The Hunter and the Woodcutter(狩人と木こり)の挿絵
Level 2 Elementaryイソップ物語

The Hunter and the Woodcutter

狩人と木こり

  • 📖 387 words
  • ⏱ 約5分
  • 🔊 2:19
  • YL 1.0–1.4
  • 英検3級目安
  • 📝 全訳つき

あらすじ「ライオンを探しているんだ」と森にやってきた狩人。木こりに「足あとを見なかったか?」とたずねると、思いがけない答えが返ってきます。

イソップ寓話(タウンゼンド英訳 1867年)をもとに再話

キーワード(7語)本文の点線の語はタップで意味が出ます
  • hunter狩人、ハンター
  • woodcutter木こり
  • footprints足あと
  • spearやり
  • pale青ざめた
  • shakingふるえている
  • actually実は
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Google Cloud TTS(Chirp 3 HD・アメリカ英語・Orus)

One morning, a hunter came into the forest. He was wearing brand new hunting clothes, and there was a big feather in his hat. He was carrying a long, shiny spear. He walked loudly and proudly through the trees.

ある朝、一人の狩人が森にやって来ました。真新しい狩りの服を着て、帽子には大きな羽飾りがついていました。手には、長くてぴかぴかのやりを持っていました。狩人は大きな足音を立てて、威張って木々の間を歩いていきました。

Soon he came to a woodcutter who was cutting down an old oak tree. The woodcutter stopped working and wiped his face. "Good morning, sir," he said.

まもなく狩人は、古いカシの木を切り倒している木こりのところにやって来ました。木こりは仕事の手を止めて、顔をぬぐいました。「おはようございます、だんな」と、木こりは言いました。

"Good morning," said the hunter. "I am a great hunter. I am looking for a lion. People say there is a big lion in this forest, and I am going to find him. Have you seen his footprints? Do you know where he lives?"

「おはよう」と、狩人は言いました。「わたしは、偉い狩人だ。ライオンを探しているのだ。この森には大きなライオンがいるそうだから、わたしがそいつを見つけてやるのさ。そいつの足跡を見なかったかね? どこに住んでいるか知っているかね?」

The woodcutter smiled. "Footprints?" he said. "I can do better than that. I know this lion very well. Come with me, and I will show you the lion himself. He is sleeping very near here."

木こりはにっこりしました。「足跡ですか?」と、木こりは言いました。「それよりもっといいことができますよ。わたしは、そのライオンのことをよく知っているんです。一緒においでなさい。ライオンをじかに見せてあげましょう。このすぐ近くで寝ていますよ」

The hunter's face went white. His spear began to shake in his hand. "The, the lion himself?" he said.

狩人の顔が、真っ青になりました。手の中のやりが、震えはじめました。「ラ、ライオンをじかに?」と、狩人は言いました。

"Yes," said the woodcutter happily. "He is just behind those trees. Only a few steps away. Follow me!" He put down his axe and started walking.

「ええ」と、木こりはうれしそうに言いました。「あの木々のすぐ向こうにいます。ほんの数歩先ですよ。ついておいでなさい!」木こりはおのを置いて、歩きはじめました。

"No! No, no, thank you!" said the hunter quickly. His teeth were making little clicking sounds. He took a step back, and then another. "I think you did not understand me. I did not ask for the lion. I asked only for his footprints. Just his footprints! That is all I am looking for today."

「いや! いや、いや、けっこうだ!」と、狩人はあわてて言いました。歯がカチカチと小さな音を立てていました。狩人は一歩後ずさりし、さらにもう一歩下がりました。「どうやら、わたしの言ったことがわかっていないようだな。わたしは、ライオンを見せろとは言っていない。足跡を尋ねただけだ。足跡だけだよ! 今日探しているのは、それだけなんだ」

"But you said you were a great hunter," said the woodcutter.

「でも、偉い狩人だとおっしゃいましたよ」と、木こりは言いました。

"Yes, well," said the hunter, "a great hunter must study footprints first. That is very important work. Very important. The lion can wait for another day." He was still moving backward. Then he turned around, and he started to walk away very fast.

「ああ、まあ、そうだが」と、狩人は言いました。「偉い狩人というものは、まず足跡を研究しなければならんのだ。それはとても大事な仕事なのだよ。とても大事な。ライオンは、また別の日でかまわん」狩人は、まだ後ろ向きに下がっていました。それからくるりと向きを変えて、ものすごい速さで歩き去ろうとしました。

Just then, a deep, sleepy roar came from behind the trees. The hunter screamed. He dropped his shiny spear, and he ran out of the forest as fast as his legs could carry him. His fancy hat fell off, but he did not stop to pick it up.

