The Donkey, the Rooster, and the Lion(ロバとおんどりとライオン)の挿絵
Level 2 Elementaryイソップ物語

The Donkey, the Rooster, and the Lion

ロバとおんどりとライオン

  • 📖 393 words
  • ⏱ 約5分
  • 🔊 2:13
  • YL 1.0–1.4
  • 英検3級目安
  • 📝 全訳つき

あらすじおなかをすかせたライオンにおそわれそうになったロバ。そのとき、おんどりが鳴くと、ライオンは逃げ出しました。ロバはすっかり強気になって……。

イソップ寓話(タウンゼンド英訳 1867年)をもとに再話

キーワード(7語)本文の点線の語はタップで意味が出ます
  • donkeyロバ
  • roosterおんどり
  • crow(おんどりが)鳴く
  • brave勇敢な
  • chase追いかける
  • hateひどくきらう
  • foolishおろかな
音声に合わせて文が光ります0:00 / 2:13

Google Cloud TTS(Chirp 3 HD・アメリカ英語・Orus)

A donkey and a rooster lived together on a farm. Every night, they slept in the same yard, near a pile of soft straw. The donkey was big and gray, and the rooster was small and red. They were good friends.

ある農場で、ロバとオンドリが一緒に暮らしていました。毎晩、二匹は同じ庭の、やわらかいわらの山のそばで眠りました。ロバは大きくて灰色、オンドリは小さくて赤い色でした。二匹は仲よしでした。

One night, a hungry lion came out of the hills. For days, he found nothing to eat. He moved quietly toward the farm, and his eyes were shining in the dark. When he saw the fat donkey, he licked his lips. "Dinner," he thought.

ある夜、おなかをすかせたライオンが、丘から下りてきました。もう何日も、食べるものが見つかっていなかったのです。ライオンは静かに農場に近づいてきました。その目は、暗やみの中で光っていました。よく太ったロバを見ると、ライオンは舌なめずりをしました。「夕ごはんだ」と、ライオンは思いました。

The lion was just going to jump on the donkey. At that moment, the rooster woke up and saw him. He opened his beak and crowed as loudly as he could. "Cock-a-doodle-doo!"

ライオンがまさにロバに飛びかかろうとした、そのときでした。オンドリが目を覚まして、ライオンに気づきました。オンドリはくちばしを開いて、ありったけの大声で鳴きました。「コケコッコー!」

People say that lions hate the sound of a rooster's crow. This lion certainly did. He shook his head, turned around, and ran away from the farm as fast as he could.

ライオンはオンドリの鳴き声が嫌いだと言われています。このライオンも、まさにそうでした。首を振り、向きを変えて、全速力で農場から逃げていきました。

The donkey watched him go, and his mouth fell open. "Did you see that?" he said. "The lion ran away! The great lion is afraid of us!"

ロバはライオンが去っていくのを見て、ぽかんと口を開けました。「見たかい?」と、ロバは言いました。「ライオンが逃げていったぞ! あの強いライオンが、ぼくたちを怖がっているんだ!」

"He is afraid of my voice," said the rooster. "Not of you."

「あいつが怖がっているのは、ぼくの声だよ」と、オンドリは言いました。「きみじゃない」

But the donkey was not listening. He was feeling brave and strong, braver than ever before. "I am going to chase him," he said. "I will show him who is the king here. He will never come back to our farm again!"

でも、ロバは聞いていませんでした。今までになく勇ましく、強くなった気がしていたのです。「あいつを追いかけてやる」と、ロバは言いました。「ここの王さまはだれなのか、思い知らせてやるんだ。もう二度と、ぼくたちの農場には来ないだろうさ!」

"No, wait!" cried the rooster. "That is a very foolish idea!"

「だめだ、待って!」と、オンドリは叫びました。「それはとてもばかな考えだよ!」

The donkey did not wait. He galloped out of the yard and across the field after the lion. "Run, lion, run!" he shouted. "Here I come!" He was so proud of himself that he did not notice one important thing. He was getting farther and farther from the farm. Soon the rooster's voice was too far away to hear.

ロバは待ちませんでした。庭から飛び出し、野原をつっきって、ライオンを追いかけました。「逃げろ、ライオン、逃げろ!」と、ロバは叫びました。「ほら、行くぞ!」ロバはあまりにも得意になっていたので、一つの大事なことに気づきませんでした。農場からどんどん遠ざかっていたのです。まもなく、オンドリの声は、もう遠すぎて聞こえなくなりました。

The lion heard the donkey behind him. He slowed down. Then he stopped and turned around. There was no rooster now. There was only a big, fat donkey, alone in the dark field.

