The Farmer and the Snake(農夫とヘビ)の挿絵
Level 1 Beginnerイソップ物語

The Farmer and the Snake

農夫とヘビ

  • 📖 223 words
  • ⏱ 約3分
  • 🔊 1:29
  • YL 0.5–0.9
  • 英検5〜4級目安
  • 📝 全訳つき

あらすじ寒い冬の朝、やさしい農夫は雪の中でこおえたヘビを見つけます。かわいそうに思って、だいて温めてあげますが……。

イソップ寓話(タウンゼンド英訳 1867年)をもとに再話

キーワード(8語)本文の点線の語はタップで意味が出ます
  • stiffかたくなった
  • frozenこおった
  • tongue舌
  • hissシューッ(ヘビの音)
  • alive生きている
  • bitかんだ
  • biteかみきず
  • lesson教訓
音声に合わせて文が光ります0:00 / 1:29

Google Cloud TTS(Chirp 3 HD・アメリカ英語・Puck)

It was a cold winter morning. Snow covered the fields. A kind farmer walked home through the snow.

寒い冬の朝のことでした。畑は雪に覆われていました。親切な農夫が、雪の中を歩いて家に帰るところでした。

On the path, he saw something long and gray. It was a snake. It did not move. It was cold and stiff, like a stick of ice.

道の上に、何か細長い灰色のものが見えました。ヘビです。ぴくりとも動きません。氷の棒のように、冷たくかちこちになっていました。

"Oh, poor snake," said the farmer. "You are almost frozen. You can't live in this cold." He picked up the snake. It was very cold in his hands.

「ああ、かわいそうなヘビだ」と、農夫は言いました。「ほとんど凍りかけているじゃないか。こんな寒さの中では生きていけないだろう」農夫はヘビを拾い上げました。手に取ったヘビは、とても冷たかったのです。

The farmer opened his warm coat and put the snake inside, next to his body. "There," he said. "Now you can get warm." He walked home slowly.

農夫は温かいコートの前を開けて、ヘビを中に入れ、自分の体にくっつけてやりました。「さあ」と、農夫は言いました。「これで温まるだろう」農夫はゆっくりと家に向かって歩きました。

Little by little, the snake got warmer. Then it started to move. Its eyes opened. Its tongue came out. Hiss, hiss.

少しずつ、ヘビは温まってきました。それから、動き始めました。目が開き、舌が出てきました。シューッ、シューッ。

The farmer smiled. "Good! You are alive!" he said.

農夫はにっこりしました。「よかった! 生きていたんだな!」

But the snake was a snake. It did not say thank you. It opened its mouth and bit the farmer on the arm. The bite was very bad. The farmer fell down in the snow.

けれども、ヘビはやはりヘビでした。お礼も言いませんでした。ヘビは口を開けて、農夫の腕にかみついたのです。ひどいかみ傷でした。農夫は雪の上に倒れました。

"Oh," he cried. "I was kind to you. I saved your life. And this is how you thank me?" The snake did not answer. It went away into the grass.

「ああ」と、農夫は叫びました。「わたしはおまえに親切にしてやった。命を救ってやった。なのに、これがそのお礼なのか?」ヘビは答えませんでした。そのまま草むらの中へ去っていきました。

The poor farmer lay in the cold snow. "I learned a hard lesson today," he said sadly. "Some animals never change. And some people are like that too."

かわいそうな農夫は、冷たい雪の上に横たわっていました。「今日はつらい教訓を学んだよ」と、農夫は悲しそうに言いました。「決して変わらない動物もいる。そして、そういう人間もいるのだ」

📖 全訳をまとめて読む 読み終わってからの答え合わせに

寒い冬の朝のことでした。畑は雪に覆われていました。親切な農夫が、雪の中を歩いて家に帰るところでした。

道の上に、何か細長い灰色のものが見えました。ヘビです。ぴくりとも動きません。氷の棒のように、冷たくかちこちになっていました。

「ああ、かわいそうなヘビだ」と、農夫は言いました。「ほとんど凍りかけているじゃないか。こんな寒さの中では生きていけないだろう」農夫はヘビを拾い上げました。手に取ったヘビは、とても冷たかったのです。

農夫は温かいコートの前を開けて、ヘビを中に入れ、自分の体にくっつけてやりました。「さあ」と、農夫は言いました。「これで温まるだろう」農夫はゆっくりと家に向かって歩きました。

少しずつ、ヘビは温まってきました。それから、動き始めました。目が開き、舌が出てきました。シューッ、シューッ。

農夫はにっこりしました。「よかった! 生きていたんだな!」

けれども、ヘビはやはりヘビでした。お礼も言いませんでした。ヘビは口を開けて、農夫の腕にかみついたのです。ひどいかみ傷でした。農夫は雪の上に倒れました。

「ああ」と、農夫は叫びました。「わたしはおまえに親切にしてやった。命を救ってやった。なのに、これがそのお礼なのか?」ヘビは答えませんでした。そのまま草むらの中へ去っていきました。

かわいそうな農夫は、冷たい雪の上に横たわっていました。「今日はつらい教訓を学んだよ」と、農夫は悲しそうに言いました。「決して変わらない動物もいる。そして、そういう人間もいるのだ」

日本語訳:多読ベスト

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このお話の教訓 Moral

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Even great kindness can't change a bad heart.

どんなに親切にしても、恩知らずの心は変わらない。

理解度チェック Quick Quiz

読み終わったら、3問だけ。間違えても大丈夫。多読は「だいたいわかる」で十分です。

Q1. Where did the farmer find the snake?

Q2. How did the farmer help the snake?

Q3. What did the snake do?

この読み物の使い方 3ステップ

  1. 聞きながら読む 音声に合わせて光る文を目で追う(聞き読み)。わからない語は飛ばしてOK。
  2. 音声なしで読む ⏱計測ボタンで読む速さ(WPM)を測ってみる。
  3. 耳だけで聞く 🎧聞くだけモードで、文字を見ずに内容がわかるか試す。🔁1文リピートで音読・シャドーイングも。

聞き読みの効果とやり方/多読三原則

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