Noguchi Hideyo: The Doctor with a Burned Hand(野口英世 やけどの手をもつ医学者)の挿絵

Noguchi Hideyo: The Doctor with a Burned Hand

野口英世 やけどの手をもつ医学者

  • 📖 392 words
  • ⏱ 約5分
  • 🔊 2:27
  • YL 1.0–1.4
  • 英検3級目安
  • 📝 全訳つき

あらすじ赤ちゃんのころ、いろりに落ちて左手に大やけどをした少年。その手が、彼を医学の道へ導きます。千円札でおなじみの野口英世の一生です。

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キーワード(10語)本文の点線の語はタップで意味が出ます
  • germs細菌・病原体
  • illnesses病気
  • fireplaceいろり
  • burnedやけどした
  • operation手術
  • research institute研究所
  • microscope顕微鏡
  • yellow fever黄熱病
  • virusウイルス
  • will意志
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If you look at an old thousand-yen bill, you will see the face of a Japanese man. His name is Noguchi Hideyo. He was a doctor and a scientist. He studied germs and the illnesses they cause. His life was full of hard times, but he never stopped working.

古い千円札を見ると、ある日本人の顔がのっています。野口英世です。医者であり、科学者でもあった人で、細菌と、細菌が引き起こす病気を研究しました。その人生は苦労の連続でしたが、野口は決して研究の手を止めませんでした。

Noguchi was born in 1876 into a poor farming family in Fukushima, near Lake Inawashiro. When he was a baby, he fell into the fireplace in his house and badly burned his left hand. His fingers stuck together, and he could not use the hand well. At school, other children sometimes laughed at him. But his mother, Shika, worked very hard so he could study, and he studied very hard, too.

野口は1876年、福島県の猪苗代湖の近くで、貧しい農家に生まれました。赤ん坊のころ、家の囲炉裏に落ちて、左手にひどいやけどを負いました。指がくっついてしまい、左手はうまく使えませんでした。学校では、ほかの子どもたちにからかわれることもありました。それでも母親のシカは、息子が勉強できるようにと必死に働きました。そして英世も、必死に勉強したのです。

When he was a teenager, a doctor did an operation on his hand. After it, he could move his fingers a little. He was so thankful that he decided to become a doctor himself. At the age of twenty, he passed the national test to become a doctor.

十代のころ、ある医者が野口の左手を手術してくれました。おかげで、指を少し動かせるようになりました。野口はとても感謝し、自分も医者になろうと心に決めました。そして20歳のとき、医者になるための国家試験に合格しました。

In 1900, he went to America with very little money. Later, he worked at a famous research institute in New York. He worked from early in the morning until late at night, looking at germs under a microscope.

1900年、野口はほとんどお金も持たずにアメリカへ渡りました。やがて、ニューヨークの有名な研究所で働くようになりました。朝早くから夜遅くまで、顕微鏡で細菌をのぞきつづけました。

His most famous work was about a germ that causes a serious illness. This illness can slowly hurt the brain. Noguchi found the germ in the brains of sick people. This showed doctors the true cause of their problem, and he became famous around the world.

野口のいちばん有名な研究は、ある重い病気を引き起こす細菌についてのものです。この病気は、ゆっくりと脳をむしばんでいくことがあります。野口は、患者の脳の中からその細菌を見つけ出しました。これで、医者たちはこの病気の本当の原因を知ることができたのです。野口の名は世界中に知れわたりました。

His mother sent him a letter and asked him to come home. In 1915, he came back to Japan for a short time and saw her again. They traveled together, and she was very happy. It was his last visit to Japan.

母のシカは野口に手紙を書き、帰ってきてほしいと頼みました。1915年、野口は短い間日本に帰り、母と再会しました。二人は一緒に旅をし、母はとても喜びました。これが、野口の最後の帰国になりました。

Later, Noguchi went to Africa to study yellow fever, a terrible illness. Not all of his ideas about yellow fever were right. Today we know that a virus causes it. A virus is much smaller than the germs he saw in his microscope. In 1928, in what is now Ghana, Noguchi got yellow fever himself, and he died there. He was fifty-one years old.

その後、野口はおそろしい病気である黄熱病を研究するために、アフリカへ向かいました。黄熱病についての野口の考えは、すべてが正しかったわけではありません。今では、黄熱病の原因はウイルスだと分かっています。ウイルスは、野口が顕微鏡で見ていた細菌よりも、はるかに小さいのです。1928年、今のガーナで、野口は自分も黄熱病にかかり、その地で亡くなりました。51歳でした。

Noguchi made mistakes, like all scientists. But his hard work and his strong will moved many people. Today, his old house in Fukushima is part of a museum, and the fireplace is still there.

どの科学者もそうであるように、野口も間違いを犯しました。それでも、そのひたむきな努力と強い意志は、多くの人の心を動かしました。福島にある野口の生家は今、記念館の一部になっています。あの囲炉裏も、今なおそこに残っています。

📖 全訳をまとめて読む 読み終わってからの答え合わせに

古い千円札を見ると、ある日本人の顔がのっています。野口英世です。医者であり、科学者でもあった人で、細菌と、細菌が引き起こす病気を研究しました。その人生は苦労の連続でしたが、野口は決して研究の手を止めませんでした。

野口は1876年、福島県の猪苗代湖の近くで、貧しい農家に生まれました。赤ん坊のころ、家の囲炉裏に落ちて、左手にひどいやけどを負いました。指がくっついてしまい、左手はうまく使えませんでした。学校では、ほかの子どもたちにからかわれることもありました。それでも母親のシカは、息子が勉強できるようにと必死に働きました。そして英世も、必死に勉強したのです。

十代のころ、ある医者が野口の左手を手術してくれました。おかげで、指を少し動かせるようになりました。野口はとても感謝し、自分も医者になろうと心に決めました。そして20歳のとき、医者になるための国家試験に合格しました。

1900年、野口はほとんどお金も持たずにアメリカへ渡りました。やがて、ニューヨークの有名な研究所で働くようになりました。朝早くから夜遅くまで、顕微鏡で細菌をのぞきつづけました。

野口のいちばん有名な研究は、ある重い病気を引き起こす細菌についてのものです。この病気は、ゆっくりと脳をむしばんでいくことがあります。野口は、患者の脳の中からその細菌を見つけ出しました。これで、医者たちはこの病気の本当の原因を知ることができたのです。野口の名は世界中に知れわたりました。

母のシカは野口に手紙を書き、帰ってきてほしいと頼みました。1915年、野口は短い間日本に帰り、母と再会しました。二人は一緒に旅をし、母はとても喜びました。これが、野口の最後の帰国になりました。

その後、野口はおそろしい病気である黄熱病を研究するために、アフリカへ向かいました。黄熱病についての野口の考えは、すべてが正しかったわけではありません。今では、黄熱病の原因はウイルスだと分かっています。ウイルスは、野口が顕微鏡で見ていた細菌よりも、はるかに小さいのです。1928年、今のガーナで、野口は自分も黄熱病にかかり、その地で亡くなりました。51歳でした。

どの科学者もそうであるように、野口も間違いを犯しました。それでも、そのひたむきな努力と強い意志は、多くの人の心を動かしました。福島にある野口の生家は今、記念館の一部になっています。あの囲炉裏も、今なおそこに残っています。

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読み終わったら、3問だけ。間違えても大丈夫。多読は「だいたいわかる」で十分です。

Q1. How did Noguchi hurt his left hand?

Q2. Where did he go in 1900?

Q3. What illness did he study in Africa?

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