The Boy and the Jar of Nuts(少年とナッツのつぼ)の挿絵
Level 2 Elementaryイソップ物語

The Boy and the Jar of Nuts

少年とナッツのつぼ

  • 📖 382 words
  • ⏱ 約5分
  • 🔊 2:16
  • YL 1.0–1.4
  • 英検3級目安
  • 📝 全訳つき

あらすじつぼの中のナッツを、つかめるだけつかんだ男の子。ところが、手がつぼの口から抜けなくなってしまいます。

イソップ寓話(タウンゼンド英訳 1867年)をもとに再話

キーワード(7語)本文の点線の語はタップで意味が出ます
  • jarつぼ、びん
  • nutsナッツ、木の実
  • narrow(口が)せまい
  • stuckはさまって動かない
  • fistにぎりこぶし
  • grabつかむ
  • greedy欲ばりな
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Google Cloud TTS(Chirp 3 HD・アメリカ英語・Aoede)

Sam was seven years old, and he loved nuts more than anything. His grandmother kept a big clay jar of nuts on a high shelf in the kitchen. The jar was tall and round, but its neck was very narrow.

サムは七歳で、何よりもナッツが大好きでした。おばあちゃんは、台所の高い棚に、ナッツの入った大きな土のつぼを置いていました。つぼは背が高くて丸い形でしたが、口のところはとても狭くなっていました。

One afternoon, Grandma said, "Sam, you were a good helper today. You can take some nuts from the jar."

ある日の午後、おばあちゃんが言いました。「サム、今日はよくお手伝いしてくれたね。つぼからナッツを少し取っていいよ」

"Really? Thank you!" Sam shouted. He pulled a chair to the shelf, climbed up, and took down the jar. He was so happy. He put his hand deep inside, and he felt hundreds of nuts under his fingers.

「ほんと? ありがとう!」と、サムは叫びました。いすを棚のところまで引っぱってきて、上にのぼり、つぼを下ろしました。サムはとてもうれしくなりました。手をつぼの奥深くまで入れると、指の下に何百ものナッツがあるのがわかりました。

"I am going to take a lot," he thought. "Grandma said I can take some. So I will take as many as possible!" He opened his fingers wide and grabbed. He grabbed more and more, until his hand was a big, round fist full of nuts.

「たくさん取っちゃおう」と、サムは考えました。「おばあちゃんは、少し取っていいって言った。だから、できるだけたくさん取るんだ!」サムは指を大きく広げて、つかみました。もっともっとつかんで、とうとう手は、ナッツでいっぱいの大きなまるい握りこぶしになりました。

Then he tried to pull his hand out. It did not move. He pulled again, harder this time. The jar came up with his hand, but his hand did not come out of the jar. The narrow neck was too small for his big fist.

それからサムは、手を抜こうとしました。手は動きません。今度はもっと強く、もう一度引っぱりました。つぼは手と一緒に持ち上がりましたが、手はつぼから抜けませんでした。狭い口は、サムの大きな握りこぶしには小さすぎたのです。

"Oh no!" Sam cried. He shook the jar. He pulled and pushed. He did not want to drop even one nut. But his hand was stuck, and it was starting to hurt. Big tears began to run down his face. "Grandma! Grandma! The jar is eating my hand!"

「どうしよう!」と、サムは叫びました。つぼをゆすりました。引っぱったり、押したりしました。ナッツは一つだって落としたくありません。でも手は挟まったままで、痛くなってきました。大つぶの涙が、サムのほおを流れはじめました。「おばあちゃん! おばあちゃん! つぼがぼくの手を食べちゃう!」

Grandma came into the kitchen. When she saw Sam, she tried not to laugh. "What happened, my dear?"

おばあちゃんが台所に入ってきました。サムを見ると、おばあちゃんは笑うのをこらえました。「どうしたの、サム?」

"I want my nuts," Sam said, crying. "But I can't get my hand out!"

「ナッツがほしいの」と、サムは泣きながら言いました。「でも、手が抜けないんだよ!」

Grandma sat down next to him. "Sam," she said kindly, "open your hand a little. Let half of the nuts go. Then try again."

おばあちゃんは、サムの隣に座りました。「サム」と、やさしく言いました。「手を少し開いてごらん。つかんだナッツを半分、放しなさい。それから、もう一度やってごらん」

"But I want all of them!" said Sam.

