A Teenager Faces the World's Leaders(グレタ・トゥーンベリの国連スピーチの物語)の挿絵

A Teenager Faces the World's Leaders

グレタ・トゥーンベリの国連スピーチの物語

  • 📖 361 words
  • ⏱ 約5分
  • YL 1.0–1.4
  • 英検3級目安
  • 📝 全訳つき

あらすじたった一人で議会の前にすわりこんだ15歳の少女。その行動は世界中に広がり、ついに彼女は国連で世界のリーダーたちと向き合います。

グレタ・トゥーンベリの国連気候行動サミットでのスピーチ(2019年)をもとにした多読ベストのオリジナル読み物(演説の原文は引用していません。短い一句のみ引用)

キーワード(9語)本文の点線の語はタップで意味が出ます
  • parliament議会
  • strikeストライキ
  • climate change気候変動
  • carbon dioxide二酸化炭素
  • sailboat帆船、ヨット
  • emotion感情
  • dareあえて〜する(How dare you で「よくもそんなことを」)
  • praisedほめた
  • criticized批判した

🔊 音声は準備中です。もうしばらくお待ちください。

In August 2018, a fifteen-year-old girl sat alone outside the parliament building in Stockholm, Sweden. Next to her was a hand-painted sign. It said that she was on a school strike for the climate. Her name was Greta Thunberg.

2018年8月、スウェーデンのストックホルムで、15歳の少女が議会の建物の前にたった一人で座っていました。そばには手書きのプラカードがあり、「気候のための学校ストライキ」と書かれていました。少女の名前は、グレタ・トゥーンベリといいました。

Greta first learned about climate change when she was about eight years old. As she learned more, she was shocked that adults were not doing more to stop it. So she decided to act. Instead of going to class, she sat outside the parliament to ask the leaders to take action.

グレタが初めて気候変動について知ったのは、8歳ごろのことでした。知れば知るほど、ショックを受けました。気候変動を食い止めるために、大人たちが十分なことをしていなかったからです。そこでグレタは、自分で行動することにしました。授業に出る代わりに議会の前に座り、政治家たちに対策を求めたのです。

At first, she was alone. People walked past her. But soon, other students joined her. Photos of her spread on the internet. Within a year, millions of young people in many countries were walking out of school on Fridays. The movement was called Fridays for Future.

はじめ、グレタは一人きりでした。人々は前を素通りしていきました。けれども、まもなくほかの生徒たちが加わりました。グレタの写真はインターネットで広まりました。1年もたたないうちに、多くの国で何百万人もの若者が、金曜日に学校を休んで、抗議の声を上げるようになりました。この運動は「未来のための金曜日」と呼ばれました。

In 2019, Greta was invited to speak at a United Nations meeting about climate in New York. But she did not want to fly, because airplanes produce a lot of carbon dioxide. So she crossed the Atlantic Ocean on a racing sailboat. The trip took about two weeks.

2019年、グレタはニューヨークで開かれる、気候についての国連の会議に招かれました。けれども、飛行機には乗りたくありませんでした。飛行機は二酸化炭素をたくさん出すからです。そこでグレタは、レース用のヨットで大西洋を渡りました。2週間ほどの航海でした。

On September 23, 2019, she stood in front of leaders from around the world. She was sixteen. Her voice was shaking with emotion. She told them that she should not be there. She should be back at school, on the other side of the ocean.

2019年9月23日、グレタは世界中から集まったリーダーたちの前に立ちました。16歳でした。その声は、こみ上げる感情で震えていました。自分はここにいるべきではない、本当なら海の向こうの学校にいるはずなのだ、とグレタは言いました。

Then she said the words that people remember most: "How dare you!" She was angry that leaders kept talking about money and economic growth, while people were suffering and nature was in danger. She said that they were stealing young people's dreams with empty words. She warned them that young people were watching them.

そしてグレタは、人々の記憶にいちばん強く残る言葉を口にしました。「よくもそんなことを!」。人々が苦しみ、自然が危機にあるというのに、リーダーたちはお金と経済成長の話ばかりしている。グレタはそれに怒っていたのです。あなたたちは中身のない言葉で若者の夢を奪っている、とグレタは言いました。そして、若者たちはあなたたちを見ている、と警告しました。

Her speech was only about five minutes long, but it was shown on news programs all over the world. Many people praised her courage. Others criticized her. Some said she was too emotional. Others said that the problem was more complicated than she said.

