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いま話題になっている理由
ウクライナで現地時間11月1日の夜、全国で使われている空襲警報のアプリに、事実ではない放射線の脅威などの警報が流れた。ウクライナ空軍は放射線の脅威はないと打ち消し、アプリが外部から妨害を受けた可能性が高いと説明した。翌2日にはロシアの非常事態省も、自国の警報アプリが大規模なサイバー攻撃を受けて偽の情報が流れたと発表した。ヘルソン州の一部で続いていた停戦が終わった直後のことで、英字ニュースの見出しには air raid alert(空襲警報)と false alerts が並んだ。
alert と siren の違い
air raid は「空からの攻撃(空襲)」、alert は「警報」で、air raid alert は「空襲警報」。ウクライナの報道では、短く air alert とも言う。air raid siren は警報を知らせるサイレンという「装置・音」を指し、alert は警報そのもの。今回はスマートフォンのアプリに届く通知の話なので、見出しでは siren ではなく alert app が使われている。
false alert は「誤警報」
見出しの sent false alerts は「誤った警報を出した」。erroneous alerts(誤りのある警報)とも言う。似た false alarm は「誤報・空騒ぎ」で、警報に限らず「心配したけれど何でもなかった」の意味でも使う。警報が解除されることは the all clear(警報解除)と言い、give the all clear で「警報解除を出す」。
hack と accuse の読み方
hack は「(システムに)不正に入り込む」。見出しの after being hacked は「乗っ取られたあとで」。accuse each other of hacking は「互いに相手がハッキングしたと非難する」で、accuse A of B(AをBのことで非難する)の形。今回、ウクライナ側はロシアの仕業だとし、ロシア側は誰の仕業かを明らかにしていない。非難は「そう主張している」段階なので、確定した事実と分けて読みたい。