「でも、ぼく全部ほしいんだもん!」と、サムは言いました。

"If you want all of them, you will get none of them," said Grandma. "Take a few now. You can come back for more later."

「全部ほしがったら、一つも手に入らないよ」と、おばあちゃんは言いました。「今は少しだけ取りなさい。あとでまた取りに来ればいいんだから」

Sam looked at the jar. Then, slowly, he opened his fingers. Many nuts fell back down inside. Now his hand was smaller. He pulled, and his hand came out easily. There were still five nuts in it.

サムはつぼを見ました。それから、ゆっくりと指を開きました。たくさんのナッツが、つぼの中に落ちていきました。これで手は小さくなりました。サムが引っぱると、手はするりと抜けました。手の中には、まだナッツが五つありました。

Sam ate the first nut and smiled. Then he put his hand back in the jar and took five more.

サムは一つ目のナッツを食べて、にっこりしました。それからまたつぼに手を入れて、もう五つ取りました。

📖 全訳をまとめて読む 読み終わってからの答え合わせに

サムは七歳で、何よりもナッツが大好きでした。おばあちゃんは、台所の高い棚に、ナッツの入った大きな土のつぼを置いていました。つぼは背が高くて丸い形でしたが、口のところはとても狭くなっていました。

ある日の午後、おばあちゃんが言いました。「サム、今日はよくお手伝いしてくれたね。つぼからナッツを少し取っていいよ」

「ほんと? ありがとう!」と、サムは叫びました。いすを棚のところまで引っぱってきて、上にのぼり、つぼを下ろしました。サムはとてもうれしくなりました。手をつぼの奥深くまで入れると、指の下に何百ものナッツがあるのがわかりました。

「たくさん取っちゃおう」と、サムは考えました。「おばあちゃんは、少し取っていいって言った。だから、できるだけたくさん取るんだ!」サムは指を大きく広げて、つかみました。もっともっとつかんで、とうとう手は、ナッツでいっぱいの大きなまるい握りこぶしになりました。

それからサムは、手を抜こうとしました。手は動きません。今度はもっと強く、もう一度引っぱりました。つぼは手と一緒に持ち上がりましたが、手はつぼから抜けませんでした。狭い口は、サムの大きな握りこぶしには小さすぎたのです。

「どうしよう!」と、サムは叫びました。つぼをゆすりました。引っぱったり、押したりしました。ナッツは一つだって落としたくありません。でも手は挟まったままで、痛くなってきました。大つぶの涙が、サムのほおを流れはじめました。「おばあちゃん! おばあちゃん! つぼがぼくの手を食べちゃう!」

おばあちゃんが台所に入ってきました。サムを見ると、おばあちゃんは笑うのをこらえました。「どうしたの、サム?」

「ナッツがほしいの」と、サムは泣きながら言いました。「でも、手が抜けないんだよ!」

おばあちゃんは、サムの隣に座りました。「サム」と、やさしく言いました。「手を少し開いてごらん。つかんだナッツを半分、放しなさい。それから、もう一度やってごらん」

「でも、ぼく全部ほしいんだもん!」と、サムは言いました。

「全部ほしがったら、一つも手に入らないよ」と、おばあちゃんは言いました。「今は少しだけ取りなさい。あとでまた取りに来ればいいんだから」

サムはつぼを見ました。それから、ゆっくりと指を開きました。たくさんのナッツが、つぼの中に落ちていきました。これで手は小さくなりました。サムが引っぱると、手はするりと抜けました。手の中には、まだナッツが五つありました。

サムは一つ目のナッツを食べて、にっこりしました。それからまたつぼに手を入れて、もう五つ取りました。

日本語訳:多読ベスト

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このお話の教訓 Moral

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Do not try to take too much at once.

一度に欲張りすぎてはいけない。

理解度チェック Quick Quiz

読み終わったら、3問だけ。間違えても大丈夫。多読は「だいたいわかる」で十分です。

Q1. What was inside the jar?

Q2. Why could the boy not take his hand out?

Q3. What did the grandmother tell him to do?

この読み物の使い方 3ステップ

  1. 聞きながら読む 音声に合わせて光る文を目で追う(聞き読み)。わからない語は飛ばしてOK。
  2. 音声なしで読む ⏱計測ボタンで読む速さ(WPM)を測ってみる。
  3. 耳だけで聞く 🎧聞くだけモードで、文字を見ずに内容がわかるか試す。🔁1文リピートで音読・シャドーイングも。

聞き読みの効果とやり方/多読三原則

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