スピーチはわずか5分ほどでしたが、世界中のニュース番組で放送されました。多くの人がその勇気をたたえました。一方で、批判する人もいました。感情的すぎるという声もあれば、問題はグレタが言うより複雑だ、という声もありました。

Whether people agreed with her or not, Greta made millions of people talk about climate change. She showed that one young person with a clear message can make the whole world stop and listen.

賛成するにせよ反対するにせよ、グレタのおかげで、何百万人もの人が気候変動について語り合うようになりました。はっきりしたメッセージを持つ若者がたった一人いれば、世界中が足を止めて耳を傾ける。グレタはそれを示したのです。

📖 全訳をまとめて読む 読み終わってからの答え合わせに

2018年8月、スウェーデンのストックホルムで、15歳の少女が議会の建物の前にたった一人で座っていました。そばには手書きのプラカードがあり、「気候のための学校ストライキ」と書かれていました。少女の名前は、グレタ・トゥーンベリといいました。

グレタが初めて気候変動について知ったのは、8歳ごろのことでした。知れば知るほど、ショックを受けました。気候変動を食い止めるために、大人たちが十分なことをしていなかったからです。そこでグレタは、自分で行動することにしました。授業に出る代わりに議会の前に座り、政治家たちに対策を求めたのです。

はじめ、グレタは一人きりでした。人々は前を素通りしていきました。けれども、まもなくほかの生徒たちが加わりました。グレタの写真はインターネットで広まりました。1年もたたないうちに、多くの国で何百万人もの若者が、金曜日に学校を休んで、抗議の声を上げるようになりました。この運動は「未来のための金曜日」と呼ばれました。

2019年、グレタはニューヨークで開かれる、気候についての国連の会議に招かれました。けれども、飛行機には乗りたくありませんでした。飛行機は二酸化炭素をたくさん出すからです。そこでグレタは、レース用のヨットで大西洋を渡りました。2週間ほどの航海でした。

2019年9月23日、グレタは世界中から集まったリーダーたちの前に立ちました。16歳でした。その声は、こみ上げる感情で震えていました。自分はここにいるべきではない、本当なら海の向こうの学校にいるはずなのだ、とグレタは言いました。

そしてグレタは、人々の記憶にいちばん強く残る言葉を口にしました。「よくもそんなことを!」。人々が苦しみ、自然が危機にあるというのに、リーダーたちはお金と経済成長の話ばかりしている。グレタはそれに怒っていたのです。あなたたちは中身のない言葉で若者の夢を奪っている、とグレタは言いました。そして、若者たちはあなたたちを見ている、と警告しました。

スピーチはわずか5分ほどでしたが、世界中のニュース番組で放送されました。多くの人がその勇気をたたえました。一方で、批判する人もいました。感情的すぎるという声もあれば、問題はグレタが言うより複雑だ、という声もありました。

賛成するにせよ反対するにせよ、グレタのおかげで、何百万人もの人が気候変動について語り合うようになりました。はっきりしたメッセージを持つ若者がたった一人いれば、世界中が足を止めて耳を傾ける。グレタはそれを示したのです。

日本語訳:多読ベスト

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このお話の教訓 Moral

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You do not have to be an adult to stand up for what you believe.

信じることのために立ち上がるのに、大人である必要はない。

理解度チェック Quick Quiz

読み終わったら、3問だけ。間違えても大丈夫。多読は「だいたいわかる」で十分です。

Q1. Where did Greta first sit alone?

Q2. Why did Greta travel by sailboat?

Q3. How did people react to her speech?

🎥 本物を見る・聞く 実際のスピーチ

🎥 映像・PBS NewsHourWATCH: Greta Thunberg's full speech to world leaders at UN Climate Action SummitPBS NewsHour(米国の公共放送)による、2019年国連気候行動サミットでのグレタのスピーチ全体(約5分)

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この読み物の使い方 3ステップ

  1. 聞きながら読む 音声に合わせて光る文を目で追う(聞き読み)。わからない語は飛ばしてOK。
  2. 音声なしで読む ⏱計測ボタンで読む速さ(WPM)を測ってみる。
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