The Bat, the Birds, and the Beasts(鳥と獣とコウモリ)の挿絵
Level 2 Elementaryイソップ物語

The Bat, the Birds, and the Beasts

鳥と獣とコウモリ

  • 📖 418 words
  • ⏱ 約5分
  • 🔊 2:25
  • YL 1.0–1.4
  • 英検3級目安
  • 📝 全訳つき

あらすじ鳥たちと獣たちの間で、大きな戦争が始まりました。コウモリは、そのとき強いほうの味方になろうと、鳥のふりをしたり獣のふりをしたりします。

イソップ寓話(タウンゼンド英訳 1867年)をもとに再話

キーワード(7語)本文の点線の語はタップで意味が出ます
  • batコウモリ
  • beastsけもの、動物
  • war戦争
  • wingsつばさ
  • fur(動物の)毛
  • side味方、側
  • trust信用する
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Google Cloud TTS(Chirp 3 HD・アメリカ英語・Leda)

Long ago, the birds and the beasts had a terrible war. Nobody remembered how it began. On one side were the birds, like eagles, crows, and owls. On the other side were the beasts, like lions, bears, and wolves. They fought for many months.

大昔、鳥とけものが、ひどい戦争をしました。どうして始まったのか、だれも覚えていませんでした。一方には、ワシやカラスやフクロウのような鳥たちがいました。もう一方には、ライオンやクマやオオカミのようなけものたちがいました。両方は、何か月も戦い続けました。

The bat did not know what to do. He had wings like a bird. But he also had fur and teeth like a beast. "I don't want to be on the losing side," he thought. "So I will wait and see who is winning."

コウモリは、どうしたらいいかわかりませんでした。コウモリには、鳥のような翼がありました。でも、けもののような毛と歯もありました。「負けるほうの味方にはなりたくないな」と、コウモリは考えました。「だから、どっちが勝ちそうか、ようすを見てみよう」

One day, the birds won a big battle. The bat flew to the birds quickly. "Hello, my friends!" he said. "Look at my wings! I am a bird, just like you. I am happy to fight with you." The birds were not sure, but they let him stay.

ある日、鳥たちが大きな戦いに勝ちました。コウモリは、急いで鳥たちのところへ飛んでいきました。「やあ、友だちのみなさん!」と、コウモリは言いました。「ぼくの翼を見てよ! ぼくも、みんなと同じ鳥なんだ。一緒に戦えてうれしいよ」鳥たちは首をかしげましたが、コウモリを仲間に入れてやりました。

But the next week, the beasts won a big battle. So the bat flew away from the birds, and he went to the beasts. "Hello, my friends!" he said. "Look at my fur and my teeth! I am a beast, just like you. Birds don't have teeth, do they? I am happy to fight with you." The beasts were not sure, but they let him stay.

ところが次の週、けものたちが大きな戦いに勝ちました。そこでコウモリは鳥たちのもとから飛び去って、けものたちのところへ行きました。「やあ、友だちのみなさん!」と、コウモリは言いました。「ぼくの毛と歯を見てよ! ぼくも、みんなと同じけものなんだ。鳥には歯なんてないだろう? 一緒に戦えてうれしいよ」けものたちは首をかしげましたが、コウモリを仲間に入れてやりました。

This went on for a long time. When the birds were winning, the bat was a bird. When the beasts were winning, the bat was a beast. He never really fought for anyone. He only changed sides again and again.

こんなことが、長い間続きました。鳥たちが勝っているときは、コウモリは鳥でした。けものたちが勝っているときは、コウモリはけものでした。だれかのために本気で戦ったことは、一度もありません。ただ、何度も何度も味方を変えていただけでした。

At last, the war ended. The birds and the beasts made peace. They had a big meeting together in a meadow to celebrate. And there, they started to talk.

とうとう、戦争が終わりました。鳥とけものは仲直りをしました。そしてお祝いのために、草原で大きな集まりを開きました。そこで、みんなが話しはじめました。

"The bat fought with us," said the eagle.

「コウモリは、わたしたちと一緒に戦ったよ」と、ワシが言いました。

"No, he fought with us," said the lion.

「いや、あいつはおれたちと一緒に戦ったぞ」と、ライオンが言いました。

"He told us he was a bird," said the owl.

「わたしたちには、自分は鳥だと言っていたわ」と、フクロウが言いました。

"He told us he was a beast," said the bear.

「おれたちには、自分はけものだと言っていたぞ」と、クマが言いました。

Everyone turned and looked at the bat. The bat's face became hot, and he tried to hide behind a tree.

みんなが、振り返ってコウモリを見ました。コウモリは顔がかあっと赤くなり、木の陰に隠れようとしました。

"You are not our friend," said the eagle. "You are only a friend when things are easy."

