coal phase-down
/koʊl ˈfeɪz daʊn/名詞
石炭火力の段階的削減
out と down、たった1語で世界が揉めた話
SUMMARY
ざっくり言うと
石炭の使用をただちにゼロにするのではなく、時間をかけて少しずつ減らしていくこと。完全な「廃止」を意味する phase-out より弱い、妥協的な表現として国際交渉で使われる。いつまでにどこまで減らすかがはっきりしないぶん、実行が骨抜きになりやすいという批判もある。
EXAMPLES
例文
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1
The deal calls for a coal phase-down.
合意は石炭の段階的削減を求めている。
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2
Delegates reluctantly accepted a coal phase-down instead of a full phase-out.
代表団は、完全な段階的廃止ではなく段階的削減という表現をしぶしぶ受け入れた。
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3
For countries that rely heavily on coal, a phase-down seems more realistic than an immediate exit.
石炭への依存度が高い国にとっては、即時の脱却より段階的削減のほうが現実的に思える。
COLLOCATIONS
よく一緒に使う表現
- agree to a coal phase-down石炭の段階的削減に合意する
- accelerate the coal phase-down石炭削減を加速させる
- unabated coal power排出対策が講じられていない石炭火力
SYNONYMS
ほかの言い方
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関連度は Datamuse API による英語コーパス上の近さです。
TRIVIA
豆知識
2021年のCOP26(英グラスゴー)では、インドや中国などの求めにより、閉幕直前に最終文書のphase-outがphase-downへ書き換えられ、議長が涙ぐみながら謝罪する場面が世界に報じられた。たった1語の変更が合意の中身を大きく弱めたとして、島しょ国などから強い失望の声が上がった。石炭火力への依存度が国によって大きく異なることが、この対立の根っこにある。
QUIZ
1問チャレンジ
「coal phase-down」の意味はどれ?