Amelia Earhart: Alone Across the Ocean(アメリア・イアハート ひとりで大西洋を越えて)の挿絵
Level 2 Elementary偉人伝

Amelia Earhart: Alone Across the Ocean

アメリア・イアハート ひとりで大西洋を越えて

  • 📖 438 words
  • ⏱ 約5分
  • 🔊 2:31
  • YL 1.0–1.4
  • 英検3級目安
  • 📝 全訳つき

あらすじ飛行機がまだめずらしかった時代、女性として初めてひとりで大西洋を飛んで渡ったアメリア・イアハート。空にあこがれた少女の冒険と、今もとけない最後のなぞ。

多読ベストのオリジナル伝記(史実をもとに)

キーワード(9語)本文の点線の語はタップで意味が出ます
  • Atlantic Ocean大西洋
  • flames炎
  • adventure冒険
  • sledそり
  • passenger乗客
  • took off離陸した
  • navigator航法士(飛ぶ方向を決める人)
  • mysteryなぞ
  • courage勇気
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In May 1932, a small red airplane flew through the dark over the Atlantic Ocean. The weather was bad. Ice formed on the wings, and flames came out of a broken part of the engine. The pilot was alone. Her name was Amelia Earhart.

1932年5月、小さな赤い飛行機が、大西洋の上の暗闇を飛んでいました。天気は荒れていました。翼には氷がつき、エンジンの壊れたところからは炎が吹き出していました。パイロットは、たった一人で乗っていました。その名は、アメリア・イアハートといいました。

Amelia was born in 1897 in Kansas, in the United States. As a girl, she loved adventure. She climbed trees and slid down snowy hills on her sled, lying on her stomach like the boys did. She also kept a book of newspaper stories about women who did jobs usually done by men.

アメリアは1897年、アメリカのカンザス州で生まれました。子どものころから、冒険が大好きでした。木に登ったり、男の子たちと同じように腹ばいになって、そりで雪の坂を滑り降りたりしました。また、普通は男の人がする仕事をしている女の人たちの新聞記事を集めて、スクラップブックを作っていました。

When she was ten, she saw an airplane for the first time at a fair. She was not interested. She later said that it looked like a thing made of old wire and wood. But in 1920, in California, she took a ten-minute ride in a plane. As soon as it left the ground, she knew that she had to fly.

10歳のとき、アメリアは博覧会で初めて飛行機を見ました。でも、興味はわきませんでした。古い針金と木でできたがらくたのように見えた、とのちに語っています。ところが1920年、カリフォルニアで、10分間だけ飛行機に乗せてもらいました。機体が地面を離れたとたん、アメリアは悟りました。自分は空を飛ばずにはいられない、と。

Flying lessons were expensive, so Amelia worked at many jobs to pay for them. She took her lessons from a woman pilot, Neta Snook. Soon she bought her own small yellow plane. She called it the Canary.

操縦を習うにはお金がかかったので、アメリアはいろいろな仕事をして授業料を払いました。操縦を教えてくれたのは、ネタ・スヌークという女性パイロットでした。まもなく、アメリアは自分の小さな黄色い飛行機を買いました。そして、その飛行機を「カナリア」と名づけました。

In 1928, Amelia became the first woman to cross the Atlantic Ocean in an airplane. But she was only a passenger. Two men flew the plane. She later said that she felt like a sack of potatoes. She wanted to do it herself one day.

1928年、アメリアは、飛行機で大西洋を渡った最初の女性になりました。けれども、ただ乗せてもらっていただけでした。操縦したのは、二人の男性だったのです。あのときの自分は、ジャガイモの袋みたいなものだった、とアメリアはのちに語っています。いつか自分の手で飛びたい、と思いました。

Four years later, she did. On May 20, 1932, she took off from Newfoundland, an island near Canada. After about fifteen hours, she landed in a field in Northern Ireland. It is said that a farm worker came and asked her where she was from, and she told him that she had come from America. Amelia was the first woman, and only the second person, to fly alone across the Atlantic.

4年後、アメリアはその夢をかなえました。1932年5月20日、カナダの近くにあるニューファンドランド島から飛び立ったのです。およそ15時間後、北アイルランドの野原に着陸しました。農場で働く男性がやって来て、どこから来たのかとたずねると、アメリアは「アメリカからよ」と答えたといわれています。一人で大西洋を飛んで渡ったのは、女性ではアメリアが初めてで、世界でもまだ2人目でした。

Amelia became a star. She wrote books, gave talks and helped other women learn to fly. She told girls that they could do the same things that boys could do.

アメリアは、一躍スターになりました。本を書き、講演をし、ほかの女性たちが操縦を学ぶのを手助けしました。男の子にできることは、女の子にもできる。アメリアは、少女たちにそう語りかけました。

In 1937, she tried something even bigger: to fly all the way around the world. She took off with a navigator, Fred Noonan. They flew across America, Africa and Asia. But on July 2, over the wide Pacific Ocean, they were looking for a tiny island. Their radio messages became weaker, and then they stopped. The plane was never found.

