No Pain, No Gain(苦労なくして得るものなし)の挿絵

No Pain, No Gain

苦労なくして得るものなし

  • 📖 303 words
  • ⏱ 約4分
  • 🔊 1:60
  • YL 1.0–1.4
  • 英検3級目安
  • 📝 全訳つき

あらすじマラソン大会でいつもビリのリク。今年こそはと、毎朝走っている70歳のおばあちゃんといっしょにトレーニングを始めます。日本の「苦労なくして得るものなし」にあたる英語のことわざのお話です。

多読ベストのオリジナル

キーワード(10語)本文の点線の語はタップで意味が出ます
  • marathonマラソン大会
  • finish lineゴールライン
  • decision決心
  • trainトレーニングする
  • muscle筋肉
  • sharp painするどい痛み
  • halfway途中で
  • pass追いこす
  • courseコース
  • complain文句を言う
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Google Cloud TTS(Chirp 3 HD・アメリカ英語・Leda)

Riku was always the slowest runner in his class. Every year, at the school marathon, he finished last. Every year, his classmates were already eating snacks when he crossed the finish line.

リクは、いつもクラスでいちばん足が遅い子でした。毎年、学校のマラソン大会ではビリでした。毎年、リクがゴールするころには、クラスのみんなはもうおやつを食べていました。

This year, Riku made a decision. "I'm going to train," he told his grandmother. Grandmother was seventy years old, and she ran every morning. "Good," she said. "We start tomorrow at six. And bring your dog."

今年、リクは決心しました。「ぼく、トレーニングする」と、リクはおばあちゃんに言いました。おばあちゃんは七十歳で、毎朝走っていました。「いいわね」と、おばあちゃんは言いました。「あしたの朝六時から始めるよ。それから、犬も連れておいで」

The first morning was terrible. Riku's legs felt heavy. His face was red, and he wanted to go back to bed. His dog, Kuro, was very happy. Kuro loved running.

最初の朝は、さんざんでした。リクの足は重く、顔は真っ赤で、ベッドに戻りたくてたまりませんでした。犬のクロは大喜びでした。クロは走るのが大好きなのです。

The second morning, Riku's legs hurt. "Grandma, I can't do it," he said. Grandmother laughed. "Your muscles are getting stronger. No pain, no gain." Then she said something important. "But if something really hurts, like a sharp pain in your knee, you must stop and tell me. Tired is OK. Hurt is not."

二日目の朝、リクは足が痛くなりました。「おばあちゃん、もう無理だよ」と、リクは言いました。おばあちゃんは笑いました。「筋肉が強くなっているところなのよ。苦労なくして得るものなし、ってね」それから、おばあちゃんは大切なことを言いました。「でも、ひざに鋭い痛みがあるとか、本当にどこかを痛めたときは、すぐに止まって、わたしに言うのよ。疲れるのはかまわない。でも、けがはだめ」

So Riku kept going. Every morning, he ran with Grandmother and Kuro. After two weeks, his legs did not hurt so much. After one month, he could run all the way to the river and back.

そこで、リクは続けました。毎朝、おばあちゃんとクロと一緒に走りました。二週間たつと、足はそれほど痛くなくなりました。一か月たつと、川まで走って往復できるようになりました。

On the day of the marathon, Riku started slowly, just like Grandmother taught him. Halfway through, he passed one classmate. Then another. Then five more!

マラソン大会の日、リクは、おばあちゃんに教わったとおり、ゆっくりスタートしました。半分くらい来たところで、クラスメートをひとり追い越しました。そして、もうひとり。さらに五人!

Suddenly, people started laughing. A black dog was running along the course, past all the runners. It was Kuro! He crossed the finish line first and sat down there, waiting for Riku.

とつぜん、みんなが笑いだしました。黒い犬がコースを走って、ランナーたちをどんどん追い抜いていくのです。クロでした! クロは一番にゴールして、そこに座ってリクを待っていました。

Riku finished in ninth place. It was his best result ever. Grandmother hugged him. "You did it!" she said. Then she looked at Kuro. "And so did your dog. He never complained once."

リクは九位でゴールしました。今までで最高の成績でした。おばあちゃんはリクを抱きしめました。「やったね!」と、おばあちゃんは言いました。それから、クロを見ました。「この子もね。一度も文句を言わなかったもの」

"No pain, no gain." You have to work hard, even when it is not easy, to get something good. But always listen to your body, too!

「苦労なくして得るものなし」。よいものを手に入れるには、楽ではないときでも、がんばらなければなりません。でも、自分の体の声にも、いつも耳をかたむけましょう!

📖 全訳をまとめて読む 読み終わってからの答え合わせに

リクは、いつもクラスでいちばん足が遅い子でした。毎年、学校のマラソン大会ではビリでした。毎年、リクがゴールするころには、クラスのみんなはもうおやつを食べていました。

今年、リクは決心しました。「ぼく、トレーニングする」と、リクはおばあちゃんに言いました。おばあちゃんは七十歳で、毎朝走っていました。「いいわね」と、おばあちゃんは言いました。「あしたの朝六時から始めるよ。それから、犬も連れておいで」

最初の朝は、さんざんでした。リクの足は重く、顔は真っ赤で、ベッドに戻りたくてたまりませんでした。犬のクロは大喜びでした。クロは走るのが大好きなのです。

二日目の朝、リクは足が痛くなりました。「おばあちゃん、もう無理だよ」と、リクは言いました。おばあちゃんは笑いました。「筋肉が強くなっているところなのよ。苦労なくして得るものなし、ってね」それから、おばあちゃんは大切なことを言いました。「でも、ひざに鋭い痛みがあるとか、本当にどこかを痛めたときは、すぐに止まって、わたしに言うのよ。疲れるのはかまわない。でも、けがはだめ」

そこで、リクは続けました。毎朝、おばあちゃんとクロと一緒に走りました。二週間たつと、足はそれほど痛くなくなりました。一か月たつと、川まで走って往復できるようになりました。

マラソン大会の日、リクは、おばあちゃんに教わったとおり、ゆっくりスタートしました。半分くらい来たところで、クラスメートをひとり追い越しました。そして、もうひとり。さらに五人!

とつぜん、みんなが笑いだしました。黒い犬がコースを走って、ランナーたちをどんどん追い抜いていくのです。クロでした! クロは一番にゴールして、そこに座ってリクを待っていました。

リクは九位でゴールしました。今までで最高の成績でした。おばあちゃんはリクを抱きしめました。「やったね!」と、おばあちゃんは言いました。それから、クロを見ました。「この子もね。一度も文句を言わなかったもの」

「苦労なくして得るものなし」。よいものを手に入れるには、楽ではないときでも、がんばらなければなりません。でも、自分の体の声にも、いつも耳をかたむけましょう!

日本語訳:多読ベスト

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このお話の教訓 Moral

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No pain, no gain.

苦労なくして得るものなし。

理解度チェック Quick Quiz

読み終わったら、3問だけ。間違えても大丈夫。多読は「だいたいわかる」で十分です。

Q1. How old was Riku's grandmother?

Q2. What did Grandmother say about pain?

Q3. Who crossed the finish line first?

この読み物の使い方 3ステップ

  1. 聞きながら読む 音声に合わせて光る文を目で追う(聞き読み)。わからない語は飛ばしてOK。
  2. 音声なしで読む ⏱計測ボタンで読む速さ(WPM)を測ってみる。
  3. 耳だけで聞く 🎧聞くだけモードで、文字を見ずに内容がわかるか試す。🔁1文リピートで音読・シャドーイングも。

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