Issun-boshi, the Tiny Samurai(一寸法師)の挿絵

Issun-boshi, the Tiny Samurai

一寸法師

  • 📖 435 words
  • ⏱ 約5分
  • 🔊 2:47
  • YL 1.0–1.4
  • 英検3級目安
  • 📝 全訳つき

あらすじ指ほどの大きさしかない一寸法師は、おわんの舟に乗って京の都へ。針の刀を持った小さなさむらいが、大きな鬼に立ち向かいます。

日本の昔話

キーワード(9語)本文の点線の語はタップで意味が出ます
  • prayedいのった
  • capital都(みやこ)
  • sewing needleぬい針
  • oarオール・かい
  • chopstickはし(の1本)
  • swallowedのみこんだ
  • stomachおなか・胃
  • pokedつついた
  • hammerつち・ハンマー
音声に合わせて文が光ります0:00 / 2:47

Google Cloud TTS(Chirp 3 HD・アメリカ英語・Charon)

Long ago, an old man and an old woman wanted a child very much. Every day they prayed, "Please give us a child, even a tiny one, as small as a finger."

むかしむかし、あるところに、子どもがほしくてたまらないおじいさんとおばあさんがいました。二人は毎日、「どうか子どもをおさずけください。指くらいの小さな子でもかまいません」と、お祈りしていました。

One day, their wish came true. A baby boy was born. He was really as small as a finger! He was only one sun tall. One sun is about three centimeters. So they named him Issun-boshi, the One-Sun Boy.

ある日、その願いがかないました。男の赤ちゃんが生まれたのです。その子は本当に指ほどの大きさしかありませんでした!背の高さはたったの一寸。一寸とは、およそ三センチメートルです。そこで二人は、その子を一寸法師と名づけました。

Years went by, but Issun-boshi never grew any bigger. Still, he was brave and clever. One day he said, "I want to go to Kyoto, the capital, and become a great samurai."

何年たっても、一寸法師は少しも大きくなりませんでした。それでも、勇敢でかしこい子でした。ある日、一寸法師は言いました。「都の京へ行って、りっぱな侍になりたいのです」

His mother gave him a sewing needle for a sword. He used a piece of straw to hold the sword at his side. For a boat, he used a rice bowl. For an oar, he used a chopstick. "Goodbye! I will come back as a samurai!" he said, and he went down the river.

お母さんは、刀の代わりにと、ぬい針を一本わたしてくれました。一寸法師は、わらを一本帯にして、その刀を腰に差しました。船にはおわんを、かいにはおはしを使いました。「行ってまいります!侍になって帰ってきます!」そう言って、一寸法師は川を下っていきました。

After many days, he arrived in Kyoto. The streets were full of people. "Watch out, or they will step on me," he thought. He found a big house that belonged to a rich lord. "Please let me work here," he said in his loudest voice.

何日もかかって、一寸法師は京に着きました。通りは人でいっぱいです。「気をつけないと、ふみつぶされてしまうぞ」と、一寸法師は思いました。やがて、お金持ちの殿さまの大きなお屋敷を見つけました。「どうか、ここで働かせてください」と、一寸法師はありったけの大声で言いました。

The lord was surprised, but he let the tiny boy stay. Issun-boshi worked hard. He sat on the lord's desk and helped him with his papers. The lord's daughter, the princess, liked him very much because he was funny and kind.

殿さまはおどろきましたが、その小さな男の子をお屋敷に置いてやりました。一寸法師はよく働きました。殿さまの机の上にすわって、書きものの手伝いをしました。殿さまの娘のお姫さまは、おもしろくてやさしい一寸法師のことが、とても気に入りました。

One day, the princess went to a temple, and Issun-boshi went with her. On the way home, a huge red oni jumped out from behind a tree. "I will take the princess!" it roared.

ある日、お姫さまがお寺へお参りに行き、一寸法師もお供をしました。その帰り道、木のかげから大きな赤鬼が飛び出してきました。「姫をもらっていくぞ!」と、鬼はほえました。

"Stop!" shouted Issun-boshi. He pulled out his needle sword. The oni laughed. "What a little bug!" It picked him up and swallowed him in one gulp.

「待て!」と、一寸法師はさけびました。そして、針の刀をぬきました。鬼は笑いました。「なんとちっぽけな虫けらだ!」鬼は一寸法師をつまみ上げると、ひと飲みにしてしまいました。

Inside the oni's stomach, it was dark. But Issun-boshi was not afraid. He poked the stomach with his needle. Poke, poke, poke! "Ouch! Ouch! Stop it!" cried the oni. It coughed, and Issun-boshi flew out of its mouth. The oni was so scared that it ran away into the mountains.

鬼のおなかの中は真っ暗でした。けれども、一寸法師はこわがりませんでした。針でおなかの中をつつきます。ちくっ、ちくっ、ちくっ!「いたい!いたい!やめてくれ!」と、鬼はさけびました。鬼がせきこむと、一寸法師は口から飛び出しました。鬼はすっかりおびえて、山の中へにげていきました。

The oni left something on the ground. It was a small wooden hammer. "That is an uchide no kozuchi, a magic hammer," said the princess. "If you shake it, your wish will come true."