ちょうどそのとき、木々の向こうから、低い、眠たげなほえ声が聞こえてきました。狩人は悲鳴を上げました。ぴかぴかのやりを落とし、一目散に森から逃げ出しました。しゃれた帽子が落ちましたが、立ち止まって拾おうともしませんでした。

The woodcutter laughed and went back to his tree. Later that day, he found the hat on the path. He put it on his own head. "This will keep the sun off my face," he said. "Thank you, great hunter."

木こりは笑って、自分の木のところへ戻りました。その日のうちに、木こりは小道でその帽子を見つけました。そして、自分の頭にかぶりました。「これで顔に日が当たらなくてすむな」と、木こりは言いました。「ありがとうよ、偉い狩人さん」

📖 全訳をまとめて読む 読み終わってからの答え合わせに

ある朝、一人の狩人が森にやって来ました。真新しい狩りの服を着て、帽子には大きな羽飾りがついていました。手には、長くてぴかぴかのやりを持っていました。狩人は大きな足音を立てて、威張って木々の間を歩いていきました。

まもなく狩人は、古いカシの木を切り倒している木こりのところにやって来ました。木こりは仕事の手を止めて、顔をぬぐいました。「おはようございます、だんな」と、木こりは言いました。

「おはよう」と、狩人は言いました。「わたしは、偉い狩人だ。ライオンを探しているのだ。この森には大きなライオンがいるそうだから、わたしがそいつを見つけてやるのさ。そいつの足跡を見なかったかね? どこに住んでいるか知っているかね?」

木こりはにっこりしました。「足跡ですか?」と、木こりは言いました。「それよりもっといいことができますよ。わたしは、そのライオンのことをよく知っているんです。一緒においでなさい。ライオンをじかに見せてあげましょう。このすぐ近くで寝ていますよ」

狩人の顔が、真っ青になりました。手の中のやりが、震えはじめました。「ラ、ライオンをじかに?」と、狩人は言いました。

「ええ」と、木こりはうれしそうに言いました。「あの木々のすぐ向こうにいます。ほんの数歩先ですよ。ついておいでなさい!」木こりはおのを置いて、歩きはじめました。

「いや! いや、いや、けっこうだ!」と、狩人はあわてて言いました。歯がカチカチと小さな音を立てていました。狩人は一歩後ずさりし、さらにもう一歩下がりました。「どうやら、わたしの言ったことがわかっていないようだな。わたしは、ライオンを見せろとは言っていない。足跡を尋ねただけだ。足跡だけだよ! 今日探しているのは、それだけなんだ」

「でも、偉い狩人だとおっしゃいましたよ」と、木こりは言いました。

「ああ、まあ、そうだが」と、狩人は言いました。「偉い狩人というものは、まず足跡を研究しなければならんのだ。それはとても大事な仕事なのだよ。とても大事な。ライオンは、また別の日でかまわん」狩人は、まだ後ろ向きに下がっていました。それからくるりと向きを変えて、ものすごい速さで歩き去ろうとしました。

ちょうどそのとき、木々の向こうから、低い、眠たげなほえ声が聞こえてきました。狩人は悲鳴を上げました。ぴかぴかのやりを落とし、一目散に森から逃げ出しました。しゃれた帽子が落ちましたが、立ち止まって拾おうともしませんでした。

木こりは笑って、自分の木のところへ戻りました。その日のうちに、木こりは小道でその帽子を見つけました。そして、自分の頭にかぶりました。「これで顔に日が当たらなくてすむな」と、木こりは言いました。「ありがとうよ、偉い狩人さん」

日本語訳:多読ベスト

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このお話の教訓 Moral

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It is easy to be brave with words, but hard to be brave with actions.

口で勇ましいことを言うのはかんたん。本当の勇気は行動に出る。

理解度チェック Quick Quiz

読み終わったら、3問だけ。間違えても大丈夫。多読は「だいたいわかる」で十分です。

Q1. What was the hunter looking for?

Q2. What did the woodcutter offer to do?

Q3. What did the hunter say at the end?

この読み物の使い方 3ステップ

  1. 聞きながら読む 音声に合わせて光る文を目で追う(聞き読み)。わからない語は飛ばしてOK。
  2. 音声なしで読む ⏱計測ボタンで読む速さ(WPM)を測ってみる。
  3. 耳だけで聞く 🎧聞くだけモードで、文字を見ずに内容がわかるか試す。🔁1文リピートで音読・シャドーイングも。

聞き読みの効果とやり方/多読三原則

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