The Fisherman and His Flute(笛を吹く漁師)の挿絵
Level 2 Elementaryイソップ物語

The Fisherman and His Flute

笛を吹く漁師

  • 📖 360 words
  • ⏱ 約5分
  • 🔊 2:09
  • YL 1.0–1.4
  • 英検3級目安
  • 📝 全訳つき

あらすじ笛が得意な漁師は「すてきな音楽を聞かせれば、魚が自分から網に入ってくるはずだ」と考えて、岩の上で笛を吹きはじめますが……。

イソップ寓話(タウンゼンド英訳 1867年)をもとに再話

キーワード(7語)本文の点線の語はタップで意味が出ます
  • fisherman漁師
  • flute笛、フルート
  • net網
  • rock岩
  • tune曲、メロディー
  • jumpingはねている
  • sillyおかしな、ばかな
音声に合わせて文が光ります0:00 / 2:09

Google Cloud TTS(Chirp 3 HD・アメリカ英語・Aoede)

Leo was a fisherman, but he loved music more than fish. Every evening, he sat outside his little house by the sea and played his wooden flute. The people in his village said, "Leo plays like a bird. His music is magic."

レオは漁師でしたが、魚よりも音楽のほうがずっと好きでした。毎晩、海辺の小さな家の外に座って、木の笛を吹きました。村の人たちは言いました。「レオの笛は、まるで鳥のさえずりだ。あの音楽は魔法だよ」

Leo began to believe them. One night, he had an idea. "If my music is magic, the fish will love it too," he thought. "I will not need to work hard with my net anymore. I will just play, and the fish will dance into it!"

レオは、その言葉を信じるようになりました。ある晩、レオはあることを思いつきました。「ぼくの音楽が魔法なら、魚たちだってきっと気に入るはずだ」と、レオは考えました。「もう網を使って苦労して働かなくてもいい。ただ笛を吹けば、魚たちが踊りながら網に入ってくるぞ!」

The next morning, Leo walked down to the beach. He carried his flute in one hand and his net in the other. He climbed up onto a tall rock above the water. Then he put his net in the sea below him, and he started to play.

次の朝、レオは浜辺へ下りていきました。片手に笛を、もう片方の手に網を持っていました。レオは、海の上にそびえる高い岩によじのぼりました。それから足もとの海に網をしかけて、笛を吹きはじめました。

He played a happy song. He played a sad song. He played a fast dancing tune, the best one he knew. The sun was rising higher and higher, and the seagulls were crying above his head. But not one fish came near the net.

楽しい曲を吹きました。悲しい曲を吹きました。知っている中でいちばんの、速い踊りの曲も吹きました。太陽はどんどん高くのぼり、頭の上ではカモメたちが鳴いていました。それでも、魚は一匹も網に近づいてきませんでした。

"Maybe they are still sleeping," Leo said. "I will play louder." He played until his fingers were tired and his mouth was dry. He waited and waited. Still nothing happened. The net was empty, and the sea was quiet.

「まだ寝ているのかもしれないな」と、レオは言いました。「もっと大きな音で吹いてみよう」レオは、指が疲れ、口がからからになるまで吹き続けました。待って、待って、待ちました。それでも何も起こりませんでした。網は空っぽで、海は静かなままでした。

At last, Leo put his flute down. "Well," he said with a sigh, "I am going to do it the old way." He picked up his net and threw it far out into the sea. Then he pulled it back slowly, because it was very heavy.

とうとう、レオは笛を置きました。「しかたない」と、ため息まじりに言いました。「昔ながらのやり方でやるとしよう」レオは網を拾い上げて、海の遠くへ投げ込みました。それから、ゆっくりと引き寄せました。とても重かったからです。

When the net came up onto the rock, it was full of fish! They were jumping and flipping everywhere. Their silver bodies were shining in the sun. They looked just like dancers at a party.

網が岩の上に引き上げられると、中は魚でいっぱいでした! 魚たちはあちこちで飛びはね、身をくねらせていました。銀色の体が日の光に輝いています。まるでパーティーで踊る人たちのようでした。

Leo looked down at them, and he started to laugh. "You silly fish!" he said. "When I played music for you, you did not dance at all. I stopped playing, and now you are all dancing happily!"

