The Donkey and the Frogs(ロバとカエル)の挿絵
Level 2 Elementaryイソップ物語

The Donkey and the Frogs

ロバとカエル

  • 📖 397 words
  • ⏱ 約5分
  • 🔊 2:17
  • YL 1.0–1.4
  • 英検3級目安
  • 📝 全訳つき

あらすじ重いまきを運ぶロバが、池をわたるとちゅうですべって転んでしまいました。ロバが大声でなげいていると、池のカエルたちが……。

イソップ寓話(タウンゼンド英訳 1867年)をもとに再話

キーワード(7語)本文の点線の語はタップで意味が出ます
  • donkeyロバ
  • pond池
  • firewoodまき
  • load荷物
  • slipすべる
  • complain文句を言う
  • fuss大さわぎ
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Google Cloud TTS(Chirp 3 HD・アメリカ英語・Aoede)

A donkey was walking home from the forest. On his back, he was carrying a big load of firewood for his master. The wood was heavy, and the day was long. The donkey was tired and in a bad mood.

一頭のロバが、森から家へ帰る途中でした。背中には、主人のための薪を山のように積んでいました。重い薪を背負って長い一日を過ごしたので、ロバは疲れて、機嫌も悪くなっていました。

On the way home, there was a small pond. It was not deep, so the donkey always walked through it. But today, the bottom of the pond was very muddy. In the middle of the water, his foot slipped. He fell down on his side with a big splash.

帰り道に、小さな池がありました。深くはなかったので、ロバはいつも池の中を歩いて渡っていました。ところが今日は、池の底がひどくぬかるんでいました。水の真ん中で、ロバは足を滑らせました。そして、バシャンと大きな水しぶきを上げて、横向きに倒れてしまいました。

The donkey tried to get up, but the firewood on his back was too heavy. He kicked his legs. He moved his head from side to side. But he could not stand. The water was not deep, and he was not in danger. But he was wet, cold, and very unhappy.

ロバは起き上がろうとしましたが、背中の薪が重すぎました。脚をばたばたさせました。頭を左右に振りました。それでも立てません。水は深くなかったので、危ないことはありませんでした。けれどもロバはぬれて、寒くて、とてもみじめな気持ちでした。

So he started to cry. "Oh, poor me!" he cried in a very loud voice. "Oh, what a terrible day! I am wet! I am cold! There is water in my ears! I am the unhappiest donkey in the whole world! Oh, oh, oh!"

そこでロバは、泣きわめきはじめました。「ああ、かわいそうなぼく!」と、ものすごく大きな声で叫びました。「ああ、なんてひどい日だ! びしょぬれだ! 寒い! 耳に水が入った! ぼくは世界でいちばん不幸なロバだ! ああ、ああ、ああ!」

The frogs in the pond heard all this noise. One by one, they put their heads out of the water. They sat on the rocks and on the lily pads, and they looked at the donkey.

池のカエルたちは、この大騒ぎを聞きつけました。一匹、また一匹と、水から頭を出しました。そして岩の上やスイレンの葉の上に座って、ロバを見つめました。

"Excuse me," said an old frog. "What is wrong?"

「ちょっと失礼」と、年寄りのカエルが言いました。「どうしたんだね?」

"What is wrong?" cried the donkey. "Can't you see? I fell in the water! I am wet all over! This is the worst thing that has ever happened to anyone!"

「どうしたかって?」と、ロバは叫びました。「見てわからないのか? 水の中に落ちたんだよ! 体じゅうびしょぬれだ! こんなひどい目にあったやつは、これまでだれもいないぞ!」

The frogs looked at each other. Then the old frog began to laugh, and soon all the frogs were laughing.

カエルたちは、顔を見合わせました。それから年寄りのカエルが笑いだし、すぐにカエルたちはみんな笑っていました。

"Oh, dear donkey," said the old frog. "You fell into the water one time, and you are making this terrible noise. We live in this water every day and every night, all our lives! We are always wet. But do we cry about it? No!"

「おやおや、ロバさん」と、年寄りのカエルは言いました。「あんたは一度水に落ちただけで、そんなにひどい声でわめいている。わしらはこの水の中に、毎日、毎晩、一生住んでいるんだよ! わしらはいつだってぬれている。それで、わしらが泣きわめくかね? いいや!」

The donkey stopped crying. He looked at the frogs, all happily sitting in the cold water. He felt a little silly.

