The Man Who Invented Instant Noodles(インスタントラーメンを発明した人)の挿絵

The Man Who Invented Instant Noodles

インスタントラーメンを発明した人

  • 📖 447 words
  • ⏱ 約6分
  • YL 1.0–1.4
  • 英検3級目安
  • 📝 全訳つき

あらすじお湯をかけるだけで食べられるインスタントラーメン。発明したのは、事業に失敗して何もかも失った48歳の男性、安藤百福でした。

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キーワード(10語)本文の点線の語はタップで意味が出ます
  • instantインスタントの・すぐできる
  • invented発明した
  • businesses事業・商売
  • stand屋台
  • failed失敗した
  • shed小屋
  • tinyとても小さな
  • astronaut宇宙飛行士
  • space shuttleスペースシャトル
  • museums博物館

🔊 音声は準備中です。もうしばらくお待ちください。

Today, people around the world eat instant noodles. You just add hot water, wait a few minutes, and your meal is ready. But who had this idea? It was a Japanese man named Momofuku Ando.

今では、世界中の人がインスタントラーメンを食べています。お湯を注いで数分待てば、もう食事のできあがりです。では、これを思いついたのはだれでしょう? 安藤百福という日本人です。

Ando was born in 1910 in Taiwan, and later he started businesses in Osaka. After World War II, Japan did not have enough food. One cold night, Ando saw a long line of people. They were waiting in the cold to buy a bowl of ramen at a street stand. Ando later said that he never forgot this scene. He wanted to make a new kind of ramen. Anyone could eat it at home, quickly and easily.

安藤は1910年に台湾で生まれ、のちに大阪で事業を始めました。第二次世界大戦が終わったあと、日本は食べ物が足りませんでした。ある寒い夜、安藤は長い行列を見かけました。人々が、屋台のラーメン一杯を買うために、寒空の下で並んでいたのです。安藤はのちに、この光景を一生忘れなかったと語っています。新しいラーメンを作りたい。だれでも家で、すぐに手軽に食べられるラーメンを。安藤はそう考えました。

But he did not start right away. In 1957, his business failed, and he lost almost everything. Still, he did not give up. He built a small shed behind his house in Ikeda, Osaka, and began to work on his ramen idea. He worked there alone every day, from early in the morning until late at night, for about one year.

けれども、すぐに取りかかれたわけではありません。1957年、安藤は事業に失敗し、ほとんどすべてを失いました。それでも、あきらめませんでした。大阪の池田にある自宅の裏に小さな小屋を建て、ラーメンの研究を始めたのです。それから約1年間、毎日、朝早くから夜遅くまで、たった一人でそこにこもって研究を続けました。

The hardest problem was this. He had to dry the noodles, so they could stay good for a long time. Then the noodles had to become soft again in hot water. How could he do it? He tried many ways, but they did not work. One day, he was watching his wife cook tempura. When food goes into hot oil, the water inside comes out and leaves many tiny holes. "That's it!" he thought.

いちばんの難題はこうでした。長いあいだ保存できるように、麺を乾燥させなければなりません。しかも、お湯をかければ、またやわらかくもどらなければなりません。どうすればいいのでしょう? いろいろな方法を試しましたが、どれもうまくいきませんでした。ある日、安藤は妻が天ぷらを揚げるのをながめていました。食べ物を熱い油に入れると、中の水分が外に出て、小さな穴がたくさんできます。「これだ!」と安藤はひらめきました。

He put the noodles into hot oil. The noodles became dry, with many tiny holes. When he added hot water, the water went into the holes, and the noodles became soft again. In 1958, when he was forty-eight years old, he started selling Chicken Ramen. It was the world's first instant ramen, and it was a big hit.

麺を熱い油で揚げてみると、麺は乾いて、小さな穴がたくさんできました。そこにお湯を注ぐと、お湯が穴にしみこみ、麺はまたやわらかくなりました。1958年、48歳のとき、安藤は「チキンラーメン」を売り出しました。世界で最初のインスタントラーメンです。これが大ヒットしました。

Ando did not stop there. In 1966, he visited America. He saw people there break his noodles into paper cups and eat them with forks, because they did not have ramen bowls. This gave him a new idea. In 1971, he started selling Cup Noodles. These noodles came in their own cup, so people could eat them anywhere.