レオは魚たちを見下ろして、笑いだしました。「おばかな魚たちだなあ!」と、レオは言いました。「ぼくが笛を吹いてやったときには、ちっとも踊らなかったくせに。吹くのをやめたとたん、みんな楽しそうに踊っているじゃないか!」

That evening, Leo played his flute for the village again. But the next morning, he went fishing with his net, like every other fisherman.

その晩、レオはまた村の人たちのために笛を吹きました。でも次の朝には、ほかの漁師たちと同じように、網を持って漁に出かけました。

📖 全訳をまとめて読む 読み終わってからの答え合わせに

レオは漁師でしたが、魚よりも音楽のほうがずっと好きでした。毎晩、海辺の小さな家の外に座って、木の笛を吹きました。村の人たちは言いました。「レオの笛は、まるで鳥のさえずりだ。あの音楽は魔法だよ」

レオは、その言葉を信じるようになりました。ある晩、レオはあることを思いつきました。「ぼくの音楽が魔法なら、魚たちだってきっと気に入るはずだ」と、レオは考えました。「もう網を使って苦労して働かなくてもいい。ただ笛を吹けば、魚たちが踊りながら網に入ってくるぞ!」

次の朝、レオは浜辺へ下りていきました。片手に笛を、もう片方の手に網を持っていました。レオは、海の上にそびえる高い岩によじのぼりました。それから足もとの海に網をしかけて、笛を吹きはじめました。

楽しい曲を吹きました。悲しい曲を吹きました。知っている中でいちばんの、速い踊りの曲も吹きました。太陽はどんどん高くのぼり、頭の上ではカモメたちが鳴いていました。それでも、魚は一匹も網に近づいてきませんでした。

「まだ寝ているのかもしれないな」と、レオは言いました。「もっと大きな音で吹いてみよう」レオは、指が疲れ、口がからからになるまで吹き続けました。待って、待って、待ちました。それでも何も起こりませんでした。網は空っぽで、海は静かなままでした。

とうとう、レオは笛を置きました。「しかたない」と、ため息まじりに言いました。「昔ながらのやり方でやるとしよう」レオは網を拾い上げて、海の遠くへ投げ込みました。それから、ゆっくりと引き寄せました。とても重かったからです。

網が岩の上に引き上げられると、中は魚でいっぱいでした! 魚たちはあちこちで飛びはね、身をくねらせていました。銀色の体が日の光に輝いています。まるでパーティーで踊る人たちのようでした。

レオは魚たちを見下ろして、笑いだしました。「おばかな魚たちだなあ!」と、レオは言いました。「ぼくが笛を吹いてやったときには、ちっとも踊らなかったくせに。吹くのをやめたとたん、みんな楽しそうに踊っているじゃないか!」

その晩、レオはまた村の人たちのために笛を吹きました。でも次の朝には、ほかの漁師たちと同じように、網を持って漁に出かけました。

日本語訳:多読ベスト

押すと、この端末の読書記録(100万語メーター)に語数が加わります。

このお話の教訓 Moral

タップして見る

Do the right work at the right time, and do not expect the world to dance to your tune.

物事にはふさわしいやり方と時がある。自分の思いどおりに世界が動くとは思わないこと。

理解度チェック Quick Quiz

読み終わったら、3問だけ。間違えても大丈夫。多読は「だいたいわかる」で十分です。

Q1. What was the fisherman very good at?

Q2. Why did the fisherman play his flute on the rock?

Q3. When did the fish finally jump?

この読み物の使い方 3ステップ

  1. 聞きながら読む 音声に合わせて光る文を目で追う(聞き読み)。わからない語は飛ばしてOK。
  2. 音声なしで読む ⏱計測ボタンで読む速さ(WPM)を測ってみる。
  3. 耳だけで聞く 🎧聞くだけモードで、文字を見ずに内容がわかるか試す。🔁1文リピートで音読・シャドーイングも。

聞き読みの効果とやり方/多読三原則

次に読む

Level 2 の読み物をもっと見る →