The Mouse, the Frog, and the Hawk(ネズミとカエルとタカ)の挿絵
Level 3 Pre-Intermediateイソップ物語

The Mouse, the Frog, and the Hawk

ネズミとカエルとタカ

  • 📖 528 words
  • ⏱ 約5分
  • 🔊 2:54
  • YL 1.5–2.4
  • 英検準2級目安
  • 📝 全訳つき

あらすじ陸で暮らすネズミと、水べで暮らすカエルが友だちになりました。ところがある日、カエルはいたずらを思いついて、二人の足をひもで結びます……。

イソップ寓話(タウンゼンド英訳 1867年)をもとに再話

キーワード(10語)本文の点線の語はタップで意味が出ます
  • meadow草原
  • pond池
  • talkativeおしゃべりな
  • tightlyきつく
  • clumsilyぎこちなく
  • hopsぴょんと跳ぶ
  • croakingケロケロ鳴く
  • floatedうかんだ
  • hawkタカ
  • terror恐怖
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Google Cloud TTS(Chirp 3 HD・アメリカ英語・Leda)

A little mouse lived in a dry hole at the edge of a meadow. One day, while she was looking for seeds, she met a frog who lived in a pond nearby. The frog was very friendly and very talkative, and he made the mouse laugh with his funny stories. Soon they began to meet every day, and the mouse thought she had found a wonderful new friend.

小さなネズミが、草原のはずれの乾いた穴に住んでいました。ある日、種を探していると、近くの池に住むカエルに出会いました。カエルはとても人なつっこくて、とてもおしゃべりで、おもしろい話でネズミを笑わせました。まもなく二匹は毎日会うようになり、ネズミはすばらしい新しい友だちができたと思いました。

But the frog was not as kind as he seemed. He liked to play tricks on others, and he did not care if they got hurt. One morning, as he watched the mouse eating seeds, he had an idea.

けれども、カエルは見かけほど親切ではありませんでした。ほかの者にいたずらをするのが好きで、相手が怪我をしようがおかまいなしだったのです。ある朝、ネズミが種を食べているのを見ていたカエルは、あることを思いつきました。

"My dear friend," he said with a big smile, "we are such good friends that we should never be apart. Let us tie our legs together with this piece of grass. Then we can go everywhere together."

「ねえ、きみ」と、カエルは満面の笑みを浮かべて言いました。「ぼくたちはこんなに仲よしなんだから、決して離れちゃいけないよ。この草で、お互いの足を縛り合おう。そうすれば、どこへでも一緒に行けるからね」

The mouse thought this was a strange idea, but she did not want to hurt her friend's feelings. So she let the frog tie her foot tightly to his own.

ネズミは変な考えだと思いましたが、友だちの気持ちを傷つけたくありませんでした。そこでネズミは、カエルが自分の足とネズミの足をきつく縛るのを許しました。

At first, the frog led her around the meadow, where the mouse usually found her food. They walked slowly and clumsily, because a mouse runs and a frog hops. The mouse laughed. "This is fun," she said, "but it is not very easy."

はじめのうち、カエルはネズミを、ネズミがいつも食べ物を見つけている草原のあちこちへ連れて歩きました。ネズミは走るし、カエルははねるので、二匹はのろのろと、ぎこちなく歩きました。ネズミは笑いました。「おもしろいね」と、ネズミは言いました。「でも、あんまり楽じゃないね」

Then, little by little, the frog began to lead her toward the pond. The grass became wetter and the ground became softer. "Where are we going?" asked the mouse nervously. "I cannot swim, you know."

それから、カエルは少しずつネズミを池のほうへ連れていきはじめました。草はだんだんしめっぽくなり、地面はだんだんやわらかくなってきます。「どこへ行くの?」と、ネズミは不安そうにたずねました。「わたし、泳げないのよ」

"Just a little farther," said the frog. "I want to show you something."

「もうちょっとだけ」と、カエルは答えました。「見せたいものがあるんだ」

When they reached the very edge of the water, the frog suddenly jumped in, pulling the mouse with him. The mouse screamed and kicked, but the grass around her foot was too strong.

水ぎわまで来ると、カエルは突然、ネズミを引っぱったまま水に飛びこみました。ネズミは悲鳴を上げて足をばたつかせましたが、二匹の足を結んだ草は丈夫で、ほどけませんでした。

The frog was delighted. He loved the water, and he swam around and around, croaking happily, as if he had done something very clever. He did not even look at his poor friend. The little mouse fought hard to keep her head above the water, but she was much too small and weak. Soon she grew tired and stopped moving, and her body floated on top of the pond, still tied to the frog's foot.

カエルは大喜びでした。水が大好きなカエルは、何かとてもかしこいことをやってのけたかのように、うれしそうにケロケロ鳴きながら、ぐるぐると泳ぎ回りました。かわいそうな友だちのほうを見ようともしませんでした。小さなネズミは水の上に頭を出していようと必死にもがきましたが、あまりに小さくて弱すぎました。やがてネズミは力つきて動かなくなり、その体はカエルの足に縛られたまま、池の上に浮かびました。

High in the sky, a hawk was flying in slow circles. With his sharp eyes, he saw something floating on the pond. He dived down and caught the little mouse in his claws, and then he rose back into the air.

空高く、一羽のタカがゆっくりと輪をえがいて飛んでいました。タカは鋭い目で、池の上に何かが浮かんでいるのを見つけました。そして急降下して小さなネズミを爪でつかみ、また空へ舞い上がりました。

But the mouse was still tied to the frog. As the hawk flew up, the frog was pulled out of the water too. He hung in the air below the mouse, kicking his legs and croaking in terror.

