O Captain! My Captain!(ホイットマン「おお船長! わが船長!」)の挿絵

O Captain! My Captain!

ホイットマン「おお船長! わが船長!」

  • 📖 202 words
  • ⏱ 約2分
  • YL 3.5–4.9
  • 英検準1級目安
  • 📝 全訳つき

あらすじアメリカの詩人ウォルト・ホイットマン(1819–1892)が、南北戦争の終わりに暗殺されたリンカーン大統領を悼んで書いた詩です。国を「船」、リンカーンを「船長」にたとえ、嵐の航海に勝って港に帰ってきたのに、船長だけが甲板で冷たくなっている、という悲しみを歌います。岸辺の人々の歓声と、ひとり悲しむ語り手の姿の対比が胸を打ちます。映画『いまを生きる』で生徒たちが先生に呼びかける言葉としても有名です。“O Captain! my Captain!” は呼びかけるように強く、各連の最後の短い行は声を落として読みましょう。

ウォルト・ホイットマン。1865年発表。本文は『草の葉』1891–92年版による(Project Gutenberg eBook #1322)

キーワード(13語)本文の点線の語はタップで意味が出ます
  • fearful恐ろしい
  • weather'd(嵐を)乗り切った
  • rack嵐、ちぎれ雲
  • exulting大喜びしている
  • keel竜骨(船の底の背骨)
  • grimいかめしい
  • bugleらっぱ
  • trills(声や音を)ふるわせて鳴らす
  • wreaths花輪
  • a-crowding人が群がって
  • anchor'd錨をおろした
  • mournful悲しげな
  • tread足どり

🔊 音声は準備中です。もうしばらくお待ちください。

O Captain! my Captain! our fearful trip is done, The ship has weather'd every rack, the prize we sought is won, The port is near, the bells I hear, the people all exulting, While follow eyes the steady keel, the vessel grim and daring; But O heart! heart! heart! O the bleeding drops of red, Where on the deck my Captain lies, Fallen cold and dead.

おお船長! わが船長! 恐ろしい航海は終わった。 船はあらゆる嵐を乗りこえ、求めていたものを勝ちとった。 港は近い。鐘が聞こえる。人々はみな歓声をあげ、 ゆるぎなく進む船を、いかめしく勇ましいこの船を、目で追っている。 けれど、ああ、胸が! 胸が! 胸が張りさけそうだ! ああ、したたり落ちる赤い血。 甲板の上に、わが船長が倒れている。 冷たくなって、息絶えて。

O Captain! my Captain! rise up and hear the bells; Rise up—for you the flag is flung—for you the bugle trills, For you bouquets and ribbon'd wreaths—for you the shores a-crowding, For you they call, the swaying mass, their eager faces turning; Here Captain! dear father! This arm beneath your head! It is some dream that on the deck, You've fallen cold and dead.

おお船長! わが船長! 起きて、あの鐘を聞いてください。 起きてください。あなたのために旗がひるがえり、あなたのためにらっぱが鳴っています。 あなたのために花束と、リボンのついた花輪が。あなたのために岸には人があふれ、 あなたを呼んでいます。ゆれ動く人の波が、待ちきれない顔をこちらへ向けて。 さあ、船長! 父さん! この腕を、あなたの頭の下に! あなたが甲板の上で、冷たく息絶えているなんて、 きっと悪い夢なのです。

My Captain does not answer, his lips are pale and still, My father does not feel my arm, he has no pulse nor will, The ship is anchor'd safe and sound, its voyage closed and done, From fearful trip the victor ship comes in with object won; Exult O shores, and ring O bells! But I with mournful tread, Walk the deck my Captain lies, Fallen cold and dead.

わが船長は答えない。唇は青ざめ、動かない。 父は私の腕を感じない。脈もなく、意識もない。 船は無事に錨をおろした。航海はすっかり終わった。 恐ろしい旅から、勝利の船が目的を果たして帰ってきたのだ。 歓声をあげよ、岸辺よ。鳴りひびけ、鐘よ! けれど私は、悲しみに沈んだ足どりで、 船長の倒れている甲板を歩く。 冷たくなって、息絶えた船長のそばを。

📖 全訳をまとめて読む 読み終わってからの答え合わせに

おお船長! わが船長! 恐ろしい航海は終わった。 船はあらゆる嵐を乗りこえ、求めていたものを勝ちとった。 港は近い。鐘が聞こえる。人々はみな歓声をあげ、 ゆるぎなく進む船を、いかめしく勇ましいこの船を、目で追っている。 けれど、ああ、胸が! 胸が! 胸が張りさけそうだ! ああ、したたり落ちる赤い血。 甲板の上に、わが船長が倒れている。 冷たくなって、息絶えて。

おお船長! わが船長! 起きて、あの鐘を聞いてください。 起きてください。あなたのために旗がひるがえり、あなたのためにらっぱが鳴っています。 あなたのために花束と、リボンのついた花輪が。あなたのために岸には人があふれ、 あなたを呼んでいます。ゆれ動く人の波が、待ちきれない顔をこちらへ向けて。 さあ、船長! 父さん! この腕を、あなたの頭の下に! あなたが甲板の上で、冷たく息絶えているなんて、 きっと悪い夢なのです。

わが船長は答えない。唇は青ざめ、動かない。 父は私の腕を感じない。脈もなく、意識もない。 船は無事に錨をおろした。航海はすっかり終わった。 恐ろしい旅から、勝利の船が目的を果たして帰ってきたのだ。 歓声をあげよ、岸辺よ。鳴りひびけ、鐘よ! けれど私は、悲しみに沈んだ足どりで、 船長の倒れている甲板を歩く。 冷たくなって、息絶えた船長のそばを。

日本語訳:多読ベスト

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このお話の教訓 Moral

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O Captain! my Captain! our fearful trip is done.

おお船長! わが船長! 恐ろしい航海は終わった。

理解度チェック Quick Quiz

読み終わったら、3問だけ。間違えても大丈夫。多読は「だいたいわかる」で十分です。

Q1. Where has the ship returned?

Q2. What has happened to the Captain?

Q3. What is the speaker doing at the end of the poem?

🎥 本物を見る・聞く 公式の映像・音声

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この読み物の使い方 3ステップ

  1. 聞きながら読む 音声に合わせて光る文を目で追う(聞き読み)。わからない語は飛ばしてOK。
  2. 音声なしで読む ⏱計測ボタンで読む速さ(WPM)を測ってみる。
  3. 耳だけで聞く 🎧聞くだけモードで、文字を見ずに内容がわかるか試す。🔁1文リピートで音読・シャドーイングも。

聞き読みの効果とやり方/多読三原則

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