ライオンは、後ろからロバが来るのを聞きました。そこで速度を落としました。それから立ち止まって、振り返りました。もうオンドリはいません。いるのは、暗い野原にひとりぼっちの、大きくてよく太ったロバだけでした。

The donkey stopped too. Suddenly, he did not feel brave at all. "Oh," he said in a very small voice. "Hello again."

ロバも立ち止まりました。突然、勇ましい気持ちはすっかり消えてしまいました。「あ」と、ロバはとても小さな声で言いました。「やあ、また会ったね」

The lion gave a deep roar and jumped. The donkey turned and ran for his life, but it was too late. The lion's claws were already in his back. That night, the lion had his dinner after all.

ライオンは低くほえて、飛びかかりました。ロバは向きを変えて必死に逃げましたが、もう遅すぎました。ライオンの爪は、すでにロバの背中に食いこんでいました。その夜、ライオンは結局夕ごはんにありついたのでした。

📖 全訳をまとめて読む 読み終わってからの答え合わせに

ある農場で、ロバとオンドリが一緒に暮らしていました。毎晩、二匹は同じ庭の、やわらかいわらの山のそばで眠りました。ロバは大きくて灰色、オンドリは小さくて赤い色でした。二匹は仲よしでした。

ある夜、おなかをすかせたライオンが、丘から下りてきました。もう何日も、食べるものが見つかっていなかったのです。ライオンは静かに農場に近づいてきました。その目は、暗やみの中で光っていました。よく太ったロバを見ると、ライオンは舌なめずりをしました。「夕ごはんだ」と、ライオンは思いました。

ライオンがまさにロバに飛びかかろうとした、そのときでした。オンドリが目を覚まして、ライオンに気づきました。オンドリはくちばしを開いて、ありったけの大声で鳴きました。「コケコッコー!」

ライオンはオンドリの鳴き声が嫌いだと言われています。このライオンも、まさにそうでした。首を振り、向きを変えて、全速力で農場から逃げていきました。

ロバはライオンが去っていくのを見て、ぽかんと口を開けました。「見たかい?」と、ロバは言いました。「ライオンが逃げていったぞ! あの強いライオンが、ぼくたちを怖がっているんだ!」

「あいつが怖がっているのは、ぼくの声だよ」と、オンドリは言いました。「きみじゃない」

でも、ロバは聞いていませんでした。今までになく勇ましく、強くなった気がしていたのです。「あいつを追いかけてやる」と、ロバは言いました。「ここの王さまはだれなのか、思い知らせてやるんだ。もう二度と、ぼくたちの農場には来ないだろうさ!」

「だめだ、待って!」と、オンドリは叫びました。「それはとてもばかな考えだよ!」

ロバは待ちませんでした。庭から飛び出し、野原をつっきって、ライオンを追いかけました。「逃げろ、ライオン、逃げろ!」と、ロバは叫びました。「ほら、行くぞ!」ロバはあまりにも得意になっていたので、一つの大事なことに気づきませんでした。農場からどんどん遠ざかっていたのです。まもなく、オンドリの声は、もう遠すぎて聞こえなくなりました。

ライオンは、後ろからロバが来るのを聞きました。そこで速度を落としました。それから立ち止まって、振り返りました。もうオンドリはいません。いるのは、暗い野原にひとりぼっちの、大きくてよく太ったロバだけでした。

ロバも立ち止まりました。突然、勇ましい気持ちはすっかり消えてしまいました。「あ」と、ロバはとても小さな声で言いました。「やあ、また会ったね」

ライオンは低くほえて、飛びかかりました。ロバは向きを変えて必死に逃げましたが、もう遅すぎました。ライオンの爪は、すでにロバの背中に食いこんでいました。その夜、ライオンは結局夕ごはんにありついたのでした。

日本語訳:多読ベスト

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このお話の教訓 Moral

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Do not believe you are strong just because your enemy runs away once.

たまたまうまくいっただけで、自分が強いと思いこむのは危ない。

理解度チェック Quick Quiz

読み終わったら、3問だけ。間違えても大丈夫。多読は「だいたいわかる」で十分です。

Q1. Why did the lion run away the first time?

Q2. What did the donkey think?

Q3. What happened when the lion stopped and turned around?

この読み物の使い方 3ステップ

  1. 聞きながら読む 音声に合わせて光る文を目で追う(聞き読み)。わからない語は飛ばしてOK。
  2. 音声なしで読む ⏱計測ボタンで読む速さ(WPM)を測ってみる。
  3. 耳だけで聞く 🎧聞くだけモードで、文字を見ずに内容がわかるか試す。🔁1文リピートで音読・シャドーイングも。

聞き読みの効果とやり方/多読三原則

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