Stone Soup(石のスープ)の挿絵
Level 2 Elementary世界の名作童話

Stone Soup

石のスープ

  • 📖 384 words
  • ⏱ 約5分
  • 🔊 2:20
  • YL 1.0–1.4
  • 英検3級目安
  • 📝 全訳つき

あらすじおなかをすかせた兵士がやって来ても、村人たちは食べ物をかくしてしまいます。すると兵士は「では、石でスープを作りましょう」と言いました。

ヨーロッパの昔話をもとに再話

キーワード(7語)本文の点線の語はタップで意味が出ます
  • soldier兵士
  • village square村の広場
  • curious興味をもった
  • stirredかきまぜた
  • deliciousとてもおいしい
  • cabbageキャベツ
  • feastごちそう
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Google Cloud TTS(Chirp 3 HD・アメリカ英語・Charon)

A tired soldier was walking home after a long war. He was very hungry. At last he came to a small village. "Maybe someone here will give me a little food," he thought.

長い戦争が終わり、疲れはてた兵隊が家に向かって歩いていました。兵隊はとてもおなかがすいていました。やっとのことで、小さな村にたどり着きました。「ここなら、だれかが少し食べものをわけてくれるかもしれない」と、兵隊は思いました。

But the people in the village saw him coming. "Another hungry soldier!" they said. "We don't have enough food for ourselves." They quickly hid their bread, their meat and their vegetables. When the soldier knocked on their doors, everyone said the same thing: "Sorry, we have nothing. It was a bad year."

ところが、村の人たちは、兵隊がやって来るのを見ていました。「また腹ぺこの兵隊だ!」と、村人たちは言い合いました。「自分たちの食べる分だって足りないのに」村人たちは急いでパンや肉や野菜を隠しました。兵隊が家々の扉をたたくと、だれもが同じことを言いました。「すみませんね、何もないんですよ。ひどい年でしたから」

The soldier smiled. "That's all right," he said loudly in the village square. "I don't need your food. I'll make stone soup. I only need a big pot, some water and a fire."

兵隊はにっこりしました。「かまいませんよ」と、兵隊は村の広場で大きな声で言いました。「みなさんの食べものはいりません。わたしは石のスープを作りますから。大きななべと、水と、火があればいいんです」

The villagers were curious. "Stone soup? What's that?" They brought him a big pot, filled it with water and made a fire.

村人たちは興味をひかれました。「石のスープだって? それはいったい何だい?」村人たちは大きななべを持ってきて、水を入れ、火をおこしました。

The soldier took a smooth gray stone from his bag. He put it into the pot very carefully, as if it were made of gold. Then he stirred the water and tasted it.

兵隊はかばんから、つるつるした灰色の石を取り出しました。そして、まるで金でできているかのように、そうっとなべに入れました。それから水をかきまぜて、味見をしました。

"Mmm. It's going to be a wonderful soup. Of course, stone soup is even better with a little salt." "I have some salt," said a woman, and she ran home to get it.

「うーん、すばらしいスープになりそうだ。もちろん、石のスープは塩が少しあると、もっとおいしくなるんですがね」「塩ならあるわ」と、ひとりの女の人が言って、家まで取りに走っていきました。

The soldier stirred and tasted again. "Delicious! But last time I made it with a few carrots, and it was really excellent." "I think I have a few carrots," said a farmer, and he brought them.

兵隊はまたかきまぜて、味見をしました。「おいしい! でも、この前作ったときはにんじんを少し入れたんですが、それが本当に絶品でしてね」「にんじんなら少しあったと思うよ」と、ひとりのお百姓さんが言って、持ってきました。

"Ah," said the soldier, "a cabbage would make it a soup for a king." A woman brought a cabbage. Then someone brought potatoes, someone brought onions, and someone brought a little meat. "If only we had some bread," said the soldier, "this would be a real feast." Soon there was bread, too, and others brought tables and chairs.

「ああ」と、兵隊は言いました。「キャベツがあれば、王さまに出せるほどのスープになるんですが」ひとりの女の人がキャベツを持ってきました。それから、ある人はじゃがいもを、ある人は玉ねぎを、ある人は少しばかりの肉を持ってきました。「パンさえあれば」と、兵隊は言いました。「これは本物のごちそうになるんですがねえ」まもなくパンもそろい、ほかの人たちはテーブルやいすを運んできました。

At last the soup was ready. Everyone sat down and ate together in the square. "What a soup!" they said. "And it's made from a stone!" They talked and laughed and sang until late at night.

