WHY NOW
いま話題になっている理由
トランプ米大統領は現地時間10月9日、8月に退任したレビット氏の後任のホワイトハウス報道官に、保守系コメンテーターのケイティ・ザカリア氏を起用するとSNSで発表した。英字ニュースの見出しには White House press secretary が一斉に並んだ。secretary の意味と、人事の見出しで使われる tap・pick などの動詞を押さえておくと、この種のニュースがぐっと読みやすくなる。
secretary は「秘書」ではない
secretary には「秘書」のほかに「長官・担当官」の意味がある。press は「報道機関・記者たち」のことなので、press secretary は「報道を担当する官」、つまり報道官。米国では Secretary of State(国務長官)のように閣僚も secretary と呼ぶため、見出しの secretary を「秘書」と訳すと意味を取り違えやすい。
人事の見出しは tap と pick
今回の見出しでは Axios と TIME が tap、BBC と The Hindu が pick、The Straits Times が appoint を使った。tap は肩をトンとたたいて「君に頼む」と選ぶイメージで、見出しでよく使われる短い動詞。be tapped as ~ は「~に起用される」。replace Karoline Leavitt(レビット氏の後任となる)の replace もあわせて覚えたい。
spokesperson との違い
spokesperson(広報担当者・報道官)は、省庁・企業・警察など、どの組織の代弁者にも使える広い言い方。press secretary は主に大統領や首相、閣僚の報道担当に使う。英字ニュースでは White House press secretary とセットで出ることが多く、日本語では「大統領報道官」と訳されることもある。