安藤はそこで満足しませんでした。1966年、アメリカを訪れたときのことです。現地の人たちは、ラーメン用のどんぶりを持っていなかったので、麺を割って紙コップに入れ、フォークで食べていました。これを見て、安藤は新しいアイデアを思いつきました。1971年、「カップヌードル」を売り出したのです。麺がはじめからカップに入っているので、どこででも食べられます。

His dream went even higher. His company made a special kind of ramen for space, and in 2005 a Japanese astronaut ate it on a space shuttle. Ando was ninety-five years old then. He died in 2007. Today, you can visit museums about him in Osaka and Yokohama, and you can even make your own cup of noodles there.

安藤の夢は、さらに高く、宇宙にまで広がりました。安藤の会社は宇宙用の特別なラーメンを作り、2005年には日本人の宇宙飛行士がスペースシャトルの中でそれを食べました。そのとき安藤は95歳でした。2007年に亡くなりましたが、今でも大阪と横浜には安藤の記念館があります。そこでは、自分だけのカップヌードルを作ることもできます。

His story shows that a great idea can start late in life, in a small shed, with just one person who does not give up.

すばらしいアイデアは、人生の後半になってからでも生まれます。小さな小屋で、あきらめずに続けるたった一人の人から始まることもあります。安藤の物語は、そのことを教えてくれます。

📖 全訳をまとめて読む 読み終わってからの答え合わせに

今では、世界中の人がインスタントラーメンを食べています。お湯を注いで数分待てば、もう食事のできあがりです。では、これを思いついたのはだれでしょう? 安藤百福という日本人です。

安藤は1910年に台湾で生まれ、のちに大阪で事業を始めました。第二次世界大戦が終わったあと、日本は食べ物が足りませんでした。ある寒い夜、安藤は長い行列を見かけました。人々が、屋台のラーメン一杯を買うために、寒空の下で並んでいたのです。安藤はのちに、この光景を一生忘れなかったと語っています。新しいラーメンを作りたい。だれでも家で、すぐに手軽に食べられるラーメンを。安藤はそう考えました。

けれども、すぐに取りかかれたわけではありません。1957年、安藤は事業に失敗し、ほとんどすべてを失いました。それでも、あきらめませんでした。大阪の池田にある自宅の裏に小さな小屋を建て、ラーメンの研究を始めたのです。それから約1年間、毎日、朝早くから夜遅くまで、たった一人でそこにこもって研究を続けました。

いちばんの難題はこうでした。長いあいだ保存できるように、麺を乾燥させなければなりません。しかも、お湯をかければ、またやわらかくもどらなければなりません。どうすればいいのでしょう? いろいろな方法を試しましたが、どれもうまくいきませんでした。ある日、安藤は妻が天ぷらを揚げるのをながめていました。食べ物を熱い油に入れると、中の水分が外に出て、小さな穴がたくさんできます。「これだ!」と安藤はひらめきました。

麺を熱い油で揚げてみると、麺は乾いて、小さな穴がたくさんできました。そこにお湯を注ぐと、お湯が穴にしみこみ、麺はまたやわらかくなりました。1958年、48歳のとき、安藤は「チキンラーメン」を売り出しました。世界で最初のインスタントラーメンです。これが大ヒットしました。

安藤はそこで満足しませんでした。1966年、アメリカを訪れたときのことです。現地の人たちは、ラーメン用のどんぶりを持っていなかったので、麺を割って紙コップに入れ、フォークで食べていました。これを見て、安藤は新しいアイデアを思いつきました。1971年、「カップヌードル」を売り出したのです。麺がはじめからカップに入っているので、どこででも食べられます。

安藤の夢は、さらに高く、宇宙にまで広がりました。安藤の会社は宇宙用の特別なラーメンを作り、2005年には日本人の宇宙飛行士がスペースシャトルの中でそれを食べました。そのとき安藤は95歳でした。2007年に亡くなりましたが、今でも大阪と横浜には安藤の記念館があります。そこでは、自分だけのカップヌードルを作ることもできます。

すばらしいアイデアは、人生の後半になってからでも生まれます。小さな小屋で、あきらめずに続けるたった一人の人から始まることもあります。安藤の物語は、そのことを教えてくれます。

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読み終わったら、3問だけ。間違えても大丈夫。多読は「だいたいわかる」で十分です。

Q1. Where did Ando make his first instant ramen?

Q2. What gave him the idea to use hot oil?

Q3. Why did people in America put the noodles in paper cups?

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