とうとうスープができあがりました。みんなは広場に座って、一緒に食べました。「なんておいしいスープだ!」と、みんなは口々に言いました。「しかも、石から作ったんだぞ!」みんなは夜おそくまで、話したり、笑ったり、歌ったりしました。

The next morning, the soldier got ready to leave. The villagers came to say goodbye. "Thank you for teaching us how to make stone soup," they said. The soldier smiled and gave them the stone. "Keep it," he said. "But remember, it only works when everyone brings something."

次の朝、兵隊は出発のしたくをしました。村人たちがお別れを言いにやって来ました。「石のスープの作り方を教えてくれて、ありがとう」と、みんなは言いました。兵隊はほほえんで、村人たちに石を渡しました。「これは持っていてください」と、兵隊は言いました。「でも、覚えておいてくださいよ。この石は、みんながそれぞれ何かを持ちよったときにだけ、うまくいくんです」

📖 全訳をまとめて読む 読み終わってからの答え合わせに

長い戦争が終わり、疲れはてた兵隊が家に向かって歩いていました。兵隊はとてもおなかがすいていました。やっとのことで、小さな村にたどり着きました。「ここなら、だれかが少し食べものをわけてくれるかもしれない」と、兵隊は思いました。

ところが、村の人たちは、兵隊がやって来るのを見ていました。「また腹ぺこの兵隊だ!」と、村人たちは言い合いました。「自分たちの食べる分だって足りないのに」村人たちは急いでパンや肉や野菜を隠しました。兵隊が家々の扉をたたくと、だれもが同じことを言いました。「すみませんね、何もないんですよ。ひどい年でしたから」

兵隊はにっこりしました。「かまいませんよ」と、兵隊は村の広場で大きな声で言いました。「みなさんの食べものはいりません。わたしは石のスープを作りますから。大きななべと、水と、火があればいいんです」

村人たちは興味をひかれました。「石のスープだって? それはいったい何だい?」村人たちは大きななべを持ってきて、水を入れ、火をおこしました。

兵隊はかばんから、つるつるした灰色の石を取り出しました。そして、まるで金でできているかのように、そうっとなべに入れました。それから水をかきまぜて、味見をしました。

「うーん、すばらしいスープになりそうだ。もちろん、石のスープは塩が少しあると、もっとおいしくなるんですがね」「塩ならあるわ」と、ひとりの女の人が言って、家まで取りに走っていきました。

兵隊はまたかきまぜて、味見をしました。「おいしい! でも、この前作ったときはにんじんを少し入れたんですが、それが本当に絶品でしてね」「にんじんなら少しあったと思うよ」と、ひとりのお百姓さんが言って、持ってきました。

「ああ」と、兵隊は言いました。「キャベツがあれば、王さまに出せるほどのスープになるんですが」ひとりの女の人がキャベツを持ってきました。それから、ある人はじゃがいもを、ある人は玉ねぎを、ある人は少しばかりの肉を持ってきました。「パンさえあれば」と、兵隊は言いました。「これは本物のごちそうになるんですがねえ」まもなくパンもそろい、ほかの人たちはテーブルやいすを運んできました。

とうとうスープができあがりました。みんなは広場に座って、一緒に食べました。「なんておいしいスープだ!」と、みんなは口々に言いました。「しかも、石から作ったんだぞ!」みんなは夜おそくまで、話したり、笑ったり、歌ったりしました。

次の朝、兵隊は出発のしたくをしました。村人たちがお別れを言いにやって来ました。「石のスープの作り方を教えてくれて、ありがとう」と、みんなは言いました。兵隊はほほえんで、村人たちに石を渡しました。「これは持っていてください」と、兵隊は言いました。「でも、覚えておいてくださいよ。この石は、みんながそれぞれ何かを持ちよったときにだけ、うまくいくんです」

日本語訳:多読ベスト

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このお話の教訓 Moral

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When everyone shares a little, there is enough for all.

みんなが少しずつ出し合えば、みんなの分が足りる。

理解度チェック Quick Quiz

読み終わったら、3問だけ。間違えても大丈夫。多読は「だいたいわかる」で十分です。

Q1. Why did the villagers hide their food?

Q2. What did the soldier put into the pot first?

Q3. What did the soldier say at the end?

この読み物の使い方 3ステップ

  1. 聞きながら読む 音声に合わせて光る文を目で追う(聞き読み)。わからない語は飛ばしてOK。
  2. 音声なしで読む ⏱計測ボタンで読む速さ(WPM)を測ってみる。
  3. 耳だけで聞く 🎧聞くだけモードで、文字を見ずに内容がわかるか試す。🔁1文リピートで音読・シャドーイングも。

聞き読みの効果とやり方/多読三原則

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