「きみは、わたしたちの友だちではない」と、ワシが言いました。「きみは、楽なときだけの友だちだ」

"We don't want you either," said the lion. "We can never trust you."

「おれたちも、おまえなんかいらない」と、ライオンが言いました。「おまえは、決して信用できないからな」

So both the birds and the beasts sent the bat away. He had nowhere to go. In the daytime, the birds and the beasts were all around, so he hid in dark caves. He came out to fly only at night, when everyone was asleep. And that is why, even today, the bat hides in the daytime and flies at night.

こうして、鳥もけものも、コウモリを追い出してしまいました。コウモリには、どこにも行く場所がありませんでした。昼間は鳥やけものがあちこちにいるので、暗いほら穴に隠れました。みんなが眠っている夜にだけ、外に出て飛びました。だから今でも、コウモリは昼間は隠れていて、夜になると飛ぶのです。

📖 全訳をまとめて読む 読み終わってからの答え合わせに

大昔、鳥とけものが、ひどい戦争をしました。どうして始まったのか、だれも覚えていませんでした。一方には、ワシやカラスやフクロウのような鳥たちがいました。もう一方には、ライオンやクマやオオカミのようなけものたちがいました。両方は、何か月も戦い続けました。

コウモリは、どうしたらいいかわかりませんでした。コウモリには、鳥のような翼がありました。でも、けもののような毛と歯もありました。「負けるほうの味方にはなりたくないな」と、コウモリは考えました。「だから、どっちが勝ちそうか、ようすを見てみよう」

ある日、鳥たちが大きな戦いに勝ちました。コウモリは、急いで鳥たちのところへ飛んでいきました。「やあ、友だちのみなさん!」と、コウモリは言いました。「ぼくの翼を見てよ! ぼくも、みんなと同じ鳥なんだ。一緒に戦えてうれしいよ」鳥たちは首をかしげましたが、コウモリを仲間に入れてやりました。

ところが次の週、けものたちが大きな戦いに勝ちました。そこでコウモリは鳥たちのもとから飛び去って、けものたちのところへ行きました。「やあ、友だちのみなさん!」と、コウモリは言いました。「ぼくの毛と歯を見てよ! ぼくも、みんなと同じけものなんだ。鳥には歯なんてないだろう? 一緒に戦えてうれしいよ」けものたちは首をかしげましたが、コウモリを仲間に入れてやりました。

こんなことが、長い間続きました。鳥たちが勝っているときは、コウモリは鳥でした。けものたちが勝っているときは、コウモリはけものでした。だれかのために本気で戦ったことは、一度もありません。ただ、何度も何度も味方を変えていただけでした。

とうとう、戦争が終わりました。鳥とけものは仲直りをしました。そしてお祝いのために、草原で大きな集まりを開きました。そこで、みんなが話しはじめました。

「コウモリは、わたしたちと一緒に戦ったよ」と、ワシが言いました。

「いや、あいつはおれたちと一緒に戦ったぞ」と、ライオンが言いました。

「わたしたちには、自分は鳥だと言っていたわ」と、フクロウが言いました。

「おれたちには、自分はけものだと言っていたぞ」と、クマが言いました。

みんなが、振り返ってコウモリを見ました。コウモリは顔がかあっと赤くなり、木の陰に隠れようとしました。

「きみは、わたしたちの友だちではない」と、ワシが言いました。「きみは、楽なときだけの友だちだ」

「おれたちも、おまえなんかいらない」と、ライオンが言いました。「おまえは、決して信用できないからな」

こうして、鳥もけものも、コウモリを追い出してしまいました。コウモリには、どこにも行く場所がありませんでした。昼間は鳥やけものがあちこちにいるので、暗いほら穴に隠れました。みんなが眠っている夜にだけ、外に出て飛びました。だから今でも、コウモリは昼間は隠れていて、夜になると飛ぶのです。

日本語訳:多読ベスト

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このお話の教訓 Moral

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If you are always changing sides, you will have no friends.

その時々で味方を変える者は、最後にはだれからも信用されない。

理解度チェック Quick Quiz

読み終わったら、3問だけ。間違えても大丈夫。多読は「だいたいわかる」で十分です。

Q1. Why did the bat say he was a bird?

Q2. Why did the bat say he was a beast?

Q3. Why does the bat fly only at night?

この読み物の使い方 3ステップ

  1. 聞きながら読む 音声に合わせて光る文を目で追う(聞き読み)。わからない語は飛ばしてOK。
  2. 音声なしで読む ⏱計測ボタンで読む速さ(WPM)を測ってみる。
  3. 耳だけで聞く 🎧聞くだけモードで、文字を見ずに内容がわかるか試す。🔁1文リピートで音読・シャドーイングも。

聞き読みの効果とやり方/多読三原則

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