ロバは泣きやみました。冷たい水の中で楽しそうに座っているカエルたちを見ていると、なんだか自分がばかみたいに思えてきました。

He took a deep breath. Then he pushed hard with his legs, and this time he stood up. Water ran off his back and out of his ears. "Thank you," he said to the frogs in a quieter voice. And he walked out of the pond and went home without complaining once.

ロバは深く息を吸いました。それから脚に思いきり力をこめると、今度は立ち上がることができました。水が背中から流れ落ち、耳からも出ていきました。「ありがとう」と、ロバはさっきより静かな声でカエルたちに言いました。そして池から出ると、一度も文句を言わずに家へ帰っていきました。

📖 全訳をまとめて読む 読み終わってからの答え合わせに

一頭のロバが、森から家へ帰る途中でした。背中には、主人のための薪を山のように積んでいました。重い薪を背負って長い一日を過ごしたので、ロバは疲れて、機嫌も悪くなっていました。

帰り道に、小さな池がありました。深くはなかったので、ロバはいつも池の中を歩いて渡っていました。ところが今日は、池の底がひどくぬかるんでいました。水の真ん中で、ロバは足を滑らせました。そして、バシャンと大きな水しぶきを上げて、横向きに倒れてしまいました。

ロバは起き上がろうとしましたが、背中の薪が重すぎました。脚をばたばたさせました。頭を左右に振りました。それでも立てません。水は深くなかったので、危ないことはありませんでした。けれどもロバはぬれて、寒くて、とてもみじめな気持ちでした。

そこでロバは、泣きわめきはじめました。「ああ、かわいそうなぼく!」と、ものすごく大きな声で叫びました。「ああ、なんてひどい日だ! びしょぬれだ! 寒い! 耳に水が入った! ぼくは世界でいちばん不幸なロバだ! ああ、ああ、ああ!」

池のカエルたちは、この大騒ぎを聞きつけました。一匹、また一匹と、水から頭を出しました。そして岩の上やスイレンの葉の上に座って、ロバを見つめました。

「ちょっと失礼」と、年寄りのカエルが言いました。「どうしたんだね?」

「どうしたかって?」と、ロバは叫びました。「見てわからないのか? 水の中に落ちたんだよ! 体じゅうびしょぬれだ! こんなひどい目にあったやつは、これまでだれもいないぞ!」

カエルたちは、顔を見合わせました。それから年寄りのカエルが笑いだし、すぐにカエルたちはみんな笑っていました。

「おやおや、ロバさん」と、年寄りのカエルは言いました。「あんたは一度水に落ちただけで、そんなにひどい声でわめいている。わしらはこの水の中に、毎日、毎晩、一生住んでいるんだよ! わしらはいつだってぬれている。それで、わしらが泣きわめくかね? いいや!」

ロバは泣きやみました。冷たい水の中で楽しそうに座っているカエルたちを見ていると、なんだか自分がばかみたいに思えてきました。

ロバは深く息を吸いました。それから脚に思いきり力をこめると、今度は立ち上がることができました。水が背中から流れ落ち、耳からも出ていきました。「ありがとう」と、ロバはさっきより静かな声でカエルたちに言いました。そして池から出ると、一度も文句を言わずに家へ帰っていきました。

日本語訳:多読ベスト

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このお話の教訓 Moral

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Do not make a big fuss about small problems.

小さな困りごとで大さわぎしてはいけない。

理解度チェック Quick Quiz

読み終わったら、3問だけ。間違えても大丈夫。多読は「だいたいわかる」で十分です。

Q1. What was the donkey carrying?

Q2. Why could the donkey not stand up?

Q3. What did the frogs tell the donkey?

この読み物の使い方 3ステップ

  1. 聞きながら読む 音声に合わせて光る文を目で追う(聞き読み)。わからない語は飛ばしてOK。
  2. 音声なしで読む ⏱計測ボタンで読む速さ(WPM)を測ってみる。
  3. 耳だけで聞く 🎧聞くだけモードで、文字を見ずに内容がわかるか試す。🔁1文リピートで音読・シャドーイングも。

聞き読みの効果とやり方/多読三原則

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