鬼は地面に何かを落としていきました。小さな木のつちです。「それは打ち出の小づちという、ふしぎなつちです」と、お姫さまは言いました。「それをふれば、願いがかなうのです」

She shook the hammer. "Grow big! Grow big!" Issun-boshi became bigger and bigger. Soon he was a tall and handsome young man.

お姫さまは小づちをふりました。「大きくなあれ!大きくなあれ!」一寸法師はどんどん大きくなりました。やがて、背の高い、りりしい若者になりました。

Issun-boshi became a fine samurai, and he married the princess. Then he brought his old mother and father to Kyoto, and they all lived happily together.

一寸法師はりっぱな侍になり、お姫さまと結婚しました。それから年老いたお父さんとお母さんを京へ呼びよせ、みんなで一緒に幸せに暮らしました。

📖 全訳をまとめて読む 読み終わってからの答え合わせに

むかしむかし、あるところに、子どもがほしくてたまらないおじいさんとおばあさんがいました。二人は毎日、「どうか子どもをおさずけください。指くらいの小さな子でもかまいません」と、お祈りしていました。

ある日、その願いがかないました。男の赤ちゃんが生まれたのです。その子は本当に指ほどの大きさしかありませんでした!背の高さはたったの一寸。一寸とは、およそ三センチメートルです。そこで二人は、その子を一寸法師と名づけました。

何年たっても、一寸法師は少しも大きくなりませんでした。それでも、勇敢でかしこい子でした。ある日、一寸法師は言いました。「都の京へ行って、りっぱな侍になりたいのです」

お母さんは、刀の代わりにと、ぬい針を一本わたしてくれました。一寸法師は、わらを一本帯にして、その刀を腰に差しました。船にはおわんを、かいにはおはしを使いました。「行ってまいります!侍になって帰ってきます!」そう言って、一寸法師は川を下っていきました。

何日もかかって、一寸法師は京に着きました。通りは人でいっぱいです。「気をつけないと、ふみつぶされてしまうぞ」と、一寸法師は思いました。やがて、お金持ちの殿さまの大きなお屋敷を見つけました。「どうか、ここで働かせてください」と、一寸法師はありったけの大声で言いました。

殿さまはおどろきましたが、その小さな男の子をお屋敷に置いてやりました。一寸法師はよく働きました。殿さまの机の上にすわって、書きものの手伝いをしました。殿さまの娘のお姫さまは、おもしろくてやさしい一寸法師のことが、とても気に入りました。

ある日、お姫さまがお寺へお参りに行き、一寸法師もお供をしました。その帰り道、木のかげから大きな赤鬼が飛び出してきました。「姫をもらっていくぞ!」と、鬼はほえました。

「待て!」と、一寸法師はさけびました。そして、針の刀をぬきました。鬼は笑いました。「なんとちっぽけな虫けらだ!」鬼は一寸法師をつまみ上げると、ひと飲みにしてしまいました。

鬼のおなかの中は真っ暗でした。けれども、一寸法師はこわがりませんでした。針でおなかの中をつつきます。ちくっ、ちくっ、ちくっ!「いたい!いたい!やめてくれ!」と、鬼はさけびました。鬼がせきこむと、一寸法師は口から飛び出しました。鬼はすっかりおびえて、山の中へにげていきました。

鬼は地面に何かを落としていきました。小さな木のつちです。「それは打ち出の小づちという、ふしぎなつちです」と、お姫さまは言いました。「それをふれば、願いがかなうのです」

お姫さまは小づちをふりました。「大きくなあれ!大きくなあれ!」一寸法師はどんどん大きくなりました。やがて、背の高い、りりしい若者になりました。

一寸法師はりっぱな侍になり、お姫さまと結婚しました。それから年老いたお父さんとお母さんを京へ呼びよせ、みんなで一緒に幸せに暮らしました。

日本語訳:多読ベスト

押すと、この端末の読書記録(100万語メーター)に語数が加わります。

理解度チェック Quick Quiz

読み終わったら、3問だけ。間違えても大丈夫。多読は「だいたいわかる」で十分です。

Q1. What did Issun-boshi use for a boat?

Q2. How did Issun-boshi get out of the oni's stomach?

Q3. What happened when the princess shook the hammer?

この読み物の使い方 3ステップ

  1. 聞きながら読む 音声に合わせて光る文を目で追う(聞き読み)。わからない語は飛ばしてOK。
  2. 音声なしで読む ⏱計測ボタンで読む速さ(WPM)を測ってみる。
  3. 耳だけで聞く 🎧聞くだけモードで、文字を見ずに内容がわかるか試す。🔁1文リピートで音読・シャドーイングも。

聞き読みの効果とやり方/多読三原則

次に読む

Level 2 の読み物をもっと見る →