The Old Man and His Grandson(年とったおじいさんと孫)の挿絵

The Old Man and His Grandson

年とったおじいさんと孫

  • 📖 249 words
  • ⏱ 約2分
  • YL 5.0+
  • 英検1級・ネイティブ目安
  • 📝 全訳つき

あらすじ年をとって手が震えるおじいさんは、食事のたびにスープをこぼしてしまいます。それをいやがった息子夫婦は、おじいさんをストーブのうしろのすみに座らせ、ひとりで食べさせることにしました。

グリム兄弟『子どもと家庭のメルヒェン集(グリム童話)』マーガレット・ハント英訳(1884年)原文。底本: Project Gutenberg eBook #5314

キーワード(10語)本文の点線の語はタップで意味が出ます
  • dimかすんだ
  • brothスープ
  • disgustedいやでたまらなかった
  • stoveストーブ
  • earthenware土の焼き物の
  • trembling震える
  • sighedため息をついた
  • half-pence半ペニー(小銭)
  • troughえさおけ
  • henceforthそれからは

🔊 音声は準備中です。もうしばらくお待ちください。

There was once a very old man, whose eyes had become dim, his ears dull of hearing, his knees trembled, and when he sat at table he could hardly hold the spoon, and spilt the broth upon the table-cloth or let it run out of his mouth. His son and his son's wife were disgusted at this, so the old grandfather at last had to sit in the corner behind the stove, and they gave him his food in an earthenware bowl, and not even enough of it. And he used to look towards the table with his eyes full of tears. Once, too, his trembling hands could not hold the bowl, and it fell to the ground and broke. The young wife scolded him, but he said nothing and only sighed. Then they bought him a wooden bowl for a few half-pence, out of which he had to eat.

むかし、とても年をとったおじいさんがいました。目はかすみ、耳は遠くなり、ひざはがくがく震えていました。食卓につくと、スプーンもろくに持てず、スープをテーブルクロスにこぼしたり、口からたらしたりしました。息子と息子のお嫁さんは、それがいやでたまりませんでした。それでとうとう、年とったおじいさんは、ストーブのうしろのすみっこに座らされることになりました。二人はおじいさんに、陶器のおわんで食事を出しましたが、それも十分な量ではありませんでした。おじいさんは、涙をいっぱいためた目で、よく食卓のほうを見ていました。あるときは、震える手でおわんを持っていられなくなって、おわんが床に落ちて割れてしまいました。若いお嫁さんはおじいさんをしかりましたが、おじいさんは何も言わずに、ため息をつくばかりでした。そこで二人は、小銭を何枚か出して木のおわんを買ってきました。おじいさんは、それで食べなければならなくなりました。

They were once sitting thus when the little grandson of four years old began to gather together some bits of wood upon the ground. "What are you doing there?" asked the father. "I am making a little trough," answered the child, "for father and mother to eat out of when I am big."

あるとき、みんながそうして座っていると、四つになる小さな孫が、床の上で木切れを集めはじめました。「そこで何をしているんだい」と父親が尋ねました。「小さなえさおけを作ってるの」と子どもは答えました。「ぼくが大きくなったら、お父さんとお母さんがこれで食べるんだよ」

The man and his wife looked at each other for a while, and presently began to cry. Then they took the old grandfather to the table, and henceforth always let him eat with them, and likewise said nothing if he did spill a little of anything.

夫婦はしばらく顔を見あわせていましたが、やがて泣きだしました。そして年とったおじいさんを食卓に連れてきて、それからはいつも一緒に食べさせてあげるようになりました。おじいさんが少しくらい何かをこぼしても、もう何も言いませんでした。

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むかし、とても年をとったおじいさんがいました。目はかすみ、耳は遠くなり、ひざはがくがく震えていました。食卓につくと、スプーンもろくに持てず、スープをテーブルクロスにこぼしたり、口からたらしたりしました。息子と息子のお嫁さんは、それがいやでたまりませんでした。それでとうとう、年とったおじいさんは、ストーブのうしろのすみっこに座らされることになりました。二人はおじいさんに、陶器のおわんで食事を出しましたが、それも十分な量ではありませんでした。おじいさんは、涙をいっぱいためた目で、よく食卓のほうを見ていました。あるときは、震える手でおわんを持っていられなくなって、おわんが床に落ちて割れてしまいました。若いお嫁さんはおじいさんをしかりましたが、おじいさんは何も言わずに、ため息をつくばかりでした。そこで二人は、小銭を何枚か出して木のおわんを買ってきました。おじいさんは、それで食べなければならなくなりました。

あるとき、みんながそうして座っていると、四つになる小さな孫が、床の上で木切れを集めはじめました。「そこで何をしているんだい」と父親が尋ねました。「小さなえさおけを作ってるの」と子どもは答えました。「ぼくが大きくなったら、お父さんとお母さんがこれで食べるんだよ」

夫婦はしばらく顔を見あわせていましたが、やがて泣きだしました。そして年とったおじいさんを食卓に連れてきて、それからはいつも一緒に食べさせてあげるようになりました。おじいさんが少しくらい何かをこぼしても、もう何も言いませんでした。

日本語訳:多読ベスト

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理解度チェック Quick Quiz

読み終わったら、3問だけ。間違えても大丈夫。多読は「だいたいわかる」で十分です。

Q1. Where did the old grandfather have to sit?

Q2. What was the little grandson making?

Q3. What did the man and his wife do at the end?

この読み物の使い方 3ステップ

  1. 聞きながら読む 音声に合わせて光る文を目で追う(聞き読み)。わからない語は飛ばしてOK。
  2. 音声なしで読む ⏱計測ボタンで読む速さ(WPM)を測ってみる。
  3. 耳だけで聞く 🎧聞くだけモードで、文字を見ずに内容がわかるか試す。🔁1文リピートで音読・シャドーイングも。

聞き読みの効果とやり方/多読三原則

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