻ってきました。疲れて、おなかがすいて、しっぽも痛みました。「もしかすると」と、キツネはゆっくり言いました。「おれは、獲物を捕まえるより、見つけるほうが得意なのかもしれないな」ライオンはにっこりして、自分の晩ごはんをキツネに分けてやりました。

日本語訳:多読ベスト

押すと、この端末の読書記録(100万語メーター)に語数が加わります。

このお話の教訓 Moral

タップして見る

Know what you are good at, and do not try to do everything yourself.

自分の得意なことを知り、身の程をわきまえよう。

理解度チェック Quick Quiz

読み終わったら、3問だけ。間違えても大丈夫。多読は「だいたいわかる」で十分です。

Q1. What was the fox's job?

Q2. Why was the fox unhappy?

Q3. What happened when the fox hunted alone?

この読み物の使い方 3ステップ

  1. 聞きながら読む 音声に合わせて光る文を目で追う(聞き読み)。わからない語は飛ばしてOK。
  2. 音声なしで読む ⏱計測ボタンで読む速さ(WPM)を測ってみる。
  3. 耳だけで聞く 🎧聞くだけモードで、文字を見ずに内容がわかるか試す。🔁1文リピートで音読・シャドーイングも。

聞き読みの効果とやり方/多読三原則

次に読む

Level 2 の読み物をもっと見る →