1937年、アメリアはもっと大きな挑戦に乗り出しました。飛行機で、世界をぐるりと一周しようというのです。航法士のフレッド・ヌーナンと一緒に飛び立ち、アメリカ、アフリカ、アジアを越えていきました。ところが7月2日、広い太平洋の上で、二人は小さな島を探していました。無線の通信はだんだん弱くなり、やがて途絶えました。飛行機は、二度と見つかりませんでした。

What happened to Amelia is still a mystery. But her courage is not. She showed the world that a woman could be a great pilot, and she opened the sky for the women who came after her.

アメリアに何が起きたのかは、今も謎のままです。けれども、その勇気には謎などありません。女性もすぐれたパイロットになれることを、アメリアは世界に示しました。そして、あとに続く女性たちのために、空への道を開いたのです。

📖 全訳をまとめて読む 読み終わってからの答え合わせに

1932年5月、小さな赤い飛行機が、大西洋の上の暗闇を飛んでいました。天気は荒れていました。翼には氷がつき、エンジンの壊れたところからは炎が吹き出していました。パイロットは、たった一人で乗っていました。その名は、アメリア・イアハートといいました。

アメリアは1897年、アメリカのカンザス州で生まれました。子どものころから、冒険が大好きでした。木に登ったり、男の子たちと同じように腹ばいになって、そりで雪の坂を滑り降りたりしました。また、普通は男の人がする仕事をしている女の人たちの新聞記事を集めて、スクラップブックを作っていました。

10歳のとき、アメリアは博覧会で初めて飛行機を見ました。でも、興味はわきませんでした。古い針金と木でできたがらくたのように見えた、とのちに語っています。ところが1920年、カリフォルニアで、10分間だけ飛行機に乗せてもらいました。機体が地面を離れたとたん、アメリアは悟りました。自分は空を飛ばずにはいられない、と。

操縦を習うにはお金がかかったので、アメリアはいろいろな仕事をして授業料を払いました。操縦を教えてくれたのは、ネタ・スヌークという女性パイロットでした。まもなく、アメリアは自分の小さな黄色い飛行機を買いました。そして、その飛行機を「カナリア」と名づけました。

1928年、アメリアは、飛行機で大西洋を渡った最初の女性になりました。けれども、ただ乗せてもらっていただけでした。操縦したのは、二人の男性だったのです。あのときの自分は、ジャガイモの袋みたいなものだった、とアメリアはのちに語っています。いつか自分の手で飛びたい、と思いました。

4年後、アメリアはその夢をかなえました。1932年5月20日、カナダの近くにあるニューファンドランド島から飛び立ったのです。およそ15時間後、北アイルランドの野原に着陸しました。農場で働く男性がやって来て、どこから来たのかとたずねると、アメリアは「アメリカからよ」と答えたといわれています。一人で大西洋を飛んで渡ったのは、女性ではアメリアが初めてで、世界でもまだ2人目でした。

アメリアは、一躍スターになりました。本を書き、講演をし、ほかの女性たちが操縦を学ぶのを手助けしました。男の子にできることは、女の子にもできる。アメリアは、少女たちにそう語りかけました。

1937年、アメリアはもっと大きな挑戦に乗り出しました。飛行機で、世界をぐるりと一周しようというのです。航法士のフレッド・ヌーナンと一緒に飛び立ち、アメリカ、アフリカ、アジアを越えていきました。ところが7月2日、広い太平洋の上で、二人は小さな島を探していました。無線の通信はだんだん弱くなり、やがて途絶えました。飛行機は、二度と見つかりませんでした。

アメリアに何が起きたのかは、今も謎のままです。けれども、その勇気には謎などありません。女性もすぐれたパイロットになれることを、アメリアは世界に示しました。そして、あとに続く女性たちのために、空への道を開いたのです。

日本語訳:多読ベスト

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このお話の教訓 Moral

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If you want to do something, don't just watch. Try it yourself.

やりたいことがあるなら、見ているだけでなく、自分でやってみよう。

理解度チェック Quick Quiz

読み終わったら、3問だけ。間違えても大丈夫。多読は「だいたいわかる」で十分です。

Q1. How did Amelia feel on her first trip across the Atlantic in 1928?

Q2. Where did she land in 1932?

Q3. What happened in 1937?

🎥 本物を見る・聞く 公式の映像・音声

🎥 映像・Smithsonian National Air and Space MuseumAviator Amelia Earhartスミソニアン航空宇宙博物館公式。イアハートの生涯を学芸員が紹介、約4分🎥 映像・British PathéMiss Earhart (1928)British Pathé のニュース映画。1928年、大西洋横断直後にロンドンを訪れたイアハート本人、約1分半

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この読み物の使い方 3ステップ

  1. 聞きながら読む 音声に合わせて光る文を目で追う(聞き読み)。わからない語は飛ばしてOK。
  2. 音声なしで読む ⏱計測ボタンで読む速さ(WPM)を測ってみる。
  3. 耳だけで聞く 🎧聞くだけモードで、文字を見ずに内容がわかるか試す。🔁1文リピートで音読・シャドーイングも。

聞き読みの効果とやり方/多読三原則

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