けれども、ネズミはまだカエルに縛られたままでした。タカが舞い上がると、カエルも水から引っぱり出されました。カエルはネズミの下で宙ぶらりんになり、脚をばたつかせながら、恐ろしさのあまりケロケロと鳴きました。

"Let me go! Let me go!" he cried. But nobody could help him now. The hawk flew back to his nest on a high rock. And that evening he had a much bigger dinner than he had expected, a mouse and a frog together.

「放してくれ! 放してくれ!」と、カエルは叫びました。けれども、もうだれもカエルを助けることはできません。タカは高い岩の上の巣へ飛んで帰りました。そしてその晩、タカは思っていたよりずっとたっぷりの晩ごはんにありつきました。ネズミとカエルが一緒だったのです。

The pond became quiet again. Nothing was left on the water. The frog had planned to harm his friend, but in the end, the harm had come back to him as well.

池はまた静かになりました。水の上には、もう何も残っていません。カエルは友だちを傷つけようとたくらみましたが、結局、その害は自分の身にもはね返ってきたのでした。

📖 全訳をまとめて読む 読み終わってからの答え合わせに

小さなネズミが、草原のはずれの乾いた穴に住んでいました。ある日、種を探していると、近くの池に住むカエルに出会いました。カエルはとても人なつっこくて、とてもおしゃべりで、おもしろい話でネズミを笑わせました。まもなく二匹は毎日会うようになり、ネズミはすばらしい新しい友だちができたと思いました。

けれども、カエルは見かけほど親切ではありませんでした。ほかの者にいたずらをするのが好きで、相手が怪我をしようがおかまいなしだったのです。ある朝、ネズミが種を食べているのを見ていたカエルは、あることを思いつきました。

「ねえ、きみ」と、カエルは満面の笑みを浮かべて言いました。「ぼくたちはこんなに仲よしなんだから、決して離れちゃいけないよ。この草で、お互いの足を縛り合おう。そうすれば、どこへでも一緒に行けるからね」

ネズミは変な考えだと思いましたが、友だちの気持ちを傷つけたくありませんでした。そこでネズミは、カエルが自分の足とネズミの足をきつく縛るのを許しました。

はじめのうち、カエルはネズミを、ネズミがいつも食べ物を見つけている草原のあちこちへ連れて歩きました。ネズミは走るし、カエルははねるので、二匹はのろのろと、ぎこちなく歩きました。ネズミは笑いました。「おもしろいね」と、ネズミは言いました。「でも、あんまり楽じゃないね」

それから、カエルは少しずつネズミを池のほうへ連れていきはじめました。草はだんだんしめっぽくなり、地面はだんだんやわらかくなってきます。「どこへ行くの?」と、ネズミは不安そうにたずねました。「わたし、泳げないのよ」

「もうちょっとだけ」と、カエルは答えました。「見せたいものがあるんだ」

水ぎわまで来ると、カエルは突然、ネズミを引っぱったまま水に飛びこみました。ネズミは悲鳴を上げて足をばたつかせましたが、二匹の足を結んだ草は丈夫で、ほどけませんでした。

カエルは大喜びでした。水が大好きなカエルは、何かとてもかしこいことをやってのけたかのように、うれしそうにケロケロ鳴きながら、ぐるぐると泳ぎ回りました。かわいそうな友だちのほうを見ようともしませんでした。小さなネズミは水の上に頭を出していようと必死にもがきましたが、あまりに小さくて弱すぎました。やがてネズミは力つきて動かなくなり、その体はカエルの足に縛られたまま、池の上に浮かびました。

空高く、一羽のタカがゆっくりと輪をえがいて飛んでいました。タカは鋭い目で、池の上に何かが浮かんでいるのを見つけました。そして急降下して小さなネズミを爪でつかみ、また空へ舞い上がりました。

けれども、ネズミはまだカエルに縛られたままでした。タカが舞い上がると、カエルも水から引っぱり出されました。カエルはネズミの下で宙ぶらりんになり、脚をばたつかせながら、恐ろしさのあまりケロケロと鳴きました。

「放してくれ! 放してくれ!」と、カエルは叫びました。けれども、もうだれもカエルを助けることはできません。タカは高い岩の上の巣へ飛んで帰りました。そしてその晩、タカは思っていたよりずっとたっぷりの晩ごはんにありつきました。ネズミとカエルが一緒だったのです。

池はまた静かになりました。水の上には、もう何も残っていません。カエルは友だちを傷つけようとたくらみましたが、結局、その害は自分の身にもはね返ってきたのでした。

日本語訳:多読ベスト

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このお話の教訓 Moral

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Those who plan harm for others often bring harm on themselves.

人に害をあたえようとする者は、自分にも害をまねく。

理解度チェック Quick Quiz

読み終わったら、3問だけ。間違えても大丈夫。多読は「だいたいわかる」で十分です。

Q1. What did the frog tie together?

Q2. What did the frog do when they reached the pond?

Q3. What happened to the frog in the end?

この読み物の使い方 3ステップ

  1. 聞きながら読む 音声に合わせて光る文を目で追う(聞き読み)。わからない語は飛ばしてOK。
  2. 音声なしで読む ⏱計測ボタンで読む速さ(WPM)を測ってみる。
  3. 耳だけで聞く 🎧聞くだけモードで、文字を見ずに内容がわかるか試す。🔁1文リピートで音読・シャドーイングも。

聞き読みの効果とやり方/多読三原則

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